【年齢別】ドッグフードの選び方と注意したい原材料は?犬が食べてはいけない食材の代表例

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【年齢別】ドッグフードの選び方と注意したい原材料は?犬が食べてはいけない食材の代表例

犬は自ら食べたいものを選ぶことができず、飼い主の与える食べ物によって健康状態が左右されてしまいます。人間と比べて体が小さい分、添加物や栄養バランスの偏りは、大きな影響を及ぼしてしまうでしょう。 

愛犬が健康で長生きしてもらうためにも、たくさんの種類があるドッグフードの中から、適した食事を与えることが重要になります。 

そこで今回のコラムでは、市販されているドッグフードの選び方と注意したい原材料、犬が食べてはいけない食材についても紹介していきます。 

1.愛犬の健康のために飼い主が知るべき「ドッグフード」の選び方 

市販されているドッグフードの中には、固形状のドライフード、缶詰やパウチに入ったウェットフードなどの種類があります。 

それぞれのドッグフードによって原材料も異なるため、正しい基準で愛犬に最適な食事を選ぶことが大切です。 

まずはドッグフードの選び方について、基本的な知識を押さえておきましょう。 

1-1.「総合栄養食」と表記されている商品を選ぶ 

ドッグフードの成分表示を見てみると、「総合栄養食」「一般食」「副食」などと記載されています。その中で主食として選ぶべきなのが、「総合栄養食」と書かれたドッグフードです。 

総合栄養食のドッグフードを与えることで、1日に必要な栄養素をバランス良く摂取することができます。 

「一般食」「副食」などは、人間で言う「おかず」や「おやつ・間食」に相当するものなので、これだけを与えていると栄養バランスが崩れてしまう可能性があります。 

また、目的に応じて「栄養補完食」「療法食」と呼ばれるドッグフードもありますが、こちらは獣医師の指導のもとで与えるものなのでメインの食事として選ぶ必要はありません。 

1-2.酸化防止剤が入っていないものを選ぶ 

ドッグフード選びで注意したいのが、合成酸化防止剤が添加されているかどうかです。 

具体的には、以下のような添加物が入っていないかチェックするようにしてください。 

  • BHT(ジブチルヒドロキシトルエン) 
  • BHA(ブチルヒドロキシアニソール) 
  • エトキシキン 

これらの添加物は発がん性や毒性が認められており、人間の食事に添加することは禁止されているか、限定的にしか使用を許可されていません。 

そのため愛犬用のドッグフードを選ぶ際にも、これらの添加物が含まれないものを選ぶと良いでしょう。ただし、ドッグフードは酸化によって品質が落ちてしまうため、酸化防止剤の添加は欠かせないのが現実です。 

「ミックストコフェロール」「ローズマリー抽出物」などは天然の酸化防止剤として使用されている成分ですので、これらの酸化防止剤が入ったものを選ぶことをおすすめします。 

1-3.まとめ買いは避け、賞味期限に注意する 

酸化を防止して常に新鮮なドッグフードを与えるために、1ヵ月で消費できる量のパッケージを購入することも大切です。ドッグフードにも人間用と同じく「賞味期限」が記載されていますが、これは未開封での期限です。 

開封すると空気に触れて酸化が進んでいきますから、できるだけ大容量のパッケージのまとめ買いは避けるようにしてください。 

2.犬のライフステージ別のドッグフードの与え方と注意点

犬のライフステージ別のドッグフードの与え方と注意点

続いて、犬の年齢別にドッグフードの与え方と注意したいポイントについて解説していきます。 

ドッグフードには、子犬・パピー用や成犬用、老犬用などの区別があるものも多いので、それぞれのライフステージに合ったものを選びましょう。 

2-1.01歳の子犬期 

生後1歳までの幼犬・子犬は、体の成長が早い時期でもあるため、栄養が豊富な子犬用・パピー用のフードを与えましょう。 

生後3ヵ月ごろまでは消化器官も未発達のため、ドライフードをそのまま与えてお腹を下してしまうようであれば、お湯でふやかしてから与えることをおすすめします。 

体が小さく一度にたくさんの量を食べられないため、与える回数も増やしてあげることが大切です。 

なお、1歳を超えても子犬用・パピー用のフードを与え続けてしまうと、栄養過多で肥満につながる可能性もあるため、1歳を過ぎたら成犬用のフードに切り替えるようにしましょう。 

