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60代女性に人気の習い事ランキングを解説!おすすめの習い事10選も紹介

60代女性に人気の習い事ランキングを解説!おすすめの習い事10選も紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

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セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

60代は第二の人生を楽しむ絶好のタイミングです。趣味や習い事を始めることで、生きがいや友人とのつながりを得るだけでなく、健康維持や認知症予防にもつながります。

本記事では、60代女性におすすめの習い事をランキング形式で解説し、運動系・文化系・スキルアップ系それぞれの人気の習い事をご紹介します。また、趣味を通じて孤立を防ぎ、心身の健康を保つためのポイントや、安心して将来を迎えるための備えについても触れています。新しいことに挑戦したい方や、習い事を検討中の方はぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • 60代女性の習い事は生きがい作りや友人作り、健康維持など複数のメリットがある
  • シニア世代の社会的孤立を防ぐために、習い事を通じた交流が効果的である
  • 運動系、文科系、スキルアップ系と、60代女性の習い事は多岐にわたっており、個人の興味や目的に応じて選択できる
ひとりのミカタ
ひとりのミカタ

60代女性に習い事がおすすめの理由とは?

60代女性に習い事がおすすめの理由とは?

定年退職後の生活を豊かに過ごすために、習い事は重要な役割を果たします。新しい知識や技術の習得だけでなく、心身の健康維持にも効果があります。

以下に、60代女性が習い事を始めることで得られる具体的なメリットを紹介します。

生きがいになる

毎日の仕事が生きがいだった方にとって、定年退職後の生活は大きな転機となります。習い事は、そんな方々の新たな生きがいとなり得ます。

今までできなかったことができるようになる喜びや、新しい知識を得る楽しみは、人生に彩りを添えてくれます。仲間と一緒に目標に向かって取り組むことで、日々の生活に充実感をもたらすことができます。

友達ができる

定年退職などで日常の人間関係が縮小してしまうことは珍しくありません。習い事を通じて、同じ趣味や興味を持つ仲間と出会うことができます。

共通の話題で会話が弾み、自然と交流が生まれやすい環境です。レッスンや教室に通う中で、新しい友人関係を築くことができ、コミュニケーションの機会が広がります。

認知症予防になる

どのような習い事であっても、頭を使って新しいことを学ぶ過程で脳が活性化されます。例えば、手先を動かしたり、歌詞を覚えたり、体の動きを意識したりする活動は、脳に良い刺激を与えます。さらに、講師や仲間とのコミュニケーションを通じて、認知機能の維持・向上に効果があります。

ストレス発散になる

新しい技術や知識を習得する過程は、気分転換やストレス発散に効果的です。できなかったことができるようになる達成感や、知らなかったことを学ぶ喜びは、前向きな気持ちをもたらします。「もっと上手くなりたい」「もっと詳しくなりたい」という意欲が生まれ、それが日々の活力となります。

体力づくりに役立つ

運動系の習い事は、体力の維持・向上に直結します。ヨガやダンス、体操教室など、興味のある活動を長く続けることで、健康的な身体づくりができます。

また、文化系の習い事であっても、教室まで通う道のりが適度な運動となり、外出する機会が増えることで自然と体を動かすことにつながります。週に2回程度の運動習慣を身につけることは、健康な毎日を送るための大切な財産となります。

シニアの習い事は孤立を防ぎ健康長寿につながる?!

シニアの習い事は孤立を防ぎ健康長寿につながる?!

