年齢を重ねるにつれて健康に関しての心配が増えてきます。また、日本ではがんをはじめとする色々な病気が原因で毎年多くの方が亡くなっています。
しかし、どれくらいの人数がどのような病気で亡くなっているのかを、知らない方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは、令和5年(2023) 人口動態統計月報年計(概数)の概況を参考に、日本人に多い死因について解説します。
日本人がどのような理由で亡くなっているのかを確認し、ご自分の生活を見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
(本記事は2024年9月17日時点の情報です)
【令和5年(2023年】日本人の死因ランキング
令和5年(2023年)のデータによると、日本人の死因は「悪性新生物(がん)」「心疾患」「老衰」が上位3位で、全体の半分以上を占めています。
ここでは、上位3位の死因について解説するとともに、4位以降の死因もご紹介します。
第1位「がん」(24.3%)
令和5年(2023年)、がんで亡くなった人数は38万1,492人。死亡率の構成比にすると4.3%です。つまり、日本人の3〜4人に1人が、がんで亡くなっています。
もはやがんは誰がなってもおかしくないほど身近な病気となりました。また、がんの部位別の死亡数は以下のとおりです。
データを見ると、男女ともに「肺」と「大腸」はがんの死亡数が多いことが分かります。
【主な部位別にみたがんの死亡数】
男性 | 女性 | |
1位 | 肺(5万2,910人) | 大腸(2万5,193人) |
2位 | 大腸(2万7,937人) | 肺(2万2,852人) |
3位 | 胃(2万5,323人) | 膵臓(2万316人) |
第2位「心疾患」(14.7%)
心疾患とは心臓の病気全般のことを指します。そして、心疾患の大部分が「心不全」という病気です。
・心不全
心不全は、何らかの心臓機能障害が原因で、呼吸困難・倦怠感・浮腫などが発生する病気です。心不全は一度発症すると入退院を繰り返し、徐々に増悪し、最後には生命を縮める怖い病気で、ときに突然死すら起こりえます。
・虚血性心疾患
虚血性心疾患とは、心臓の筋肉(心筋という)へ血液を送る冠動脈の血流が悪くなって、心筋が酸素不足・栄養不足に陥るものをいい、次の2つの病気があります。
・狭心症
動脈硬化で冠動脈が狭くなり、心筋への血流が足りなくなるのが狭心症です。狭心症の発作は「胸が苦しくなる」「息切れ」「呼吸困難」といった症状で、長くても15分くらいでおさまるのが特徴です。
・心筋梗塞
心筋梗塞は冠動脈でできた血栓によって心筋へ血液が送られなくなった状態です。心筋梗塞は胸をえぐられるような非常に強い痛みで、長時間症状が続く場合があります。
また、心筋へ血液が送られない状態が続くと、その部分は壊死してしまい心機能が著しく低下する病気で、重症になると死に至る可能性もあります。
第3位「老衰」(12.1%)
老衰とは加齢によって、さまざまな身体機能が衰弱していき自然に亡くなることです。厚生労働省は「死亡診断書記入マニュアル」において、老衰を「高齢者でほかに記載すべき死亡原因のない、いわゆる自然死」と定義づけています。
歳をとると、身体の細胞も徐々に分裂による再生が行われず、代謝機能が低下し異常なタンパク質が作られます。その影響で、臓器や筋肉の働きが悪化します。
他にも老化した細胞から出る免疫物質によって老化がさらに促進され、全身の細胞や臓器が炎症を起こしてしまいます。
すると、日常生活で少しずつできないことが増え、食事をしても栄養が吸収されなくなり、次第に生命活動の維持が困難な状態になり、ゆっくり亡くなっていくのが老衰です。
また、老衰では身体や臓器が老化していくのと同時に、感覚器官や脳の機能も衰えてきます。そのため、老衰は大きな苦痛を感じずに亡くなっていくといわれています。
第4位~第10位までもご紹介
以下は日本人の死因4位以降になります。
第4位 | 脳血管疾患(6.6%) |
第5位 | 肺炎(4.8%) |
第6位 | 誤嚥性肺炎(3.8%) |
第7位 | 不慮の事故(2.8%) |
第8位 | 新型コロナウイルス感染症(2.4%) |
第9位 | 腎不全(1.9%) |
