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ベビーオイルでヘアケア代を節約!向いている人と使い方の注意点

ベビーオイルでヘアケア代を節約!向いている人と使い方の注意点
北原 円香 (CROCO_コラム企画ライター)

執筆者

北原 円香

主婦・元保育士。現在は育児とライター業、SNSでの発信に奮闘中。暮らしにまつわる情報をInstagramで発信しながら幅広い分野の記事を執筆しています。「シンプルで心地よい暮らしに整える」が日々のモットー。忙しい毎日でもちょっとした工夫や気づきを大切に暮らしています。

ヘアオイル代を少しでも節約したい方から注目されているのが、身近にある「ベビーオイル」を使ったヘアケアです。

この記事では、ベビーオイルが向いている髪・向いていない髪の見極め方や、失敗しない使い方を詳しく解説します。ベビーオイルを上手に活用してヘアケア代を節約したい方にぴったりの内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。

ベビーオイルが髪に使える理由と向いている人・向いていない人

ベビーオイルは添加物が少なく、さらにドラッグストアでも手に入るため、専用のヘアオイルよりも手軽に使える点が魅力です。しかし、髪質や使い方によってはベタつきや仕上がりに差が出ることも。

ここでは、成分や髪質の違いから、ベビーオイルが適した人と注意が必要な人を紹介します。

ベビーオイルの成分と髪への効果・限界

ベビーオイルは、もともと赤ちゃんの肌を保護するために作られたシンプルな保湿オイルです。

ベビーオイルの成分と髪への効果・限界
薬局のベビーコーナーで購入可能。1本で全身ケアにも使える万能品。

主成分はミネラルオイル(鉱物油)と少量の保湿成分で構成されており、香料やシリコンなどの添加物がほとんど含まれていないのが特徴です。

髪表面を油膜で包み、水分の蒸発を防いでしっとり整える効果があります。ただし内部に浸透するわけではないため、ダメージを根本から補修する効果は期待できません。あくまで「コーティングによる保湿サポート」として取り入れるのが適切です。

乾燥毛や硬い髪質の人に向く理由と細毛・脂性肌の人への注意

ベビーオイルは、乾燥しやすい髪や硬く広がりやすい髪質の人に適しています。油分が髪の表面をコーティングして水分の蒸発を防ぐため、少量を馴染ませるだけでしっとりまとまり、ツヤが出やすくなるのが特徴です。

一方で、細毛や脂性肌の人が使うと、髪が重く見えたりベタつきやすくなる場合があります。また、頭皮に直接つけると油分が過剰になり、かゆみやボリュームダウンの原因になりやすいので、毛先を中心に少量ずつ使うのがポイントです。

髪質や肌質に合わせて使用量を調整することで、ベビーオイルを無理なくヘアケアに取り入れられるでしょう。

専用ヘアオイルとの成分の違いと仕上がりの差

ベビーオイルと専用のヘアオイルでは、成分や仕上がりに明確な違いがあります。

専用のヘアオイルにはシリコンや植物由来のオイルをはじめ、補修成分などが配合されており、髪の内部に浸透してダメージを補修する効果が期待できるものが多くあります。一方、ベビーオイルの主成分はミネラルオイルで、補修成分は含まないため、髪の表面をコーティングして保湿する役割に特化しています。

また、実際の仕上がりにも違いがあります。専用ヘアオイルは軽くさらっとした質感になりやすく、自然なツヤと指通りの良さが特徴です。対してベビーオイルはしっとりとした重めの仕上がりになる傾向があり、束感やツヤを出すスタイリングに向いています。

そのため、ふんわりと軽い仕上がりを求める場合は、専用ヘアオイルを選ぶのがおすすめです。

失敗しないベビーオイルの使い方と適切な使用量

ベビーオイルは、使い方や使用量を誤ると髪がベタついたり重く見えたりすることがあるため、適切な使い方を理解しておくことが大切です。

ここでは、失敗しないベビーオイルの使い方や、つけ過ぎてしまったときの対処法などを詳しく紹介します。

髪質別の適量の目安と付けすぎた時の対処法

ベビーオイルの適量は髪質によって異なります。基本の目安は1〜2滴、ウエットヘアのスタイリングの適量は、セミロングの場合で500円玉大ほどです。

手のひらで温めてから髪に馴染ませるとムラなく仕上がる。
手のひらで温めてから髪に馴染ませるとムラなく仕上がる。

ただし、乾燥毛や広がりやすい髪は少し多めでも馴染みやすい一方、細い髪や脂性肌の人はベタつきやすいため、少量をずつ使うのがポイントです。

つけすぎた場合は、お湯で軽くすすぐかシャンプーで余分な油分を落とせばすぐにリセットできます。時間がないときは少量のベビーパウダーを根元から毛先にかけて軽く馴染ませるとサラッとした仕上がりに整えられます。

毛先のみに使う基本の手順とベタつき防止のコツ

ベビーオイルを毛先に使ってスタイリングする際の基本の手順は、次のとおりです。

  1. 手のひらにベビーオイルを適量取る
  2. 両手でよく伸ばし、毛先を中心に揉み込むように馴染ませる
  3. 全体を整えながら、手ぐしでスタイルを仕上げる

ウエットな質感を楽しみたい場合は、濡れ感を出したい部分を軽く水で湿らせ、半乾きの状態で毛先からオイルを馴染ませるとツヤのある自然な濡れ髪スタイルに仕上がります。つけすぎはベタつきの原因になるため、少量を毛先から順に馴染ませるのが自然に仕上げるコツです。

使用を控えるべきタイミングと代替案

ベビーオイルの使用を控えるべきタイミングは、頭皮に炎症やかゆみがあるときや髪や頭皮がすでにベタついているとき、カラーやパーマの直前です。これらの状態で使用すると毛穴を詰まらせて症状を悪化させたり、美容院での仕上がりを崩してしまう可能性があるため避けるのが賢明でしょう。

代替としては、補修・保湿成分入りの専用のヘアオイルやトリートメント、または軽めの植物性オイル(アルガン・ホホバなど)を使うのがおすすめです。また、スタイリング効果が欲しい場合はヘアバームやクリームなども検討するのが効果的。

髪質に合わせたアイテム選びが美髪の近道。迷ったら美容オイル系を。
髪質に合わせたアイテム選びが美髪の近道。迷ったら美容オイル系を。

髪や頭皮の状態に合わせて適切なアイテムを選ぶことで、健康的なコンディションを保ちながらツヤやまとまりのある仕上がりを実現できます。

おわりに

ベビーオイルは使い方を工夫すれば、手頃な価格で髪の保湿やツヤ出しに活用できる便利なアイテムです。髪質や毛量に合わせて調整し、使用するタイミングを見極めることで専用のヘアオイルを毎回使うよりも年間で数千円〜数万円程度の節約につながるケースもあります。

身近なベビーオイルを上手に活用し、コストを抑えながらうるおいのある髪を目指しましょう。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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