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楽天・Amazon・Yahoo!の「ポイント最大化」攻略法

楽天・Amazon・Yahoo!の「ポイント最大化」攻略法
高山さとみ (CROCO_コラム企画ライター)

執筆者

高山 さとみ

「わかりやすく伝える」をモットーとする専業ライター・ディレクター。神奈川県で夫と子どもと3人暮らし。これまで幅広いジャンルで500本以上の記事制作に携わってきました。なかでも金融営業・営業事務・注文住宅施主の経験から、金融・不動産分野を得意としていますFP2級・料理とパンのライセンス資格保有。主婦の視点から、節約や投資、料理など、生活に役立つ情報をお届けします。

「楽天、Amazon、Yahoo!のどこが一番お得なの?」買い物の際に悩む方もいらっしゃるでしょう。各サイトのセール日を狙い、ひと手間かけるだけで、ポイント還元率や購入金額が大きく変わります。

「難しそう…」と敬遠しなくても大丈夫!この記事を読めば、簡単にできるポイント最大化の攻略法がわかります。明日からのお買い物を賢く、もっとお得にしましょう。

3大ECサイトのポイントアップデー完全カレンダー|買い時を逃さない

お得に買い物をするための第一歩は「いつ買えばお得か」を知ることです。各社が開催するポイントアップキャンペーンを狙うだけで、普段と同じ買い物でも、獲得できるポイントが大きく変わります。まずは、いつ、どのようなセールがあるのか見ていきましょう。

楽天お買い物マラソン・Amazonタイムセール・Yahoo!5のつく日の仕組み

「楽天」「Amazon」「Yahoo!」の3大ECサイトには、それぞれ特徴的な大型セールがあります。下表では 開催周期や特徴、ポイント還元や特典条件などを比較しました。

大型セール比較(楽天・Amazon・Yahoo!)

サイトセール名開催周期・特徴ポイント/特典
楽天市場お買い物マラソンほぼ毎月|税込1万円以上×複数店舗で買い回り最大10倍(上限7,000P)※要エントリー/ラクマでの購入で最大11倍
楽天スーパーセール3・6・9・12月|半額・割引商品多数あり×複数店舗で買い回り最大10倍(上限7,000P)※要エントリー/ラクマでの購入で最大11倍
AmazonスマイルSALE不定期ほぼ毎月|合計1万円以上購入で対象還元率は条件・時期による ※要エントリー
プライムデー7月頃|プライム会員限定の年1回の大セール還元率2025年は最大18%(上限10,000P)※要エントリー
プライム感謝祭10月頃|プライム会員限定の年1回の大セール還元率2025年は最大12%(上限10,000P)※要エントリー
Yahoo!5のつく日毎月5・15・25日|PayPay払い必須PayPayポイント最大4%(上限1,000円相当)※要エントリー
ゾロ目の日クーポン毎月11・22日|事前取得割引クーポン配布割引クーポン付与(クーポン数は割引率により異なる)

開催されるタイミングや条件を把握して、あなたの買い物スタイルに合ったサイトを見極めましょう。

※各キャンペーンの倍率・上限・条件は開催回ごとに変更される場合があります。必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。

2025年最新!各社のポイントアップルールの注意点

「たくさんポイントがもらえると思ったのに、実際は少なかった…」とならないために、確認すべき3つのポイント(上限・対象金額・支払い方法)を押さえておきましょう。

上限ポイントを確認する

キャンペーンで獲得できるポイントには、ほとんどの場合、上限が設定されています。「最大11倍」という言葉に惹かれて高額な買い物をしても、上限が7,000ポイントの場合にはそれ以上はもらえません。特に、大きな買い物をする前は、上限ポイントの確認は必須です。

ポイント計算の対象金額に注意する

ポイントは、支払った金額の全てに対して付与されるわけではありません。送料やラッピング代、クーポンで割引された金額分は対象外になることがほとんどです。

ポイント計算の対象金額に注意する
Amazonは「1万円以上+要エントリー」が条件。送料等は対象外なので注意。

支払い方法の指定を守る

Yahoo!ショッピングの「5のつく日」のように、キャンペーンによっては支払い方法が限定されることがあります。せっかくエントリーしても、指定以外の方法で支払うとポイントアップの対象外になってしまうので、事前に条件を確認し、最終確認画面でもしっかりポイントをチェックしましょう。

※上限ポイントや対象金額の扱いは、時期やキャンペーン内容により変動します。最新の条件を事前に確認しておきましょう。

買い時カレンダーの活用法と複数セール重複時の優先順位

「楽天スーパーセール期間中の5のつく日」や「Yahoo!の5のつく日」など、複数の高還元デーが重なることもあります。そんな時は、高額単品の購入はYahoo!、複数店舗のまとめ買いは楽天といった優先順位をつけて利用しましょう。

ただし、支払い方法や会員ランクなどによってポイントは前後するので、実際に計算してみることをおすすします。

高額な家電などを1点買いする場合

例えば、10万円の最新炊飯器を買う場合、買い回りでのポイントアップはあまり期待できません。それよりも「5のつく日」で確実にポイントを上乗せしたり、対象家電のポイントバックキャンペーンなどを利用する方が、結果的に多くのポイントを獲得できることがあります。

