近年注目を集めているひとり飲み。チャレンジしてみたいと思うけど、周りの目が気になって勇気が出ないという方も多いのではないでしょうか。このコラムでは、50代でひとり飲みデビューをしたい方に向けてひとり飲みの魅力やひとり飲みしやすいお店、ひとり飲みのハードルを下げるポイントを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
1.ひとり飲みできるお店が増えている!
ひとり飲みは、いわゆる「おひとりさま」として以前から人気のスタイルでしたが、新型コロナウイルス感染症の流行以降、さらに増加傾向にあります。これには、大人数での飲食や長時間に及ぶ飲食が感染リスクを高める場面として制限され、宴会や会食などを控える社会的風潮が大きく影響しているようです。
最近では、ひとり飲みを歓迎するお店も増えてきており、おひとりさま向けのメニューや案内する席の配慮、接客時の気遣いなどを工夫するお店もあります。これまで気恥ずかしさやハードルの高さを感じていた方も、気軽にひとり飲みにチャレンジできる時代がきています。自粛疲れやオンライン飲みに飽きてきた方は、感染症対策がきちんと行われたひとり飲み歓迎のお店に出掛けてみてはいかがでしょうか。
2.ひとり飲みの魅力とは?
それでは、ひとり飲みの魅力について紹介していきます。
2-1.ひとりの時間をゆっくり楽しめる
友人や職場での飲み会など複数人でワイワイと盛り上がる飲み会も楽しいですが、会話選びやお酌のタイミング、料理の取り分けなど場合によっては気疲れしてしまうこともあるでしょう。ひとり飲みであれば、思い立った時に飲みに出掛けられ、お店選びも自由です。
そして時間をかけてゆっくりとひとりの時間を楽しむことも、反対にさくっと一杯だけ飲んで帰ることも自由に決められます。誰にも気を遣うことなく、自身のペースで楽しめるのがひとり飲みのメリットといえるでしょう。
2-2.好きなお酒や食べ物が選べる
大勢で飲みに行くと、誰かが料理をオーダーをしてしまい自身の食べたいものを注文できないケースもあると思います。加えて、おしゃべりに夢中になりお酒や食べ物を味わうことも二の次になってしまいがちです。その点ひとり飲みならば、好きなお酒や食べ物をセレクトし、料理の味をじっくり堪能することができます。
そして誰かと一緒の場合、予算も気にしなければいけませんが、ひとりならそういったことも気にせずに注文ができます。また、ひとり飲みはお酒の銘柄や本日のおすすめメニューを店員さんに聞きやすく、新メニューの挑戦も行いやすいでしょう。
2-3.新しい出会いに恵まれることも
ひとり飲みでは「孤独」をイメージする方も多いでしょう。しかしそんなイメージとは反対に、ひとり飲みは新しい出会いに恵まれる場にもなり得るのです。例えば、カウンター席でひとり飲みしていると、隣の席に座ったお客さんから話しかけられたり、もしくはこちらから話しかけたりする機会があります。
また、カウンター越しの店員さんが上手くひとり飲みのお客さん同士を会話でつなぎ、盛り上げてくれるケースもあるのです。普段出会うことのない職業や年齢の方と出会うきっかけとなり、新鮮な会話が楽しめたり、人脈が広がったりすることもあります。
2-4.リラックスできる
日々の仕事や家事などで、気付かぬうちにストレスや疲れが溜まっている方もいるでしょう。そんな方にも、ひとり飲みはおすすめです。ひとり飲みで日常から離れることにより、疲れた頭を切り替えられます。また適量のお酒は、ストレス解消の効果をもたらしてくれるため、環境との相乗効果でよりリラックスできるはずです。
ひとり飲みでただぼんやりとお酒を飲みながら外の景色を眺めたり、周囲の喧騒に耳を傾けたりといった行為は、一見生産性の無いように感じるかもしれません。しかし、変わらない日常にそのような時間を設けることで人生にメリハリが生まれ、イキイキとした自身が見つかることもあるのです。
2-5.新たな居場所を作れる
ストレスが溜まって気晴らしに飲みたいと思っても、家飲みや職場の方との飲み会では日常の延長となり結局気分転換にならない…なんてこともあるかもしれません。ひとり飲みできるお気に入りのお店を見つけておけば、日常と離れられる新たな居場所として疲れた時の心の拠り所とすることができるでしょう。
誰にも気を遣わず干渉されない空間確保は、とても大切です。ひとり飲みで自身のためだけの時間を過ごすことで、心の中を整え直し、リフレッシュしてまた日常生活を頑張れるようになります。
3.ひとり飲みしやすいお店とは?
