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知らないと損するドライヤーの選び方。美髪を叶える条件とは

知らないと損するドライヤーの選び方。美髪を叶える条件とは
セゾンのくらし大研究 編集部

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セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

毎日使うドライヤー。実は「どの機種を選ぶか」「どう使うか」で、髪の仕上がりや健康は大きく変わることをご存じでしょうか。高価格モデルから手頃なものまで種類が豊富で、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いはずです。

本記事では、人気ドライヤーメーカー監修のもと、ドライヤー選びで注目すべきポイントや、美髪を叶えるための正しい使い方を徹底解説します。髪質やライフスタイルに合った1台を見極める基準を知り、日々の乾かし方を少し工夫するだけで、ツヤのある髪と快適な毎日を手に入れることができます。

ドライヤー選びが美髪に直結する理由

ドライヤー選びが美髪に直結する理由

ドライヤーは、髪を乾かすだけでなく“美髪を育てるためのケアツール”でもあります。選び方を誤ると熱や乾燥によるダメージを招きますが、正しい機能と風量を備えたドライヤーを使えば、髪の水分バランスを守りながらツヤとまとまりを引き出すことができます。

髪は熱と風で変わる──ドライヤーの基本メカニズム

髪はたんぱく質と水分でできており、熱や風の当て方によって状態が大きく変わります。ドライヤーの性能は仕上がりのツヤやまとまりを左右する重要な要素です。

髪は洗髪後、濡れた状態でキューティクルが開き、水分とタンパク質が抜けやすくなっています。乾かす際に高温の風を長時間当てると、髪内部の水分が過度に蒸発してパサつきや広がり、そしてダメージにつながります。

逆に、風量が十分で熱が長時間髪に留まらなければ、髪の表面温度の上昇も抑えられ、まとまりある仕上がりになります。つまり、「適切な風量+適切な温度」の組み合わせが、髪を変える鍵になります。

間違ったドライヤーの使い方が髪を傷める

温度が高すぎる・風量が弱いドライヤーは、乾燥やパサつきの原因に。結果的に枝毛や切れ毛が増え、ヘアケアの効果を下げてしまいます。

また、毛先から乾かす、ドライヤーを髪に近づけすぎるといった使い方は、髪の表面に過剰な熱や風圧を当ててしまい、キューティクルの剥がれや切れ毛を引き起こす原因になります。

さらに、風量が弱く乾燥に時間がかかると、髪が高温のまま長く晒されるため、ダメージが深刻化しやすいのです。

こうした「選び方・使い方の誤り」が、見た目以上に髪に悪影響を与えてしまうため注意が必要です。

正しい選び方で髪質改善が叶う

髪質改善を目指すなら、ただ「高価格=良いモデル」というわけではありません。髪の太さ・長さ・ダメージ度合い・生活スタイルに応じて、風量・温度調整機能・イオンや遠赤外線などのヘアケア機能を備えたドライヤーを選ぶことが大切です。

風量が1.5 ㎥/分以上とされる機種なら髪を速く乾かせるためダメージ軽減につながり、さらに低温風・イオン機能などが髪の水分バランスを守る助けとなります。

こうした“髪に優しい性能”を理解して選べば、毎日のドライヤーが髪質を変える習慣に変わります。

自分に合ったドライヤーを選ぶためのチェックポイント

自分に合ったドライヤーを選ぶためのチェックポイント

理想の仕上がりを叶えるには、自分の髪質やライフスタイルに合ったドライヤーを選ぶことが大切です。風量や温度設定、重さ、機能性などを総合的にチェックすることで、毎日のケアがより快適で効果的になります。

髪質・髪の悩みに合わせた選び方

髪質や悩みに合ったドライヤーを選ぶことは、美しい髪を保つための第一歩です。

髪が細く乾きやすい人は、熱によるダメージを防ぐために低温設定やマイナスイオン機能があるタイプを選ぶとよいでしょう。

一方、毛量が多い人や髪が太い人は、強い風量で素早く乾かせる速乾タイプが向いています。くせ毛やうねりが気になる場合は、温度が一定に保たれるドライヤーや遠赤外線機能つきモデルが効果的。髪の状態をしっかり見極め、自分の髪に「優しい風」と「適切な温度」を届けるドライヤーを選ぶことが、美髪への近道です。

使用シーン別に考える

ドライヤーを選ぶ際には、どんな場面で使うかを考えることも大切。毎日のヘアケアに使うなら、使いやすいスイッチ位置やコードの長さ、音の静かさなどが快適さに直結します。

旅行や出張が多い人は、軽量で折りたためるコンパクトタイプがおすすめです。家族で共有する場合は、耐久性や安全性、さらに誰でも扱いやすい操作性を重視すると良いでしょう。

ライフスタイルや使用環境に合った一台を選ぶことで、毎日のケアがぐっと快適になります。

長く使うために大切な安全性・耐久性

ドライヤーは毎日使う家電だからこそ、安全性と耐久性を兼ね備えたものを選びたいものですよね。過熱を防ぐ自動オフ機能や、温度を一定に保つセンサーがある機種は、髪へのダメージを抑えるだけでなく安心して使えます。

また、フィルターのお手入れがしやすい設計や、ホコリの詰まりを防ぐ構造も長持ちのポイント。使用中に焦げたにおいや風量の低下を感じたら買い替えのサインです。

安全面と耐久性を意識することで、日々のヘアケアをより安心して続けることができます。

本体の重さや形状も毎日の使いやすさに直結

ドライヤーの重さや形状は、意外に見落とされがちなポイントです。長時間の使用でも腕や肩に負担がかからない軽量タイプは、毎日のケアを快適にしてくれます

特にロングヘアや毛量が多い人にとって、軽さは継続のしやすさに直結します。

また、握りやすいハンドルや、風の向きをコントロールしやすいノズル設計も重要です。実際に手に取ってみたときのバランス感や持ちやすさを確かめ、自分にとってストレスのない形を選ぶことで、自然とケアの質も上がります。

ドライヤーの機能と性能のここに注目!

