更新日

防犯カメラはどこに頼む?設置業者の種類別メリットと費用相場

防犯カメラはどこに頼む?設置業者の種類別メリットと費用相場
セゾンのくらし大研究 編集部

執筆者

セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

「自宅の防犯対策を強化したい」「不審者やいたずらから家族や財産を守りたい」と考えて防犯カメラの設置を検討しているものの、どこに依頼すればいいのか分からずお困りではありませんか?

防犯カメラの設置工事を請け負う業者は意外と多く、それぞれ特徴や費用が大きく異なります。間違った選び方をすると、高額な費用を支払ったのに十分な防犯効果が得られなかったり、アフターサポートが不十分で後悔したりすることになりかねません。

この記事では、防犯カメラの設置を依頼できる業者のタイプと、それぞれのメリット・デメリット、費用相場、さらに失敗しない業者選びのポイントまでを詳しく解説します。

この記事を読んでわかること
  • 防犯カメラの設置を依頼できる業者は「防犯カメラ専門店」「警備会社」「電気工事店」「防犯カメラ設置事業者」の4タイプに分類され、それぞれ特徴が異なる
  • 設置費用の相場は業者タイプによって7,000円〜20万円以上と大きく異なり、カメラ本体やレコーダーなどの周辺機器費用も別途必要になる
  • 業者選びでは施工実績の豊富さ、丁寧なヒアリングと提案力、設置後の保証やサポート体制の3つのポイントを確認すべき
くらしのセゾン(防犯カメラ)_PC
くらしのセゾン(防犯カメラ)_SP

防犯カメラの設置を依頼できる4つの業者タイプ

防犯カメラの設置を依頼できる4つの業者タイプ

防犯カメラの設置を検討する際、依頼先の選択肢は1つではありません。専門性やサービス内容、費用体系が異なる複数の業者タイプが存在しており、それぞれに特徴があります。

主な依頼先は「防犯カメラ専門店」「警備会社」「電気工事店」「防犯カメラ設置事業者」の4つに分類できます。まずは各タイプの概要を以下の表で確認しましょう。

業者タイプ概要
防犯カメラ専門店カメラの販売から設置工事、アフターサポートまでを一貫して提供する専門業者
警備会社ホームセキュリティサービスの一環として防犯カメラの設置を行う会社
電気工事店電気配線工事を専門とし、その一環として防犯カメラの取り付けに対応する業者
防犯カメラ設置事業者依頼者が用意したカメラの設置工事のみを請け負う専門事業者

どの業者が自分の目的や状況に合っているかを判断するには、それぞれの特徴を詳しく知ることが重要です。以降では、各タイプのメリットとデメリットについて解説していきます。

タイプ1:防犯カメラ専門店

防犯カメラ専門店は、カメラの販売から設置工事、そして導入後のアフターサポートまでを一貫して手掛ける業者です。防犯に特化した専門業者だからこそ、幅広い製品知識と豊富な施工経験を持っています。

メリットとしては、設置場所や機種選定に関する専門的なアドバイスが期待できる点が挙げられます。「玄関前の死角をカバーしたい」「夜間でも鮮明に撮影したい」といった具体的な要望に対し、最適なカメラの性能や設置位置を提案してくれるでしょう。設置後の定期メンテナンスや故障時の対応など、長期的なサポート体制が整っている点も安心材料となります。

一方でデメリットとして、サービスが充実している分、他の業者に比べて費用が比較的高くなる傾向があることは理解しておく必要があります。専門性の高いアドバイスや手厚いアフターケアを重視するなら、費用面とのバランスを考慮しながら検討するとよいでしょう。

タイプ2:警備会社

警備会社は、ホームセキュリティサービスの一環として防犯カメラの設置を提供している会社です。異常を感知した際の駆けつけサービスなど、カメラ単体では実現できない総合的な防犯対策を展開しています。

メリットとしては、センサー異常時の駆けつけサービスなど、カメラ以外の防犯対策もまとめて依頼できる点が挙げられます。防犯カメラで映像を記録するだけでなく、実際に警備員が現場に急行してくれる体制があれば、より高い安心感が得られるでしょう。家全体の防犯を総合的に強化したい方には魅力的な選択肢となります。

しかしデメリットとして、カメラ設置単体での依頼はできず、月額のセキュリティ契約が必須となるケースがほとんどです。ホームセキュリティサービス全体の契約に防犯カメラが含まれる形態のため、カメラだけを設置したい場合には向いていません。月々の費用負担も発生するため、長期的なコストも考慮する必要があります。

