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オリーブの苗木
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【ふるさと納税紀行】丁寧な手作業が紡ぎ出す唯一無二の味わい!瀬戸内海から日本の食卓を支える「香川県土庄町(とのしょうちょう)」

日本有数のオリーブ産地として知られる瀬戸内海・小豆島。島の西北部に位置する土庄町(とのしょうちょう)は、雨が少なく、温暖な気候に恵まれています。青い海を臨みながら約12,000人がゆったり暮らすこの町では、多くのオリーブ畑や素麺工場が点在し、希少なエキストラバージンオイルをはじめ、家庭に欠かせないごま油や素麺などを生産しています。

ふるさと納税でも、上位にランクインされるほど人気の高い返礼品を手掛けていますが、町には海にちなんだ珍しい観光スポットもあり、多くの観光客の心をくすぐります。

 2010年から始まった「瀬戸内国際芸術祭」の盛り上がりもあり、近年ますます注目を浴びている土庄町。季節ごとの行事では、大人から子どもまで活躍の場が多いこの町の魅力について、企画財政課の九冨(くとみ)さんと下田さんにじっくりお伺いしました。

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1.絶品!国産のオリーブ油

-小豆島というとオリーブオイルのイメージが強いですが、土庄町でもオリーブの栽培は盛んなのでしょうか?

はい。小豆島はオリーブ栽培の歴史が100年以上あり、土庄町でも明治時代から試行錯誤を重ねながら取り組んできたんですよ。毎年10月~11月がオリーブの収穫時期になりますが、小豆島産の純国産オリーブオイルは、この時期でないと手に入らないぐらい希少なものなんです。

オリーブ畑2
数多くのオリーブ農家が太陽をいっぱいに浴びたオリーブを大切に育てています

-オリーブオイルってどうしても輸入品のイメージがありますが、国産のオリーブオイルはどのような味がするのでしょうか?

少しピリッと辛くて、純粋なオリーブの香りが鼻に突き抜けます。それでいて、オリーブのフルーティ感をしっかり味わえるものになっています。

スーパーで市販されている輸入品のオリーブオイルと比べると、植物特有の青臭さがありますので、苦手な人は苦手かもしれません。ただそれは新鮮であるがゆえの味わいであり、その分爽やかな香りと味をお楽しみいただけます。市販の輸入品では味わえないものだと自負しています。

‐それはぜひ試してみたいですね!

本当にぜひ試していただきたいのですが、なかなか出回らないのが難しい所なんです。そもそも国内産のオリーブオイルというのは、収穫量も少ない上に製品として出回る時期が限られているため、手に入りにくいという事情があるんです。

特に最高品質の「エキストラバージンオイル」は、土庄町の町民でも手に入らないですね。毎年、町内の障害福祉施設「ひまわりの家」で作られる「エキストラバージンオイル」が大変な人気で、ふるさと納税で取り扱いしてもすぐに売り切れてしまうぐらいです。

100%小豆島産エキストラ
消費者に大人気!「ひまわりの家」が作るエキストラバージンオリーブオイル

ここで作られるオリーブオイルは、収穫する際もオリーブの実を傷付けないように1粒1粒手作業で摘み取っていくんです。時間も手間も掛かりますが、こうした丁寧な作業が積み重なって搾油されたオリーブオイルは、本当に絶品です。

オリーブオイル以外にも、オリーブの実を塩漬けにした「オリーブの新漬け」も人気のお礼品です。サラダに添えてみたり、天ぷらにしてみたり、おいしい食べ方が色々あるんですよ。

新漬け天ぷら
「オリーブの新漬け」の天ぷら。塩やレモンなどと一緒にいただくのがおすすめ
オリーブ新漬け
口の中がさっぱり!緑鮮やかなオリーブの新漬け

さらに食用だけでなく、リップクリームやハンドクリーム、スキンケア商品など、オリーブはコスメにも大活躍しています。本当にオリーブの活躍の幅の広さには、驚かされますね。オリーブオイルや新漬けが出回るのは、毎年秋から冬にかけてです。気になる方は、商品が出荷されるこの時期を逃さず、手に入れてみてくださいね。

トレアしっとりオリーブハンドクリーム
オリーブを配合した「トレアしっとりオリーブハンドクリーム 」。べたつかないのにしっかり保湿してくれるので手放せません

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2.日本一の生産量を誇るごま油

‐町内ではごま油も作っているそうですね。

かどや製油株式会社の工場が町内にあり、ごま油を作っています。実は小豆島は、ごま油の生産量が日本一なんですよ。ふるさと納税のお礼品でも、オリーブオイルに並ぶ人気商品ですね。

かどやのごま油
ごま油国内シェアトップの「かどや製油」は小豆島で創業しました

‐ごま油もオリーブオイルも家庭の必需品ですもんね。油がおいしいと毎日の料理も楽しみになります。ところで地元の方がおすすめする食べ方ってどんなものでしょうか?