2-2.17歳の成犬期 

犬は1〜7歳までが成犬期といわれています。この期間は、成犬用と表示されているドッグフードを、体重に合わせた適正量で与えればOKです。 

ただし、避妊・去勢手術を受けたり病気やケガをしてしまった場合には、食事を切り替える必要が出てきますので、獣医師に相談しながら適切なドッグフードを選ぶようにしてください。 

食事の回数は1日2回が目安ですが、空腹で胃液を吐いてしまうようなら、食事の回数を増やして調整してあげましょう。 

2-3.810歳以上のシニア期 

8歳以降のシニア期には、消化吸収に配慮されたシニア用フードを選ぶようにしましょう。老犬になると基礎代謝も低下するため、食べ過ぎには注意が必要です。 

食欲が減退してしまう場合には、トッピングを加えてあげたり、嗜好性の高いウェットフードを与えたりして工夫すると良いでしょう。 

犬は嗅覚に優れているため、ドライフードをお湯でふやかして温めてあげるだけでも、口にしてくれる可能性は高まります。 

3.「犬がご飯を食べない…」獣医師に相談する前に確認したいこと 

ドッグフードを与える際に多いのが、「ご飯を食べてくれない」という悩みです。 

犬が出されたドッグフードを食べない原因には、おやつの食べ過ぎや選り好み、わがままであることも多くありますが、時には獣医師の診察が必要なケースもあります。 

ここでは、獣医師に相談する前に確認しておきたい注意点を中心に解説します。 

3-1.おやつの食べ過ぎ、盗み食い 

しつけのトレーニングや遊びの中で、おやつを与え過ぎてしまうとドッグフードを食べない原因になります。 

犬用のおやつとして販売されているフードには嗜好性が高いものが多いため、ドッグフードを食べずにおやつを要求するワガママにもつながりやすくなります。 

また、飼い主が見ていないところで人間用の食べ物を盗み食いしていたなど、隠れて食べた食事で胃が膨れていることも考えられます。 

ドッグフードやおやつ、人間用の食べ物は必ず犬の手が届かないところに置くようにしましょう。 

3-2.ドッグフードの選り好み 

好き嫌いが激しい犬の場合、ドッグフードを残すことが増えたり、味に飽きて食べなくなったりすることもあります。このようなドッグフードの選り好みは、飼い主が与えるおやつや人間の食べ物に原因があるとされています。 

つまり、ドッグフードよりも嗜好性の高い食べ物の味を覚えてしまい、それを要求している状態です。 

愛犬のわがままをそのままにしていると、将来的に療養食や介護食を食べてくれない事態になる可能性もあるので、若いうちに正しておくことが大切です。 

食事の時間を10分と決めて、10分経ったらドッグフードを下げてしまい、1日2回の食事以外はおやつを一切与えないなど。 

ドッグフード以外は与えないように徹底することで、完食する習慣を付けさせることができるでしょう。 

3-3.嘔吐や下痢がみられる場合はすぐ動物病院へ 

わがままや選り好みではなく、体の不調や病気が疑われる場合には、すぐに獣医師の診察を受けましょう。 

嘔吐を何度も繰り返したり、お腹を下して緩い便が続く場合などは、何らかの病気が見つかる可能性もあります。 

これまで出された食事を完食する習慣があったにもかかわらず、急にドッグフードを口にしなくなった場合なども、まずは動物病院で相談するようにしてください。 

4.中毒を引き起こす「犬が食べてはいけない食材」の代表例

中毒を引き起こす「犬が食べてはいけない食材」の代表例

人間の食べ物の中には、犬にとっては中毒を引き起こすNG食材のものも多くあります。 

ここでは、特に注意が必要な食材の代表例を紹介しますので、食卓やゴミ箱から盗み食いしないように注意してください。 

4-1.ネギ類 

ニラやにんにくを含むネギ類は、犬にとって貧血を引き起こす危険な成分が含まれています。場合によっては血尿の症状が見られることもありますので、もし口にしてしまったらすぐに動物病院で診察を受けてください。 