タイプ3:電気工事店

電気工事店は、電気配線工事の専門家であり、その専門性を活かして防犯カメラの取り付け工事にも対応する業者です。日常的に電気設備の工事を手掛けているため、配線作業には慣れています。

メリットとしては、電気工事のプロであるため安全で確実な配線工事が期待できる点が挙げられます。配線の取り回しや電源の確保といった技術的な作業において、高い専門性を発揮してくれるでしょう。費用も比較的安価な場合があり、工事のみを依頼したい方には選択肢の一つとなります。

ただしデメリットとして、防犯の専門家ではないため、最適な設置場所やカメラの選定に関するアドバイスは期待できない点に注意が必要です。電気工事の技術は高くても、「どこに設置すれば防犯効果が高いか」「どのような機能のカメラが目的に合っているか」といった防犯面での提案は難しいケースが多いでしょう。

タイプ4:防犯カメラ設置事業者(マッチングサイトなど)

防犯カメラ設置事業者は、カメラ本体は依頼者が用意し、設置工事のみを請け負う専門事業者です。くらしのマーケットなどのマッチングサイトを通じて、地域の工事業者に直接依頼できるサービスも増えています。

メリットとしては、自分で選んだ好きなカメラを、専門知識を持ったプロに効果的な場所へ設置してもらえる点が挙げられます。インターネットで購入した安価なカメラや、こだわりのメーカーのカメラを持ち込んで工事だけを依頼できるため、柔軟な導入が可能です。工事費用も比較的抑えられる傾向にあります。

一方でデメリットとして、カメラ本体と設置工事を別々に手配する手間がかかることや、不具合発生時の責任の所在が不明確になりがちな点に注意が必要です。設置後にカメラが正常に動作しない場合、カメラ本体の問題なのか工事の問題なのか判断が難しく、対応が複雑になる可能性があります。

【費用で比較】防犯カメラの設置料金と内訳

【費用で比較】防犯カメラの設置料金と内訳

業者選びにおいて、費用は最も重要な判断基準の一つです。同じ防犯カメラの設置でも、依頼先によって料金は大きく異なります。ここでは具体的な金額を提示しながら、賢い選択をするための情報をお伝えします。

設置工事費以外にも、カメラ本体代や録画機器などの費用が別途必要になることも覚えておきましょう。トータルでいくらかかるのかを把握することが、予算内で最適な防犯システムを導入するための第一歩となります。

依頼先タイプ別の設置費用相場

先に紹介した4つの業者タイプごとに、防犯カメラ1台あたりの設置費用の目安を以下の表にまとめました。

依頼先設置費用相場(1台)
防犯カメラ専門店8万円〜15万円程度(本体価格込み)
警備会社20万円程度〜(本体価格込み、別途月額費用が発生)
電気工事店1万円〜5万円程度(工事費のみ、本体は別途用意)
防犯カメラ設置事業者7,000円〜3万円程度(工事費のみ、本体は別途用意)

この費用はあくまで目安であり、カメラの性能(画質、夜間撮影機能、防水性能など)や工事内容(配線の距離、設置場所の高さ、屋外か屋内かなど)によって変動します。正確な金額を知るには、必ず複数の業者から見積もりを取ることが重要です。

設置工事以外に発生する費用の内訳

防犯カメラシステムの導入には、設置工事費の他にもさまざまな費用がかかります。予算を考える際には、これらの周辺機器の費用も考慮に入れなければなりません。

主な費用の内訳として、以下の項目が挙げられます。

  • カメラ本体: 5,000円〜5万円程度
  • モニター: 1万円〜4万円程度
  • レコーダー(録画機): 3万円〜5万円程度
  • 出張費: 1万円〜2万円程度

カメラ本体の価格は、画質や機能によって大きく変わります。フルHD画質で夜間撮影機能付きのカメラなら2万円〜3万円程度、より高性能なものは5万円以上になることもあるでしょう。モニターやレコーダーも、録画時間の長さや画質によって価格が変動します。

トータルの費用を考える際には、工事費だけでなく、これらの周辺機器の費用も含めた総額で比較することが大切です。業者によっては、パッケージ料金として全てを含んだプランを提供している場合もあるため、見積もり時に内訳を詳しく確認しましょう。

