「ちょっとそこまで…」の短距離移動でも、毎回バスやタクシーを使うと交通費がかさみます。そんなときは、専用ポートで自転車を借りられる「シェアサイクル」がおすすめ。上手に使えば、移動費を節約しながら快適に移動できます。
この記事では主要サービスの特徴や活用法を紹介します。今回は世田谷区を例にしますが、利用できるエリアは限定されることもあるため事前確認を。日常の買い物や通勤で交通費を節約したい方、電車・バスと併用して効率的に移動したい方はぜひ参考にしてください。
主要サービスの特徴と上手な活用術

シェアサイクルを使いこなすために、まず各サービスの特徴を知りましょう。
主要サービスの違いを理解し、料金プランや返却ポートの使い方を押さえておけば、より効率的に節約できます。
ドコモ・バイクシェア、ハローサイクリングのサービス比較
国内の主要シェアサイクルとして、ドコモ・バイクシェアとハローサイクリングの2サービスがあり、利用エリアと料金体系が異なります。
| 項目 | ドコモ・バイクシェア | ハローサイクリング |
|---|---|---|
| 主な展開エリア | 東京23区を中心に全国14エリア | 全国305都市 |
| 車両数 | 約9,000台以上(東京) | 約50,000台(全国) |
| ポート数 | 1,200箇所以上(東京) | 10,000箇所以上(全国) |
| 自転車タイプ | 全車両電動アシスト付き | シティサイクル・e-Bike |
| 都度利用料金 | 30分165円 | 30分160円 |
| 延長料金 | 30分ごとに165円 | 15分ごとに160円〜 |
| 月額プラン | 3,300円(30分以内無制限) | なし |
| 1日プラン | 1,650円~2,260円 | 2,500円(12時間) |
ドコモ・バイクシェア

ドコモ・バイクシェアは東京23区で約9,000台以上を展開し、ポート数は1,000箇所以上と都心での利用に適しています。
例えば、三軒茶屋駅周辺から渋谷駅までの移動にも、専用アプリで空き状況をリアルタイムに確認できて便利です。
ハローサイクリング

ハローサイクリングは全国305都市に展開する広域型サービスです。
関東・関西の主要エリアでは30分160円、延長は15分ごとに160円が追加されます。地方都市でも利用できる可能性が高いです。
それぞれ利用できるエリアは限定的なため、お出かけ前に専用アプリで対応エリアとポートの場所を必ず確認してください。
料金プランの選び方(月額・都度利用の使い分け)

シェアサイクルは都度利用と月額プランがあり、利用頻度で使い分けると節約効果が高まります。
都度利用の料金は30分165円です。月額プランは3,300円で、30分以内の利用なら何度でも乗れます。
【利用例:ドコモ・バイクシェア】週5日、三軒茶屋から渋谷まで往復する場合
- 都度利用:165円×往復(2回)×5日×4週= 月額6,600円
- 月額プラン:定額3,300円(30分以内乗り放題)
以下はドコモ・バイクシェアの利用頻度別の月額料金シミュレーションです。
| 利用頻度 | 都度利用費用 | 月額費用 | 節約額 |
|---|---|---|---|
| 週1回(往復) | 1,320円 | 3,300円 | 1,980円(都度利用がお得) |
| 週2回(往復) | 2,640円 | 3,300円 | 660円(都度利用がお得) |
| 週3回(往復) | 3,960円 | 3,300円 | 660円(月額プランがお得) |
| 週5回(往復) | 6,600円 | 3,300円 | 3,300円(月額プランがお得) |
月に10回以上乗る(週3回以上)なら月額プランが経済的です。ただし、30分を超えると30分ごとに165円の延長料金がかかるため、通勤・通学時間などに合わせてプランを選びましょう。
プランはアプリからいつでも変更可能で、利用状況に応じて柔軟に切り替えられます。
返却ポートの見つけ方と予約のコツ

どちらのサービスも専用アプリで現在地周辺のポート位置と空き状況をチェックできます。夕方や休日は満車になりやすいため、第2候補も確認しておきましょう。
予約機能を使えば確実に自転車を確保できます。返却時は目的地手前でアプリを再確認し、空きのあるポートへ向かうと延長料金を防げます。仮に予約していなかった場合、駅周辺は利用者が多く満車になりやすいため、駅から少し離れたポートを狙うのもコツです。
シェアサイクルで交通費を節約するテクニック

シェアサイクルの価値は、日常生活に取り入れると実感できます。短い距離の移動や公共交通機関との組み合わせ、通勤・通学での活用など、具体的な利用シーンごとに節約効果を見ていきましょう。
短距離移動で交通費を抑える方法
短距離移動にシェアサイクルを活用すると、バスやタクシーの利用料金を抑えられます。東京都区内では、都バスは均一料金で210円、タクシー初乗りは約500円です。。一方、シェアサイクルなら30分160円前後で利用できるので利用距離や時間にもよりますが、交通費の節約ができるでしょうま。
買い物や待ち合わせなど日常的な移動手段として取り入れた場合、交通費の節約につながります。雨の日以外はシェアサイクルを使うだけでも、年間を通じて節約効果が期待できます。
電車・バスとの併用で効率的に節約
シェアサイクルと電車・バスを組み合わせると「駅から少し離れた目的地」への移動費を削減できます。
例えば、自宅から駅までバスで片道約210円かかる場合、往復420円が毎日必要です。ドコモ・バイクシェアの月額プラン3,300円なら、バス代8,400円との差額5,100円を節約できます。
短距離の場合、シェアサイクルを使えばバスやタクシー代を節約でき、待ち時間も減るため時間短縮にもつながるでしょう。
通勤・通学での活用パターン
通勤・通学でシェアサイクルを活用すると、長期的に交通費の節約が期待できます。「自宅と駅」など同じ区間を毎日移動する方ほど、固定費の見直し効果は大きくなります。
例えば、片道210円のバス路線を利用している場合、往復で1日420円、月20日利用すると月8,400円程度、年間では約10万円の負担になります。バス通勤の多くは定期券を利用することも多く、同条件の通勤定期券は6か月で51,030円(=月換算約8,505円)となります。
一方、ドコモ・バイクシェアの月額会員プラン(東京エリア)の場合、月額3,300円で、1回30分以内の利用であれば回数無制限で利用できます(30分を超える場合は延長料金が発生します)。通勤ルートが30分以内に収まる前提であれば、
- バス定期券:約8,500円/月
- シェアサイクル:3,300円/月
となり、月あたり約5,000円前後の節約につながる可能性があります。
もちろん、雨の日や体調が優れない日は公共交通機関を使うなど、無理なく使い分けることも大切です。また、シェアサイクルの月額プランは「登録したマイエリア内」での利用が前提となるため、通勤ルートが対象エリアに含まれているか、事前に公式サイトやアプリで確認しておきましょう。
おわりに
シェアサイクルは、短距離移動や公共交通との併用で交通費を大きく削減できる便利なサービスです。月額プランを活用すれば、さらなる節約効果も期待できます。
まずはアプリで自宅や職場周辺のポートを検索してみましょう。近くにあれば、週末の買い物や通勤から気軽に試すのがおすすめです。移動費の節約と運動不足の解消、どちらも叶います。無理のない範囲で、新しい移動スタイルを楽しんでみてください。
※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。