引っ越しや大掃除で出た不用品の処分に困り、ポストに入っていたチラシや「無料回収」と書かれたトラックを見かけて、つい依頼したくなった経験はありませんか?しかし、その判断がトラブルの入り口になる可能性があります。
近年、不用品回収業者とのトラブル相談件数は増加の一途をたどっており、「無料のはずが高額請求された」「回収品が不法投棄されていた」といった被害が後を絶ちません。一見便利に思える不用品回収サービスですが、業者選びを誤ると金銭的な損失だけでなく、法的責任を問われるリスクもあるのです。
本記事では、実際に起きたトラブル事例をもとに、危険な不用品回収業者の手口と見分け方を詳しく解説します。
- 不用品回収業者とのトラブル相談件数が年々増加している実態
- 「無料回収」「見積もり以上の請求」「不法投棄」「押し買い」などの具体的なトラブル事例
- 危険な業者に共通する3つの特徴と見分け方
- 安全な不用品回収業者を選ぶための3つのチェックポイント

不用品回収業者の危険性|増加するトラブルの具体例

国民生活センターの統計によれば、不用品回収業者とのトラブルに関する相談件数は年々増加しています。以下の表は、消費生活相談データベースに寄せられた「廃品回収サービス」に関する相談件数の推移です。
| 受付年度 | 相談件数 |
|---|---|
| 2021年度 | 2,235 |
| 2022年度 | 2,140 |
| 2023年度 | 2,393 |
| 2024年度 | 2,472 |
参考:国民生活センター|消費生活相談データベース(PIO-NETより)
この数字はあくまで相談に至ったケースのみであり、泣き寝入りした被害者を含めると、実際のトラブル件数はさらに多いと考えられます。被害の内容は多岐にわたり、高額請求から不法投棄、さらには押し買いといった犯罪に近い行為まで報告されています。
これから紹介する具体的なトラブル事例を知ることで、どのような手口で被害が発生するのかを理解し、同じ過ちを避けることができるでしょう。
事例①:「無料回収」のはずがトラック積み込み後に高額請求
「ご家庭の不用品を無料で回収します」と拡声器でアナウンスしながら住宅街を巡回するトラックを見かけることがあります。こうしたトラックに声をかけて不用品の回収を依頼したところ、トラブルに発展するケースが報告されています。
業者は「無料ですよ」と繰り返しながら不用品をトラックに積み込んでいきますが、すべての荷物を積み終わった途端に態度が一変することがあります。「運搬費として2万円いただきます」「作業費が別途かかります」といった説明が始まり、当初の話とまったく異なる高額な料金を請求されるのです。荷物はすでにトラックに積まれており、降ろしてもらうこともできない状況で、仕方なく支払いに応じざるを得なくなります。
このトラブルの背景には、業者のビジネスモデルがあります。不用品の回収には人件費、ガソリン代、処分費用など、さまざまなコストがかかります。それらを一切無料にして利益を出すことは、現実的に不可能です。にもかかわらず「無料」という言葉で顧客を集め、後から別の名目で料金を請求するのが悪質業者の常套手段なのです。
こうした被害を避けるには、街を巡回するトラックに安易に声をかけないことが何より重要です。本当に無料で回収できる正当な理由があるなら、その根拠を事前に明確に説明できるはずです。
事例②:見積もり以上の法外な追加料金を要求
インターネットや電話で不用品回収業者に問い合わせた際、ベッドと組み立てラックの処分で「3万円です」と見積もり額を提示され、ウェブサイトには「追加料金なし」と明記されていたため依頼。
ところが、作業当日に業者が自宅に来て実物を確認すると、「思ったより大きいですね」「この状態では追加費用がかかります」と言い始めることがあります。そして、不用品をトラックに積み込んだ後、最終的に提示される金額が20万円といった、当初の見積もりの数倍近い請求額になるといったトラブルが報告されています。
