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これさえ知っておけば失敗しない!似合う眼鏡フレームの選び方

これさえ知っておけば失敗しない!似合う眼鏡フレームの選び方
(株式会社インターメスティック 制作本部広報室)鈴木 晴子

監修者

株式会社インターメスティック 制作本部広報室

鈴木 晴子

視力を補うだけでなく、顔の印象を大きく左右する“眼鏡”。しかし、「なんとなく選んだ眼鏡がしっくりこない」「自分に似合うフレームがわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、眼鏡が似合わないと感じる原因や、ぴったりのフレームを選ぶコツ、顔型に合ったフレームの選び方まで詳しく解説。さらに、眼鏡選びのよくある疑問にもお答えします。

自分に合った眼鏡で、おしゃれをもっと楽しみましょう。

そもそも眼鏡フレームの種類はどのくらいあるのか

そもそも眼鏡フレームの種類はどのくらいあるのか

「眼鏡」と言っても、フレームの形には実に多くの種類があり、クラシックで定番の形から、トレンド感あふれる個性派デザインまで、選択肢はさまざま。自分に似合う一本を見つけるためには、まずフレームの種類を知ることが大切です。

<眼鏡フレームの種類>

<眼鏡フレームの種類>
(画像提供:Zoff)

ボストン型

丸みのある逆三角形が特徴で、柔らかな印象を与えるデザイン。ビジネスにもプライベートにも使いやすく、人気の高い定番型です。

印象: スタイリッシュ/クラシック/レトロ
おすすめ: 優しい雰囲気を演出したい方、シーンを問わず使いたい方

ウェリントン型

逆台形の形で、ほどよい存在感と安定感が魅力。幅広い世代に似合い、柄や素材のアレンジも楽しめます。

印象: 知的/おしゃれ/落ち着いた雰囲気
おすすめ: スーツにも合うクセのない眼鏡を探している方

スクエア型

横長の長方形フレームで、クールでスマートな印象。ビジネスシーンにもぴったりです。

印象: シャープ/知的
おすすめ: 顔をすっきり見せたい方、仕事用を探している方

オーバル型

横長のたまご型で、柔らかく上品な雰囲気が特徴。年齢や性別を問わず、かけやすい万能タイプです。

印象: 優しい/大人っぽい/上品
おすすめ: ナチュラルで落ち着いた印象を求める方

ラウンド型

丸みのあるデザインで、親しみやすく個性的。おしゃれ好きな人に人気の高い形です。

印象: 柔らかい/個性的/おしゃれ
おすすめ: ファッションアイテムとして楽しみたい方

クラウンパント型

ボストン型の上部がまっすぐカットされた形。丸みと直線が融合したデザインで、こなれ感を演出します。

印象: 洗練/シャープ/こなれた印象
おすすめ: 眼鏡でスタイルにアクセントを加えたい方

ティアドロップ型

涙型のフレームで、クールでレトロな印象。大きめサイズで小顔効果も期待できます。

印象: おしゃれ/クール/レトロ
おすすめ: 個性的なスタイルが好きな方、顔をすっきり見せたい方

フォックス型

目尻がキュッと上がった印象的な形。知的でエレガントな印象を与え、フォーマルな装いにもぴったり。

印象: 知的/都会的/エレガント
おすすめ: シャープな雰囲気や洗練された印象を求める方

サーモント(ブロウ)型

眉のような太めの上部フレームが特徴で、存在感のあるクラシカルなデザイン。個性を引き立てる一本です。

印象: 知的/クラシック/ファッショナブル
おすすめ: 古着やメンズライクなファッションが好きな方

眼鏡フレームの素材は大きく分けて、セルフレーム(プラスチック製)、メタルフレーム(金属製)、そしてセルとメタルを組み合わせたコンビネーションフレームの3種類があります。中でも、現在特に多く選ばれているのが「セルフレーム」。プラスチック素材ならではの豊富なカラーバリエーションやデザイン性の高さから、年齢問わず多くの方に人気です。

眼鏡が合っていないと思わせる要素とは?

眼鏡が合っていないと思わせる要素とは?

