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引っ越しで植木鉢を安全に運ぶには?観葉植物の梱包手順や注意点、処分方法について解説

引っ越しで植木鉢を安全に運ぶには?観葉植物の梱包手順や注意点、処分方法について解説
セゾンのくらし大研究 編集部

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背の高い観葉植物や、ベランダで育てていた植木鉢は、引っ越しの際にどうやって運べば良いか迷ってしまうことも多いでしょう。引っ越し会社の中には、植物の運搬には対応しておらず、ご自身で造園会社に依頼しなければならないケースもあります。引っ越し会社に依頼する場合にも、運搬中に枯れたり折れたりしないよう丁寧に梱包する必要があります。

本記事では、引っ越しの際に植木鉢を安全に運ぶためのポイントについて、梱包手順や注意点とともにご紹介します。植木鉢を処分する場合の手続きについても解説しているので、引っ越しを控えている方はぜひ参考にしてください。

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植木鉢を引っ越し会社に運んでもらうことは可能

植木鉢を引っ越し会社に運んでもらうことは可能

植木鉢や盆栽、観葉植物などは引っ越し会社に運搬を依頼することができます。大手引っ越し会社のアート引越センターや日通でも、植木鉢や植物の運搬に対応していることを公式ホームページで明記しています。ただし運搬を依頼できるのは一般的サイズの植物に限られ、大型の植物は非対応となっていたり、見積もり金額が上昇したりすることもあります。また、運搬中に枯れたり折れたりしても補償を受けられず自己責任となる点にも注意しましょう。

参照元:輸送に関するご質問鉢植えの引越しは?

参照元:植物は運んでもらえますか? | 「引越し作業」について | 引越しよくあるご質問 |引越しは日通

植木鉢を引っ越し会社に運んでもらう時の注意点

植木鉢を引っ越し会社に運んでもらう時の注意点

引っ越し会社に植木鉢を運んでもらう時には、依頼にあたってのリスクやデメリットについても充分に理解しておく必要があります。ここでは植木鉢の引っ越しに関する注意点を5つご紹介します。

サイズや会社によっては断られる可能性も

引っ越し会社が対応している植木鉢の運搬は、あくまでも一般的なサイズの植物に限られています。明確な基準が定められているわけではありませんが、梱包サイズが大きくトラックの中で大きな体積を占める植木鉢となると、運搬が断られるか追加料金が必要となることが多いです。通常サイズのダンボールに入れられる大きさで他の荷物にも影響を及ぼさないよう梱包してあれば、問題なく運んでもらえるでしょう。

枯れたり折れたりしても補償の対象外

引っ越し会社による植木鉢の運搬は、万が一枯れたり折れたりしたとしても、補償の対象外となる点にも注意しましょう。引っ越し前に水をやり過ぎたことで水漏れを起こし、他の荷物に影響が出てしまったとしても、水漏れによる補償は受けられないでしょう。そのため運搬を依頼する際には、水漏れや損傷を起こさないように丁寧に梱包する必要があります。

価値の高い盆栽などは美術品として扱う

価値の高い盆栽や高級な観葉植物は、引っ越し会社に断られる可能性が高く、万が一損傷した場合の補償も受けられないため、他の荷物と一緒に運ぶことはおすすめできません。植物の価値を落とさないためにも、他の荷物とは別に「美術品」としての運搬オプションや補償を選択すると安心です。

造園会社に依頼した方が良いケースもある

庭に植えられた樹木の移植を検討している場合には、引っ越し会社ではなく造園会社に依頼することをおすすめします。庭木のプロである造園会社に依頼することで、剪定・伐採はもちろん樹木の植替えにも対応してもらえます。美術品としての盆栽や観葉植物の運搬に対応している造園会社であれば、大切な植物を安心して運んでもらうことができるでしょう。

なお、くらしのセゾンの「庭木のお手入れ」でも、出張費・見積もりは無料で、庭木の伐採・剪定・除草を受け付けています。メニュー・料金や作業の流れに関しては、下記のページからチェックしてみてください。

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宅配便で送ることも選択肢

引っ越し会社に植木鉢の運搬を断られてしまった場合や、引っ越し費用を抑えたい場合には、宅配便を使って植物を送る選択肢もあります。宅配便であれば引っ越し会社に依頼するよりも安く発送できるメリットがありますが、天地無用のシールを貼り付けたり、横倒しになっても影響を抑えられるように梱包する必要があります。他の荷物に影響を与えないよう、水漏れ対策を施すことも重要です。

引っ越しの際の植木鉢の梱包手順

引っ越しの際の植木鉢の梱包手順

続いて、引っ越しの際の植木鉢の梱包方法について、具体的な手順をイメージ画像とともにご紹介します。

引っ越しの数日前から水の量を減らす

引っ越しの数日前から水の量を減らす

引っ越しで植木鉢を運ぶ日程が決まったら、搬出日の2日〜3日前から水やりの量を減らしておきましょう。搬出当日に土をできるだけ乾燥させておくことで、植木鉢を軽量化し、運搬中の蒸れを軽減できます。数日程度であれば水やりをしなくてもすぐ枯れてしまうことはないので、計画的に引っ越しの準備を進めましょう。なお、重量のある植木鉢は運搬が大変になるので、日程に余裕がある場合には軽量な鉢に植え替えるのもおすすめです。