第10位 | アルツハイマー病(1.6%) |
厚生労働省の資料「令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況」で主な死因別にみた死亡率について過去の推移を見ると、がんは一貫して上昇しています。
一方、脳血管疾患は、昭和45年以降は低下傾向で、令和5年時点では第4位になっています。逆に心疾患は、昭和60年に脳血管疾患を抜いてから上昇傾向で、令和5年時点ではがんに次ぐ第2位の死因です。
老衰は平成13年以降上昇しており、平成30年に脳血管疾患を抜いて3位になって以降、急激に上昇しています。また、令和5年から新型コロナウイルスが新たな死因として追加され、死因の第8位に入っていることも近年の特徴です。
【令和5年(2023年)】日本人の死亡数と死亡率の推移
厚生労働省のデータを見ると、令和5年は令和4年と比べると死亡者数(+6,886人)が増加しています。年齢別にみた死亡数と死亡率では、乳幼児の死亡率が2.5%増加し、40歳以上の死亡率は減少傾向です。
以下では、令和5年の死亡者数とその年代における割合を見ていきます。
死亡数
年齢階級 | 死 亡 数 (人) | ||
令和5年 | 令和4年 | 対前年増減 | |
総数 | 1,575,936 | 1,569,050 | 6,886 |
0~ 4歳 | 1,881 | 1,851 | 30 |
5~ 9 | 340 | 311 | 29 |
10~14 | 470 | 422 | 48 |
15~19 | 1,294 | 1,265 | 29 |
20~24 | 2,164 | 2,146 | 18 |
25~29 | 2,343 | 2,257 | 86 |
30~34 | 2,827 | 2,819 | 8 |
35~39 | 4,427 | 4,414 | 13 |
40~44 | 7,046 | 7,271 | △ 225 |
45~49 | 13,136 | 13,844 | △ 708 |
50~54 | 22,436 | 21,801 | 635 |
55~59 | 29,313 | 28,642 | 671 |
60~64 | 41,942 | 41,973 | △ 31 |
65~69 | 65,915 | 68,705 | △ 2,790 |
70~74 | 133,695 | 141,338 | △ 7,643 |
75~79 | 178,224 | 170,192 | 8,032 |
80~84 | 248,047 | 247,487 | 560 |
85~89 | 320,853 | 320,647 | 206 |
90~94 | 300,919 | 295,883 | 5,036 |
95~99 | 158,122 | 155,165 | 2,957 |
100歳以上 | 39,945 | 40,183 | △ 238 |
死亡率
高齢になると死亡率が高くなるのはもちろんですが、令和5年のデータから0〜4歳の死亡率が上昇していることも分かります。また、高齢になるほど前年度の死亡率の変化が大きくなっています。
年齢階級 | 死 亡 率(人口10万対) | ||
令和5年 | 令和4年 | 対前年増減 | |
総数 | 1,300.3 | 1,285.8 | 14.5 |
0~ 4歳 | 44.5 | 44.5 | 2.5 |
5~ 9 | 7.2 | 6.4 | 0.8 |
10~14 | 9.1 | 8.1 | 1.0 |
15~19 | 24.1 | 23.3 | 0.8 |
20~24 | 37.6 | 36.8 | 0.8 |
25~29 | 39.4 | 38.0 | 1.4 |
30~34 | 47.4 | 46.4 | 1.0 |
35~39 | 65.6 | 63.6 | 2.0 |
40~44 | 93.7 | 94.3 | △ 0.6 |
45~49 | 147.2 | 149.2 | △ 2.0 |
50~54 | 236.8 | 235.5 | 1.3 |
55~59 | 360.3 | 361.0 | △ 0.7 |
60~64 | 566.5 | 571.3 | △ 4.8 |
65~69 | 908.06 | 920.6 | △ 12.6 |
