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月3万円の食費でも栄養満点!業務スーパー活用の献立術

月3万円の食費でも栄養満点!業務スーパー活用の献立術
北原 円香 (CROCO_コラム企画ライター)

執筆者

北原 円香

主婦・元保育士。現在は育児とライター業、SNSでの発信に奮闘中。暮らしにまつわる情報をInstagramで発信しながら幅広い分野の記事を執筆しています。「シンプルで心地よい暮らしに整える」が日々のモットー。忙しい毎日でもちょっとした工夫や気づきを大切に暮らしています。

家計のやりくりにおいて、食費の節約は誰にとっても大きなテーマです。とはいえ「安さを優先すると栄養が偏りそう…」と不安に思う方も少なくありません。本記事では、業務スーパーの商品を活用しながら、月3万円で栄養バランス満点の献立術をご紹介します。

日々の食費を抑えつつ家族の健康を守りたい方や、忙しい共働き世帯に役立つ実践的なアイデアが豊富な記事になっているので、ぜひ参考にしてください。

月3万円以内で栄養バランスを保つ節約献立の基本

限られた予算でも栄養バランスを整えるには、献立の立て方と食材選びの工夫がポイントです。

ここでは、具体的な献立例や食材リストに加え、安い食材でも栄養価を高める工夫やメニューを紹介します。業務スーパーを活用しながら、月3万円の食費でも満足度の高い食卓を整えられる方法を見ていきましょう。

1週間分の献立例と必要な食材リスト

3人家族で想定される1週間分の献立例と必要な食材は、以下のとおりです。

  • 月曜:鶏むね肉の照り焼き+もやしとニラのナムル+わかめと豆腐の味噌汁
  • 火曜:肉と野菜の炒め物+ほうれん草のごま和え+油揚げの味噌汁
  • 水曜:さば缶の簡単煮付け+切り干し大根の煮物+玉ねぎと卵のかきたま汁
  • 木曜:麻婆豆腐+もやしとハムの中華和え+春雨スープ
  • 金曜:卵とじうどん+小松菜と油揚げの煮浸し+季節の果物
  • 土曜:ハンバーグ+野菜サラダ+じゃがいもチーズ焼+コンソメスープ
  • 日曜:鶏肉と野菜のカレー+福神漬け+フルーツヨーグルト

必要な食材リスト(1週間分の目安)は、以下のとおりです。

  • 鶏むね肉:2〜3枚
  • 豚こま切れ肉:約300g
  • さば缶:2缶
  • 絹・木綿豆腐:3丁
  • 卵:1パック
  • 合いびき肉(ハンバーグ用):300g
  • うどん玉:3玉
  • カレールー:1箱
  • じゃがいも:4〜6個
  • にんじん:2〜3本
  • 玉ねぎ:4〜5個
  • ニラ:1束
  • もやし:3袋
  • ほうれん草:1束
  • キャベツ:1玉
  • 油揚げ:3枚
  • 小松菜:1束
  • ハム:1パック
  • 切り干し大根:50g
  • 乾燥わかめ:適量
  • 春雨:1袋
  • レタス:1玉
  • ミニトマト:1パック
  • ヨーグルト・フルーツ:適量
  • 福神漬け:1袋
  • チーズ:1パック

店舗や時期によって多少前後しますが、目安は合計7,000円前後。調味料を含めても7,500円以内に収まるはずです。業務スーパーの冷凍食品や大容量商品を組み合わせることで、無理なく1週間の献立を整えられます。

さらに1か月(4週間)に換算すると、7,500円×4週=約30,000円となり、月3万円の食費シミュレーションが可能です。主食・主菜・副菜のバランスを確保しながら、限られた予算内でも栄養を満たす食卓が可能になります。

週間分の献立例と必要な食材リスト
業務スーパーを賢く使えば、限られた予算でも栄養と満足感を両立できます。

安い食材で栄養価を高める組み合わせ方

安い食材でも、組み合わせ方を知れば栄養価を高めることは可能です。例えば、もやしや油揚げを使ったナムルはごま油で和えるのが基本です。油と一緒に調理することでビタミンの吸収率が高まり、栄養価を引き上げることが可能に。

豆腐や納豆などの大豆製品にはビタミンB群が豊富に含まれています。副菜として取り入れるだけで代謝をサポートし、疲れにくい身体づくりにもつながります。さらに、ブロッコリーやトマトを取り入れればビタミンCや食物繊維を補給でき、免疫力の向上や腸内環境の改善にもつながります。

このように、低価格の食材でも特性を生かして組み合わせることで、栄養価の高いメニューに仕上げることが可能です。

業務スーパーの底値商品で作る満足メニュー

業務スーパーを活用すれば、低価格でも栄養をしっかり確保できます。

例えば、特売品の冷凍シーフードミックス(約480円)やえのきだけ(3袋で約100円)、乾燥パスタ(約115円)、アスパラガス(約98円)など、お手頃食材も豊富です。これらに牛乳などの調味料を加えれば、クリームパスタの完成です。

業務スーパーの底値商品で作る満足メニュー
特売品を上手に組み合わせれば、家計にも体にもやさしいごちそうに。

さらに、玉ねぎや豆腐、小松菜などの特売品を活用したコンソメスープやポテトサラダなどの副菜を添えれば、栄養バランスの整った満足度の高い食卓に仕上がります。

業務スーパーの底値商品で作る満足メニュー2
特売品食材を組み合わせるだけで、満足度も栄養もアップ!

食材を無駄なく使い切る保存と調理のコツ

せっかく安く買っても、使い切れずに捨ててしまっては節約の努力が台なしです。食品ロスを防ぐことは、家計だけでなく地球環境にも貢献する重要な取り組みです。

ここでは、業務スーパーの大容量食材を無駄にしないための2つの工夫を紹介します。調理や保存の方法を工夫することで、無駄を減らしながら家計の負担を軽くしていきましょう。

野菜の皮や芯まで活用する調理法

野菜の皮や芯を工夫して使えば、捨てるはずだった部分が絶品おかずに大変身します。

例えば、にんじんの皮はごま油で炒め、醤油やみりんで味付けすれば簡単なきんぴらに。また、捨てがちな大根の葉は、ごま油で炒めてちりめんじゃこと混ぜればふりかけに、塩昆布や柚子胡椒と和えれば漬物風の常備菜にもなるコスパのいい食材です。

このように、普段捨ててしまう部分も一工夫加えることで食費を抑えながら一品増やすことが可能です。

まとめ買いした食材の冷凍保存術

業務スーパーには大容量の食材が多いため、上手な冷凍保存が欠かせません。

例えば、肉類は小分けにして冷凍しておけば、必要な分だけ解凍できて調理もスムーズに。

まとめ買いした食材の冷凍保存術
特売肉は1回分ずつ小分け冷凍。使い切る工夫でムダゼロに。

また、野菜はあらかじめカットして冷凍しておくと、汁物や炒め物にすぐ使えて便利。味噌汁やちょっとした炒め物用などに活用できます。まとめ買いした食材を無駄なく活用するために、冷凍保存術を上手に活用しましょう。

おわりに

業務スーパーの底値商品を活用して無駄をなくす調理と保存を取り入れれば、月3万円の食費でも栄養満点の食卓を実現できます。

節約しながらも食事を楽しむ工夫を重ねて、家計にも身体にもやさしい食生活を続けていきましょう。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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