電話やメールでの事前見積もりでは安価な金額を伝えておきながら、作業当日になって「想定より量が多い」「特殊な作業が必要」などと理由をつけ、法外な追加料金を請求する手口が多く確認されています。
こうしたトラブルを防ぐには、必ず作業前に書面で正式な見積もりを取得し、追加料金が発生する可能性の有無を明確に確認することが不可欠です。口頭での約束だけでは証拠が残らず、後から「そんなことは言っていない」と反論されても対抗できません。
事例③:回収された不用品が不法投棄される
業者にリサイクル料金を支払ってパソコンと自転車を回収してもらったところ、翌日、近隣の道路脇に回収されたはずの品物がそのまま捨てられているのが発見されたというケースがあります。業者は料金を受け取りながら、適切な処分をせず不法投棄していたのです。
不法投棄は環境を汚染するだけでなく、重大な犯罪行為です。廃棄物処理法では、不法投棄を行った者には1,000万円以下の罰金または5年以下の懲役が科される可能性があります。
さらに深刻なのは、不法投棄の責任が業者だけでなく、排出者である依頼者にも及ぶ可能性があることです。廃棄物のリサイクルや処理の責任は、業者と排出者の双方に求められます。業者が勝手に不法投棄を行ったとしても、依頼した人が適切な業者を選ばなかったという責任を問われることがあるのです。
業者への依頼と業者による不法投棄の因果関係を証明できなければ、依頼者自身が不法投棄の容疑をかけられ、場合によっては罰則を受ける恐れもあります。
こうしたリスクを避けるには、適切な処分ルートを持つ正規の業者を選ぶことが絶対条件です。具体的には、市区町村から「一般廃棄物収集運搬業許可」を受けている業者かどうかを必ず確認しましょう。
事例④:貴金属などを強引に買い取る「押し買い」の被害
「女性用衣類を売ってほしい」という電話があり、訪問に来た業者に衣類を見せたところ、突然「アクセサリーや金貨はないか」と尋ねられるケースがあります。指輪などの貴金属を見せると、業者は現金1,200円と明細書を残して強引に持ち去ってしまうといった、明らかに市場価格より不当に安い金額での買い取り被害が報告されています。
このように、不用品回収や買い取りを装って家に上がり込み、当初依頼していないものまで強引に買い取ろうとする行為を「押し買い」といいます。特に高齢者世帯を狙って訪問し、貴金属や骨董品などの価値ある品を不当に安く買い叩く手口が横行しています。
特定商取引法では、依頼主の事前承諾がない物品の売却を業者が要求することは禁止されています。売る予定のない貴金属などの売却を迫られた場合は、物品を見せず、「貴金属はない」ときっぱり断ることが重要です。
訪問営業で来た業者を安易に家に入れないこと、そして売るつもりのない貴重品は絶対に見せないことが、押し買い被害を防ぐための基本的な自衛策となります。万が一、強引に持ち去られた場合は、すぐに警察に被害届を出しましょう。
危険な不用品回収業者に共通する3つの特徴

トラブル事例を見てきましたが、悪質な業者にはいくつかの共通した特徴があります。これらの特徴を事前に知っておくことで、危険な業者を見抜き、被害を未然に防ぐことができます。
注意すべき特徴は主に「営業方法」「広告の内容」「会社の透明性」の3つの観点から判断できます。以下では、それぞれの特徴について具体的に解説していきます。
特徴①:「無料」を過度に強調する広告手法
ポストに投函されるチラシやインターネット広告で「なんでも無料回収」「回収費用0円」といった文言を過度に強調している業者には注意が必要です。
なぜ「無料」が危険なのでしょうか。それは、不用品の処分には本来、必ずコストがかかるという原則があるからです。トラックを運転するガソリン代、作業スタッフの人件費、廃棄物処理施設への処分費用など、業者がこれらを負担しながら完全に無料でサービスを提供することは、ビジネスとして成り立ちません。