なお、飼い主が自力で吐かせようとするのは難しいため、無理に対処しないように注意してください。 

4-2.チョコレート類(カカオ) 

チョコレートやココアに含まれるカカオの成分「テオブロミン」は、けいれんや不整脈を起こす原因となります。また、カフェインも犬にとっては危険な成分のため、コーヒーやお茶、人間用の鎮痛剤などの誤食・誤飲にも注意が必要です。 

万が一チョコレート類を口にしてしまった場合には、すぐ獣医師に相談するようにしてください。 

4-3.ぶどう類 

犬にとっては、ぶどうやレーズン、マスカット、ワインなども危険な食材です。ぶどうを摂取することで腎機能に障害を起こし、急性腎不全で死亡するケースも少なくありません。特にレーズンは、クッキーやパンなどに含まれることが多いため、犬が要求してきたとしても絶対に与えないようにしてください。 

犬にはアルコールも有毒ですから、床にこぼしたワインの誤飲にも充分な注意が必要です。 

4-4.キシリトール 

ガムやタブレット菓子、歯磨き粉などに含まれるキシリトールは、犬にとっては重大な中毒症状を引き起こす成分です。ガムなどを誤飲してキシリトールを摂取すると、嘔吐やふらつき、けいれんなどの症状を起こします。 

誤飲してしまった可能性がある場合には、ガムや歯磨き粉のパッケージを持参して動物病院を受診してください。 

5.【Q&A】ドッグフード選びでよくある質問と回答 

最後に、ドッグフードを選ぶ際によくある質問と、その回答を紹介しましょう。 

5-1.おやつは1日にどれくらい与えて良い? 

パッケージに記載されている給与量を目安にしてください。犬に与えて良いとされるおやつの量は、1日のカロリーのうち1〜2割程度です。おやつのパッケージには、体重別の目安給与量が記載されていることが多いので、その量を参考に与えてあげましょう。 

なお、1日に複数のおやつを与える場合には、それぞれのおやつのカロリーを合算して計算してください。 

5-2.「ミックストコフェロール」は安全なの? 

天然由来のビタミンEなので、安全な成分といえます。ミックストコフェロールの「トコフェロール」は、ビタミンEのことを指します。複数の種類のビタミンEを混ぜたものが、ミックストコフェロールと呼ばれる酸化防止剤です。 

ミックストコフェロールは、ナッツ類やアボカドなどに含まれる天然成分のため、危険性は低くなります。 

5-3.ドッグフードはどこで保存するべき? 

袋に入ったドライフードは、開封後は直射日光が当たらない冷暗所で保存しましょう。ドッグフードの劣化を早めてしまうのは、日光と温度・湿度です。なお、冷蔵庫で保存すると、出し入れの際に結露が発生してカビの原因になります。 

そのため冷蔵庫は避け、できるだけ涼しくて湿度が低く、暗い場所で保存することをおすすめします。 

5-4.人間の食べ物を与えても大丈夫? 

犬に与えても問題ない食べ物は多くありますが、誤食・誤飲のリスクが高まるため避けましょう。 

時には人間の食事を要求してくることもあるかもしれませんが、一度与えると「おねだりすればもらえるんだ」と学習してしまい、犬にとって中毒のリスクがあるものまで口にしてしまう危険性があります。 

また、人間用の味付けは犬にとって健康に悪影響を与えるものも多いため、できるだけ人間用の食べ物は与えないようにしてください。 

5-5.ウェットフードのメリットは? 

ドライフードと比べてウェットフードには、水分量が多く嗜好性が高いため、食欲がない場合に与えると良いでしょう。ただし水分が多いことから栄養素が少なくなりがちで、価格も割高になります。 

ウェットフードは一度開封すると保存もきかないため、基本的にはドライフードを与え続けることをおすすめします。 

おわりに 

愛犬用のドッグフードを選ぶ際には、パッケージ裏の成分もよくチェックして、安全で健康に良いものを与えることが大切です。 

犬の年齢によっても選ぶべきドッグフードは異なりますので、困った際にはペットショップなどで年齢に適したフード選びのアドバイスを求めてみると良いでしょう。 

ネギやチョコレート、ぶどうなど犬が食べてはいけない食材も多くありますので、誤食・誤飲には注意しながら食事を与えるようにしてください。