免許更新に必要な持ちものは?免許更新の流れや住所変更の方法、ハガキを無くした場合の対処法など

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免許更新に必要な持ちものは?免許更新の流れや住所変更の方法、ハガキを無くした場合の対処法など

運転免許証には有効期限があるのはご存知のことでしょう。有効期限は運転者の区分ごとに定められており、期限が来る前に更新手続きを行って運転免許証の効力を持ち続けられるしくみとなっています。この記事では、免許更新に必要な持ちものや更新手続きの流れについて、基本的な流れから住所や氏名変更などが伴う場合や、更新ハガキを無くしたときの対処法まで解説します。一つひとつ分かりやすく説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

1.免許更新に必要な持ち物リスト

まずは、免許更新の際に必要な持ち物について確認しましょう。忘れたり不足があったりすると、免許を更新できなくなってしまいます。

免許更新は近くの免許センターや警察署で手続きが可能ですが、受付日は月曜日から金曜日までの平日と日曜日のみと定めている都道府県が多いため、免許更新のためにわざわざ仕事を休む方も多いはず。せっかく休みを取ったにもかかわらず、「忘れものをして更新手続きができなかった…」などという事態にならないよう、注意して確認しましょう。

1-1.更新手続をするすべての方に必要なもの

ここでは、免許更新の手続きを行うすべての方に必要な持ちもの4つについて解説します。あらかじめ確認して、免許更新の当日に忘れることがないよう準備しておきましょう。

・運転免許証

現在交付されている「運転免許証」が必須です。もし、無くしたり汚損したりしてしまった場合は、再交付の手続きが必要になります。再交付の手続きは、免許更新手続きと同時に行うことが可能です。

・更新連絡ハガキ

免許更新の時期が近付くと届く、更新連絡ハガキ(運転免許更新連絡書)が必要です。誕生日のおよそ35日前に、免許証に記載されている住所に届けられます。

もしも、「届いたかどうか分からない」「無くしてしまった」という場合でも、免許更新自体は可能です。下の項で更新連絡ハガキを忘れてしまった場合の対処法について紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。

・証明用写真

証明用写真は更新会場で撮影してもらえますが、持ち込みも可能です。持ち込む場合は、申請前6ヵ月以内に撮影したものを用意しましょう。大きさは縦3.0cm×横2.4cmで、無背景、顔正面の胸から上が写っている写真が必要です。

・IC免許証用4ケタの数字2組

数字4桁の暗証番号を2組考えておきましょう。免許証は、偽造などの犯罪防止のため、ICチップを埋め込んでICカード化されています。ICチップを読み取るため、暗証番号が2種類必要です。1組目は、氏名・生年月日・免許証交付年月日・有効期間・免許の種類・免許証番号を確認するため。2組目は、先の情報に加えて本籍と顔写真を確認したい場合に使用することとされています。

1-2.場合により必要になるもの

つづいて、必要によって持参するものについて解説していきましょう。視力・聴力など限定付きの運転免許証をお持ちの方や70歳以上の高齢者の方、外国人の方はぜひご覧になってください。

・メガネ・補聴器など

運転免許証の取得や更新手続きでは視力・聴力の検査を行っています。検査に合格しなければ更新手続きはできないため、視力・聴力に不安がある方は、メガネやコンタクトレンズ、補聴器などを持参しましょう。

・高齢者講習終了証明書など

70歳以上の方は、「高齢者講習修了証明書」、「特定任意高齢者講習修了証明書」または、「運転免許取得者教育(高齢者講習同等)修了証明書」が必要です。70歳以上の基準日は、更新期間が満了する日。この日時点までに誕生日を迎え70歳になる方は、講習等を修了のうえ、持参するのを忘れないようにしましょう。

また75歳以上の方は、高齢者講習の受講前に「認知機能検査」を受けなければなりません。この検査は記憶力や判断力を測定するもので、免許証の更新期間が満了する日の6ヵ月前から受けられます。

検査の対象となる方には、認知症機能検査及び高齢者講習受講についての通知が届くようになっているので、確認しましょう。

・在留資格を確認できる書類

外国人の方は、在留資格を確認できる書類が必要です。特別永住者証明書やパスポート、在留カードなどがこれに該当します。

2.免許更新と同時に記載内容を変更する場合に必要なもの

引っ越しや結婚など、さまざまなライフステージで生活環境が変わるタイミングがあるでしょう。住所や氏名などに変更が生じた場合は、速やかに届け出て変更の手続きを行わなければなりません。