正当な理由で無料回収が可能になるケースも確かに存在します。たとえば、回収した品物の中にまだ価値のある家電や家具があり、それを中古品として転売することで利益を得られる場合です。また、鉄や銅などの有価物が含まれていれば、リサイクル業者に売却することで収益を上げられます。このように、買い取りによる利益と回収・処分コストを相殺できる場合に限り、実質的な無料が成立します。
しかし、このような正当な理由を明確に説明できない業者が「無料」を宣伝している場合、後から別の名目で高額な料金を請求してくる可能性が極めて高いのです。「回収は無料だが運搬費は別」「基本料金は無料だが作業費がかかる」といった言い訳で、結局は高額な支払いを迫られます。
「無料」という言葉に惹かれる気持ちは分かりますが、その裏に隠されたからくりを理解し、安易に飛びつかないことが重要です。
特徴②:許可のないトラックでの巡回や突然の訪問営業
「ご家庭で不要になった家電や家具を回収します」と拡声器でアナウンスしながら住宅街をトラックで巡回している業者を見かけることがあります。実は、このような巡回業者の多くは、市区町村から「一般廃棄物収集運搬業許可」を得ていない違法業者である可能性が高いのです。
巡回業者が危険な理由は、事務所や店舗といった固定された拠点を持たないことにあります。トラックで移動しながら営業しているため、トラブルが発生しても連絡先が分からず、責任の追及が困難になります。住所不定で足がつきにくいからこそ、違法な営業を続けられるのです。
実際に、巡回トラックに依頼した結果、回収前には安い金額を提示されたのに、積み込み後に高額請求されたり、回収した品物が不法投棄されたりするトラブルが数多く報告されています。
同様に、アポなしで突然自宅を訪問してくる業者も危険です。こうした業者は、特に高齢者世帯や日中に人が少ない時間帯を狙って訪問することが多く、強引な勧誘や「押し買い」につながるケースが後を絶ちません。
一度家に入れてしまうと、業者の押しの強さに負けて不本意な契約をさせられたり、家財を勝手に持ち出されたりする危険性があります。訪問営業で来た業者は、どんなに丁寧な口調であっても、安易に家に入れてはいけません。
優良な業者であれば、こちらから問い合わせをした後に訪問するのが通常の流れです。向こうから近づいてくる業者には、十分な警戒が必要です。
特徴③:会社情報(住所・連絡先)の不備
信頼できる業者であれば、会社の所在地や固定電話の連絡先などの基本情報を必ず公開しています。これらの情報がホームページやチラシに記載されていない、または曖昧な業者は危険です。
具体的に以下のようなポイントをチェックしましょう。
- 会社の住所が開示されていない、または存在しない住所が記載されている
- 連絡先が携帯電話の番号のみで、固定電話がない
- ホームページ自体が存在しない、または内容が極端に薄い
- 会社名で検索しても情報がほとんど出てこない
連絡先が携帯電話の番号だけの場合、トラブルが起きた際に連絡がつかなくなる可能性が高くなります。また、記載されている住所をGoogleマップなどで検索してみると、実際には空き地だったり、まったく別の建物だったりするケースもあります。
会社の情報が不明瞭な業者は、何か問題が発生しても責任の所在を追及できないため、トラブル時の対応が期待できません。被害を受けても泣き寝入りするしかない状況に陥る可能性が高いのです。
依頼する前に、必ず業者の会社情報を確認し、実在する事業者かどうかを見極めることが大切です。
安全な不用品回収業者の選び方と依頼時の注意点

危険な業者の特徴を理解したところで、次は安心して依頼できる優良な業者をどう選べばよいのかを解説します。業者選びで押さえるべきポイントと、依頼時にトラブルを防ぐための注意点を知っておくことで、安全に不用品を処分できます。
ポイント①:自治体の許可の有無を確認する方法
家庭から出る不用品を回収するには、市区町村が発行する「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要不可欠です。この許可を持たずに家庭ごみを回収することは、廃棄物処理法違反にあたります。