ここでは、ひとり飲みしやすいお店を解説していきます。
3-1.カウンターがある
ひとり飲みには、カウンター席のあるお店がおすすめ。カウンター席は、テーブル席と違って他の席と向かい合うことがないので、他の方と目が合うことも少ないです。そのため、カウンターであればひとり飲みは周りの目が気になるという方であっても、ひとりを意識せずに済みます。店員さんとの距離も近く、人見知りの方には会話を振ってくれるお店も多いです。
また、最初は一杯さくっと飲んで帰るところから始めたいという時にも、ふらっと入りやすいカウンター席を利用すると良いでしょう。さらにお店にもよりますが、目の前で店員さんが料理やお酒を作っている姿を見られる点もカウンターの魅力といえます。完成していく様子を臨場感たっぷりに楽しむことができるでしょう。
3-2.ひとり用のメニューがある
ひとり飲み客を歓迎するお店の中には、ひとり用メニューを提供している場合があります。少量ずつ色んな味を楽しめる惣菜セットやおつまみセット、小皿料理のメニューなどが人気を集めているようです。
この他にも、焼き鳥1本からオーダーできたり、お酒や料理の量を調節できたりと何かと融通を利かせてくれるシステムを取り入れたお店もあります。ひとり飲みで料理を食べ切れるかどうか心配な方は、予めひとり飲みに対応したメニューやシステムがあるかどうかを調べて来店するとスムーズでしょう。
3-3.家や職場から近い
家や職場から近いお店は、疲れやストレスを感じたら仕事帰りにすぐ立ち寄れたり、酔っ払っていても電車を乗り過ごす心配なく帰れたりといったメリットがあります。ガイドブックに掲載されていたりWEBサイトで高く評価されたりしている名店も良いですが、身近な場所で思いついたときにふらっと立ち寄れるお気に入りのお店の方がひとり飲みには気楽でしょう。ひとり飲みができそうな近所のお店探しは、見つける過程も宝探しのようで楽しいと思います。
3-4.小さなビストロは女性でも入りやすい
女性のひとり飲みデビューには、小さなビストロをおすすめします。小料理屋は男性客が多くて馴染めなかったり、バーだとお店独自のルールがありとっつきにくかったりするケースもあるようです。ビストロなら比較的女性の利用者もおり、常連客同士の濃密な人間関係もそうありません。また、料理にこだわりのあるお店が多いため、料理についてお店のスタッフや他のお客さんと話すきっかけを作りやすいでしょう。ビストロはお店や料理がオシャレなので雰囲気も楽しめるでしょう。
4.ひとり飲みの心理的ハードルを下げるポイント
ここでは、ひとり飲みの心理的ハードルを下げるポイントをお伝えしていきましょう。
4-1.ひとり飲みデビューは行ったことがあるお店へ
ひとり飲みデビューならば、これまでに訪れたことのあるお店を選ぶと良いでしょう。家族や友人と何度か入ったことのあるお店ならば、雰囲気やメニューの内容を何となくでも把握できているので安心です。店員さんと顔なじみであればなお良いでしょう。ただし、以前行ったことがあったとしてもオシャレして行くようなお店を選んでしまうと逆にひとり飲みのハードルは上がります。行ったことがあるお店の中で、肩肘張らずに飲めるお店を選ぶようにしましょう。
4-2.店主やスタッフに話しかけてみる
ひとり飲みにハードルを感じる方は、まず思い切って店主やスタッフに話しかけてみるのもおすすめです。なんて話しかけたら良いのか分からないという方は、まずおすすめのメニューやドリンクなどを教えてもらうことから始めてみてください。ちょっとした世間話から話が広がってコミュニケーションを楽しめるでしょう。
さらに同じお店でひとり飲みの回数を重ねていけば、お店側に自然と顔を覚えてもらえます。しかし店主やスタッフとより仲良くなるには会話が不可欠なのです。お店側と仲良くなることで、ひとり飲みのなじみ客として認識され通いやすくなります。
4-3.早めの時間帯が狙い目
お店に入って、すでに他のお客さんが盛り上がっていたり、会話に入れなかったりしたらどうしよう…などと不安に思う方もいるかもしれません。コミュニケーションが苦手な方や人見知りの方は、比較的空いている開店直後の時間帯を狙って来店するようにしましょう。まだ他のお客さんも少ないので、周りの目を気にせず、静かに落ち着いて飲むことができます。また、この時間帯は店主やスタッフにも余裕がある場合が多いため、会話がしやすいというメリットもあるのです。