やっぱりサラダにかけるのが一番ですね!サラダならなんでもいけます。例えばごま油に、塩と柑橘系のものを絞れば、ドレッシングいらずですよ。住民たちがよく使っている柑橘系は、レモンやダイダイですね。

オリーブオイルもサラダにかけると本当においしいんです。あとは、シンプルにパンにつけるのもお勧めですね。土庄町の飲食店に来たら、オリーブオイルがテーブルに置いてあります。バターの代わりにパンにつけて食べられるようにしてあるので、ぜひ観光にいらした際はチェックしてみてくださいね。

3.天日干しでじっくり育むコシのある素麺

-土庄町では素麺もおいしいと伺いました。

そうですね、小豆島全体で100軒を超えるほどの製麺所があります。小豆島の素麺は「極寒製そうめん(ごくかんせいそうめん)」といって高級品として知られているんですよ。一番の特徴は、冬場に麺を延ばしてじっくり天日干しするところです。高級品になればなるほど天日干しをしっかりして、素麺のコシを引き出します。じっくり水分を抜いて乾燥させたものを、旬である6月~8月にかけて出荷して食べる流れになっています。

そうめん黒帯
小豆島産の高級手延素麺「島の光]

小豆島手延素麺「島の光」の黒帯は、全体の1割程度しか生産されていない特級品です。製造者、生産日(極寒期の冬至から2月まで)が定められ、目利きの厳しい審査に合格した島の光だけが黒帯に巻かれます。出荷量が限られる為数量限定となります。

‐素麺にも旬があるなんて知りませんでした!保存食のイメージが強いので、いつ食べても変わらないと思っていました。

いえいえ、一応旬があるんですよ。大体冬に製麺して夏に食べる。もちろん、冬に食べてもおいしいんですけどね(笑)。住民たちは、うどんのように温かいスープとネギなどで煮麺(にゅうめん)にして食べることも多いですね。あと地元では、味噌汁やお吸い物に入れて食べていますね。ゆずやかぼすなどの柑橘類を絞ると、身体も温まりさっぱりして本当においしいです。

地元ではお味噌汁に素麺を入れます

‐素麺はどんな風に天日干しするのでしょう?

土庄町の素麺工場は製麺機械を置くスペース以外にも、天日干しするスペースが広く設けられています。そこを利用して、棒に素麺を掛ける感じで干していきます。通常はカラカラに乾くまで天日干ししますが、最近は「半生タイプ」というのも人気があるので、干し方を工夫して生素麺も作っています。

素麺天日干し
青い海と白い素麺のコントラストが印象的な天日干しの現場

‐天日干し以外にも、土庄町の素麺はどんなところにこだわっていらっしゃいますか?

素麺を手で引っ張って延ばす「手延べ」を取り入れているところですね。もちろん機械を使って延ばしている素麺もありますが、大体3~4人ぐらいの家族工場で、おじいちゃん、おばあちゃんも含め、みんなで和気藹々延ばしていますね。

特に小豆島の素麺って、麺を延ばすのにごま油を使っているんですよ。麺の延びを良くしたり、香り付けをする意味でもごま油が使われています。素麺の封を開けた時にごま油の香りに気付かれる方もいらっしゃるかもしれませんね。

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4.町を突き動かす「太鼓祭り」のパワー

‐こだわりの返礼品を作っている土庄町ですが、秋には大きな祭りが行われるそうですね。どんなものなのでしょうか?

秋の実りを神様に感謝する「太鼓祭り」ですね。小豆島最大の祭りとして、ほとんどの町民の方が楽しみにしている行事です。島の人たちの1年は、この秋祭りを中心に動いてるような感じなんです(笑)。

小豆島・豊島(てしま)を含めた9つの神社(土庄町で6神社、小豆島町で3神社)で一斉に行われるもので、毎年10月の第二週と時期も決まっています。

‐どうして「太鼓祭り」というのでしょうか?

