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エアコンクリーニングの頻度とは?実際に利用した方の体験談も紹介

エアコンクリーニングの頻度とは?実際に利用した方の体験談も紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

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普段使用しているエアコンをどれくらいの頻度で掃除しているでしょうか。エアコンをつけて「臭い」と感じたり、咳やくしゃみが出始めたりしたら、エアコンクリーニングが必要であるというサインです。

このコラムでは、エアコンクリーニングを行う頻度やおすすめの時期などを解説します。エアコンクリーニングを減らすための日常的なお手入れもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

  • エアコンクリーニングの頻度は1〜2年に1回がおすすめ
  • 自分でできるフィルター掃除は2週間に1回、ドレンホース・室外機の掃除は1年に2回が目安
  • 外から見て汚れが見えたりエアコンの効きが悪くなったと感じたりしたらクリーニングをするのがおすすめ
  • エアコンクリーニングにおすすめの時期は、専門会社の繁忙期を避けた4〜5月・9〜10月

エアコンクリーニングの必要性

エアコンクリーニングの必要性

そもそも、エアコンクリーニングはなぜ必要なのでしょうか。ここでは、エアコンクリーニングの必要性について解説していきます。

エアコンの故障を防止

エアコンクリーニングをしないまま長期間稼働していると、内部にホコリやカビなどの汚れが溜まり続け、動力に負荷がかかり、エアコンの故障につながる可能性があります。これはエアコンに限ったことではありません。電化製品が故障するほとんどの原因は、内部の汚れです。

一般的な電化製品は、スイッチを入れると静電気が発生し、ホコリなどの汚れを引きつけ、湿気によって固まりになります。その無数のかたまりがエアコンの稼働を邪魔し、必要以上に熱を帯びることで故障につながるのです。

エアコンは故障の原因となる、湿気・ホコリ・熱がそろいやすい電化製品であるため、他の電化製品よりも注意して掃除しなければなりません。

カビの放出を防止

エアコンクリーニングは、カビの放出を防止するのに役立ちます。エアコンは、冷房運転をすると結露によって水分が発生するので、カビが発生しやすい電化製品のひとつです。そのため、掃除をしないままエアコンを稼働すると、エアコン内部で発生したカビの胞子も一緒に吹き出され、部屋中に漂います。

カビの胞子が部屋中に漂っていると、さまざまなアレルギー症状が現れたり、高齢者や乳幼児は肺炎を起こしたりする可能性も否定できません。

アレルギー体質の方や免疫の弱い方がいる家庭では、エアコン内部の汚れをより意識して掃除をする必要があります。

電気代を節約するため

電気代の節約のためにも、エアコンクリーニングは必要です。前述したように、エアコン内部にホコリやカビなどの汚れが溜まると、動力に必要以上の負荷がかかります。結果として電気代が平常時よりも高くなってしまうのです。

エアコンクリーニングにも費用がかかりますが、こまめに掃除をしておかないと、電気代を多く請求されてしまうことにもつながるため、注意してください。

エアコンクリーニングの頻度

エアコンクリーニングの頻度

エアコンクリーニングの必要性がわかったところで、次に、掃除の頻度について解説します。

フィルターは2週間に1度

フィルターは2週間に1度の頻度で掃除しましょう。フィルターは、吸い込んだ空気の中にあるホコリや汚れを取り除く重要な部品のひとつです。フィルターに汚れが溜まっていると、エアコンの効きが悪くなったり、水漏れが起こったりするなど、さまざまな不具合が生じます。

2週間に1度程度の頻度で、フィルターを外して掃除機をかけるなど、きれいに保てるよう心がけましょう。

室外機・ドレンホースは1年に2回

室外機・ドレンホースは1年に2回程度の頻度で掃除してください。室外機の掃除を怠ると、暖房や冷房の効きが悪くなります。

外側は濡れ雑巾を使って拭き掃除を行い、吹き出しグリルはほうきなどを使用してゴミを掃き出しましょう。室外機はもともと外に置く想定で作られているため、少々水がかかっても問題ありません。鳥の糞など、取りづらい汚れを見つけた場合は、水分を含ませたキッチンペーパーなどを使用してきれいにするのもおすすめです。

ドレンホースの掃除を怠ると、中にゴミが詰まり排水が逆流してしまう恐れがあります。中にゴミが溜まっていないか確認し、室外機と併せて1年に2回ほどの頻度で掃除しましょう。