しかし、免許更新時期と同じタイミングであれば、住所や氏名、本籍・国籍の変更、旧姓の追加や変更手続きを同時に行うことが可能です。ここでは、記載内容の変更手続きを免許更新とあわせて行う場合に、必要となる書類を詳しくご紹介します。

2-1.住所の変更

住所の変更を伴う場合は、新住所が確認できる書類が必要です。住民票の写し(マイナンバーが記載されていないもの)、健康保険証、本人宛の消印付郵便物、公共料金の領収書などからいずれか1つを準備しましょう。

2-2.氏名の変更

氏名の変更を伴う場合には、本籍(国籍)の記載がある住民票の写しを用意しましょう。マイナンバーが記載されていないものを取得してください。外国人の方で、短期滞在や在留資格のない方など住民基本台帳法の適用を受けない方であれば、旅券等(外務省が発行する身分証明書等)が必要です。

2-3.本籍・国籍の変更

本籍や国籍変更を伴う場合は、氏名変更と同様の書類が必要です。本籍(国籍)の記載がある住民票の写しを用意しましょう。

2-4.旧姓の追加・変更

旧姓の追加や変更を同時に手続きしたいときは、旧姓(旧氏)が記載された住民票の写し、または旧姓が記載されたマイナンバーカードを持参しましょう。変更後は、新しい免許証の氏名欄に旧姓を使用したフルネームが表記されることになります。

3.証明写真をご自身で用意する際の注意点

意する際の注意点

運転免許更新には証明写真を持参することができますが、ご自身で用意する場合に注意しておきたいことが3点あります。これらは道路交通法施行規則に定められている重要なポイントですので、ぜひ参考にしてください。

用意した写真に不備があると撮り直しが生じてしまいます。撮影は、写真館や自動証明用写真撮影機などで指示通りに行うと良いでしょう。

・写真の大きさ

写真のサイズは、縦3.0cm×横2.4cmと定められています。念のため補足すると、国外運転免許証の場合の写真サイズは、縦5cm×横4cmです。規定サイズが異なるため注意しましょう。

・撮影時期

申請前6ヵ月以内に撮影した写真を用意しましょう。写真の裏面に、氏名と撮影年月日を記入することとされています。

・背景、帽子などに関する注意

「無帽、正面、上三分身、無背景」と決められています。上三分身とは胸から上のことで、顔のみなどにならないよう注意しましょう。無帽については、宗教上や医療上の理由がある場合は、顔の輪郭を識別できる範囲内での帽子やスカーフなどの着用が認められています。

また、無背景であっても赤や黒など極端な原色のものなどは、個人識別が容易でないという理由から許容されていないので注意しましょう。

4. 更新ハガキを無くした!免許更新できる?

「いざ免許更新に行こうと思ったら、届いたはずの更新ハガキを無くしてしまった!」という場合、どうしたら良いのでしょうか。免許更新できないと慌てる必要はありません。もしハガキを無くしてしまっても、免許更新は可能です。手続きの際にハガキを紛失したことを伝えましょう。

しかし、紛失したことにより免許区分の確認などに時間を要する可能性があるため、通常よりも更新手続きに時間がかかる場合があります。他にも、運転免許証の住所変更手続きを忘れていると、届くはずの更新ハガキが届かないといった事態にもなりかねないので気を付けましょう。

更新連絡ハガキ(運転免許更新連絡書)が届いたら、無くさないようしっかり保管しておきたいですね。

5.免許更新ができる期間は?

5.免許更新ができる期間は?

免許更新は手続きを行える期間が定められています。それは、誕生日をはさんだ2ヵ月間です。道路交通法では、「免許証の有効期間が満了する日の直前のその者の誕生日の一月前から当該免許証の有効期間が満了する日までの間」とされています。たとえば、4月1日が誕生日の場合、更新手続きができる期間は3月1日〜5月1日です。また、誕生日が5月31日などで月末に応答する日がない場合は、4月30日〜6月30日というようにその月の月末の日が応当日とみなされます。

免許証有効期間の末日が日曜や祝日など更新手続きを行っていない日である場合は、有効期間はその次の平日までとみなされるため、覚えておくと良いでしょう。

6.理由によっては更新期間前に手続きを行える場合も!

