更新日

引っ越し費用を節約!時期と方法で賢く安くするコツ

引っ越し費用を10万円節約も夢じゃない!時期と方法で賢く安くするコツ
高山さとみ (CROCO_コラム企画ライター)

執筆者

高山 さとみ

「わかりやすく伝える」をモットーとする専業ライター・ディレクター。神奈川県で夫と子どもと3人暮らし。これまで幅広いジャンルで500本以上の記事制作に携わってきました。なかでも金融営業・営業事務・注文住宅施主の経験から、金融・不動産分野を得意としていますFP2級・料理とパンのライセンス資格保有。主婦の視点から、節約や投資、料理など、生活に役立つ情報をお届けします。

「新しい生活は楽しみだけど、引っ越しの出費が痛い…」と感じていませんか?これから始まる新生活にワクワクする一方で、出費がかさむのが悩みの種ですよね。

この記事では、引っ越し業者・自力引っ越しのメリット・デメリットや、節約ポイント、段取りなどを解説します。計画的に準備を進めて、引っ越し費用を抑えながら新生活をスタートさせましょう。

引っ越し費用の節約ポイント

引っ越し業者vs自力引っ越しの比較

引っ越し費用を抑えたいと考え、家族や友人と協力して自力で引っ越しをしようと考える方もいらっしゃるでしょう。

しかし、荷物が多いファミリー世帯の引っ越しの場合、大型の家具や家電製品の移動や設置、大型トラックの運転など素人では難しいことも多く安全性や効率を考えると専門業者への依頼が現実的です。

荷物が少なく近距離の単身引っ越しの場合であれば自力での引っ越しも検討可能ですが、レンタカーの保険・免責額、荷物破損時の補償範囲、運搬中のケガリスクも考慮が必要です。

単身者の場合、自力で引っ越しをした方が費用は節約できますが、以下のメリット・デメリットまで考えてどちらを選択するかかを判断しましょう。

引っ越し料金は物量・階段有無・養生・時間帯(午前/午後)・繁忙期加算で大きく変動します。内訳の提示を引っ越し業者に依頼すると比較がしやすいでしょう。

引っ越し業者に依頼するメリット
  • 時間と手間を大幅に節約できる
  • 破損・汚損・紛失のリスクが低い
  • 万が一の際の補償が充実している
  • 大型家具・家電の運搬も安心
引っ越し業者に依頼するデメリット
  • 自力よりも費用が高額になる
  • 日程調整が必要
  • 繁忙期は予約が取りにくい
自力引っ越しのメリット
  • 業者依頼よりも大幅に費用を抑えられる
  • 自分のペースで作業できる
  • 日程の自由度が高い
自力引っ越しのデメリット
  • 時間と手間がかかる
  • 破損・汚損・紛失のリスクがある
  • 大型家具・家電の運搬が困難
  • 体力的な負担が大きい

引っ越し業者へ依頼する場合、、自力で引っ越しする場合それぞれにメリット・デメリットはありますが、どちらを選ぶべきかは、引っ越しの時期、荷物量、距離などによって判断しましょう。ポイントをまとめましたので確認してください。

引っ越し業者がおすすめな人
  • 荷物が多いファミリー世帯
  • 遠方への引っ越し
  • 手間をかけたくない人
  • 大型家具・家電が多い人
自力引っ越しがおすすめな人
  • 荷物が少ない単身者
  • 近距離での引っ越し(同一市内など)
  • 体力に自信がある人
  • 手伝いを頼める友人・家族がいる人