設置費用を抑えるためのポイント

防犯カメラの設置費用を少しでも安くするための具体的な方法を2つ紹介します。賢く活用すれば、高品質な防犯システムを予算内で導入することが可能です。

1つ目の方法として、自治体が実施している防犯カメラ設置費用の補助金制度の活用が挙げられます。地域の防犯対策を推進する目的で、個人宅への防犯カメラ設置に対して費用の一部を補助してくれる自治体が増えています。補助金額や対象条件は自治体によって異なるため、お住まいの地域の役所のウェブサイトや窓口で確認する必要があります。申請手続きには時間がかかる場合もあるため、早めに情報収集を始めるとよいでしょう。

2つ目の方法として、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」の実施を強くおすすめします。3社以上を比較することで、適正な相場を把握でき、サービス内容と価格に納得できる業者を選べるようになります。同じ工事内容でも業者によって数万円の差が出ることは珍しくありません。見積もりを比較する際は、工事費だけでなく、保証内容やアフターサポートの充実度も含めて総合的に判断することが重要です。

失敗しない防犯カメラ設置業者の選び方

失敗しない防犯カメラ設置業者の選び方

費用の安さだけで業者を選ぶと、工事の品質やアフターサポートに不満が残る結果になりかねません。長期間安心して使える防犯システムを導入するには、サービス品質や信頼性も考慮した業者選びが不可欠です。

これから解説する3つのポイントを確認することで、安心して依頼できる業者を見極めることができます。契約前にしっかりチェックして、後悔のない選択をしましょう。

POINT1:施工実績が豊富かどうか

業者のウェブサイトなどで、過去の施工事例を確認することは非常に重要です。施工実績の写真や件数、お客様の声などが掲載されていれば、その業者の技術力や信頼性をある程度判断できます。

自宅と同じような戸建て住宅での設置実績が豊富であれば、スムーズで質の高い工事が期待できるでしょう。特に自分が依頼したい設置場所(玄関、駐車場、庭など)での施工経験があるかどうかを確認すると、より安心感が高まります。

特に屋外への設置は、建物の外観や防水処理など専門的な技術が求められます。配線を見えないように処理する技術や、雨風にさらされても故障しないような防水対策など、経験が豊富な業者ほど細やかな配慮ができるでしょう。実績の確認は、信頼できる業者を見極めるための最も有効な手段の一つです。

POINT2:要望への丁寧なヒアリングと提案力があるか

設置の目的(侵入者対策、いたずら防止、駐車場の監視など)を丁寧にヒアリングし、最適なカメラや設置場所を提案してくれる業者を選ぶべきです。防犯カメラは設置すれば終わりではなく、目的に合った場所に適切に設置してこそ効果を発揮します。

見積もり時に、工事内容や料金の内訳を分かりやすく説明してくれるかどうかも、信頼できる業者を見極める重要なポイントです。「どの部分にいくらかかるのか」が明確でなければ、後から追加費用を請求される可能性もあります。不明点があれば遠慮せずに質問し、納得できるまで説明を求めましょう。

問い合わせへの対応の速さや丁寧さも、業者の姿勢を判断する材料になります。メールや電話での返信が早く、専門用語を使わずに分かりやすく説明してくれる業者は、顧客目線でサービスを提供している証拠と言えるでしょう。

POINT3:設置後の保証やサポート体制が充実しているか

防犯カメラは設置して終わりではなく、定期的なメンテナンスや万が一の故障への対応が必要になります。特に屋外に設置したカメラは、強風や台風などの自然災害によって角度がずれたり、経年劣化で故障したりする可能性があります。

機器の故障や自然災害による不具合が発生した際に、無償で修理・交換してくれる保証が付いているかを確認することは極めて重要です。保証がない場合、修理費用が数万円から十万円以上かかるケースもあり、結果的に高くついてしまいます。

「工事保証」と「機器保証」の両方が含まれているか、保証期間はどのくらいかなど、契約前にアフターサポートの詳細を確認すべきです。レンタルプランの場合は、保証期間中ずっとメンテナンスが含まれていることが多く、長期的な安心につながります。保証内容を比較することで、本当に信頼できる業者を見極めることができるでしょう。

手軽さと安心を両立!くらしのセゾンの家庭用防犯カメラ

手軽さと安心を両立!くらしのセゾンの家庭用防犯カメラ

これまでの情報を踏まえ、「費用は抑えたいが、専門家のアドバイスや手厚いサポートも欲しい」というニーズに応える選択肢として、くらしのセゾンの家庭用防犯カメラサービスをご紹介します。

