更新日
公開日

クレカ積立にチャレンジしよう!おすすめ商品や新NISAの対応なども解説

クレカ積立にチャレンジしよう!おすすめ商品や新NISAの対応なども解説
セゾンのくらし大研究 編集部

執筆者

セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

近年はキャッシュレス決済が浸透し、クレジットカードを利用して支払いをする場面が増えました。さらに、クレジットカードを活用した「クレカ積立」で投資を始める方も増えています。

本記事では、クレカ積立について説明します。クレジットカードで投資を始めたいなら、クレカ積立の仕組みやメリット、デメリットを知っておきましょう。

この記事を読んでわかること

  • クレカ積立とは、クレジットカードを利用して毎月金融商品を積立購入する方法
  • クレカ積立は少額から始められ、毎月の積立でポイントも貯まるメリットがある
  • クレカ積立では積立日が固定されており、積立金額の上限も設けられている
  • 新NISAスタートに合わせ、クレカ積立の上限金額は10万円に引き上げられる予定

クレカ積立とは?仕組みやメリットを解説

クレカ積立とは?仕組みやメリットを解説

クレカ積立とは、クレジットカードを使った積立投資です。まずは、クレカ積立の仕組みや対応している商品について説明します。

クレカ積立の仕組み

積立投資とは、毎月指定した日に一定額ずつ金融商品を購入していく投資方法です。投資に慣れていない初心者でも、少額から無理なく始められ、コツコツと資産形成ができます。

クレジットカードで積立投資をするクレカ積立の場合、毎月の金融商品の購入代金をクレジットカードで支払います。つまり、金融商品の購入代金は、他の買い物等の利用代金と一緒に、カードの支払日に引き落とされることになります。

クレカ積立に対応している主な金融商品

クレカ積立により購入できる商品は、主に投資信託です。証券会社によっては、個別株やETFのクレカ積立ができるケースもあります。

クレカ積立のメリット・デメリット

クレカ積立のメリットとデメリットを確認しておきましょう。

メリット

  • ポイントが還元される

クレジットカードを利用すると、利用金額に応じたポイントが貯まり、貯まったポイントを買い物等に利用できる仕組みになっています。クレカ積立をする場合でも、毎月の積立金額に応じて、ポイントが付与されます。

  • 少額から積み立てられる

投資に回せるお金がないという方も、クレカ積立なら少額から始められます。クレカ積立の場合、最低積立金額は月100円や月1,000円です。

  • 積立の手間がかからない

通常の積立投資の場合、あらかじめ証券口座に購入費用を入金しておく必要があります。クレジットカードで決済するクレカ積立なら、入金の手続きは不要です。申込時に積立額やカードの設定をしておけば、あとは自動的に積み立てができます。

デメリット

  • 積立日が固定されている

クレカ積立をする場合、カード会社で指定された積立日に金融商品を購入することになります。相場の変動に合わせて自分で購入のタイミングを変えることはできません。

  • 年会費がかかるカードもある

クレジットカードの中には、年会費がかかるものもあります。クレカ積立のために新たにカードを作成する場合には、年会費に注意しておきましょう。積立金額が少ないと、利益が年会費を下回ってしまう可能性もあります。

  • 積立上限金額がある

クレカ積立には、投資家保護の観点から、月5万円という積立額の上限があります。多くの金額の取引をしたい場合には、他の方法での購入を考えましょう。

【注目!】2024年1月からクレカ積立の上限金額が拡大へ

【注目!】2024年1月からクレカ積立の上限金額が拡大へ

NISAとは「少額投資非課税制度」のことです。2024年1月から従来のNISAよりも非課税投資枠を拡大し、非課税保有期間を無期限化した新NISAがスタートしました。新NISAでは、年間120万円(月10万円)までの積立投資が非課税になるため、クレカ積立の上限金額も月10万円に引き上げられる見込みです。

新NISAの概要

金融商品の運用で得られた利益には、原則的に税金がかかります。ただし、NISAを利用した場合には、一定額までの運用が非課税になるメリットがあります。

2024年1月にNISAの制度が改められ、新NISAがスタートしました。新NISAでは、非課税投資できる金額が拡大しました。また、従来のNISAでは非課税保有期間が限定されていましたが、新NISAでは無期限化されることになりました。

旧NISAと新NISAの違いは、次の表のとおりです。

 旧NISA新NISA
投資枠つみたてNISA・一般NISA (併用不可)つみたて投資枠・成長投資枠(併用可)
年間上限投資金額つみたて:40万円
一般:120万円
つみたて投資枠:120万円
成長投資枠:240万円
非課税保有限度額つみたて:800万円
一般:600万円
1,800万円
(うち成長投資枠は1,200万円まで)
非課税保有期間つみたて:最長20年
一般:最長5年
無期限

新NISAに対応したクレカ積立が続々登場

新NISAのつみたて投資枠では、年間120万円(月10万円)までの非課税投資が可能になります。これまでクレカ積立の上限額は実質的に月5万円でしたが、新NISAスタート後は、各社の上限額は10万円に引き上げられる見込みのところが多いです。

クレカ積立と新NISAを利用すれば、税金の心配をすることなく、毎月自動的に投資ができます。手間をかけずに投資をしたい場合には、クレカ積立と新NISAを活用するのがおすすめです。

クレカ積立をする際の注意点

クレカ積立をする際の注意点

クレカ積立は、手軽に積立投資が始められ、ポイントも貯まるお得なサービスです。ただし、よく考えずに始めると、失敗することもあります。クレカ積立をする際の注意点を知っておきましょう。

どのカードでもクレカ積立ができるわけではない

多くの証券会社では、クレカ積立のサービスを提供しています。しかし、どのクレジットカードでも積み立てができるわけではありません。証券会社によって、対象となるクレジットカードが決まっています。

対象のクレジットカードを持っていない場合には、新たにクレジットカードに入会し、カードを発行してもらわなければなりません。クレジットカードの種類によっては、年会費がかかることもあります。

また、クレカ積立をするときには、自分名義のクレジットカードを登録する必要があります。家族カードやビジネスカードは使えません。クレジットカード機能のないプリペイドカードやデビットカードも対象外なので注意しましょう。

クレジットカードの限度額が足りなくなる可能性も

クレジットカードには利用限度額が設定されています。買い物等にカードを使い過ぎると、クレカ積立の積立金額の決済ができなくなってしまう可能性があります。あらかじめ限度額を確認しておき、クレジットカードの使い過ぎには注意しましょう。

おわりに

クレカ積立は、クレジットカードを利用して毎月手軽に積立投資ができるサービスです。「投資は難しそうと思っている方」でも、クレカ積立なら簡単に始められます。

クレカ積立では、毎月の積立金額は100円や1,000円の少額からでOKです。一度設定すれば毎月自動的に投資ができ、知らない間にポイントも貯まっています。

2024年1月には新NISAもスタートしました。この機会にぜひクレカ積立を利用して積立投資を始めてみてはいかがでしょうか?

よく読まれている記事

みんなに記事をシェアする