ドライヤーの機能と性能のここに注目!

ドライヤー選びでは、風量や温度だけでなく、髪を守るための機能にも注目が必要です。最新モデルには、速乾性・イオン機能・スカルプケアなど、美髪をサポートする多彩な性能が搭載されています。

大風量と速乾性で時短&ダメージ軽減

大風量と速乾性で時短&ダメージ軽減
SALONIA(サロニア)スムースシャインドライヤー

髪を乾かす時間を短縮できる「大風量ドライヤー」は、忙しい日々の時短に加え、熱によるダメージ軽減にも効果的です。

風量が強ければ髪に当たる熱の時間を短くでき、結果的に髪内部の水分を保ちながら効率よく乾かすことができます。

特に1.5㎥/分以上の風量を持つモデルは、ドライ時間が約30%短縮されるといわれています

根元から風をしっかり当てることで、髪のボリュームをコントロールしながら自然なツヤ感もアップ。風量と温度のバランスを上手に使いこなすことで、髪を傷めず、美しく整えることができます。

マイナスイオン・遠赤外線など髪を守る最新技術

マイナスイオン・遠赤外線など髪を守る最新技術
SALONIA(サロニア) グロッシーケアドライヤー

最近のドライヤーには、髪へのダメージを軽減し、まとまりを高めるための先進技術が多く搭載されています。

代表的なのが「マイナスイオン」や「遠赤外線」機能。マイナスイオンは髪表面の静電気を抑え、キューティクルをなめらかに整えることで、パサつきを防ぎます。

遠赤外線は髪の内側に穏やかに熱を伝えるため、外側だけが熱くなりすぎるのを防ぎ、しっとりとした仕上がりを実現します。こうした機能は見た目のツヤや手触りの良さだけでなく、毎日のドライ時間を快適にし、髪を健やかに保つ助けになります。

スカルプケア機能で頭皮環境を整える

美しい髪は、健康な頭皮から生まれます。近年のドライヤーには、頭皮を優しくケアできる「スカルプモード」や「低温風モード」を搭載したタイプが増えています。

これらは、地肌を高温から守りながら余分な水分を飛ばし、ムレや雑菌の繁殖を防ぐことで、頭皮環境を健やかに保つための機能です。

さらに、頭皮ケアを徹底するならシャンプー後や乾かす前後に 頭皮マッサージを取り入れるのがおすすめです。このようなケアを習慣化すれば、頭皮の血行が促進され、髪に必要な栄養を届けやすくなり、将来的な抜け毛やかゆみのリスクも軽減へとつながります。

ドライヤーで美髪を叶える正しい乾かし方

ドライヤーで美髪を叶える正しい乾かし方

美しい髪を保つためには、どんなドライヤーを使うかだけでなく、“どう乾かすか”も重要です。正しい手順で乾かすことで、熱ダメージを防ぎ、ツヤとまとまりのある仕上がりを実現できます。

タオルドライで水分をしっかり取る

髪を乾かす前の“ひと手間”が、美髪への近道です。

ドライヤーの熱を直接当てる前に、タオルでしっかりと水分を吸い取ることで、乾かす時間を短縮し、熱ダメージを軽減できます

ゴシゴシとこすらず、タオルで包み込むように押さえるのがコツ。特に毛先は摩擦に弱いので、軽く握るように水分を取り除きましょう。

根元から毛先へ順番に乾かす

髪を乾かすときは、まず“根元”から始めるのが正解です。濡れたままの根元を放置すると、地肌のムレやニオイ、うねりの原因になりやすいため、最初にドライヤーの風を地肌に当てて水分を飛ばします。

毛先は乾きやすく熱に弱いため、先に乾かすとオーバードライ(乾かしすぎ)になってしまいます。

根元→中間→毛先の順で風を当てていくことで、全体を均一に乾かせてツヤとまとまりを保てます

髪全体を早く仕上げたいときも、まずは根元をしっかり乾かすことが、美髪への一番の近道です。

ドライヤーは髪から20cm離す

ドライヤーを近づけすぎると、熱風が一点に集中して髪を乾燥させすぎてしまいます。髪から約20cm離して風をあて、ドライヤーを小刻みに動かすのが理想的。熱が偏らず、自然でやわらかな仕上がりになります。

仕上げは冷風でツヤを出す

最後の仕上げには冷風を使うのがおすすめです。冷風を髪全体にあてることで、キューティクルが引き締まり、手触りがなめらかに。スタイルのキープ力も高まります。乾かした直後に冷風をあてるだけで、ツヤの持続がぐっと変わります。

まとめ:正しい選び方で、美髪と快適な毎日を

まとめ:正しい選び方で、美髪と快適な毎日を

毎日の習慣であるドライヤーは、ただ髪を乾かす道具ではなく、美髪を育むための大切なアイテムです。髪質や生活スタイルに合ったものを選び、正しい乾かし方を実践することで、髪へのダメージを減らし、健やかなツヤを保つことができます。

自分にぴったりの1台を選ぶことは、毎日のヘアケアをより快適にし、将来の髪の美しさを守る第一歩です。今日から、ドライヤー選びと使い方を見直して、美髪習慣を始めてみませんか。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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