それは「太鼓台」と呼ばれる山車(だし)を皆で担いで神社に奉納するからです。きらびやかな装飾が目を引く「太鼓台」は、現在各地区あわせて50台ほどあり、1台あたり1~2トンもの重さがあります。それを100人ほどの「かき手」が担ぎ上げ、それはもう大変な賑わいです。

四海太鼓祭り
息を合わせて大きな「太鼓台」を担ぐ様子は圧巻です
太鼓祭り
当日は何台もの「太鼓台」が登場し人々の熱気と歓声で町が沸きます

瀬戸内地域特有のスタイルで、正確な歴史は不明ですが一説では京都の「祇園祭」から派生したものといわれています。10月の開催に向けて、町民は8月末ぐらいから準備を始めるわけですが、この日は町の小学校・中学校・会社なども休みになりますね。そして当日は、家族総出で小さい子からお年寄りまで全員が祭りに参加するために集まってきます。

「かき手」は大人が担当しますが、「小太鼓」という子ども用の太鼓は子どもたちが担当します。賑やかな声援と掛け声で担がれた何台もの「太鼓台」は、町を練り歩き、それぞれの神社に奉納されます。「太鼓台」の見た目もそうですが、「かき手」たちの迫力ある担ぎっぷりから、本当に目が離せないですよ。

5.豊作の願いを舞いに託す「肥土山歌舞伎」

‐「太鼓祭り」は豊作の感謝を捧げるものと伺いましたが、5月にはその年の豊作を願う行事があるそうですね。

はい。地域の方たちが300年以上もつないできた、「肥土山農村歌舞伎(ひとやまのうそんかぶき)」という伝統芸能があります。こちらは重要有形民俗文化財にも指定されています。

(大鐸)肥土山農村歌舞伎
農村歌舞伎の様子。1686年、水不足に悩んでいた住民たちが池の完成に喜び舞を披露したのが始まりだといわれています

もともとはいくつかの集落ごとに「農村歌舞伎」という風習が伝わっていたのですが、現在小豆島に残っているのは土庄町の「肥土山農村歌舞伎」と、小豆島町の「中山農村歌舞伎(なかやまのうそんかぶき)」の2つだけになっていますね。

‐当日はどのような様子なのでしょうか?

「肥土山農村歌舞伎」は毎年5月3日、肥土山離宮八幡神社で(ひとやまりきゅうはちまんじんじゃ)で行われます。この時期はちょうど田植えの時期じゃないですか。そこでその年の豊作を祈願して、歌舞伎を上演するわけなんです。肥土山地域の住民の方々によって、演目や衣装が長らく継がれてきているのですが、「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」や「義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)」のような本場の歌舞伎の演目を演じています。

子供歌舞伎
子どもたちも練習を重ねて立派に舞台に立ちます

お子さんも登場するんですよ!皆さん、大人に交じって毎日熱心に練習に励み、舞台当日を迎えるんです。

土庄町はそういう意味でも、「太鼓祭り」の「小太鼓」の叩き手もそうですし、こうした歌舞伎でもお子さんが活躍する場がちょこちょこあります。小さい子から高齢者まで日常的に自然と関わりがあり、年齢に関係なく皆で一緒に作り上げていく体験が多いのかもしれませんね。

6.みんな近くてみんないい!エンジェルロード、土淵海峡、迷路のまち

‐ところで土庄町には海にちなんだ珍しい観光スポットがあると伺いました。どんなところなのでしょうか?

「エンジェルロード」と「土淵海峡(どふちかいきょう)」ですね。

「エンジェルロード」は土庄町の南側に浮かぶ小さな4つの小島(「余島(よしま)」と呼びます。弁天島・中余島・小余島・大余島の総称です)のうち、一番手前の弁天島に続く道を指します。一日2回、午前と午後に潮の満ち引きの関係で海の中から細い道が現れます。

エンジェルロード
潮の満ち引きによって日に2回現れるエンジェルロード

「大切な人と手をつないで渡ると願いが叶う」といわれており、年中たくさんのカップルたちが訪れていますね。ただ弁天島に渡るだけなんですが、海の中にあった道が目の前に開ける神秘さがあったり、近くのホテルや観光案内所などで購入した絵馬に願い事を書いて展望台などにある絵馬掛所に吊したりと、色々な楽しみ方があります。