レンタルプランなら初期費用を抑えつつ、充実した保証とサポートを受けられる点が大きな魅力です。購入プランも選択でき、ユーザーのライフスタイルや予算に合わせて柔軟な導入方法を提案できるため、幅広いニーズに対応しています。

くらしのセゾンの「家庭用防犯カメラ」の詳細はこちら

くらしのセゾン(防犯カメラ)_PC
くらしのセゾン(防犯カメラ)_SP

特徴1:月額定額制の手軽なレンタルプラン

防犯カメラの導入費用を抑えたい人向けに、月額定額制のレンタルプランが用意されています。月額4,840円(税込)からという手頃な価格設定により、高額な初期投資をせずに本格的な防犯システムを導入することが可能です。

月額料金には、機器の故障や消耗品の交換、災害時の修理費用などが全て含まれている「フルメンテナンス」が付いています。機械的故障だけでなく、風水害・落雷・積雪・火災、さらには第三者の不法行為による破損まで保証対象となっているため、想定外のトラブルにも安心して対応できるでしょう。

初期費用には、カメラ本体や周辺機器(レコーダー、アダプターなど)、設置工事費用が全て含まれています。63,800円(税込)という明瞭な料金体系で、後から追加費用が発生する心配がありません。総額が分かりやすいため、予算管理もしやすいでしょう。

特徴2:防犯設備士による無料の現地調査と最適な提案

問い合わせ後、専門資格を持つ「防犯設備士」が無料で現地調査に来てくれるサービスが提供されています。防犯設備士は、防犯に関する高度な知識と技術を持つ国家資格者であり、信頼性の高いアドバイスが期待できます。

設置場所の環境(街灯の有無、死角の位置、周辺の交通量など)を詳しく確認し、防犯診断を行った上で、最適な設置場所や機種を提案してくれます。単にカメラを取り付けるだけでなく、実際に防犯効果が高まる位置を専門的な視点から判断してもらえる点は大きな安心材料です。

見積もり内容に納得した場合のみ契約となるため、強引な営業を受ける心配もありません。「まずは話を聞いてみたい」「現地を見てもらって判断したい」という方でも、気軽に相談できる体制が整っています。

特徴3:スマホ連携など豊富なオプションと多様な製品ラインナップ

30社以上のメーカーから、フルハイビジョン相当(200万画素)以上の高画質なカメラを予算や要望に合わせて選ぶことができます。幅広い選択肢があるため、「夜間でも鮮明に撮影したい」「広範囲をカバーしたい」といった具体的なニーズにも柔軟に対応可能です。

「スマホで映像を確認したい」「人が来たら通知が欲しい」といったニーズに応える多彩なオプションが用意されています。外出先からリアルタイムで自宅の様子を確認できる機能は、日中家を空けることが多い方にとって心強いサポートとなるでしょう。

通常の防犯カメラのほか、「高齢者見守りカメラ(ユーコとヨーコ)」や「空き家見守りカメラ」など、目的に特化した製品ラインナップも展開されています。離れて暮らす親の様子を見守りたい方や、相続した実家の管理に悩んでいる方など、防犯以外の用途にも対応できる点が魅力です。

おわりに

防犯カメラの設置をどこに頼むべきかは、「防犯カメラ専門店」「警備会社」「電気工事店」「防犯カメラ設置事業者」という4つのタイプから、自分の目的と予算に合わせて選ぶことが重要です。

費用相場は業者タイプによって大きく異なり、専門店では8万円〜15万円程度、設置事業者では7,000円〜3万円程度と幅があります。カメラ本体やレコーダーなどの周辺機器の費用も考慮に入れ、トータルコストで比較しましょう。自治体の補助金制度の活用や相見積もりの実施により、費用を抑えることも可能です。

業者選びで失敗しないためには、施工実績の豊富さ、丁寧なヒアリングと提案力、設置後の保証やサポート体制の3つのポイントを確認することが大切です。特にアフターサポートは、長期間安心して使い続けるために欠かせない要素と言えるでしょう。

月額定額制のレンタルプランや、防犯設備士による無料の現地調査など、初めての方でも安心して導入できるサービスも登場しています。この記事で紹介した情報を参考に、あなたの大切な家族や財産を守る最適な防犯カメラシステムを選んでください。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

よく読まれている記事

みんなに記事をシェアする