身体機能の維持向上に加えて、習い事には社会との関わりを持ち続ける重要な役割があります。シニア世代がいきいきと暮らすためには、地域社会とのつながりを保ち、充実した生活を送ることが大切です。

それでは、社会的な孤立が引き起こす問題点と、習い事がもたらす効果について見ていきましょう。

シニア世代の社会的孤立は心配な点が多い

近所付き合いをしない、困ったときに頼れる人がいないなど、社会から孤立した状況が長く続くと、さまざまな問題が起こりやすくなります。生活への不安感が募り、生きがいを失う原因にもなります。

また、孤立した高齢者は消費者被害に遭いやすい傾向があります。これは、不安や悩みを相談できる相手がいないことが大きな要因となっています。さらに深刻なのは、犯罪を繰り返す高齢者の多くに孤立化の傾向が見られることです。

東京23区内では、独居高齢者の孤独死が年々増加しており、2009年には65歳以上の一人暮らしで自宅での死亡者数が2,000人を超える事態となっています。

シニア世代の習い事などの社会活動は健康長寿につながる

高齢期における余暇活動の効果を調査した研究によると、活動を通じて得られる最大の効果は、仲間との交流にあることがわかっています。特に女性は、健康の喜びを味わえることや疲労回復の効果を強く実感する傾向があります。

また、後期高齢者ほど、チームでの活動や他者からの承認に満足感を得られることが明らかになっています。さらに、交流やコミュニケーションを通じて得られるやりがいは、生きがいの創出にもつながります。

このように、他者との良好な関係を築きながら余暇活動に取り組むことは、心身の健康維持に大きな効果をもたらすのです。

60代女性が習い事として選ぶものとは?

60代女性が習い事として選ぶものとは?

宝島社が発行する60代女性向けファッション誌『素敵なあの人』が実施した習い事に関する調査から、60代女性に人気の習い事が明らかになりました。

運動系、文科系、スキルアップ系の3つのカテゴリーに分けて、それぞれの特徴と人気の習い事を詳しく見ていきましょう。

参考:宝島社|60代女性紙『素敵なあの人』素敵総研ニュース~vol.18~

60代女性が選ぶ運動系の習い事ランキング

運動系の習い事は全体の41.4%を占め、高い人気を誇っています。その中でも最も支持を集めているのがヨガです。

続いて2位にはゴルフとジムが並び、多くの60代女性が取り組んでいることがわかりました。さらに、水泳やフラダンス、ピラティス、バレエ、テニス、体操なども人気の選択肢として挙がっています。

これらの運動系習い事は、体力維持や健康増進に効果があることから、活動的な生活を送りたい60代女性から支持を得ています。

60代女性が選ぶ文科系の習い事ランキング

文科系の習い事は全体の43.1%を占め、最も高い割合となっています。特に注目すべきは、外国語学習への関心の高さです。

英語をはじめとする語学レッスンが首位に輝きました。次いで、パソコンスキルの習得や放送大学での学びを選ぶ方が多く見られました。

知的好奇心を満たしながら、実用的なスキルを身につけられる点が、文科系習い事の魅力となっています。

60代女性が選ぶスキルアップ系の習い事ランキング

スキルアップ系の習い事は全体の15.5%を占めています。第1位は生け花・フラワーアレンジメント、第2位は茶道・料理という結果になりました。

その他にも、書道、ピアノ、バイオリン、ハンドベルといった芸術系の習い事や、着付けや裁縫といった実用的な技能を学ぶ方も多くいらっしゃいます。

これらの習い事は、日本の伝統文化に触れながら自己表現や創造性を育むことができる点が特徴です。

60代女性におすすめの習い事10選を紹介

60代女性におすすめの習い事10選を紹介

60代女性に適した習い事は、健康維持や生きがい作りに効果的なものが理想的です。

ここでは、実際の60代女性からの評価が高く、長く続けやすい10の習い事を紹介していきます。それぞれの特徴やメリットを参考に、ご自身に合った習い事を見つけてください。

英会話など語学

語学学習、特に英会話は60代女性から高い支持を得ています。海外旅行や外国人とのコミュニケーションを目指して始める方が多く、最低限の会話ができるようになることを目標にしています。

教室では同世代の仲間と交流しながら楽しく学べる環境が整っています。テレビやラジオ講座、オンライン学習など、学習方法も多様化しているため、自分のペースで無理なく続けることができます。