4-4.お店のWEBサイトやSNSで情報を集めておく
初めて入るお店は緊張してしまうという場合もあるかと思います。その緊張の原因は、お店について知っている情報が少ないからではないでしょうか。WEBサイトやSNSを活用すれば、お店の雰囲気や客層、値段などがある程度把握でき緊張を和らげられます。また、お店の公式WEBサイトやSNSならば、イベント情報やお店のコンセプトなどが発信されているため、より詳しいお店の情報を得られるでしょう。
4-5.ひとり飲み向けのアプリを活用する
お店選びには、ひとり飲みに特化したアプリの活用が便利です。ひとり飲み歓迎のお店を探せたり、ひとり飲みの予算やメニューが分かったり効率良くお店のリサーチができます。現在地検索や駅・エリア検索を使ってその時の状況に合わせて近くのお店を探せるのも嬉しいポイントです。
また、お店のスタッフのプロフィール掲載を見ておくと、いざ来店した時の会話のきっかけにもできるでしょう。メッセージ機能が付いており、席の確保ができる場合もあります。
5.ひとり飲みは自宅でもできる!家飲みをさらに楽しむアイデア
お店でひとり飲みをすることにハードルを感じる場合は、手始めに自宅でひとり飲みをしてみてはいかがでしょうか。家飲みであれば、お店と違って好きなお酒とおつまみが用意できます。季節に合わせたワインや珍しい銘柄のビール、冷酒・ぬる燗などが楽しめる日本酒などセレクトにもこだわってみましょう。おつまみは、ちょっと奮発した高級缶詰やささっと作れる簡単メニューなど気分に合わせて準備すると良いでしょう。
また、テレビや動画配信サービスを活用して、好きな映画やドラマ、アニメなどを鑑賞しながらひとり飲みするのもおすすめです。ひとりなのでストーリーにも集中できます。家飲みならば、事前にお風呂に入っておいて眠くなったらすぐに眠れる環境にあるため心ゆくまで楽しめます。
6.ひとり飲みで何する?50代からのソロ時間を楽しむ方法
ここでは、ひとり飲みでできる50代からのソロ時間を楽しむ方法をお伝えしていきます。
6-1.おいしいお酒や食事を楽しむ
せっかくのひとり飲み。おいしいお酒や食事をじっくりと堪能しましょう。大勢で飲みに出掛けたときには、盛り上がりが優先されお料理が冷めてしまうことやメニューをゆっくり見るタイミングがないこともあると思います。これまで気付けなかった食材の産地やお酒の銘柄などにも目を向けることができます。もし店内が撮影OKであれば、お酒と料理の写真を撮って記念にするのも良いでしょう。
6-2.会話を楽しむ
会話を楽しむのもひとり飲みの醍醐味です。お店のスタッフや他のお客さんなど日常で関わらないからこそ、肩書きのない等身大の自分で話ができるケースもあります。また、普段出会うことのないタイプの方と話して新しい発見や興味がわいてくることもあるかもしれません。興味がなければ相槌を打つに留め、立ち入った話はしないなど程よい距離感を保ち、リラックスして会話を楽しみましょう。
6-3.ひとりの時間を味わう
ひとり飲みは、自身のためだけの自由な時間。仕事のあれこれやプライベートの煩わしさから離れて、好きに過ごすことができます。スマートフォンでSNSのチェックをしたり、忙しくて読みたいけど読めていなかった本を読んだりと楽しみ方はそれぞれです。静かに考えごとをしたり、お店の雰囲気に浸ったりするのも良いでしょう。形にこだわらず自身がひとり飲みの時間を気持ち良く過ごせる方法を探してみてください。
おわりに
ひとり飲みは、お酒や食事を味わいながら自身の時間を楽しめる実に贅沢な時間の過ごし方です。本を読んだり、ひたすらもの思いにふけったりと過ごし方も自由です。お店のスタッフや他のお客さんとの会話を楽しむなど、新鮮な出会いのきっかけにもなります。
「周りの目が気になってしまう」「孤独を感じそう」といった理由でためらっている方は、早めの時間に来店したりカウンター席を利用したりすれば心理的ハードルを下げることもできるでしょう。ぜひこの記事を参考に、ひとり飲みにチャレンジしてみてください。
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