余分な枝葉を剪定しておく

余分な枝葉を剪定しておく

運搬の際に使う予定のダンボールを用意して、ダンボールからはみ出す枝葉がある場合には、事前にはさみで剪定しておきましょう。植物の形を整えることで見栄えが良くなるメリットもあるので、雑多に広がった枝葉はきれいに整えておくと良いでしょう。生命力の高い植物や、植物が成長中の暖かい時期の引っ越しでは、植物の枝葉を大幅に切り込む「強剪定」を行うという選択肢もあります。ただし植物が枯れるリスクも高めるため、貴重な植物の場合には慎重に剪定するようにしてください。

新聞紙とビニール袋で包みダンボールに詰める

新聞紙とビニール袋で包みダンボールに詰める

植木鉢をダンボールに詰める際には、水漏れを避けるためにも鉢全体をビニール袋に包んでおくと良いでしょう。土がこぼれる可能性がある場合には、鉢の周囲を新聞紙で包んだり、ビニール袋を二重にしたりして梱包することをおすすめします。ダンボールの隙間には、新聞紙や発泡スチロールなどの緩衝材を詰めておき、運搬中に傾いたり倒れたりしないように保護しましょう。

ダンボールの隙間を埋めてフタを開けたまま運ぶ

ダンボールの隙間を埋めてフタを開けたまま運ぶ

植木鉢を運搬する準備ができたら、ダンボールのフタを閉めてテープで固定することなく、開いたままにしておきましょう。フタを開けておくことで植木鉢が入っていることがわかりやすくなり、引っ越し会社のスタッフの方も荷物の積み方を調整しやすくなります。ビニール袋で観葉植物が入っていることがわかりにくい場合には、ダンボールの外側に植木鉢が入っていることを記載しておくと安心です。

引っ越しの際に植木鉢の植物を処分する方法

引っ越しの際に植木鉢の植物を処分する方法

引っ越しに合わせて植木鉢や観葉植物の処分を検討している方も多いでしょう。しかし植物はそのままでは家庭ごみとして出すことはできず、庭木の処分にも専門会社への依頼が必要となります。ここでは植木鉢の植物の処分方法について解説します。

植物は土を落として可燃ごみ

植木鉢の植物そのものは、鉢から抜いて土や石を落とせば燃えるゴミとして出すことができます。ごみ袋からはみ出さないよう、短くカットして捨てると安心です。ただし自治体によっては植物の排出方法を細かく定めているケースもあるため、ごみカレンダーなどの案内を参考にしてください。自治体で植物の回収を行っていない場合には、地域の回収会社に依頼して引き取ってもらうと良いでしょう。

土・石の処分は自治体へ確認を

植木鉢の土や石は、自治体では回収していないことが多いです。一部のホームセンターでは土の回収サービスを実施しているところもあるので、周辺のホームセンターに問い合わせてみると良いでしょう。なお、マンションの敷地内や公園に土・石を捨てるのは「不法投棄」にあたり、厳しいペナルティを科されることがあるため避けるようにしてください。

庭木の伐採は造園会社に依頼

引っ越しに伴い、庭木の撤去・伐採を行う場合には、ご自身で作業するのは大きな手間がかかります。そのため庭木の伐採は造園会社に連絡してプロに依頼することをおすすめします。くらしのセゾンの「庭木のお手入れ」であれば、出張費・見積もりは無料で、庭木の伐採・剪定・除草に対応しています。メニュー・料金や作業の流れに関しては、下記のページからチェックしてみてください。

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おわりに

引っ越しで植木鉢を運ぶためには、まずは引っ越し会社に問い合わせて植物の運搬に対応しているかどうかをチェックするのが大切です。植物の運搬に対応している場合にも、サイズや大きさに制限があったり、追加料金が発生したりすることがあるのでご注意ください。

引っ越しのために植木鉢を梱包する際には、搬出の数日前から水やりの量を減らし、余分な枝葉は剪定しておくのがポイントです。鉢全体をビニール袋で包んでダンボールに入れ、他の荷物に影響しないよう配慮してください。ダンボールのフタを閉めずに準備しておくと、引っ越し会社のスタッフも荷物の積み方を調整してくれるでしょう。

植木鉢や庭木を処分する際には、植物そのものは可燃ごみ、土・石は自治体に問い合わせるか回収会社に依頼して引き取ってもらうことをおすすめします。庭木の伐採や移植を検討している方は、くらしのセゾンの「庭木のお手入れ」を活用して、大切な樹木を新居に運ぶと良いでしょう。

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