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野菜の再生栽培で食費節約!豆苗・ネギの育て方

野菜の再生栽培で食費節約!豆苗・ネギの育て方
矢野 英人

執筆者

矢野 英人

介護現場歴17年の医療Webライター。理学療法士×ケアマネ×FP2級の資格保有。
現場経験と金融知識を活かして「健康とお金」に関する記事を中心に執筆しています。
趣味は古典文学とAI活用。
専門用語を分かりやすい言葉にすることをモットーに、読者に寄りそった記事制作を心がけています。

スーパーで買った野菜の根元を水に浸すだけで再収穫できる「再生栽培(リボベジ)」をご存じですか?豆苗やネギなら7〜10日程度で再収穫でき、月数百円〜年間数千円程度の食費節約も期待できます。キッチンで野菜が成長する様子を観察できるため、子どもへの食育にも最適です。

この記事では、初心者でも失敗しにくい豆苗とネギの再生栽培方法と節約効果を解説し、食費を抑えたい方や子どもに食の大切さを伝えたい方に役立つ情報をお届けします。

再生栽培で得られる節約効果

再生栽培で得られる節約効果
豆苗は100円前後で購入可。水耕再生で食費もぐっと節約!

再生栽培は、購入した野菜を最後まで無駄なく使い切る工夫として、家庭でのフードロス削減にも貢献する取り組みです。

1回の節約額は数十円程度とごく小さいものの、日々の「積み重ね」によって長期的には家計や環境への効果が生まれます。野菜の成長過程を観察することで、子どもが食べ物の大切さを学ぶ「食育」の機会にもつながります。ここでは、豆苗とネギの具体的な節約効果と、長期的に見た積み重ねのメリットをご紹介します。

豆苗は1回の再収穫で約70円分の節約

豆苗は1回の再収穫で約100円分の節約
豆苗は再生も簡単。炒め物・汁物など万能食材として活躍。

豆苗は根元を残して切り取った後、水に浸しておくと7日から10日ほどで再収穫できます。市販の豆苗は1パック100円前後。再生栽培なら同じパックで約70円分を“再利用”できるため、1回あたり約70円分の節約効果に。水耕管理だけで新しい1品が作れると考えるとコスパ抜群です。

豆苗の再生栽培は、衛生面を考慮すると1回までがおすすめです。2回目以降は成長が鈍くなり、カビや腐敗のリスクが高まるため、安全に食べられる品質を保つには1回での収穫がよいでしょう。

今まで月に4パック購入した家庭なら、再生栽培により購入数を2パックに減らすことが可能です。月約200円(1パック100円)、年間では約2,400円の節約も期待できます。金額は小さくても、捨てるはずだった部分を活用できる点で、フードロス削減にも貢献する取り組みですね。

ネギの根元から数本の葉ネギを収穫

ネギの根元から数本の葉ネギを収穫
根元を数センチ残して水に浸すだけ。10日ほどで青々とした葉が再生します。

長ネギや万能ネギの根元部分を5〜10センチほど残して水に浸すと、10日から14日ほどで新しい葉が伸びてきます。再生したネギは、薬味や汁物のトッピングとして十分活用できる量が育ちます。
市販の万能ネギは1束100円から150円程度で、再生栽培では元の量の半分程度が収穫できるため、1回あたり約50円から75円分の節約効果が期待できます。

水耕栽培の場合、ネギは1回から2回の再収穫が適しています。根がしっかりしている場合や土に植え替えた場合は、3回から4回の再収穫も可能です。

仮に月に8本使用する家庭で再生栽培を取り入れれば、月約400円から600円、年間では約4,800円から7,200円の節約も可能になるでしょう。

月々の小さな節約が積み重なるメリット

月々の小さな節約が積み重なるメリット
小さな再生でもOK。日々の積み重ねが大きな節約に!

正直なところ、再生栽培で節約できる金額自体はそれほど大きくありません。ただし、再生栽培には金額以上の価値があります。

再生栽培の3つのメリット

メリット効果
食育の機会野菜が日々成長する様子を観察でき、子どもが食べ物への関心を高められる
意識の変化食材を無駄にしない工夫が身につき、「捨てずに再生する」意識が家族全員に広がる
フードロス削減家族全員に食材を大切にする習慣が根づく

毎日の小さな積み重ねが、家計にも環境にも、そして子どもの成長にもプラスの効果をもたらす取り組みと言えるでしょう。

失敗しない再生栽培の環境づくり

失敗しない再生栽培の環境づくり
室内でOK。日当たりと水替えで誰でも成功します。

再生栽培は手軽にはじめられる一方、環境管理を怠ると根が腐ったりカビが生えたりして失敗してしまいます。

特に夏場は水温が上がりやすく、冬場は成長が遅くなるため、季節に応じた管理が重要です。ここでは、初心者でも安心して続けられる環境づくりのポイントをご紹介します。

日当たりと温度管理のポイント

日当たりと温度管理のポイント
窓際の日当たりの良い場所に置くだけ。太陽光で色つやUP!

再生栽培を成功させるには、日当たりの良い室内で育てることが重要です。豆苗もネギも、窓際など自然光が当たる場所に置くと、しっかりとした緑色の葉が育ちます。直射日光が強すぎると水温が上がりすぎて根が傷んでしまうため、レースカーテン越しの柔らかい光が理想的です。

豆苗の生育適温は15〜20℃前後、ネギは15〜25℃前後が目安。冬場は暖房の効いた部屋、夏場は直射日光を避けた涼しい場所に置くと安定して育ちます。特に夏場は水温が上がりやすく雑菌が繁殖しやすいため、朝晩2回の水替えが欠かせません。

日照時間は1日4〜6時間程度が目安です。日光が不足すると葉が黄色くなり、弱々しく育ってしまいます。キッチンに十分な日当たりがない場合は、日中だけ窓際に移動させるなどの工夫をするとよいでしょう。

カビ・腐敗を防ぐ衛生管理

カビ・腐敗を防ぐ衛生管理
根元だけを浸して水替えを習慣化。清潔さが長持ちのコツ。

再生栽培で注意すべきは、カビや腐敗を防ぐ衛生管理です。

根元を水に浸す際は、容器に水を入れすぎず、根の部分だけが浸かる程度にとどめます。水が多すぎると根が呼吸できず腐りやすくなるため、容器の底から1〜2センチ程度の水位を保ちましょう。

衛生管理のチェックポイント

  • 水替えは毎日1回、夏場は朝晩2回行う
  • 容器はぬめりや汚れをしっかり洗い流す
  • 根の白いぬめりは優しく水で洗い流す
  • 変色・異臭は腐敗のサインなので処分する

衛生管理を徹底することで、安心して食卓に並べられる野菜を育てられます。

おわりに

再生栽培は、1回あたりの節約額は小さいものの、毎日続けることで確実に食費を抑えられる取り組みです。

さらに、野菜が育つ過程を家族で観察できるため、子どもの食育にもつながり、食べ物を大切にする意識が育まれるでしょう。

キッチンの片隅で水を替えるだけという手軽さも魅力で、特別な道具や知識がなくても今日から始められます。小さな再生が、大きな節約と環境貢献につながります。今日からキッチンで“育てて食べる”楽しさを始めてみましょう。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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