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年賀状印刷を早期割引でお得に!節約のコツと申込時期

年賀状印刷を早期割引でお得に!節約のコツと申込時期
たかはる

執筆者

たかはる

大手銀行で個人向け営業として幅広い金融相談に携わった経験を生かし、現在は金融ライターとして活動中。
FP2級・終活アドバイザー資格保有。
クレジットカードは約30枚、銀行口座も10以上を自ら開設・利用するなど、徹底したユーザー目線が強み。
計4カ国、約15年の海外生活で200超の世界遺産を旅し、海外での暮らしのお金にも詳しい。
親の介護と相続をきっかけに、終活や老後のお金についての情報発信も行っている。

「年賀状印刷って、毎年けっこうお金がかかる…」と感じていませんか?実は、毎年秋頃から始まるネット印刷の早割を活用すれば、年賀状の印刷代を最大60%節約できます。

この記事では、主要サービスの割引比較から、宛名印刷の使い方、デジタル併用による年賀状節約術まで徹底解説。年賀状や喪中はがきの節約方法を知りたい方に役立つ情報をお届けします。

「毎年なんとなく頼んでいた…」という方も、今年は出費を抑えた年賀状の準備をはじめましょう。

ネット印刷の早割りで年賀状代を節約する方法

ネット印刷の早割りで年賀状代を節約する方法
カメラのキタムラ」は、写真仕上げの品質を求める方に人気。12月でも割引が続く年もあり、遅めの注文でも安心です。

年賀状の印刷費を抑えるには、ネット印刷の早期割引(早割)の利用が効果的。割引のピークは例年10月で、11月〜12月初旬は“最後の割引チャンス”とされます。各社の割引率を確認してみましょう。

主要印刷会社の割引率と締切日比較

年賀状印刷の早期割引(早割)は例年10月ごろに始まり、初期には最大60%前後の大幅割引が設定されることもあります。ただし、11月中旬にはキャンペーンが終了している場合もあり、選択肢は徐々に少なくなります。以下は、12月に入っても割引が使えるネット印刷会社の一例です。

イオンの年賀状プリント料金 ネット超早得30%オフ(12月9日まで)+店舗受け取りは10%オフ

デザイン豊富(キャラクター・写真・家族向けが充実)
・宛名印刷無料・住所録アップロード可能​
・ネット申し込みは無地はがきのみ インクジェット・特殊紙印刷は店舗受付のみ→家族・子ども向けでデザイン重視 店舗受け取りで手間なく済ませたい方向け
ACCEA(アクセア)プリント料金 早割20%オフ(11月30日まで)10%オフ(12月8日まで)+ネット注文で10%オフ

・WEB注文で24時間受付、即日受取も可能​
・早期割引・WEB注文割引で料金お得​
・ビジネスから個人まで幅広いデザイン揃い、動画解説あり→コスト重視の方&ビジネス用途に利用する方向け
カメラのキタムラプリント料金 早得10%オフ(12月2日まで)

・写真専門店ならではの高画質仕上げ、写真付き年賀状は色や質感に定評あり​
・​デザイン種類が豊富で、家族・子ども向けなど送り先に合わせて選べる
・店頭・オンラインどちらでも注文できる 店頭では最短1時間仕上げが可能→写真重視で高品質な仕上がりを求める方向け
※各社の割引率や締切は変更される場合があります。必ず公式サイトでご確認ください。

例年11月後半には割引が縮小する傾向にあり、2025年も「本当にお得に注文するなら10月〜11月上旬」が狙い目だったといえるでしょう。現在も一部のサービスでは小規模な割引が続いていますが、全体としてはお得な時期を過ぎつつあります。

もし来年こそはチャンスを逃したくないと考えるなら、年賀状印刷情報が出そろっている今のうちに、気になるサービスの割引や受付開始時期をチェックしておいて、来年の秋に活かすのも良いでしょう。

【過去の早期割引キャンペーンまとめ(2024年参考)】

以下は、昨年2024年〜2025年にかけての主要ネット印刷サービスの早割実績とタイミングをまとめたものです。来年以降の申し込み時期の参考にしてください。

サービス名最大割引率高割引終了割引縮小例特徴
しまうまプリント最大58%~10/21 (2024) 12/16まで35% 10枚無料+54%OFF(11月上旬)
ネットスクエア最大62%~10/23 (2024)12/10まで45%57%OFFが11月中旬まで続いた
ラクスル最大60%10/31 (2024)12/16まで10%新規登録+10%OFFあり

※割引率は年ごとに変動あり。最新情報は公式サイトをご確認ください。

早割り時期別の料金シミュレーション

年賀状印刷の早割は10月からスタートし、11月後半に入ると割引率が徐々に下がっていきます。12月になっても、まだ多少の割引が残っている可能性もあります。

例えば「フルカラー印刷・100枚・宛名印刷なし」の条件で、通常価格が9,000円の場合

  • 10月中旬の早割(最大60%引き):3,600円
  • 11月中旬の早割(最大47%引き):4,770円
  • 12月初旬の割引(最大20%引き):7,200円