70~74 | 1,525.6 | 1,522.4 | 3.2 |
75~79 | 2,396.7 | 2,433.4 | △ 36.7 |
80~84 | 4,225.3 | 4,327.5 | △ 102.2 |
85~89 | 8,091.7 | 8,133.8 | △ 42.1 |
90~94 | 14,743.7 | 14,913.5 | △ 169.8 |
95~99 | 26,530.5 | 27,708.0 | △ 1,177.5 |
100歳以上 | 45,913.8 | 46,187.4 | △ 273.6 |
※合計は年齢不詳を含みます。
【令和5年(2023年)】性別・年齢別の死亡数と死亡率
性別ごとの死亡数と死亡率を見ると、どちらも男性の方が女性よりも高い数字となっています。また、女性の方は死亡数と死亡率が比較的高齢で高い数字を出しており、男性よりも女性の方が長生きしていることがわかります。
年齢別の死因では男女とも若いうちは「自殺」が最も多く、高齢になるにつれ「がん」の割合が大きいです。それでは、性別・年齢別の死亡率について詳しく見ていきましょう。
以下は厚生労働省のデータをもとに作成した表です。
性別・年齢別の死亡数と死亡率
表の死亡率性比(女性の死亡率に対する男性の死亡率の割合)を見ると、100%を下回っているのは5〜9歳だけで、それ以外の年齢では全て100%を超えています。
つまり、日本では女性よりも男性の死亡率が高いということがわかります。
男性で最も死亡者が多いのは85〜89歳の135,847人、女性は90〜94歳の155,302人で、男性よりも女性の方が高齢で亡くなる方が多くなっています。
また、死亡性比率を見ると、55〜79歳の間で200%を超えており、この年代で亡くなる男性の割合が女性よりも2倍以上多いということが分かります。
年齢階級 | 死 亡 数 (人) | 死 亡 率 | 死亡率性比 | ||
男 | 女 | 男 | 女 | ||
総数 | 802,490 | 773,446 | 1,362.4 | 1,241.7 | 109.7 |
0~ 4歳 | 994 | 8,878 | 48.5 | 45.4 | 106.8 |
5~ 9 | 188 | 152 | 7.7 | 6.6 | 116.7 |
10~14 | 259 | 211 | 9.8 | 8.4 | 116.7 |
15~19 | 759 | 535 | 27.5 | 20.4 | 134.8 |
20~24 | 1,363 | 801 | 46.2 | 28.5 | 162.1 |
25~29 | 1,559 | 784 | 51.4 | 26.9 | 191.1 |
30~34 | 1,866 | 961 | 61.3 | 32.9 | 186.3 |
35~39 | 2,881 | 1,546 | 83.8 | 46.7 | 179.4 |
40~44 | 4,435 | 2,611 | 116.0 | 70.7 | 164.1 |
45~49 | 8,358 | 4,778 | 184.2 | 108.9 | 169.1 |
50~54 | 14,357 | 8,079 | 299.3 | 172.8 | 173.2 |
55~59 | 19,662 | 9,651 | 481.2 | 238.3 | 201.9 |
60~64 | 28,945 | 12,997 | 787.3 | 348.7 | 225.8 |
65~69 | 46,065 | 19,850 | 1,302.1 | 533.4 | 244.1 |
70~74 | 91,509 | 42,186 | 2,212.0 | 911.8 | 242.6 |
75~79 | 115,334 | 62,890 | 3,444.1 | 1,538.6 | 223.8 |
80~84 | 145,758 | 102,289 | 5,953.1 | 2,989.1 | 199.2 |
85~89 | 159,661 | 161,192 | 11,063.5 | 6,391.3 | 173.1 |
90~94 | 113,157 | 187,762 | 19,476.2 | 12,869.2 | 151.3 |