出産や入院、海外旅行や出張など、やむを得ない理由がある場合は、通常の更新期間より前に免許更新手続きができる特例があります。ただし、理由を証明する書類とあわせて「特例更新申請書」の提出が必要です。それぞれの場合に必要な書類の例を紹介していきましょう。

・出産の方

母子手帳など、更新期間中に入院などで手続きができないことを証明する書類。

・入院の方

診断書など、更新期間中に入院するため手続きができないことを証明する書類。

・海外旅行や出張の方

パスポートや海外出張命令などの書類、留学証明など、更新期間中に海外に行く必要があるため手続きができないことを証明する書類。

気を付けたいのは、この特例によって更新手続きを行った場合は、免許証の有効期間が通常行った更新手続きの有効期間よりも短くなるということです。この点を了承し、自認書を書く必要があるケースもあるため、心に留めておきましょう。

7.免許更新の流れ

ここでは、免許更新手続きの流れを紹介するので、確認してみましょう。一連の流れを頭に入れておくと、どのように進むか分かって当日慌てることなく更新手続きが進められるはず。各都道府県によって細かな違いはありますが、基本的な手続きに大きな差はないので、参考にしてみてください。

  1. 受付(免許証と更新連絡ハガキなどを渡す)
  2. 申請書の記入
  3. 更新手数料代となる証紙を購入し、申請書に貼り付ける
  4. 適正試験(視力などの検査)
  5. 写真撮影
  6. 法定講習の受講
  7. 運転免許証交付

6の法定講習では、道路交通法の改正や安全運転のための知識、ドライバーとしての資質向上などをテーマにした内容が準備されています。優良・一般・違反・初回と、運転免許の区分ごとに内容が異なり、講習時間も同じではありません。詳しくは、次項でご紹介します。

8.免許更新の所要時間は?

免許更新には、受付から新しい免許証の交付までさまざまな手続きがあることが分かっていただけたでしょう。ここでは、すべての手続きが終了するまでにどのくらいの時間を要するのかを解説します。運転免許の区分ごとによる講習時間も表にまとめたので、ぜひご覧ください。

・免許更新に要する時間

免許更新にかかる時間は、受付から写真撮影までで45分程度、法定講習と免許証交付を含めると90分〜180分程度かかるといわれています。これには待ち時間を含んでいないため、免許センターや警察署など実際に手続きを行う場所の混み具合によって、もっと時間がかかることもあるでしょう。

・法定講習の所要時間

法定講習の時間は、運転免許の区分によってそれぞれ定められています。以下表にまとめたので、現在のご自身の免許区分を確認し、講習にどれだけの時間を要するのかを確認してみましょう。

  講習の区分         対象者講習時間  
優良運転者 (ゴールド)5年以上継続して運転免許を受けており、かつ有効期間満了日までの5年間に事故や違反を起こしていない方。30分
一般運転者 (ブルー)5年以上継続して運転免許を受けており、かつ有効期間満了日までの5年間に軽微な違反(3点以下)が1回のみの方。1時間
違反運転者 (ブルー)有効期間満了日までの5年間に軽微な違反(3点以下)を2回以上、または4点以上の重大な違反や人身事故を起こした方。2時間
初回更新者 (グリーン)運転免許を受けた期間が5年未満で、事故や違反を起こしていないまたは軽微な違反(3点以下)が1回のみの方。2時間

9.免許更新の手数料は?

免許更新の際に忘れてはいけないのが、手数料です。これまで紹介してきたさまざまな持ちものとあわせて、更新手数料及び法定講習手数料を用意する必要があります。

また、更新手数料は全員一律の金額ですが、法定講習手数料は優良運転者・一般運転者・違反運転者・初回更新者の運転者区分によって異なるため、注意して確認しましょう。以下の表にまとめたので、ご覧になってみてください。

  講習の区分更新手数料 法定講習手数料 合計 
優良運転者(ゴールド)2,500円500円3,000円
一般運転者(ブルー) 2,500円 800円3,300円
違反運転者(ブルー) 2,500円 1,350円 3,850円
初回更新者(グリーン) 2,500円 1,350円 3,850円

おわりに

運転免許証の更新は、さまざまな持ちものを用意する必要があり、講習などである程度の時間を要するため煩わしい手続きと思われがちです。しかし、ご自身に必要な準備物や手続きの流れを事前に確認しておくことで、スムーズに進められます。今一度、持っている免許証の記載内容や運転者区分を確認し、更新手続きの際に慌てることのないよう準備してみてはいかがでしょうか。