このように10月中に注文していれば、12月の注文よりも最大3,600円も安く年賀状が作れたことになります。さらに、はがき代(1枚85円×100枚=8,500円)を加えると、年賀状にかかる総額は約1万5千円前後に。印刷代の割引により、全体額の約20〜25%を節約できる計算になります。

11月中旬~12月前半は、各社の早割は縮小傾向にあるものの完全に終了しているわけではありません。少しでもお得に注文したい場合は、できるだけ早く申し込みましょう。

「来年はもっと早き始めよう」と思った方は、今年の経験をメモしておくと次回の節約に役立ちますよ。

宛名印刷オプションの上手な使い方

宛名印刷オプションの上手な使い方
ネットスクエアは宛名印刷が無料で、面倒な作業を丸ごと解消。忙しい年末でも無理なく準備できます。

宛名印刷は1枚あたり20~40円ほどの追加料金がかかりますが、手書きの手間やインク代を考えるとむしろ効率的です。とくに、しまうまプリントやネットスクエアのような宛名印刷を無料で利用できるサービスを選べば通信欄の印刷代だけで済み、コストを大きく抑えられます。

多くのネット印刷サービスでは、Excel形式の住所録をまとめてアップロードできる機能が用意されています。一度作成しておけば翌年以降も繰り返し使えるため、入力や管理の手間が大幅に軽減されますね。

一方、自宅で宛名を印刷する場合は、インク代に加えて印刷ミスによる用紙のロスが発生しやすく、時間とコストがかかります。日本郵便の案内でも、家庭用プリンターでの印刷コストは通常印刷で1枚あたり約11円、写真印刷では20〜25円ほどが目安とされています。さらに、印刷にズレやかすれが起こることもあり、仕上がりのばらつきを完全に避けるのは難しいのが実情です。

こうした点を踏まえると、無料または低価格で宛名印刷を提供しているサービスを活用することが、手間とコストを効率よく節約するコツといえるでしょう。

喪中はがきと年賀状の賢い節約術

喪中はがきと年賀状の賢い節約術
喪中はがきも早割を活用すれば手軽に節約。落ち着いて準備を進められるのが魅力です。
(画像:ネットスクエア喪中はがき印刷

喪中の年は年賀状の代わりに喪中はがきを送りますが、送付先を見直す良い機会でもあります。喪中はがきは年賀状のやり取りがあった方全員に送る必要はなく、相手を絞ることで、結果的に年賀状よりも費用を抑えることが可能です。これを機に翌年以降の年賀状の準備を見直すことで、賢く費用を節約していきましょう。

送付枚数を適正化して費用を抑える

送付枚数を見直すことは、喪中はがき・年賀状のどちらにおいても効果的な節約につながります。まず喪中はがきは「これまで年賀状を交換していた相手」に送るのが基本ですが、必ずしも全員に出す必要はありません。ごく親しい相手にはメールやSNSで丁寧にお知らせすることで、はがき代や印刷代を抑えることができます。

また、これを機に、普段の年賀状の送付先の見直しもおすすめです。例えば、年賀状を100枚から60枚に減らした場合、はがき代(85円×40枚)で3,400円、印刷代は 1枚あたり約90円とすると(90円×40枚)で約3,600円、合計で約7,000円の削減になります。

毎年住所録を更新し、転居された方ややり取りが途絶えている相手を整理しておくと、出費を抑え、準備の手間もぐっと減ります。本当に大切な相手へ丁寧に届けつつ、負担を抑える現実的な方法です。

デジタル連絡との併用で印刷代削減

デジタル連絡との併用で印刷代削減
「つむぐ年賀(iOSAndroid)」などの無料アプリで作ったデザインをLINEで送信すれば、手軽でコストゼロのデジタル年賀状に。

喪中の連絡や新年のあいさつは、デジタルツールを併用することで費用を大きく抑えられます。

親しい間柄の方へは、喪中の連絡もLINEやメールで丁寧に伝えれば、失礼にあたらない状況になってきています。フタバ株式会社が2024年に行った200名規模の調査でも、メールやLINEで喪中の連絡をした方が約25%という結果も出ており、デジタルで対応する方が少しずつ増えていることがわかります。

親しい相手には、新年の挨拶をメールやSNSを使用したデジタルメッセージに切り替えれば、印刷コストを大きく減らすことができるでしょう。

例えば、年賀状50枚をデジタルメッセージに置き換えると、印刷代(90円×50枚=4,500円)とはがき代(85円×50枚=4,250円)を合わせて、合計8,750円の節約になります。

一方で、取引先や目上の方、ご年配の親戚など礼儀を重んじる相手には、従来どおり紙の喪中はがきや年賀状を送るのが安心です。このように「紙」と「デジタル」を送る相手に合わせて使い分ければ、礼儀を大切にしつつ負担を抑えられ、無理のないかたちで準備を進められるはずです。

おわりに

年賀状や喪中はがきの準備は、早めの行動と少しの工夫で費用を抑えながら、スムーズに準備を進められます。ネット印刷の早割を最大限に活用し、送付先を見直すことで、年末の出費を賢く管理しましょう。気持ちよく新年を迎える準備を今からはじめてみませんか。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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