英語以外にも、韓国語や中国語など、興味のある国の言語を選んで学ぶこともできます。

ヨガ・ピラティス

体力の向上や姿勢の改善を目指す方に最適な習い事です。ヨガは呼吸法とポーズを通じて心身のバランスを整え、筋肉の柔軟性を高めます。

一方、ピラティスは体幹を鍛え、インナーマッスルを強化する効果があります。どちらも体のゆがみを整え、姿勢を矯正する効果が期待できます。

現在では、シニア向けのクラスも増えており、体力に自信のない方でも安心して始められます。自宅でできるオンラインレッスンも充実しているので、時間や場所を気にせず取り組むことができます。

書道・ペン習字

書道やペン習字は、一人で落ち着いて取り組める習い事として人気があります。文字を書く際の集中力は、まるで瞑想のような効果をもたらし、心を落ち着かせてくれます。マインドフルネスの効果も期待でき、日々の雑念から解放されて心が穏やかになります。

また、手先を使うことで脳が活性化され、認知症予防にも効果があるとされています。展示会への出品を通じて達成感を味わったり、同じ趣味を持つ仲間と交流を深めたりすることもできます。

ダンス

ダンスは未経験でも始めやすく、多くの人と交流を深められる習い事です。社交ダンスやフラダンス、日本舞踊など、ゆっくりとした動きのジャンルは体力に自信がない方でも楽しめます。

リズムに合わせて体を動かすことで、自然と笑顔になれ、心身ともにリフレッシュできます。グループレッスンでは、世代を超えた交流が生まれ、新しい仲間作りの機会となります。また、健康的な運動習慣を身につけることで、体力の維持・向上にも効果的です。

絵画・俳句

季節の風景や日常の一コマを芸術的に表現できる絵画や俳句は、感性を磨く素晴らしい習い事です。物事や人への好奇心を持ち続けることは、脳への刺激となり、心の豊かさをもたらします。

一人でも楽しめる趣味ですが、教室で学ぶことで、より深い知識や技術を習得できます。また、仲間の作品を鑑賞し合うことで新たな創作意欲が湧き、切磋琢磨しながら技術を磨くことができます。作品を通じて自己表現する喜びも味わえます。

コーラス

声を出して歌うことは、ストレス発散に最適です。大きな声を出すことで呼吸が活発になり、健康増進にも効果があります。また、発表会などで披露する機会があれば、適度な緊張感と達成感を味わうことができます。

コーラスの最大の魅力は、一緒に歌う仲間との出会いです。共に音楽を楽しみ、練習を重ねることで、自然と絆が深まっていきます。セカンドライフを共に過ごせる新しい仲間との出会いは、生活をより豊かにしてくれます。

楽器

両手の指を使って演奏する楽器は、認知症予防に効果的です。ピアノなら高価な楽器を購入しなくても、電子ピアノで十分に音楽を楽しむことができます。少しずつ練習を重ねることで上達を実感でき、達成感や充実感を味わえます。

また、美しい音楽に触れることは、心に良い影響を与えます。オカリナやハーモニカなど、手頃な価格で始められる楽器もあり、年齢を問わず気軽にチャレンジできます。仲間と合奏する楽しみも広がります。

茶道・生け花

忙しい日常を忘れて、日本の伝統文化に触れることができる茶道や生け花は、年齢を重ねてから始めるからこそ、その奥深さを味わえる習い事です。

道具や衣装の準備には費用がかかりますが、日本の美しい精神性や文化に触れる貴重な機会となります。特に着物姿のシニア女性は、若い世代にはない独特の品格と魅力を放ちます。後世に伝統を継承する担い手として、その存在価値も高く評価されています。

陶芸

手を動かしながら一つひとつの作品を作り上げていく陶芸は、奥深い魅力を持つ習い事です。技術や芸術性を追求できる工芸であり、手先を使うことで脳の活性化も期待できます。