95~99 | 39,601 | 118,521 | 33,000.8 | 24,899.4 | 132.5 |
100歳以上 | 5,330 | 34,615 | 48,454.5 | 44,954.5 | 107.8 |
※合計は年齢不詳を含みます。
※死亡率性比=男の死亡率/女の死亡率×100(%)
年齢別の死因要因の違いについて
厚生労働省のデータを見ると、10〜44歳の男性、10〜34歳までの女性はともに死因として、自殺が最も多くなっています。それ以降の年齢になると男女ともがんが死因として最も多いです。
また、日本人の死因第2位の心疾患は年齢が上がるにつれ少しずつ割合が高くなりますが、ある程度の年齢になるとほとんど一定の割合を保っています。特に男性の場合は40代からの割合に大きな変化がありません。
乳幼児の死因としては男女とも「先天奇形、変形、及び染色体異常」の割合が最も高く、男児が33.5%、女児が36.7%でした。乳幼児の死因は男女とも第2位が「周期的に特異的な呼吸障害及び心血管障害」、第3位が「乳幼児突然死症候群」です。
日本人のがんによる死因はどれくらい多いのか
日本人で病気というとがんを連想する方も多いのではないでしょうか。これまで長らく日本人の死因第1位ががんであることから分かるように、毎年多くの方ががんで亡くなられています。
そこで、ご自身もがんにならないか心配だという方も少なくないと思います。がんの種類や特徴、対策について詳しく解説します。
がんの種類について
がんには良性と悪性があります。また、がんの正体は「腫瘍」であり、異常な細胞が何らかの原因でつくった塊です。
そして、一般的に病気として知られているがんは「悪性腫瘍」を指しており、無秩序に増殖したり、他の部位にも転移します。
一方で、良性の腫瘍は転移などはせず、周りの組織を押しのけながらゆっくりと増えていきます。「良性腫瘍」の場合、多くは手術で完全に除去できれば、再発することはないといわれています。
しかし、悪性腫瘍は手術で取り除いたとしても再発の恐れがあるため、術後数年間は慎重に様子を見る必要があります。
日本人は4人に1人ががんで亡くなっている
厚生労働省の発表によると、令和3年には日本人の4人に1人ががんで亡くなっています。遡ると、日本では昭和56年から30年以上の間ずっと死因の第1位ががんでした。
最近では、日本人の2人に1人ががんの診断をされているという報告もあります。このように、がんは日本人にとって、切っても切り離せない病気となってしまいました。
がんの早期発見による「5年生存率」について
もし、自分ががんの診断を受けたら絶望してしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、心配しすぎる必要はありません。現在では、がんになっても治療により治る症例が増えてきています。
がんを治すうえで重要なのは”早期発見”です。がんの医療では「5年生存率」という指標があります。これは、がんであると診断されてから5年後も生きている患者さんの割合を示しています。
がんを初期の段階で発見できた患者さんは90%近くが診断から5年後も生存しているというデータがあります。
医療の進歩によって不治の病であったがんも段々と治すことができる病気になりつつあります。とはいえ、早期発見・早期治療がとても重要です。
日本はがん予防を目的とした「がん対策基本法」を定めた
30年以上にわたって、日本人の死因第1位であるがんに対して、日本では平成19年に「がん対策基本法」という法律が施行されました。
この法律はがんの治療や予防の方法、早期発見への対策などを効率的かつ計画的に進めるためのもので、「地域格差のないがん治療の提供」や「患者の意向を尊重する治療方法の選択」などの目標を掲げています。
また、同年がん対策基本法に基づいた「がん対策推進基本計画」が作成されました。これは、がんによる死亡者数の減少し、全てのがん患者・家族の苦痛の軽減、療養生活の質の向上を目指しています。
この他にも、がんの早期発見ができるよう各自治体で公的にがん検診を実施するなど、がんから国民を守るための取り組みが多く行われています。
参照元:厚生労働省|がん対策推進基本計画
時代とともに変化してきた日本人の死因