繁忙期を避けて節約!最適な引っ越し時期カレンダー

引っ越し費用は時期によって大きく変動します。新生活が始まる3~4月は繁忙期となり、料金が通常期の1.5~2倍近くになることもあります。

月別引っ越し料金の目安

時期区分料金レベル特徴・理由
繁忙期3~4月★★★(高)新生活シーズン、最も高額
狙い目2月★(安)繁忙期前、予約も取りやすい
通常期5月★★(普通)GW後、需要が落ち着く
狙い目6月★(安)梅雨時期、引っ越し需要少
通常期7~8月★★(普通)夏休み利用の家族が増加
繁忙期9~10月★★★(高)秋の人事異動シーズン
狙い目11月★(安)年内最後の穴場時期
繁忙期12~1月★★★(高)年末年始休暇利用が増加
※月ごとの”安い・高い”は年度や地域によって前後します。上記はあくまで一般的な目安です。

さらに節約できる日程・時間の選び方

曜日による違い
  • 平日:土日祝より10~20%安い場合もあり
  • 土日祝:需要が高く割高
時間帯による違い
  • 時間指定なし(フリー便):最も安い 午後便より20%程度安い場合もあり
  • 午前便(8~12時):最も高い
  • 午後便(13時以降):午前便より安い場合もあり
月内でのベストタイミング
  • 月末・月初:高くなる場合が多い(賃貸契約の関係で集中)
  • 月中旬:比較的予約が取りやすく安い

実際の節約効果

繁忙期(3月)は通常期(6月)より高くなる傾向があり、以下はその一例です。
  • 単身引っ越し:55,000円 → 35,000円(20,000円節約)
  • ファミリー引っ越し:160,000円 → 110,000円(50,000円節約)
さらに平日・フリー便を選択した場合
  • 通常料金から10〜30%程度の節約見込み
  • 単身なら4,000~12,000円、ファミリーなら10,000~30,000円ほど安くなる場合あり

時期を調整できるのであれば、繁忙期を避けて、平日・フリー便を選ぶことで節約できる場合があります。特に2月、5~6月、11月は引っ越し業界の比較的狙い目の時期といえます。

見積もりで損しない交渉術と相見積もりの取り方

節約の王道ともいえるのが、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」です。同じ条件でも業者によって料金に1~3万円の差が出ることも珍しくありません。

相見積もりの効果的な進め方

引っ越し業者を選ぶ際に、何社に見積もりを依頼するのが良いでしょうか。一括見積サイトなどを利用すると便利ですが、多くの業者への対応が必要となり負担も大きくなります。ご自分の状況にあわせて見積もり依頼をしましょう。

また、見積もりを依頼する際には、正確な情報を伝えることが重要です。見積もりの精度が上がり当日の追加料金を防ぐことができます。

STEP1:見積もり依頼は最低3社
  • 大手業者1社:サービス品質は高いが料金は高め
  • 地域密着業者1~2社:料金が安く、融通が利きやすい
  • 比較サイト経由1社:割引キャンペーンが適用される場合あり
STEP2:見積もり時に必ず申告すべき情報

見積もりの精度を上げ、当日の追加料金を防ぐためにも以下の項目については正確に伝えましょう。

申告項目詳細なぜ重要?
建物情報エレベーター有無・階数階段料金の有無に影響
道路状況前面道路の幅・トラック駐車可否横持ち料金が発生する場合あり
荷物の詳細大型家具・家電の正確なサイズトラックサイズと作業人数に直結
作業条件養生の必要性・特殊作業の有無オプション料金を事前に把握
STEP3:効果的な交渉術

やるべきこと

  • 他社の見積もり額を正直に伝える:「A社では○万円でした」と具体的に
  • 複数社で迷っていることをアピール:「料金とサービスを総合的に検討中」と伝える
  • 日程に柔軟性を示す:「平日でも大丈夫」「時間指定なしでも可能」
  • 一度持ち帰って冷静に判断:「家族と相談して決めます」で即決を避ける

避けるべきこと

  • 嘘の見積もり額を伝える(信頼関係を損ねる)
  • 極端な値下げ要求(サービス品質の低下につながる)
  • 「今日決めてくれたら」という営業トークに即決
  • 最安値だけで決める(サービス内容を軽視)

