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保育園・幼稚園グッズは買う?作る?賢い選び方と節約 術

保育園・幼稚園グッズは買う?作る?賢い選び方と節約術
朝倉 ゆき

執筆者

朝倉 ゆき

15年間の専業主婦を経てWebライターに転身し、これまでに300本以上の記事や動画台本を執筆。
生活者目線を大切に、暮らしやすさにつながる情報を丁寧に届けています。
趣味はハンドメイドで、とくに編み物に夢中。現在は神奈川県で夫と4人の子ども、猫と暮らしています。

入園準備で欠かせないレッスンバッグや上履き入れなどのグッズ。「手作りに挑戦したいけれど時間がない」「既製品で済ませたいけど費用が気になる」——そんな悩みを抱える方も多いでしょう。

本記事では、手作りと購入それぞれの費用・時間・メリットを分かりやすく比較し、さらに初心者でも楽しめる節約&アレンジ術も紹介します。無理なく、お子さんも喜ぶ入園グッズのヒントにしてください。

手作りと購入の費用・時間・メリット比較

入園準備では、レッスンバッグや上履き入れ、お弁当袋など、さまざまなグッズをそろえる必要があります。まずは、費用・時間・使い勝手を比較して、自分に合った方法を考えてみましょう。

必要グッズ一覧と費用比較:レッスンバッグ・上履き入れ・お弁当袋

保育園・幼稚園に入園する際は、各園によって詳細は異なるものの、以下のようなグッズを用意する必要があります。

  • レッスンバッグ
  • 上履き入れ
  • お弁当袋
  • コップ入れ
  • ランチョンマット
  • 着替え袋

多くの園で必須となるのが、レッスンバッグ・上履き入れ・お弁当袋の3点セットです。これらを「購入する場合」と「手作りする場合」の費用目安は以下のとおりです。

市販(単品)市販(セット)手作り(材料費)
レッスンバッグ約1,000円~5,000円約2,500円〜8,000円約2,800円〜
上履き入れ約800円~4,000円
お弁当袋約400円~1,500円

ただし、手作りの場合は生地やパーツの選び方によって、かなり値段が変わります。また、市販品も選ぶ商品によって価格に大きな幅があります。

手作りなら材料費だけで約2,800円、購入すると3,500円程度で

手作りと購入にかかる費用を、もう少し詳しく見ていきましょう。

布選びだけでなく、紐やテープ、留め具など細かなパーツ選びも楽しみのひとつ。
布選びだけでなく、紐やテープ、留め具など細かなパーツ選びも楽しみのひとつ。

レッスンバッグ・上履き入れ・お弁当袋の3点を手作りした場合に必要な金額は約2,800円。内訳は、以下のとおりです。

  • 生地(キルティング・1m):1,900円〜
  • 紐(3m):110円~500円
  • アクリルテープ(1.3m):110円~500円
  • ループエンド・Dカンなど:400円〜
  • ミシン糸:300円~400円

生地の値段は種類や柄、メーカーによってかなり幅があるので、予算に合わせて選びましょう。

同じ3点セットを市販品でそろえる場合、およそ3,500円前後が目安です

ネット通販ではデザイン・価格ともに幅広く、好みに合う一点が見つかります。
ネット通販ではデザイン・価格ともに幅広く、好みに合う一点が見つかります。

ただし市販品の価格は幅広く、生地やデザインにこだわったり、ハンドメイド作家の作品を購入すると10,000円を超える場合もあります。

制作時間とミシンレンタル費用を含めた本当のコスト

手作りするときは、材料費だけでなく、「時間・手間のコスト」も忘れずに。初心者が3点セットを作る場合、数時間〜半日程度かかることもあります。

というのも、材料の購入や布の裁断、ミシンがけには意外と時間がかかるからです。初心者が3点作るなら、材料を揃えた状態から少なくとも数時間はみた方がいいでしょう。

もし、ミシンを持っていない場合は新たに用意する費用もかかります。ミシンは新品で1万円程度で購入できます。ただし、今回以外に使う予定がないならば、レンタルを選ぶのもひとつの方法です。

