メルカリの商品発送、なんとなくいつも同じ方法を選んでいませんか?じつは、商品のサイズや重さによって配送方法を使い分けるだけで、年間で数千円単位の節約につながることがあります。
この記事では、ゆうパケットポストminiと定形外郵便の違いを中心に、コスト・安心・スピードのバランスを考えた賢い発送方法を紹介します。
商品の特徴で選ぶ!ゆうパケットポストminiと定形外郵便の使い分け基準
送る商品の種類や大きさによって、最適な配送方法は異なります。ここでは「ゆうパケットポストmini」と「定形外郵便」のそれぞれの特徴を踏まえ、どのようなケースでどちらを選ぶべきかを分かりやすく解説します。
薄くて軽い商品(アクセサリー・カード類)の最適な配送方法
アクセサリーやトレーディングカードなど、薄くて軽い商品を送る場合は、ゆうパケットポストminiがおすすめです。ゆうパケットポストminiは、専用封筒を使いポスト投函できる匿名配送。小物類に最適な手軽さが魅力です。

画像:メルカリコラムより引用
「ゆうパケットポストmini」と「定形外郵便」それぞれの送料は、以下のとおりです。
| 配送方法 | 送料 |
|---|---|
| ゆうパケットポストmini | 180円(全国一律160円+専用封筒代20円) |
| 定形郵便(50g以内) | 110円 |
| 定形外郵便 | 重量によって変動(140円〜750円) |
参照元:メルカリメルプセンター|配送方法早わかり表(2025年10月現在)
つまり、50g以下の小物であれば、ゆうパケットポストminiよりも定形郵便の方が約70円安く送れます。
ただし、普通郵便(定形・定形外)には追跡機能や補償がないため、万が一届かなかった場合、商品も売上も失い、取引相手からの信頼も損ねるおそれがあります。また、匿名で送れないため、個人情報の面でも心配です。
その点、ゆうパケットポストminiなら追跡あり・匿名配送可能・万一の補償つき。さらに2〜3日程度で届くため、スムーズな取引がしやすいです。
本や雑誌など重さのある商品の料金比較と選び方
本や雑誌などある程度の重さがある商品は、選ぶ配送方法によって送料が大きく変わります。

たとえば150gほどの文庫本1冊なら、定形外郵便では270〜320円程度が目安です。一方で、ゆうパケットポストminiは、約180円(全国一律160円+専用封筒20円)で送れます。
ただし、ゆうパケットポストminiには「A5サイズ程度・厚さ3cm以内・重さ2kgまで」という上限があります。この範囲を超える場合は、商品に合わせて以下の配送方法も検討しましょう。
・A4サイズ以内、厚さ3cmまでの本を送る場合
ネコポスなら全国一律210円で、匿名配送・追跡付きの安心発送が可能です。同条件で利用できるゆうパケットもA4サイズまで対応しています。
・厚さ3cmを超える本や複数冊をまとめて送りたいとき
ゆうパックや宅急便が便利。A4サイズを超える図鑑などを送りたい場合は、宅急便コンパクト(専用ボックス代70円が必要)が利用しやすく、匿名配送・追跡も可能です。
・匿名配送が不要で送料を抑えたい場合
クリックポスト(全国一律185円・追跡あり・補償なし)やレターパックライト/プラス(370円/520円・追跡あり・補償なし)も選択肢になります。
壊れやすい商品や高額商品での配送方法の判断基準
アクセサリーやガラス製品などの壊れやすい商品や、ブランド品・コレクターズアイテムなどの高額商品を送る場合は、送料よりも「安全に届くか」を重視しましょう。

定形外郵便は基本的にポスト投函で、壊れ物の取り扱いや補償がないため、破損時の返金対応はできません。そのため、配送中に破損や紛失が起きても、商品代金が返ってくることはありません。
一方、ゆうパケットポストminiなら追跡機能があり、一定の補償サポートも受けられるため、普通郵便よりも安心感があります。
優先したい条件で決める!匿名性・料金・配送日数の比較
配送方法を選ぶときは、「何を一番重視するか」によって最適な選択肢が変わります。それぞれの目的に応じて、最適な送り方を選びましょう。
匿名配送が必要な場合と不要な場合の見極め方
匿名配送を利用するかどうかは、「取引相手との関係性」や「送る商品の内容」によって判断するのがポイントです。

・匿名配送が必要な場合
初めて取引する相手や、高額商品・ブランド品などトラブルの可能性がある商品を送るときは、匿名配送を利用するのが安心です。住所や氏名を相手に知らせずにやり取りできるため、個人情報の保護にもつながります。メルカリ便の匿名配送なら追跡機能付きで、万が一のトラブルにも対応しやすく安心です。
・匿名配送でなくてもよい場合
これまでに取引経験があり信頼できるリピーターとのやり取りや、100〜300円程度の低価格商品を送る場合は、匿名配送にこだわらなくても問題ないケースもあります。取引相手が信頼できる場合は個人情報開示のリスクも低いため、コスト面を優先する選択も検討してみましょう。
送料を最優先で節約したい時の選択肢と注意点
できるだけ送料を節約したい場合は、定形郵便や定形外郵便など、最も安い方法を選ぶのが基本です。

例えば50g以内の荷物を送る場合、ゆうパケットポストmini(180円)と定形郵便(110円)には70円の差があり、月に10件発送すると700円、年間では約8,400円の節約が可能です。
ただし、送料を抑える代わりに追跡・補償がない点は理解しておく必要があります。
配送スピードと料金のバランスを考えた使い分け
普通郵便(定形・定形外)は安価ですが、土日配達がないため到着まで時間がかかる点がデメリットです。例えば木曜日に発送した場合、届くのが翌週の月曜日(4日後)になることもあり、急ぎの発送には不向きといえます。
一方、ゆうパケットポストminiは配達目安2〜3日程度、ネコポス(送料210円)なら発送日から1〜2日で届きます。
数十円の差で配達が1〜2日早まることもあるので、土日を挟む場合や購入者が受け取りを急いでいるケースでは、ゆうパケットポストminiやネコポスを選ぶのも選択肢の1つです。
おわりに
メルカリで商品を送るときは、つい、いつも同じ方法で発送しがちです。
しかし、送料を少し意識して配送方法を選ぶだけで、年間では大きな節約につながります。
ぜひ、商品の大きさや重さ、取引相手との関係性に合わせて、最適な送り方を選んでみてください。
※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。