見積もり比較時のチェックポイント

見積もりを比較する場合には、単に料金面だけを比較するのではなく、オプションの内容やサービス面、見積もりの細かさや営業担当者の対応などもしっかりチェックしましょう。

段ボールの数が足りず追加購入することになったり、新居でのテレビのなどの配線作業は有料な場合もあります。

また、見積もりを依頼する際に、エレベーター有無・階数・トラックの停車可否(前面道路幅)、特別に依頼したい内容などを申告することで見積もりがより正確になるでしょう。

サービス面の比較
  • 作業員数:2名 vs 3名(作業時間に影響)
  • 保険・補償:破損時の補償内容と上限額
  • 無料サービス:段ボール提供数、簡易清掃の有無
  • 追加料金:階段・エレベーター・距離による加算の詳細

交渉で実際に安くなった事例

事例1:平日フリー便への変更提案
  • 土曜午前指定:65,000円 → 平日フリー便:48,000円(17,000円削減)
事例2:他社見積もりを活用した交渉
  • 初回見積もり:72,000円 → 他社提示後:58,000円(14,000円削減)
事例3:不要サービスの削除
  • フルサービス:85,000円 → 荷造り自分で:62,000円(23,000円削減)

相見積もりと適切な交渉により、1~3万円の節約が期待できます。時間をかける価値は十分にありますよ。

1ヶ月前から始める!時短&節約を両立する引っ越しスケジュール

「引っ越しは直前の準備が大変」というイメージがありませんか?しかし、1ヶ月前から計画的に動くことで、当日の負担を減らすことができて、節約にもつながります。

4週間前:不用品処分で引っ越し費用を軽減!買取・フリマアプリ活用術

引っ越しの荷物は、少なければ少ないほど料金が安くなります。この機会に、家全体を見直して不用品を処分しましょう。ただ捨てるのではなく、売ることで思わぬ収入になり、引っ越し費用の足しにできますよ。

不用品処分の方法と特徴

方法向いているものメリットデメリット期間目安
フリマアプリブランド品、電化製品、本・CD高値で売れる可能性大手間と時間がかかる1~4週間
リサイクルショップ大型家具、大量の衣類まとめて処分可能買取価格は安め即日~1週間
出張買取家電、家具一式自宅で完結、楽買取不可の場合も1週間程度

実際の処分効果例

  • 使わなくなったスマホ・タブレット:5,000~15,000円
  • 読まない本・漫画(100冊):3,000~8,000円
  • 着ない洋服(20着):2,000~10,000円
  • 小型家電(炊飯器、掃除機など):3,000~12,000円

合計:1~4万円程度の収入が期待できることも

不用品を処分することで、荷物が減り、ワンランク下の料金プランで済むかもしれません。不用品を処分して数万円の利益が出たり、引っ越し費用を節約できる可能性が高まるため、早めに取りかかりましょう。

また、冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコン等は家電リサイクルの対象です。処分する際はルールと費用を確認しておきましょう。

粗大ごみは自治体回収の予約が必要です。時期によっては予約枠が埋まりやすいので早めの手配を心掛けましょう。

2週間前:梱包資材を無料で調達!効率的な荷造りテクニック

段ボールは業者からもらえることが多いですが、数が足りなくなったり、自力で引っ越したりする場合は、自分で用意する必要があります。

無料で段ボールを入手できる可能性のある場所

  • スーパー・ドラッグストア:食品・日用品の箱、比較的きれい
  • 家電量販店:丈夫な箱が多い、大きめサイズも豊富
  • ホームセンター:園芸用品の箱、中サイズが充実
  • コンビニ:小さめサイズ中心、本・小物向け

