更新日

無料の語学習得は本当に可能?お金をかけずに続けられる現実的な学習法

無料の語学習得は本当に可能?お金をかけずに続けられる現実的な学習法
西田 (CROCO_コラム企画ライター)

執筆者

西田

3人の子育て真っ最中のママライター。育児と家事を両立しながら、ライターとして活動中。元歯科助手の経験を活かした専門的な記事や生活に役立つ記事など、これまで150本以上を執筆。休日は子ども達と公園巡り。冷蔵庫を空っぽにするまで、食材をむだなく使い切るのが得意。美容が大好きで、一人時間は美容鍼に通っています。

語学をお金をかけずに習得できたら理想的ですよね。本記事では、無料でも語学力を伸ばせる現実的な学習法をご紹介します。「独学では続かない」「結局、有料じゃないと無理?」と感じている方でも、読み終える頃には、自分に合ったやり方や学習プランのヒントが見つかるはず。ぜひ最後までご覧ください。

無料と有料の決定的な違いを理解して賢く学ぶ

同じ語学学習でも、費用の有無で得られる内容やサポートに差があります。まずは、無料と有料サービスの違いを押さえておきましょう。

無料学習の限界:モチベーション維持が最大の壁

語学習得には長い時間がかかるため、どんな方でも最初の高い意欲を継続的に保つのは難しいです。独学や無料アプリ学習だと、途中で飽きてしまい日々のルーティンに埋もれ、挫折してしまうこともあるでしょう。Duolingo Japan「2023年の語学学習意欲に関する調査」では、語学学習者の7割近くが3カ月以内に学習を中断し、1年間継続できたのは15.4%でした。このように、モチベーションの維持こそが無料学習における最大の壁といえるでしょう。

有料サービスにない無料の強み:自分のペースで学べる柔軟性

無料の語学学習は、学習スタイルの自由度が魅力です。英会話スクールだと、カリキュラムやクラスの進度に合わせる必要があり、内容が自分に合わないことも少なくありません。

有料サービスにない無料の強み:自分のペースで学べる柔軟性
今日は30分、今週はリスニング中心——自由度の高さが無料の武器。

一方、独学であれば「今日は30分だけ」「今週はリスニング中心で」など、自分の都合に合わせた柔軟なスケジュールが組めます。学ぶ場所も選ばず、移動中にアプリで復習したり、自宅で音読練習したりと自由自在です。その日の気分や生活リズムに合わせて進められるのが、無料学習だからこそ得られるメリットです。なお、無料を基本に、要所だけ有料を”点投入”(発音矯正・添削など)する併用型も現実的です。

挫折しないための現実的な目標設定と期待値調整

最初から「ペラペラになりたい!」と意気込んでも、途中で気持ちが折れることはよくあります。だからこそ、語学学習には現実的な目標が欠かせません。

例えば、「今日は単語を10個覚える」「今週中にこのフレーズを言えるようにする」など、ハードルの低いゴールを設定しましょう。目標は「週5日×15分」「英語日記3行」など”低ハードル+頻度重視”が続けやすいコツです。

難しすぎる教材から始めると、途中で投げ出したくなる原因にも。まずは自分のレベルに合った内容から始めて、「できる感覚」を増やすことが大切です。

それでも無料で結果を出す人の共通点と具体的方法

ここからは、お金をかけずに語学学習で成果を出している方たちの工夫や実践方法を見ていきます。無料でも結果を出す方は、どのように学習を継続しているのでしょうか。具体的な勉強法や習慣づくりのヒントを探りましょう。

学習を習慣化する工夫:時間・場所・ツールの固定化

習慣化のコツは、勉強する時間や場所、使う教材・ツールを固定すること。例えば、「毎朝の通勤電車で英語の音声を聞く」「夜9時から30分単語を覚える」など、学習の時間帯と内容をあらかじめ決めておくと良いでしょう。

時間を決めておけば、「やるかやらないか」を迷わずに済み、生活の一部として継続しやすくなります。こうして学習をルーティン化できれば、モチベーションに左右されず続けられるでしょう。いつ・どこで・何をやるかを固定化(例:朝の通勤30分はリスニング)することで、迷いを減らすと継続しやすくなります。

アウトプット中心の学習スタイル:話す・書くを日常生活に取り入れる

語学力を伸ばしている方の多くは、「話す・書く」といったアウトプットを日常的に取り入れています。インプットばかりで、使わなければ定着しません。

例えば、「学んだフレーズを声に出す」「日記やSNSに英語で投稿する」といったアウトプットが、記憶の定着や表現力の向上につながります。アウトプットは特別な環境がなくても可能です。まずは、自宅でできる「声に出す」「書く」を習慣にしてみましょう。SNS投稿を活用する場合は、個人情報を載せない、位置情報を外すなど、公開範囲と安全設定に配慮することが大切です。

他人を巻き込む:言語交換・勉強仲間でモチベーションを維持

ひとりで学ぶのが難しいと感じたら、思いきって他人を巻き込んでみましょう。人と関わることは、モチベーション維持においても効果的です。

他人を巻き込む:言語交換・勉強仲間でモチベーションを維持
言語交換や勉強仲間で“人の目”を味方に。週1回の共有だけでも継続力が上がる。

例えば、SNSで勉強仲間をつくったり、言語交換アプリで、外国の方と実際に話す練習をしたり。週に一度でも誰かと学習の進捗を共有する場があれば、「やらなきゃ」という意識が自然と生まれます。

自分ひとりでは続けられなかった学習も、仲間がいるだけで継続しやすくなります。まずは無料で使えるアプリやコミュニティを活用して、学習に“人とのつながり”を取り入れてみてください。ただし、連絡先の直交換は慎重に行い、初期はアプリ内メッセージ・通話で様子見することが安心です。

おわりに

無料で語学を習得するのは簡単ではありませんが、できないことではありません。有料サービスに頼らなくても、習慣化やアウトプット、仲間作りといった工夫次第で着実に語学力が向上します。

もちろん、お金をかけない分、続けるには強い意志と工夫が必要です。しかし、自分に合った方法を見つけてコツコツ続けていけば、語学習得というゴールに一歩ずつ近づけるはずです。今日からできることを、少しずつ始めてみましょう。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

よく読まれている記事

みんなに記事をシェアする