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布団の洗濯代が年7,000円節約!コインランドリー活用術

布団の洗濯代が年7,000円節約!コインランドリー活用術
朝倉 ゆき

執筆者

朝倉 ゆき

15年間の専業主婦を経てWebライターに転身し、これまでに300本以上の記事や動画台本を執筆。
生活者目線を大切に、暮らしやすさにつながる情報を丁寧に届けています。
趣味はハンドメイドで、とくに編み物に夢中。現在は神奈川県で夫と4人の子ども、猫と暮らしています。

「いつでも清潔な布団を使いたいけれど、クリーニング代が高くて…」と感じている方は少なくありません。実は、コインランドリーを使えば、クリーニングの半額以下で、ふっくら清潔に洗えるのです。この記事では、クリーニングとコインランドリーの料金比較や年間の節約額、洗える布団の見分け方まで詳しく紹介します。

クリーニング店の半額以下!?布団洗いの料金を比較してみた

最近では、大型コインランドリーを活用すれば、手軽かつ低コストで布団を丸洗いできます。今回は、実際に近所のコインランドリー店を調査し、クリーニング店とコインランドリーの料金を比較してみました。

近所の店舗で調査!クリーニング店5,000円vsコインランドリー1,600円

近所のクリーニング店(クリーニンググッド)に布団クリーニングの料金を問い合わせたところ、シングルサイズの羽毛掛け布団1枚で税込9,238円との回答でした(素材やシーズン、店舗によって変動あり)。

また、全国展開しているクリーニング店では、1枚あたり5,000円程度から布団の丸洗いが可能です(別途、配送料が必要)。

ダスキンでは1枚5,354円〜。コインランドリーなら約1,600円で洗えて差は歴然。
ダスキンでは1枚5,354円〜。コインランドリーなら約1,600円で洗えて差は歴然。

一方、近所のコインランドリーでは、大型洗濯機と乾燥機を合わせても約1,600円前後で布団を丸洗いできました。内訳は洗濯機が約1,200円、乾燥機が約400円ほどで、合計しても2,000円未満です。クリーニング店の料金と比べると半額どころか数分の一で済み、かなりお得に感じられました。

さらに、クリーニング店では仕上がりまで数日~数週間かかるのに対し、コインランドリーならその日のうちに洗濯から乾燥まで完了します。

年2回の布団洗いで7,000円の差|我が家の年間洗濯スケジュール

布団の丸洗いは、春の花粉シーズン後(5月頃)と秋の衣替え時期(10月頃)の年2回行うのがおすすめです。梅雨や夏の汗をたっぷり吸った寝具を秋に一度リフレッシュし、冬を越した布団も春に洗っておくことで、一年を通じて清潔で気持ちよく使えます。

春と秋の年2回、クリーニングに出すと年間で10,000円以上かかりますが、コインランドリーなら約3,200円で済みます。年2回では約7,000円も節約できる計算です。この金額があれば、家族で外食を楽しんだり、ちょっとした贅沢もできますね。

コインランドリーで洗える布団の見分け方

「安いからコインランドリーで洗おう!」と思っても、すべての布団が洗えるわけではありません。素材や加工によっては、水洗いNGのケースもあります。

コインランドリーで洗える布団かどうか、以下のポイントで見分けましょう。

・洗濯表示の確認

布団についている洗濯表示マークをチェックします。洗濯桶のマークや手洗いマーク、洗濯機マークがあれば家庭やコインランドリーで水洗い可能です。また、乾燥機のマークにバツがないかも確認し、タンブル乾燥の可否も見ておきましょう。

・布団の素材をチェック

中わたの素材によって洗濯の可否が判断できます。一般的に羽毛布団やポリエステル素材の布団はコインランドリーで洗えます。一方、羊毛(ウール)100%の布団や真綿布団、綿わた布団など水洗いに向かない素材の布団は、自身での洗濯を避けてプロに任せる方が安心です。

・キルティング加工の有無

布団がキルティング加工されているか確認しましょう。見分けるコツとして、布団の中央をつまんで持ち上げたときに表生地と一緒に中綿や裏生地まで持ち上がる場合は「キルティングあり」です。

