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野菜の長持ちテクニック!保存場所と収納方法の正解は?

野菜の長持ちテクニック!保存場所と収納方法の正解は?
北原 円香 (CROCO_コラム企画ライター)

執筆者

北原 円香

主婦・元保育士。現在は育児とライター業、SNSでの発信に奮闘中。暮らしにまつわる情報をInstagramで発信しながら幅広い分野の記事を執筆しています。「シンプルで心地よい暮らしに整える」が日々のモットー。忙しい毎日でもちょっとした工夫や気づきを大切に暮らしています。

「冷蔵庫に入れていたのに、野菜がすぐ傷んでしまった」そんな経験、ありませんか?

実は、野菜は種類ごとに適した保存方法があり、それを知らないとせっかくの食材を無駄にしてしまうことも。でも、コツさえ押さえれば、おいしさを保ちながらムダなく使いきれます。

この記事では、家庭でよく使う定番の野菜の「正しい保存・収納テクニック」をご紹介します。食材を無駄にせず、毎日の食事をもっと美味しく・お得に楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。

野菜は種類によって正しい保存法が異なる!

野菜ごとに水分量や傷みやすさが異なるため、保存方法を間違えると鮮度が落ちやすくなります。

例えば、葉物野菜(レタスやほうれん草)は乾燥しやすいため、湿らせたキッチンペーパーで包んで冷蔵庫の野菜室に保存するのが基本です。さつまいもなどの根菜類は湿気に弱いため、冷暗所での常温保存が適しています。

また、トマトやきゅうりなどの夏野菜は冷やしすぎると風味が損なわれやすいため、冷蔵庫に入れる際は新聞紙に包むなどの工夫が必要です。

このように、野菜の特徴に合った保存法を選ぶことで、無駄なく美味しさをキープできます。

【食材別】野菜の保存・収納テクニック

ここからは、家庭で出番の多い野菜ごとに、おすすめの保存方法とポイントを解説します。

にんじんの保存・収納テクニック

にんじんは湿気に弱く傷みやすいため、新聞紙やキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室に保存しましょう。

にんじんはキッチンペーパーで湿気から守って保管するのがおすすめ!

このとき、寝かせずに立てて保存するとより長持ちしやすくなります。

にんじんは寝かさず立てて保管することで長持ちしますよ。

使いかけのにんじんは、ラップで包んで密閉し、できるだけ早めに使い切りましょう。

玉ねぎの保存・収納テクニック

玉ねぎは湿気に弱いため、風通しの良い冷暗所で常温保存するのが基本です。通気性の良いネットやかごに入れて吊るしておくと長持ちします。

吊るすスペースがない場合は、1個ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包み、段ボールやかごなどに入れて保管しましょう。

吊るせない場合は玉ねぎを新聞紙でしっかり包みましょう。
玉ねぎは通気性の良いカゴに入れて保存。

また、みじん切りやスライスした玉ねぎは保存袋に入れて冷凍保存も可能です。調理の時短にもつながります。

じゃがいもの保存・収納テクニック

じゃがいもは、日光に当たると芽が出やすくなり毒素が生成されるため、紙袋や新聞紙で包んで冷暗所で保存します。

じゃがいもは日光に当たると危険なため紙袋などに入れて保存するようにしましょう。
じゃがいもは冷蔵庫よりも冷暗所で保管するのがおすすめ!

冷蔵庫で保存すると低温障害で食感や風味が落ちやすいので、基本は常温保存がベストですが、真夏の高温期には野菜室での保存も選択肢のひとつです。気温に応じて保存方法を工夫しましょう。

小松菜の保存・収納テクニック

小松菜は鮮度が落ちやすい葉物野菜です。湿らせた新聞紙やキッチンペーパーに包み、立てた状態で野菜室で保存しましょう。

小松菜は湿らせたキッチンペーパーで包んでから保存します。

立てて保存することで、シャキッとした状態をより長く保ちやすくなります。

小松菜は立てて保存することで鮮度の良い状態を保てます。

すぐに使わない場合は、軽く茹でてから、または生のまま水気をよく切って小分けにし、冷凍保存するのもおすすめです。調理の際にそのまま使えるので、時短にもつながります。

小松菜は切ってから小分けにして冷凍すると時短にもなります!

冷凍しても栄養価は比較的保たれるため、忙しい方にも便利な保存方法です。

ネギの保存・収納テクニック

長ネギは乾燥しないようにラップで包み、冷蔵庫の野菜室に保存します。

ネギは部分ごとに切り分け、湿らせたキッチンペーパーで包むと乾燥を防ぎ、鮮度を保ちやすくなります

青い部分と白い部分を分けて立てて保存すると、より長く新鮮さを保つことができるのでおすすめです。また、刻んだネギは小分けにして保存袋に入れ、冷凍すしておくと必要な分だけ取り出せて便利です。

刻んだネギはそのまま冷凍すると時短になるのでおすすめ!

なお、冷凍する際はぬめりが出やすいため、しっかりと水気を切ってから保存しましょう。

おわりに

野菜の保存方法を知っておくだけで、食材のムダがグッと減ります。
種類ごとの特性を意識して上手に保存し、美味しさと鮮度を長持ちさせましょう。
毎日の料理をラクに、お得に楽しむためにも、ぜひ本記事のテクニックを活用してみてください。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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