日用品や食品をまとめ買いする場合

洗剤やシャンプー、お米、お水など、複数の店舗でたくさんの品物を買う場合は、楽天の「お買い物マラソン」や「スーパーセール」がおすすめです。10店舗で買い回りすれば、購入した全ての商品がポイント10倍の対象になります。

日用品や食品をまとめ買いする場合
「5と0のつく日」にまとめ買い+カード特典で還元率を底上げ。

ポイントサイト経由で還元率UP!知らないと損する経由ルート

ECサイトのキャンペーンだけでも十分お得ですが、ポイントサイトを経由するだけで、さらにポイントを二重取り、三重取りできる方法があります。ポイントサイトのリンクを経由してECサイトで商品を購入すると、広告主となるECサイトからポイントサイトへ成果報酬として広告費が支払われる仕組みです。

ハピタス・モッピー・楽天リーベイツの還元率比較と選び方

ポイントサイトは数多くありますが、まずは利用者数が多くて安心な大手3サイトから始めてみるのがおすすめです。

サイト特徴主な還元率(例)
ハピタス掲載数3,800以上。案件が豊富/「お買い物あんしん保証」でポイント付与も安心楽天 1%|Amazon 対象外|Yahoo! 0.8%+宝くじ交換券
モッピー運営20年以上・会員1,300万人超/クレカ発行・口座開設など高額案件に強い楽天 ・Yahoo!1%(ゴールド会員は承認pt+15%)|Amazon 対象外
楽天リーベイツ提携する有名ブランド公式ショップ(アディダス・ユニクロなど)が豊富/楽天ポイント最大20%還元楽天・Amazon・Yahoo! 対象外

楽天リーベイツは楽天が運営し、楽天市場に出店していない有名ブランドや公式ショップでの買い物でも楽天ポイントが溜まる点は魅力ですが、Amazonなどのプラットフォームでの買い物は対象外なので注意しましょう。同じショップでもサイトによって還元率が異なるため、比較して選ぶのがおすすめです。

※還元率や対象ショップは常に変動します。最新の還元条件は各ポイントサイトの案内ページでご確認ください。

経由忘れで0%に!よくある失敗例と確実に経由する方法

ポイントサイトを経由したのに「還元率0%?!」となる原因の多くは、ちょっとした手順ミスです。例えば、リンクをクリックする前にカートへ商品を入れていたり、購入途中で別のサイトやアプリを開いたりすると、計測が途切れてしまうことがあるのです。

さらに最近は、スマホの設定や環境でも失敗が起きやすいようです。特にiPhoneのSafariなど一部ブラウザでは「ITP(追跡拒否機能)」がオンだと正常にポイントが反映されないケースもあります。また、SNSやアプリ内ブラウザ経由では計測が切れることもあるため注意が必要です。

確実に経由するためには、以下の手順をチェックしましょう。

  1. 買い物をする前に、ECサイトのカートを空にする
  2. ポイントサイトで対象ショップを探し、「ポイントを貯める」ボタンをクリックする
  3. ECサイトに移動したら、同じブラウザ内でそのまま購入を完了させる(途中でアプリや別タブを開かない)

ちょっとした寄り道や設定の違いで、数%還元されるはずがゼロになってしまうことも。最後まで同じブラウザで、寄り道せずに買い物を完了させることが大切です。

期間限定ポイント失効で年間数千円損!使い切り優先順位

キャンペーンで付与されるポイントの多くは、有効期限が1〜2ヵ月程度と短い「期間限定ポイント」です。失効しやすいため、次の優先順位を意識して使い切ることが大切です。

サービス有効期限(代表例)優先利用先・おすすめ消化法
楽天ポイント(期間限定)多くは月初付与 → 翌月末失効(1〜2ヵ月)|※キャンペーンごとに異なる①街のお店(楽天ペイ・加盟店)|②楽天ポイントカード加盟店(例:マクドナルド、ミスド)|③楽天市場での買い物
Amazonポイント最終購入日 or 最終獲得日から1年間有効Amazonでの買い物支払いに充当
PayPayポイント(期間限定)付与翌日から最短30日以降の月末|※キャンペーンごとに異なる①街のPayPay加盟店で支払い|②Yahoo!ショッピングでの利用

期間限定ポイントは有効期限が短いものが多く、放置すると年間で数千円分を失う可能性があります。必ず付与明細をチェックし、日常の支払いから優先的に消化しましょう。

おわりに

各サイトのセール日を把握し、買い物前にポイントサイトを経由することで、場合によっては年間で数万円お得になります。ただし、キャンペーンでは期間限定ポイントが付与されるケースが多いので、期限を必ずチェックし、失効させないように注意しましょう。

ECサイトでの買い物は、ちょっとした工夫で家計にゆとりが生まれたり、欲しいものをお得に手に入れたりできます。直近の「楽天お買い物マラソン」や「5と0のつく日」などをまずチェックしてみましょう。さらに、ポイントサイトを経由し、期間限定ポイントの失効防止も徹底すれば、年間で数万円お得になるかもしれませんよ。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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