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下味冷凍で平日準備を簡単に!タイパ抜群の調理術

下味冷凍で平日準備を簡単に!タイパ抜群の調理術
西田 (CROCO_コラム企画ライター)

執筆者

西田

3人の子育て真っ最中のママライター。育児と家事を両立しながら、ライターとして活動中。元歯科助手の経験を活かした専門的な記事や生活に役立つ記事など、これまで150本以上を執筆。休日は子ども達と公園巡り。冷蔵庫を空っぽにするまで、食材をむだなく使い切るのが得意。美容が大好きで、一人時間は美容鍼に通っています。

毎日の夕食、忙しくてつい手抜きになってしまう——そんな悩みを抱える人におすすめなのが「下味冷凍」。

週末に食材に下味をつけて冷凍しておくだけで、平日は解凍して加熱すると一品出来上がり!味はしっかり染み込んでおいしく、手間もグッと減ります。

この記事では、時短・タイパ抜群の下味冷凍術と、平日のご飯づくりを助けるおすすめレシピを紹介します。

忙しい現代人は「下味冷凍」がおすすめ

週末に肉や魚をタレに漬けて冷凍しておけば、平日は袋から出して火を入れるだけです。

旭化成ホームプロダクツの調査によると、「下味冷凍」を取り入れた家庭では1週間で約68分も家事時間が短縮したという結果も報告されています(BRAND PRESS, 2022年8月)。

調味液が表面を覆うことで乾燥・酸化を防ぎ、冷凍から解凍の間で繊維がほぐされ、味が染み込み、中までしっとりします。

まとめ買いした食材を計画的に消費でき、忙しい方でも無理なく自炊が続けられ、食材ロスにもつながります。

平日の夕食準備を楽にする下味レシピ5選

平日の夕食準備を楽にする下味レシピ5選
下味冷凍なら、平日は焼くだけでおかずが完成します。

ここからは、週末に仕込めば平日がぐっと楽になる、下味冷凍レシピを5つご紹介します。どれも焼いたり炒めたりするだけで、手軽に本格的な主菜が完成します。忙しい日でも、手作りの料理が食卓を彩りますよ。

さっぱりレモンマリネチキン

鶏モモ肉のレモンマリネは、レモンの爽やかさとにんにくの旨みが特徴の一品です。鶏もも肉をレモンの搾り汁とニンニクのタレで揉み込んで冷凍することで、肉質も柔らかく仕上がります。

平日は解凍してフライパンで焼くだけ。レモンの香りとニンニクの旨味が食欲をそそり、ご飯も進む主菜がすぐに作れます。

豚肉の生姜焼き

豚肉の生姜焼き

忙しい日こそ頼れる定番の生姜焼きも、下味冷凍ならさらに手早く作れます。醤油、みりん、おろし生姜を合わせた調味料に豚肉を漬け込み冷凍しておけば、平日は解凍してフライパンで炒めるだけでOK。

短時間の加熱でも柔らかく、コクのある甘辛い味わいがしっかり染み込んだ生姜焼きに仕上がります。

鮭の味噌ヨーグルト漬け

鮭の味噌ヨーグルト漬けは、味噌のコクとヨーグルトのまろやかな酸味が調和した魚の下味冷凍レシピです。鮭の切り身を味噌と無糖ヨーグルトを混ぜた特製だれに漬けて冷凍することで、臭みが抑えられ、身もしっとり柔らかく仕上がります。解凍後はグリルやフライパンで焼くだけで、ご飯が進む和風おかずに。

味噌の塩気と旨味がヨーグルトによってまろやかになり、臭みも抑えられて、身はふっくらと柔らかく仕上がります。

実際、実証実験でも、下味冷凍した鮭は、通常調理より味の深みが31%、味の厚みが39%アップしたとの結果が出ています。

生の魚をすぐに下味冷凍することで、鮮度を保ったまま保存でき、平日でも本格的な魚料理を手軽に楽しめます。

参照元:旭化成ホームプロダクツ株式会社と味香り戦略研究所が行った味覚科学の実証実験(都甲潔教授監修)

キャベツとベーコンのバジルソテー

キャベツとベーコンのバジルソテーは、野菜をたっぷり摂れる下味冷凍レシピです。ザク切りにしたキャベツと短冊切りのベーコンに乾燥バジル、オリーブオイル、にんにく少々、塩こしょうを加えて全体を和え、そのまま冷凍保存しておきます。

調理する日は、解凍した具材をフライパンでサッと炒めるだけで完成。冷凍することでキャベツがほどよくしんなりし、バジルの香りとベーコンの旨味が全体にしっかり染み込みます。生で調理するよりもシャキシャキ食感は控えめですが、その分柔らかく食べやすい仕上がりなので、子どもでも野菜をたっぷり食べられる一皿です。彩りも良く、もう一品野菜料理が欲しいときにぴったりです。

鶏とブロッコリーのケチャうまチリ炒め

ピリ辛ケチャップ味が食欲をそそる「ケチャうまチリ炒め」は、ご飯が止まらなくなる鉄板おかずです。週末のうちに、鶏もも肉を一口大に切り、ケチャップ・おろしにんにく・おろししょうがを合わせた特製ダレで揉み込んで冷凍。ブロッコリーは小房に分けて別の保存袋で冷凍しておけば、下準備は完了です。

冷凍することで味がしっかりしみ込み、鶏肉はしっとりジューシーに。ケチャップの甘みとコク、にんにくとしょうがの香り、さらに仕上げに加えるラー油のピリッとした辛さが絶妙にマッチし、箸が止まらなくなります。彩りのよいブロッコリーを添えれば、食卓も華やかに。ご飯はもちろん、キンと冷えたビールのお供にもぴったりの一皿です。

おわりに

おわりに
下味冷凍で料理の手間も後片付けもラクになります。

週末に少しだけ手間をかけて食材を仕込んでおけば、忙しい平日でも自宅で食べる美味しい夕飯を諦めずに済むのはうれしいポイントです。タイパ抜群のこの調理術は、続けるほどに段取りが身につき、自炊のハードルもどんどん下がっていきます。

一度コツさえ掴めば難しい手順もなく、料理初心者でもすぐに実践できるのも魅力です。ぜひご紹介したレシピの中から気になるものを選んで、次の週末にチャレンジしてみてください。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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