「なんだかこの眼鏡、しっくりこない…」そんな違和感を覚える原因は、実はフレームのデザインだけではありません。眼鏡が顔に自然になじまず、「似合わない」と感じてしまうのには、共通するいくつかの要因があります。ここでは、鈴木さんに眼鏡が合っていないと思わせる代表的な3つのポイントを解説していただきます。

眼鏡と黒目の位置が合っていない

眼鏡をかけたとき、黒目の位置がレンズの中央にきていないと、顔全体のバランスが崩れて見えることがあります。上下左右にずれてしまうと、目元に違和感が出てしまい、「なんとなく変かも?」と感じやすくなります。黒目がレンズの中心にくるようにフレームを選ぶのが、自然な印象に見せるための基本です。

フレームの色が肌や髪に合っていない

フレームの色が肌や髪、瞳の色とマッチしていないと、眼鏡だけが浮いて見える原因になります。顔色がくすんで見えたり、表情が暗く見えてしまったりすることも。自分のパーソナルカラーに合ったフレームを選ぶと、顔全体が明るく、生き生きとした印象に見せることができます。

ファッションのテイストと合っていない

眼鏡もファッションアイテムのひとつ。洋服のテイストと合っていないと、全体のコーディネートに違和感が出てしまいます。たとえば、フォーマルな装いにカジュアルすぎるフレームを合わせたり、その逆だったりすると、ちぐはぐな印象に。TPOに合わせて眼鏡も選ぶと、ぐっとおしゃれに見せることができます。

自分に合う眼鏡フレームを選ぶ3つのポイント

自分に合う眼鏡フレームを選ぶ3つのポイント

「眼鏡は顔の一部」といわれるように、フレームのデザインはあなたの印象を大きく左右する大切な要素です。似合うフレームを選ぶために、下記の3つのポイントを押さえましょう。

目的を明確に。「なりたい印象」から選ぶ

眼鏡を選ぶ最初のステップとして、まず「どんな場面で使いたいか」「どんな印象を与えたいか」という目的を明確にすることが大切です。たとえば、アウトドアでアクティブな印象にしたいのか、ビジネスシーンで知的な雰囲気を演出したいのか、あるいは普段使いでおしゃれに見せたいのか。眼鏡を使うシーンや、なりたいイメージを具体的に思い描いてみましょう。

パーソナルカラーも参考に

フレームの色は、顔の印象を大きく左右する要素です。自身のパーソナルカラーを意識すると、肌や瞳の色に自然に馴染んで、より魅力的な印象を引き出すことができます。イエローベース、ブルーベースといった分類を参考に色を選ぶのも良いでしょう。しかし、パーソナルカラーに縛られる必要はありません。あえて反対色を選ぶことで、個性的ながらも洗練された雰囲気を演出することも可能です。なりたいイメージや普段のファッションに合わせて、自由に色の選択を楽しんでみてください。

実際に掛けて、プロの意見を聞く

気になるフレームは、正面だけでなく横顔や掛け心地、重さも必ず試着して確認しましょう。見慣れない印象に戸惑うかもしれませんが、まずはさまざまなデザインを試してみることが大切。眼鏡店の販売員は、色や形、ライフスタイルに合わせた的確なアドバイスをしてくれるプロです。自分の好みや希望を伝え、客観的な意見を聞くことで、自分にぴったりの一本を見つけられるはず。年齢による顔の印象の変化も考慮して相談してみましょう。思わぬ魅力的なフレームとの出会いがあるかもしれません。

顔型別 似合う眼鏡の選び方

顔型別 似合う眼鏡の選び方
(画像提供:Zoff)

顔の形は、丸顔、面長、三角顔など、人それぞれ異なります。

もし「どんな印象にしたいかわからない…」という方は、自身の顔型に合ったメガネのフレームを選ぶのがおすすめです。顔型に合わせた眼鏡は、気になる部分を自然にカバーでき、顔全体のバランスをより美しく見せてくれる効果があります。自分の顔型を知り、相性の良いフレームを選ぶことで、きっと似合う眼鏡が見つかるはずです。

丸顔タイプ

丸いフェイスラインをすっきり見せるなら、スクエアタイプのフレームがおすすめ。四角い形が、顔の丸みをシャープに見せてくれます。優しい印象にしたい場合は、スクエアよりも少し丸みのあるウェリントンタイプもよく似合います。顔を縦長に見せたい方は、フレームの下半分がないハーフリムタイプを選ぶと、視線が顔の上部に集まり、バランスが良く見えます。