土庄町の公式サイトでは、毎日の干潮・引潮の時間帯を公開していますので、観光予定を立てる際にはぜひ参考にしてみてくださいね。

エンジェルロード夕陽(サムネ用)
夕焼けに染まるエンジェルロードもロマンチックです

もうひとつおすすめしたいのが、世界一狭い海峡としてギネス登録もされている「土淵海峡」です。小豆島は主に二つの島で構成されているのですが、この島と島の間を流れる海峡を「土淵海峡」と呼んでいます。

土渕海峡
まるで橋が川にかかっているかのように見えますが、立派な海峡です

「海峡」といっても、もっとも狭い場所で9.93mしかなく、ギネスにも認定されたほどです。現場には橋がかかっており、誰でも自由に行き来できます。役場では「横断証明書」(発行料100円)も出していますので、記念に欲しい方はぜひ立ち寄ってみてくださいね。結構たくさんの方が「横断証明書」を希望されて寄ってくれるんですよ。

土渕海峡横断証明
旅の記念にぴったりな「世界一狭い海峡横断証明書」。役場で発行してくれます

‐ということは、「土淵海峡」と役場は近くにあるのでしょうか?

役場もそうですし、先ほどお話した「エンジェルロード」も、もっといえば、もうひとつ観光客に人気のスポットである「迷路のまち」もみんな近くにあります。どのスポットも入場料など取っていませんので、お気軽に観光していただけます。

‐行きたいスポットが近くにまとまっているなんて便利ですね。「迷路のまち」はどんなところなのでしょうか?

とにかく道がせまくて複雑なスポットなんです。その昔、戦乱から身を守るためにわざと入り組んだ路地を作ったという由来もあり、一度入ったら迷子になってしまうような場所です。古い家並みが所狭しと並んでおり、レトロな雰囲気を醸し出しています。

ですので観光パターンとしては、「土淵海峡」を見物したら「迷路のまち」を通り抜けて、島の南端である「エンジェルロード」に向かうのがいいかもしれませんね。「土淵海峡」から「迷路のまち」までは200mぐらい、そして「迷路のまち」から「エンジェルロード」までは歩いて10分もかかりません。

途中「西光寺(さいこうじ)」という、小豆島八十八ヶ所巡りの霊場(第58番)にもなっている由緒正しいお寺があったり、「妖怪美術館」という古い蔵や倉庫などを活用した美術館があったりと、みどころもたっぷりです。

とはいえ、結構小豆島って皆さんが思っているよりも大きくて、島内1周を見て回るには1日では足りないかもしれません。お出掛けの際は土庄町を始めぜひ島をじっくり散策して、思い出に残る場所を見つけてくださいね。もちろん、町内の飲食店で小豆島産のオリーブオイルを味わってみることも忘れないでください(笑)。

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7.「ふるさと納税」で土庄町を応援しませんか?

今回は瀬戸内海の穏やかな海を背景に、希少な国産オリーブを100年以上栽培してきた土庄町についてご紹介しました。

町にはごま油や素麺の工場も並び、多くの生産者の協力によって「寒そうめん」や「エキストラバージンオイル」といった最高級品が日々丁寧に作られています。地元の方ならではの素材を活かしたオイルの食べ方や素麺のレシピなども、とても参考になったのではないでしょうか。

今回はご紹介しきれませんでしたが、土庄町では「瀬戸内海タートル・フルマラソン」や「小豆島駅伝競走大会」など島を挙げてのマラソン大会等の開催にも力を入れています。島で唯一の高校である小豆島中央高校は、香川県代表として「全国高校駅伝」にも7年連続で選ばれる強豪校であり、町民たちのスポーツへの理解と惜しみない協力が、次世代への力となり、大会を支える大きな礎となっていることも見逃せません。

現在「セゾンのふるさと納税」では、そんな土庄町を応援する「ふるさと納税」を受付中です。寄付を通じて、土庄町を応援してみませんか?「ふるさと納税」で自治体に寄付してくださった分は、「寄付金控除」として所得税や住民税から控除されるメリットがあります。

さらに、「納税のお礼品」として自治体イチオシの特産品を送ってもらえるので、ご自宅にてふるさとの味をじっくり堪能できるチャンスです!風光明媚な瀬戸内海から日本の食卓を支え、多くの消費者の笑顔を引き出している土庄町への応援を心よりお待ちしています。

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