ミシンを持っていなくても大丈夫。レンタルなら3泊4日4,480円~手軽に挑戦できます。
ミシンを持っていなくても大丈夫。レンタルなら3泊4日4,480円~手軽に挑戦できます。

このように、手作りには材料・道具を揃える手間や、製作の労力も伴います。そのため、「手作りの方が安く済む」と始めたものの、時間と手間を含めた本当のコストでは必ずしも節約に繋がらない場合があります。

ただ、「好きな生地で世界に一つを作れる」「思い出になる」という手作りの醍醐味が味わえますし、「必要なサイズに合わせて調整できる」「子どものリクエストに細かく答えられる」というメリットもあります。

一方、市販品の利点は丈夫さと手間いらずな点で、忙しい方でもすぐに必要な物を揃えられる安心感があります。費用・時間・メリットを天秤にかけて、自分に合った方法を選びましょう。

初心者でもできる節約術と簡単アレンジ方法

ここまで手作りと購入の違いを見てきましたが、中には「裁縫は苦手だけど手作りしたい」「既製品にひと工夫してオリジナルにしたい」そんな方もいますよね。ここからは、裁縫初心者でもできる簡単&節約アレンジ術を紹介します。

ハンドメイドキットで時短&失敗なしの手作り体験

「裁縫は苦手」「材料をそろえるのが大変」という方には、必要な布やパーツがすべて入ったハンドメイドキットがおすすめです。材料選びの手間を省けて、時短&失敗防止が叶います。

生地や紐、タグがセットになったキットなら、迷わず楽しく手作りできます。
生地や紐、タグがセットになったキットなら、迷わず楽しく手作りできます。

必要な布地や紐、タグ類、作り方説明書がセットになっているので、材料選びの手間が省けて失敗も防げます。入園グッズのキットは数千円程度で販売されており、時短になるうえ確実に完成できる安心感が得られます。

市販品+ワッペンで愛着のあるオリジナルグッズに

アイロン接着ワッペンを使えば、ミシンがなくても、手縫いが苦手でも、簡単にオリジナル感を出せます。

100均や手芸店で買えるワッペンを貼るだけで、裁縫なしでもオリジナル感アップ。
100均や手芸店で買えるワッペンを貼るだけで、裁縫なしでもオリジナル感アップ。

市販の無地バッグや巾着袋にお子さんの好きなキャラクターのワッペンを貼るだけで、“世界に一つ”の特別なグッズになります。目印にもなり、他の子と取り違える心配も減らせます。

100均グッズを活用した超簡単リメイク術

ちょっと無機質な市販のグッズも、100円ショップのアイテムを使えば手軽にリメイクが可能です。

既製品のお弁当袋の紐を好きな色に替えるだけで、ぐっと印象が変わってオリジナル感アップ。リボンやレースを貼るだけでも簡単&かわいく仕上がりまです。

お子さんと一緒にパーツを選べば、準備の時間も思い出に。
お子さんと一緒にパーツを選べば、準備の時間も思い出に。

100均グッズをうまく使えば、低コストでも温かみのあるオリジナルグッズが作れます。お子さんと工作を楽しむ気持ちで、ぜひ気軽に挑戦してみてください。

おわりに

今回の記事では、入園準備グッズを「手作り」と「購入」で比較し、それぞれの費用や時間、メリットを整理しました。

手作りは時間や手間がかかりますが、世界に一つの特別感と愛着が得られます。一方、市販品は丈夫で手軽にそろう安心感が魅力。どちらを選ぶかは、あなたの時間・予算・気持ち次第です。どちらを選んでも、お子さんの笑顔がいちばんのご褒美ですね。

自分のライフスタイルや重視したいポイント、予算に合わせて、手作り・購入・アレンジ術をうまく使い分けてみてください。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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