顔タイプ

縦長の顔のラインには、天地幅(縦の幅)が広いフレームを選ぶとバランスが良くなります。特におすすめなのは、ウェリントンタイプやボストンタイプです。ウェリントンは柔らかな印象に、ボストンはクラシックな雰囲気にしてくれます。逆に、天地幅が狭いスクエアタイプは、顔の長さを強調してしまうため、避けた方が良いでしょう。

四角顔タイプ

しっかりとした顔のラインを持つ四角顔さんには、丸みのあるオーバルタイプ、ラウンドタイプ、ボストンタイプが似合います。これらのフレームは、顔の角張りを和らげて優しい印象にしてくれます。比較的どんなフレームも似合いやすい顔型ですが、天地幅が狭いスクエアタイプは、角ばった印象を強くしてしまうためおすすめできません。

逆三角顔タイプ

額が広く、顎が細いシャープな印象の三角顔さんには、丸みのあるオーバルタイプ、ラウンドタイプ、ボストンタイプがおすすめです。また、フレームの下半分がないアンダーリムタイプもよく似合います。視線が顔の下部に集まるため、シャープな顎のラインとのバランスが取りやすくなります。

眼鏡のトレンドは時代とともに少しずつ移り変わっていくので、その変化を楽しめるのも魅力のひとつ。ぜひ、ご自身のライフスタイルや好みに合わせて、ぴったりの素材やデザインを見つけてくださいね。

眼鏡選びの「?」を解決!Q&A

ここでは、眼鏡の選び方にまつわるさまざまな疑問を解消するべく、よくある質問とその回答をまとめました。眼鏡選びの参考に、ぜひご活用ください。

Q.フレームの重さやフィット感はどう確認すればいい?

眼鏡を選ぶ際、フレームの重さと顔へのフィット感はとても大切です。お店で試着する際は、まずご自身の顔の幅に合ったフレームを選んでください。

フィット感を確認するポイントは、テンプルと呼ばれる耳にかける部分が耳の付け根あたりにしっかり沿っているか、そして、うつむいた時にずり落ちてこないかなどを見ていきます。特に、パソコン作業が多い方などは、テンプルの角度も重要になります。正面からだけでなく、横から見たときの耳との位置関係もチェックしましょう。

細かい調整は、お店のスタッフがお好みに合わせて行いますので、「もう少し固定したい」「少し緩めがいい」など、遠慮せずに伝えましょう。Zoffではオンラインで購入した場合でも、店舗で調整できるサービスを提供しています。

Q.トレンドと自分らしさを両立する選び方は?

春が近づくと重たい黒縁よりも、クリアで軽やかなフレームが好まれる傾向に。ファッションと同じように、眼鏡も季節に合わせて衣替えするのもおしゃれの楽しみのひとつです。もちろん、お気に入りの一本を長く愛用することも素晴らしいですが、TPOや、その日の気分や装いに合わせて使い分けるのもおすすめです。

トレンドを上手に取り入れながらも、「これが私らしい」と感じられる一本を見つけることが、眼鏡選びで最も大切なことですね。

Q.仕事とプライベートで使い分けるポイントは?

眼鏡は、仕事とプライベートで重視する点が変わります。

仕事用なら、長時間のPC作業に備えてブルーライトカット機能がおすすめ。見た目はシンプルで知的な印象を与えるものだとビジネスシーン向きです。メタルフレームのスクエア型なら信頼感を、丸型なら親しみやすさを演出できます。屋外での作業が多い場合は、紫外線でレンズの色が変わる調光レンズが便利でしょう。

一方、プライベート用では、ファッション性や個性を自由に表現できるデザインを選びましょう。趣味やスポーツをするなら、衝撃に強いフレームや、光の反射を抑える偏光レンズを選ぶのも良いですね。「何本も使い分けるのはちょっと…」という方には、調光レンズや遠近両用レンズといった、一本でさまざまなシーンに対応できる便利なレンズもあります。

まとめ:自分にぴったりの眼鏡で印象アップ

自分にぴったりの眼鏡で印象アップ

眼鏡は、ただ視力を助けるだけでなく、あなたの印象を大きく左右する、大切なファッションアイテムです。顔の形やパーソナルカラー、そしてなりたいイメージにぴったりのフレームを選べば、あなたの魅力を最大限に引き出し、個性をより一層輝かせることができます。今回ご紹介した選び方のポイントを参考に、ぜひあなたのお気に入りの「一本」を見つけて、これまで以上に眼鏡のおしゃれを楽しんでください。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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