内部までの細かい掃除は1〜2年に1回

フィルターや室外機・ドレンホースなどは自分で掃除できますが、内部は複雑な構造になっているため、細かい箇所の掃除は専門会社に掃除を依頼するのがおすすめです。

専門会社にエアコンクリーニングを依頼すれば、専用機材で内部を高圧洗浄するなど、自分ではできない掃除をしてもらうことができます。少々費用はかかりますが、エアコンを長く快適に使用するために、1〜2年に1回は専門会社に掃除を依頼しましょう。

エアコンクリーニングをする目安

エアコンクリーニングをする目安

エアコンクリーニングの頻度を解説しましたが、加えて以下のようなタイミングにも掃除を行いましょう。

外からカビや汚れが見えるとき

エアコンを外から見たときに黒い点のような汚れが見えた場合は、内部でカビが大量に繁殖している可能性があります。そのままにしておくと、嫌な臭いやアレルギーの原因にもなるため、すぐに掃除をして対処してください。

送風ファンに汚れがついているとき

送風ファンに汚れがついていた際にも、すぐに掃除する必要があります。

送風ファンとは、温度調節された空気を室内に送り込む部品です。送風ファンの周りでは温かい空気と冷たい空気の両方が通るため温度差によって結露ができやすく、カビが発生しやすい環境になっています。

吹き出し口からライトなどを使ってエアコン内部を覗いてみて、汚れが見えたらすぐに対処しましょう。

嫌な臭いがするとき

エアコンの電源を入れて嫌な臭いがするときも、エアコンクリーニングが必要な時期です。出てくる空気が臭いと感じるときは、内部にホコリやカビが溜まっているサインなので、すぐに掃除をして対処することをおすすめします。

エアコンを稼働してから体調が悪くなったとき

エアコンを使用してから、くしゃみや咳、涙や湿疹などの症状が現れた場合も、エアコンクリーニングのタイミングです。エアコン内部にホコリやカビが溜まっている恐れがあります。

すぐに対処しないとより深刻な健康被害につながる可能性があるため、症状が現れたらエアコン内部を確認してください。

エアコンの効きが悪くなったと感じたとき

部屋がなかなか暖まらない、または冷えないなど、エアコンの効きが悪くなったと感じたときも、エアコン内部を確認しましょう。フィルターが汚れている可能性があります。フィルターは自分で掃除できるため、こまめな掃除を心がけてください。

また、熱交換器の汚れも、エアコンの効きに悪影響を及ぼします。熱交換器の掃除は、専門的な知識がないと難しいため、プロに依頼するのがおすすめです。

エアコンクリーニングをする最適な時期 

エアコンクリーニングをする最適な時期 

エアコンクリーニングは、エアコンを使用しない時期に行うのが理想的です。しかし、収まった暑さや寒さがぶり返すこともある中で、なかなかクリーニングに踏み切れない方もいるのではないでしょうか。ここでは、エアコンクリーニングをする最適な時期をご紹介します。

エアコンクリーニングにおすすめの時期は、専門会社の繁忙期を避けた4〜5月・9〜10月です。エアコンをつけたら嫌な臭いがした、エアコンをつけたら体調が悪くなったことなどを理由にエアコンクリーニングの依頼が殺到するため、夏や冬を迎える直前が繁忙期となります。

繁忙期を避けてクリーニングを依頼することで、希望した日時に予約を取りやすい傾向があります。

エアコンクリーニングの頻度を減らす普段のお手入れ

エアコンクリーニングの頻度を減らす普段のお手入れ

快適にエアコンを使用するためには定期的なクリーニングが必要ですが、コストを気にする方も多いのではないでしょうか。ここでは、エアコンクリーニングの頻度をできるだけ減らせる、日常的なお手入れをご紹介します。

エアコンを使用しない時期も送風運転する

エアコンを使用しない時期にも送風運転することで、エアコンクリーニングの頻度を減らすことが可能です。

エアコンを使用していない時期にも、内部にはホコリが溜まったりカビが繁殖したりと汚れることをご存じでしょうか。その時期でも送風運転をしてホコリやカビを防止できれば、エアコンクリーニングの頻度を減らせます。月に1回は送風運転を行いましょう。

部屋を充分に換気する

エアコンを使う前には、部屋の換気を充分に行うのがおすすめです。エアコンは、部屋の空気を吸い込んでフィルターで余計なものをキャッチし、温かい空気や冷たい空気に変換します。そのため、部屋の空気が汚れていると、フィルターが汚れるスピードが速くなるのです。

エアコンを使う前には、窓を開けたり換気扇を回したりして、部屋中の空気を換気してください。結果的にフィルターが汚れにくくなり、エアコンクリーニングの頻度を減らせるでしょう。