ここで注意したいのは、「産業廃棄物収集運搬業許可」や「古物商許可」だけでは、家庭の不用品回収はできないという点です。産業廃棄物の許可は事業所から出る廃棄物を対象としたもので、家庭ごみには適用されません。また、古物商許可はあくまで中古品の売買に必要な許可であり、廃棄物の回収とは別の資格です。
優良な業者であれば、ウェブサイトに許可番号を明記しているはずです。たとえば「○○市一般廃棄物収集運搬業許可 第×××号」といった形で記載されています。この情報が見当たらない場合は、直接業者に問い合わせて確認しましょう。
また、自治体のウェブサイトや環境課に問い合わせることで、許可を持つ業者のリストを確認できる場合もあります。依頼を検討している業者が本当に許可を得ているのか、自治体に直接確認するのも有効な方法です。
許可の有無は、業者の信頼性を判断する上で最も重要な基準のひとつです。無許可の業者に依頼すると、不法投棄などのトラブルに巻き込まれるリスクが格段に高まります。
ポイント②:料金体系と見積もりの明確さを確認する方法
優良な不用品回収業者は、料金体系をウェブサイトに分かりやすく明記しています。基本料金、品目ごとの回収料金、あるいはトラック積み放題のパック料金など、具体的な金額が提示されているかを確認しましょう。
料金が不透明な業者や、「現場を見てみないと分からない」と曖昧な説明しかしない業者は避けるべきです。もちろん、実際の物量や荷物の運び出しやすさによって多少の変動はありますが、おおよその目安すら示せない業者は信頼できません。
依頼する際は、必ず複数の業者(できれば3社以上)から見積もりを取り、料金相場を把握することが重要です。1社だけの見積もりでは、その金額が適正かどうか判断できません。複数社を比較することで、極端に高い業者や、逆に不自然に安すぎる業者を見抜くことができます。
見積書は必ず書面で受け取り、以下の点を確認してください。
- 作業内容が具体的に記載されているか
- 追加料金が発生する可能性とその条件が明記されているか
- 総額がいくらになるのか明確か
- 見積もり有効期限が記載されているか
口頭だけの約束では、後から「そんなことは言っていない」と反論されても証拠がありません。必ず書面やメールなど、記録に残る形で見積もりを受け取ることが、トラブル防止の鉄則です。
ポイント③:第三者の評判や過去の実績を確認する方法
業者のウェブサイトに掲載されている実績やお客様の声だけでは、情報が偏っている可能性があります。客観的な評判を知るには、Googleマップの口コミ、SNS、口コミサイトなど、第三者による評価を確認することが有効です。
口コミを見る際は、良い評価だけでなく、悪い評価の内容にも目を通しましょう。どのような点でクレームが出ているのか、業者がどう対応しているのかを見ることで、その業者の姿勢が分かります。クレームに対して誠実に対応している業者であれば、ある程度信頼できると判断できるでしょう。
また、業者の運営年数や実績も信頼性を判断する材料になります。長年にわたって営業を続けている業者は、それだけ顧客からの信頼を得てきた証拠です。さらに、テレビや新聞などのメディアに取り上げられた実績があれば、社会的な認知度も高いと考えられます。
ただし、口コミの中には業者が自作自演で書き込んだものや、競合他社による嫌がらせの投稿が含まれている可能性もゼロではありません。一つの情報源だけで判断せず、複数の媒体で評判を調べ、全体的な傾向を見て判断することが賢明です。
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万が一トラブルに遭った場合の対処法

どんなに注意していても、巧妙な手口で近づいてくる悪質業者と関わってしまう可能性はゼロではありません。実際にトラブルに巻き込まれてしまった場合、適切な対処をすることで被害を最小限に抑えることができます。
ここでは、具体的な相談先と対処法について解説します。
対処法①:高額請求にはその場で支払わない
