髪は、第一印象やその人の雰囲気を大きく左右する大切なパーツです。たとえメイクやファッションが特別でなくても、髪がきれいなだけで“きちんと感が生まれます。
「美容室のヘアケアアイテムは高くて無理…」という方もご安心ください。実は、特別にお金をかけなくても、日々のちょっとした工夫や生活習慣を見直すだけで、美しい髪を育てることができます。
この記事では、今日から始められる簡単&節約ヘアケアのコツをたっぷりご紹介します。
美髪はお金をかけずに作れる
「美しい髪には高価な専用アイテムが必要」と思われがちですが、実はそうではありません。正しい知識と日々の丁寧なケアを続けるだけで、お金をかけなくても、髪は十分に美しくなるのです。
たとえば、毎日の洗髪は髪を清潔にするだけでなく、髪と頭皮の健康を保つためにも大切なステップ。正しいシャンプーとタオルドライの方法は、以下のとおりです。
- 洗髪の前に、髪全体をブラッシングし、ゴミやホコリを落としましょう。
- 髪をしっかり濡らしてからシャンプーを泡立ててなじませます
- 指の腹で頭皮をやさしくマッサージしましょう。爪を立てるのはNG。
- シャンプーはしっかりすすぎ、残りがないように。
- タオルドライはゴシゴシせず、優しく押し当てて水分を取る。
髪が濡れているときは、キューティクルが開いたデリケートな状態。ブラッシングは完全に乾いてからにしてくださいね。

そしてもう1つ気をつけたいのが「ドライヤー」。髪は濡れたままにせず、なるべく早く乾かす方が、ダメージが少ないんです。

ドライヤーで髪を乾かすときのポイント
- ドライヤーは髪から20cmほど離し、根元から当て、しっかり乾かす
- 8割程度乾いたら、毛先や髪の流れ・ボリュームを整えながら乾かす
- 仕上げは冷風。髪は冷えるときに形が定着する
髪は、熱が冷めるときの形を記憶します。最後に冷風をあてて仕上げることで、翌朝もスタイリングしやすくなりますよ。
美髪を保つ生活習慣・食事のポイント
美しい髪を保つためには、体の内側からのケアも重要です。毎日の生活習慣や食事の内容は、髪の健康にも大きく影響します。お金をかけずに実践できる、髪を美しくするポイントを見ていきましょう。
タンパク質は美髪の材料
髪の毛の主成分である「ケラチン」はタンパク質の一種です。美しい髪を育てるには、肉や魚、卵、大豆製品など、良質なタンパク質をバランスよく摂ることが大切です。
また、ケラチンの生成には「亜鉛」も欠かせませんが、亜鉛は体内で合成できないので、積極的に食事から取り入れましょう。さらに、ビタミンB群をはじめとするビタミンCと一緒に摂取することで、亜鉛の吸収率が高まり、頭皮環境のサポートにも役立ちます。
髪を美しく保つためのおすすめの食材
- タンパク質:鶏むね肉、赤身肉、鮭、青魚、卵、豆腐、納豆
- 亜鉛:牡蠣、ナッツ、豆類、レバー、ホタルイカ(旬の時期におすすめ)
- ビタミンB群:レバー、うなぎ、バナナ、あさり、緑黄色野菜
- ビタミンC:パプリカ、ブロッコリー、柑橘類、キウイ
季節の食材では、春が旬の「ホタルイカ」は亜鉛を豊富に含んでいます。旬の味覚もぜひ食卓に取り入れてみてくださいね。

“いつもの食材”が、大切な髪の栄養素になるんです!
睡眠とストレス管理が美髪には重要
成長ホルモンは睡眠中、特に深い眠り(ノンレム睡眠)のときに多く分泌され、髪の成長を促進します。質の高い睡眠をとるためには、寝る前1時間はスマホやパソコンの使用を控え、リラックスできる環境を整えることがポイントです。
また、ストレスは血行不良や頭皮環境の悪化につながり、髪にも悪影響を及ぼします。
適度な運動や趣味の時間を持つなど、自分なりのストレス解消法を見つけて、心身ともに健やかな状態を保ちましょう。

基本的な生活習慣の改善は、髪の状態を良くします。心や身体の状態を良好に保つことが、髪の健康にもつながるのです。
おわりに
美しい髪は、毎日の生活習慣とケアの積み重ねから生まれます。
高価なヘアケア用品がなくても、普段の洗い方やちょっとした工夫、食事への意識で、髪の状態は驚くほど変わります。
心身の健康が髪にもあらわれるので、無理のない範囲で生活習慣を見直すことが大切です。
今日からできることを少しずつ取り入れながら、楽しみながら“自分らしい美髪”を目指してみませんか?
※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。