毎年多くの日本人ががんで亡くなっていますが、実は昔からずっと日本人の死因の第1位ががんであったわけではありません。では、それまでは日本人の死因として何が多かったのでしょうか。それでは、時代とともに移り変わる日本人の死因について見ていきましょう。
過去115年間における死因順位
がんが日本人の死因第1位になったのは、昭和56年からです。それ以前は、1980年まで30年連続で「脳血管疾患」が、さらに遡ると「結核」が死因の1位でした。
過去115年まで遡ると、死因1位の内訳は肺炎9年、脳血管疾患31年、結核39年、がん40年(2021年まで)という結果になっています。
現在では死因第1位のがんと第2位の心疾患の死亡者数には大きな差があるため、今後もしばらくはがんが1位であり続けることが予想されます。
死因の種類によって備えるべきことも変わる
がん以外にも世の中には多くの病気や疾患が存在します。特に心疾患や脳血管疾患はがんと合わせて三大疾病と呼ばれており、いつ自分の身体に降りかかるかわかりません。
まず、病気にならないように予防することが大切です。特に、脳血管疾患や心疾患は、動脈硬化や高血圧などのリスク因子を抱えないように、適度な運動と食習慣の改善を行うことでも発症リスクを下げられます。
一方、がんは遺伝的要因も関係しているため、生活習慣の改善だけでは防げません。そのため、がんが発症しても生活が困らないように備えておくことが大切です。
特に注意すべきことは、がんを発症した際の治療費です。がんは、転移を繰り返しやすい疾患であることから治療が長期化しやすく、多額の治療費が必要になる傾向にあります。
厚生労働省が実施した調査「令和3年度医療給付実態調査」の結果によると、がんの治療に必要な費用について以下のように記載されています。
疾患分類 | 一件あたりの診療費(入院) | 一件あたりの診療費(入院外) |
悪性新生物<腫瘍> | 668,621円〜835,654円 | 56,128〜76,118円 |
さらに、がんの治療中は仕事ができる状態ではないため、収入がほぼゼロになってしまう方も多いでしょう。収入がない中で、上記の治療費を負担する場合、家計に大きな影響を与える可能性があります。
そのような経済的なリスクに備えるためにも、がん保険やがん特約の付帯した生命保険に加入しておくことも選択肢のひとつです。
一方で、加入する保険が増えすぎると保険料の負担が大きくなってしまうため、貯蓄と保障のバランスを取ることも必要です。
もし、ご自身のライフプランを立てる際に、貯蓄と保障の最適なバランスがわからないとお悩みなら、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのもひとつの手段です。
FPは、家計の状況と本人の希望を汲み取り、がんのリスクと将来の貯蓄の両面から考えて最適なライフプランを立ててくれます。しかし、個人のFP事務所に依頼した場合、相談するだけで費用が発生する可能性もあるため注意しましょう。
もし「できるだけコストをかけずにFPを活用し、がんのリスクに備えたい」と考えているのであれば、セゾンのマネナビをおすすめします。
「セゾンのマネナビ」なら、無料で何度でもFPに相談できます。病気や死亡のリスクに備えたい方は、ぜひご活用ください。
おわりに
どれだけ健康に気をつけていても、絶対に病気にならないということはありえません。生きている限り病気の脅威とは隣り合わせですが、生活習慣を改善することでリスクの軽減が期待できます。
食事や運動、睡眠などに日頃から気をつけることで、病気のリスクは大幅に減らすことができるでしょう。
また、日本人の死因第1位のがんもかつては不治の病といわれていましたが、現在では早期発見によって完治するケースも多くなっています。会社や自治体で行われている検診には積極的に参加しましょう。
そして、いざという時に備えるために、早いうちから資産形成を行い十分な資金を準備しておくことや、保険に加入しておくことも重要です。
病気になってしまうと治療費や入院費が掛かるだけでなく、仕事ができず収入も減ってしまいます。病気で生活が困難な状態にならないように、資産形成や保険などで備えておきましょう。
保険の準備については、同じ保障内容でも保険商品や性別、年齢などによって保険料が異なります。いくつかの商品を比較検討してから、納得できるものを選ぶことが大切です。