効率的な荷造りの手順

STEP1:使用頻度で分ける
  1. 今すぐ処分:明らかに不要なもの
  2. オフシーズン:季節外れの衣類、使わない食器類
  3. 普段使い:日用品、よく着る服
  4. 直前まで使用:洗面用具、仕事道具、掃除用品
STEP2:箱詰めのコツ
  • 重いもの(本・食器):小さな箱(みかん箱サイズ)に入れる
  • 軽いもの(衣類・タオル):大きな箱を活用
  • 壊れやすいもの:新聞紙+タオルで二重保護
  • すぐ使うもの:「最優先」箱を1箱作成
STEP3:ラベリング術
  • 箱の上面・側面両方に内容を記載
  • 「リビング:本・雑誌」「キッチン:食器(ワレモノ)」のように場所+内容で明記
  • 緊急度に応じて「★★★(最優先)」「★★(1週間以内)」「★(後回し)」でランク付け

これらの準備により、引っ越し当日の作業時間を大幅短縮でき、業者の作業時間短縮→料金削減にもつながります。

1週間前:ライフライン手続きで二重払いを防ぐ!完全チェックリスト

電気・ガス・水道といったライフラインの手続きも忘れずに。退去日と入居日を正確に申告し、旧居と新居の二重請求を防ぐことが大切です。

1週間前:ライフライン手続きで二重払いを防ぐ!完全チェックリスト
電気・水道はWeb手続き、ガスは立ち会い予約を。退去・入居日は二重請求防止の要。

必須手続き一覧

手続き方法注意点締切目安
電気ネット・電話最終使用日、使用開始日を指定3日前まで
ガスネット・電話開栓は立ち会い必須1週間前まで
水道ネット・電話最終使用日、使用開始日を指定3日前まで
インターネット各プロバイダ工事予約が必要な場合もあり2~4週間前

住所変更が必要な主要サービス

金融関係
  • 銀行口座(通帳・キャッシュカード・ネットバンキング)
  • クレジットカード
  • 保険(生命・火災・自動車)
公的手続き
  • 郵便局(転居届)
  • 運転免許証
  • 住民票・マイナンバーカード
  • 国民健康保険・国民年金
日常サービス
  • 携帯電話
  • 新聞配達
  • 定期購入サービス(ネット通販など)

二重払いを防ぐポイント

  1. 解約日と開始日を1日ずらす:3月31日解約→4月1日開始
  2. 日割り計算を確認:月途中でも基本料金満額の場合があるため事前確認
  3. 最終検針・清算日を指定:立ち会い日を引っ越し前日に設定

手続き漏れチェックリスト作成のコツ

郵便の転居届、運転免許・銀行・クレジット等の住所変更など手続きが必要な項目をスマホのメモアプリやExcelで一覧表を作成すると良いでしょう。手続きが完了したら「済みチェック」を忘れずに入れます。一覧表を家族で共有すると作業を分担できるうえ、手続き漏れを防げます。

また、インターネットは開通予約が混み合う可能性があります。解約・転用・違約金の有無を先に確認し、早めに準備しましょう。

おわりに

引っ越し費用は、ちょっとした知識と計画的な準備で驚くほど節約できます。

この記事でご紹介した節約のポイントをおさらいすると

  • 時期の選択:繁忙期は通常期の1.5倍~2倍かかる
  • 方法の選択:荷物の少ない単身なら自力引っ越しで節約もあり
  • 相見積もり:複数業者の比較で1万円以上の価格差あり
  • 不用品処分:売却で収入+荷物減による料金ダウン
  • 計画的な準備:1ヶ月前からの段取りで当日の追加料金を回避

これらを組み合わせることで、思いがけない節約ができることがあります。

引っ越しは新しい生活のスタート地点。費用面で無理をせず、浮いたお金は新居での生活をより豊かにするために活用してください。新しい家具や家電、近所のおいしいお店を探索する資金にするのも良いでしょう。

計画的な準備で、お財布にも心にも余裕のある引っ越しを実現し、気持ち良く新生活をスタートさせましょう!

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

よく読まれている記事

みんなに記事をシェアする