こまめにフィルター掃除をする

こまめなフィルター掃除も、エアコンクリーニングの頻度を減らすことに効果的です。フィルターは、吸い込んだ空気に含まれる余分な汚れをキャッチする役割を果たしますが、フィルターが汚れていると、汚れをキャッチできずにエアコン内が汚れてしまいます。

こまめにフィルター掃除をすることが、エアコンクリーニングの頻度を減らすことにつながるでしょう。

専用カバーを使用する

市販の専用カバーやフィルターを使用するのも、エアコンクリーニングの頻度を減らすことにつながります。市販の専用カバーやフィルターは、空気中に漂うカビやホコリをキャッチでき、エアコン内部に汚れを入れない優れ物です。エアコンを掃除してきれいに保つことはもちろんですが、そもそもエアコン内部に汚れを入れない工夫も、クリーニングの頻度を減らす有効な方法といえるでしょう。

エアコンクリーニングの体験談

エアコンクリーニングの体験談

ここでは、実際にエアコンクリーニングをした方の体験談をご紹介します。エアコンクリーニングを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

エアコン内部に見えた黒い点が気になって依頼

エアコンを少し覗いてみたところ、黒い点のようなものが見えて、クリーニングを依頼した。すぐに日程も決まり作業をしてもらったのですが、掃除の際にエアコンから出てきた水の黒さに驚きを隠せませんでした。

ついでと思い、子ども部屋のエアコンも掃除してもらったのですが、こちらもとても汚れていました。自分で行うのは大変なので、プロに頼んでよかったです。

きれいだと思っていたけど・・・

リビングのエアコンをきれいにしてもらいたくてクリーニングを依頼した際、2台目がお得になるキャンペーンが行われていたため、寝室のエアコンの掃除も一緒にお願いしました。

寝室のエアコンは使用頻度が高くないのできれいだと思っていましたが、中を見たら汚れていてとても驚きました。きれいになったエアコンは使用していて気持ちが良いですし、効きも前より良い気がします。

プロのエアコンクリーニングにお任せ

フィルターやエアコン本体の掃除は自分でもできますが、エアコン内部の繊細な部品は構造が複雑になっているため、セルフクリーニングはおすすめしません。エアコンから嫌な臭いがした、黒い点のようなものが見えた場合は、専門会社に依頼しましょう。

くらしのセゾン エアコンクリーニング」では、技術力の高い専門スタッフが専用機材を用いて、見えない部分の汚れまで徹底洗浄。いざというときの保証や充実したアフターフォローなどもそろっており、安心して依頼できます。エアコンの掃除をお考えなら、セゾンカードでおなじみのクレディセゾングループの「くらしのセゾン エアコンクリーニング」にご相談ください。

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エアコンクリーニングのQ&A

エアコンクリーニングのQ&A

エアコンクリーニングに関するQ&Aをご紹介します。

すぐにエアコンクリーニングできないときはどうする?

エアコンの汚れに気づいていても、なかなか掃除ができないときやエアコンクリーニングを依頼できないときもあるかもしれません。そのような場合は、エアコンの送風機能を活用しましょう。

冷房運転の後、エアコン内部には結露ができて湿気が溜まりやすい環境になっています。そのままにしておくとカビが繁殖する原因となるため、送風機能を使って、エアコン内部を乾燥させてください。

お掃除機能つきのエアコンの掃除はしなくていい?

お掃除機能つきのエアコンはフィルターを掃除してくれるだけであって、内部まできれいにしてくれるわけではありません。一般的なエアコンと同様に、1年に1〜2回はプロによるエアコンクリーニングを依頼するのがおすすめです。

賃貸の場合はどうする?

賃貸のマンションやアパートに住んでいる場合も、エアコンクリーニングの利用は可能ですが、まずは大家さんや管理会社に事前の確認を行いましょう。

住んで日が浅いのにエアコンの調子が悪い場合は、大家さんや管理会社がクリーニング代を負担してくれる場合もあります。さらに、エアコンクリーニングによって万が一、壁を傷つけてしまったなどの場合にトラブルの悪化を防げる可能性があるからです。

フィルターやエアコン表面の簡単な掃除では、大家さんや管理会社への確認は必要ありません。エアコンを快適に使用するために、これらの掃除をこまめに行ってください。

おわりに 

エアコンクリーニングを怠っていると、悪臭やエアコンの故障、体調不良など、あらゆる場面でさまざまな悪影響が出かねません。ご自身でできる日常的なお手入れと、定期的なプロによるエアコンクリーニングを上手に使い分けて、快適に過ごしましょう。

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