作品が完成するまでの過程で得られる達成感は格別です。さらに、自分で作った器を日常で使用したり、大切な人へのプレゼントにしたりできる喜びもあります。焼き上がりを待つ期間も、楽しみの一つとなります。

パソコン

パソコンスキルを習得することで、日常生活がより便利で豊かになります。基礎的なタイピングからWeb制作まで、幅広い内容を学べる教室が増えています。

スキルが身につくと、ネットショッピングだけでなく、動画編集やSNSなど、趣味の幅が大きく広がります。機械が苦手という方でも、基礎から丁寧に教えてくれる教室があるので安心です。デジタル社会に対応するスキルを身につけることで、新しい世界が広がり、生活の質が向上します。

60代女性が安心して将来を迎えるためにできることとは?

60代女性が安心して将来を迎えるためにできることとは?

充実したシニアライフを送るためには、習い事を楽しみながら、同時に健康寿命を延ばす取り組みも大切です。厚生労働省の調査によると、女性の平均寿命は87.45歳ですが、健康寿命は75.38歳と、約12年もの開きがあります。この差を縮めることで、より長く自分の好きな習い事を楽しむことができます。

健康寿命を延ばすためには、日常生活での取り組みが重要です。適度な運動は、基礎体力の維持・向上につながります。特に、ウォーキングなど無理のない有酸素運動を毎日30分程度行うことで、筋力の低下を防ぎ、生活習慣病の予防にも効果があります。

食事面では、一汁三菜を基本とした栄養バランスの良い食生活を心がけましょう。たんぱく質、炭水化物、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取することで、体の機能を維持できます。特に、鶏むね肉や赤身魚に含まれるイミダゾールジペプチドは、運動パフォーマンスの向上や疲労軽減に効果があります。

また、十分な睡眠をとることも大切です。睡眠不足は生活習慣病のリスクを高める可能性があります。規則正しい生活リズムを保ち、質の良い睡眠を心がけることで、心身ともに健康な状態を維持できます。このように、運動・食事・生活習慣の改善を通じて健康寿命を延ばすことで、好きな習い事をより長く楽しむことができるのです。

習い事を楽しみながらもしものときに備えるには「ひとりのミカタ」

習い事を楽しみながらもしものときに備えるには「ひとりのミカタ」

充実したシニアライフを送るためには、楽しみながら将来に備えることも大切です。趣味の習い事に夢中になる一方で、もしものときのことを考えておくことで、より安心して日々の生活を楽しむことができます。そんなとき、頼りになるのがセゾンカードでおなじみのクレディセゾンのグループ会社「くらしのセゾン」が提供する終活支援サービス「ひとりのミカタ」です。

60代の方におすすめの「エルダープラン」は、入院や高齢者施設入居時の身元保証を何度でも利用できるだけでなく、電話健康相談を24時間365日体制で受け付けており、さらに病院・施設からの緊急連絡先としても対応を行ってくれます。

また、生前整理、相続、葬儀、お墓など幅広い終活のテーマについて相談することができます。さらに、おひとりさまならではの悩みに特化したセミナーも定期的に開催されており、終活や老後の暮らしに関する知識を深めることが可能です。

このように、習い事を楽しみながらも将来への不安を軽減できる「ひとりのミカタ」は、充実したセカンドライフを送るための心強い味方となってくれるでしょう。

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おわりに

60代女性にとって、習い事は単なる趣味以上の価値があります。新たな生きがいの発見、友人との出会い、認知症予防、健康増進など、さまざまなメリットをもたらしてくれます。特に、社会的な孤立を防ぎ、健康寿命を延ばす効果が期待できることは、シニア世代にとって重要な意味を持ちます。運動系、文科系、スキルアップ系と、自分に合った習い事を選び、継続的に取り組むことで、より充実したセカンドライフを送ることができます。さらに、将来への備えも整えることで、安心して趣味を楽しむことができるでしょう。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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