業者から事前の説明とは異なる法外な料金を請求されても、その場で支払いをしてはいけません。まずはきっぱりと断る勇気を持つことが重要です。
悪質業者は、高圧的な態度や脅すような言動で相手を萎縮させ、支払いに応じさせようとします。「今すぐ払わないと荷物を降ろさない」「警察を呼ぶぞ」といった脅し文句を使うこともありますが、屈してはいけません。
契約書や見積書と請求額が明らかに違う場合は、その点を冷静に指摘し、支払いを拒否しましょう。また、ひとりで対応せず、家族や友人に連絡して現場に来てもらうことも有効です。複数人で対応することで、業者の強引な要求を退けやすくなります。
その場で支払いを迫られても、「今は手持ちがない」「家族と相談してから決める」などと伝え、時間を稼ぐこともひとつの方法です。冷静さを保ち、安易に支払いに応じないことが何より大切です。
対処法②:消費者ホットライン(188)へ相談する
契約内容や料金をめぐるトラブルが発生した場合は、全国どこからでも利用できる「消費者ホットライン(局番なし188)」に相談しましょう。この番号に電話をかけると、お住まいの地域の消費生活センターにつながります。
消費生活センターでは、専門の相談員が業者との交渉方法や今後の対応について、具体的なアドバイスをしてくれます。高額請求の根拠が不明な場合や、契約書の内容に問題がある場合など、法的な観点からも助言を受けられます。
相談する際には、以下のような証拠や情報を用意しておくとスムーズです。
- 業者の会社名、担当者名、連絡先
- 契約書や見積書のコピー
- 領収書や請求書
- やり取りしたメールやメッセージの記録
- 広告のチラシやウェブサイトのスクリーンショット
これらの資料があれば、相談員が状況を正確に把握でき、より的確なアドバイスが得られます。場合によっては、クーリング・オフ制度の適用や、業者への返金交渉のサポートを受けられることもあります。
ひとりで悩まず、早めに専門機関に相談することが、被害拡大を防ぐ鍵となります。
対処法③:脅迫や窃盗の被害は警察に相談する
料金の支払いをめぐって脅迫されたり、暴力的な言動を受けたりした場合は、ためらわずに警察へ通報・相談しましょう。また、家財を勝手に持ち去られた場合は窃盗罪にあたる可能性があり、これも警察の管轄です。
「警察沙汰にすると面倒になる」「後で嫌がらせを受けるかもしれない」といった恐怖心から、被害届を出すことをためらう方もいますが、それは業者の思うつぼです。悪質業者は、こうした被害者の心理につけ込んで違法行為を繰り返しています。
身体や財産に危険が及ぶ可能性がある場合は、何よりもまず自身の安全を最優先に行動してください。その場で110番通報することも選択肢のひとつです。警察が介入することで、業者の違法行為を止めることができます。
また、被害届を出しておけば、同じ業者による被害が他でも発生した際に、証拠のひとつとして役立ちます。泣き寝入りせず、きちんと対処することが、他の被害者を出さないためにも重要です。
おわりに
不用品回収業者とのトラブルは年々増加しており、誰もが被害に遭う可能性があります。本記事では、実際に起きた高額請求、不法投棄、押し買いなどの具体的な事例を紹介し、悪質業者に共通する「無料を強調する」「巡回や突然の訪問をする」「会社情報が不明瞭」といった特徴を解説しました。
安全に不用品を処分するには、自治体の許可を持つ業者を選び、事前に複数社から書面で見積もりを取り、第三者の口コミで評判を確認することが大切です。万が一トラブルに遭った場合は、その場で支払わず、消費者ホットライン(188)や警察に相談しましょう。
業者選びに迷ったら、専門スタッフが対応する「くらしのセゾン」の家財整理サービスのような信頼できるサービスを利用するのも一つの方法です。正しい知識を持って慎重に業者を選ぶことで、安心して不用品を処分できます。
※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。