中までしっかり縫い留められた「キルティングあり」タイプは洗濯OK。
中までしっかり縫い留められた「キルティングあり」タイプは洗濯OK。

内部までキルティングされていない布団は、中綿が偏って乾燥ムラや型崩れの原因になるため、コインランドリーでの洗濯は避けましょう。

実践!布団と毛布をまとめて洗う節約テクニック

コインランドリーを上手に使えば、さらにお得に布団類を洗濯することも可能です。ポイントは一度にまとめて洗うこと。大型機種を使って布団と毛布を同時に洗えば、洗濯機の回数を減らして節約できます。

12kg洗濯機に布団1枚+毛布2枚でぴったり!組み合わせ例

羽毛布団+毛布2枚を12kg洗濯機でまとめ洗い。ちょうどの容量感です。

大型コインランドリーでは容量12〜16kg前後の業務用洗濯機が一般的です。12kgタイプの洗濯機に、シングル掛け布団1枚+毛布2枚を入れたところ、ちょうどよいボリュームで回せました。

詰めすぎは汚れ残りや機械トラブルのもと。洗濯槽の8〜9割がベストです。
詰めすぎは汚れ残りや機械トラブルのもと。洗濯槽の8〜9割がベストです。

洗濯機には「毛布は○枚まで」「布団は○枚まで」と目安が記載されていますが、今回の組み合わせでは表示容量内に収まっており一度のサイクルでまとめ洗いできました。

乾燥も同時にまとめて実施。トータルの手間もコストも大幅カット。
乾燥も同時にまとめて実施。トータルの手間もコストも大幅カット。

本来なら布団と毛布を別々に洗うところを、1回でまとめ洗いしたことで約1,600円の節約に。光熱費も時間も削減でき、一石二鳥です。

乾燥後はふっくら&あたたか。自宅では味わえない仕上がり感。
乾燥後はふっくら&あたたか。自宅では味わえない仕上がり感。

「布団と毛布は別々に洗うもの」と思い込みがちですが、容量を確認して問題なければ一度に洗ってしまうのが節約のコツです。

乾燥機は10分100円|完全に乾かすまでの時間と料金目安

コインランドリーの乾燥機料金は8〜10分あたり約100円が相場です。ただし、節約のために乾燥を途中で止めるのはNG。厚手の布団は芯までしっかり乾かすことがカビ防止の基本です。

8分100円の大型乾燥機。30分でふっくら乾燥&約400円の節約。
8分100円の大型乾燥機。30分でふっくら乾燥&約400円の節約。

今回は、掛け布団1枚+毛布2枚を25kg大型乾燥機で約30分(8分/100円×4回)乾燥させました。料金にして400円程度で、布団までしっかり乾燥しています。

目安として、布団1枚で30〜40分(300~500円程度)、2枚同時なら40~60分(400~800円程度)の時間を見ておきましょう。

なお、乾燥機で乾燥させたとき、表面が温まっていて乾いたように感じても、中綿が湿っている場合があります。生乾きは臭いやカビの原因になりますので、心配なときは途中で取り出して布団を振ったり裏返したりして、さらに30分ほど追加乾燥するなど念入りに乾かしましょう。

失敗談から学ぶ!詰め込みすぎNGと洗剤の適量

コインランドリーの大型洗濯機に、欲張って詰め込みすぎるのは禁物です。詰め込みすぎると中で偏ってしまい、脱水時にエラー停止してしまう恐れがあります。

また、洗濯槽の容量いっぱいまで詰め込むと、布団がしっかり回転できず汚れ落ちやすすぎにムラが出る、機械のバランスが崩れて故障や洗濯物の破損につながる、といったリスクがあります。「一度にたくさん洗えば得」という考えはむしろ逆効果。汚れ落ちが悪くなるだけでなく、機械トラブルの原因にもなります。

洗剤の使いすぎにも注意が必要です。 大型機だからと大量の洗剤を入れると、すすぎ切れなかった洗剤分が布団に残ってしまい、乾燥後に臭いの原因になったり生地を劣化させたりします。表示されている適量をきちんと守って投入しましょう。

おわりに

コインランドリーを上手に活用すれば、布団の丸洗いが格安かつ短時間で完了します。ただし、洗える布団かを事前に確認し、容量や乾燥時間に気を配ることが重要です。コインランドリーでの布団洗いのポイントを押さえ、洗濯機は正しく使い、家計に優しく清潔な布団生活を送ってみてください。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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