「青汁ってどんな効果があるの?」「飲むことに注意しなきゃいけない人もいる?」「効果的で美味しい飲み方ってある?」このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では青汁の効果や飲むタイミング、注意点などを解説します。青汁は高い栄養素を手軽に摂取できる優れた飲み物です。ずっと健康的で元気に過ごしたい方にとって心強い存在ですので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
- 青汁は、美容と栄養補給のために有用な飲み物
- 毎日飲むことで健康を維持できる
- 飲むタイミングの目安は起床後、就寝前
- 持病のある方は飲む前に医師に相談する
青汁とは
青汁とは栄養価の高い緑黄色野菜を絞った汁のこと。不足しがちな野菜の栄養素を補う目的で、多くの方に健康食品として飲まれています。
一般的には粉末状のものを水などに溶かして飲みますが、液体やサプリメントなどの形状でも販売されています。青汁と聞くと「不味い」というイメージを持つ人も多いようですが、最近は苦みがなく飲みやすいものも多くなっています。
ただし、商品によって原材料が違うため、味や期待される効果も大きく異なります。購入するときには必ず原材料をチェックしましょう。
青汁に含まれる野菜・栄養素
青汁に含まれる代表的な野菜には「大麦若葉」と「桑の葉」があります。それぞれの栄養素を以下の表にまとめました。
材料 | 主な栄養素 |
---|---|
大麦若葉 | ・SOD(スーパーオキシドディスムターゼ) ・食物繊維 ・鉄 ・マグネシウム ・カルシウム ・ビタミンA、C |
桑の葉 | ・DNJ(1-デオキシノジリマイシン) ・カリウム ・マグネシウム ・鉄 ・カルシウム ・食物繊維 |
大麦若葉とは、大麦が穂をつける前に収穫した新鮮な若い葉を指します。ほのかに甘みがあり飲みやすいのが特徴です。
大麦若葉にはSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)と呼ばれる酵素をはじめ、食物繊維やミネラル、ビタミンが豊富に含まれています。
また、桑の葉には食物繊維やミネラル、カルシウムなども豊富なため、栄養バランスを整えイキイキとした生活をサポートしてくれるでしょう。
青汁に期待できる効果
青汁を飲むことでさまざまな健康効果が期待できます。
美容効果
青汁にはビタミンや亜鉛、鉄などのミネラルが豊富に含まれているため美容効果が期待できます。
ミネラルの豊富な青汁は、いきいきとした印象を保ちたい方におすすめです。
健康維持
青汁には豊富な食物繊維が含まれているため、健康維持効果が期待できます。さらに、食物繊維は腸内細菌のエサとなり、善玉菌を増やす働きもあります。善玉菌と悪玉菌のバランスが整えばより健康的に過ごせるようになります。
ダイエットサポート
青汁には食物繊維と豊富なミネラルが含まれています。例えば、1日1食をバランスの取れた青汁に置き換えることで、カロリー摂取を抑える手助けとなり、ダイエットに役立つかもしれません。
加えて、食物繊維は胃腸で消化・吸収されないため満腹感が得られやすくなります。食事量が自然と減るのでダイエットしやすくなるでしょう。
青汁は毎日飲まないと効果がない?
青汁は毎日飲むのがおすすめです。薬のような即効性はないものの、継続的に飲むことで青汁の効果が発揮されやすくなります。
コツコツと続けることで体の変化も感じやすくなるはずです。
青汁の効果が高いタイミングはいつ?
青汁はいつ飲んでも問題ありませんが、その効果を高めるためには、「起床後」「就寝前」のタイミングで飲むのがおすすめです。
それぞれのタイミングでメリットが異なるため、ご自身のライフスタイルや目的に合うタイミングで飲んでみてください。
起床後
起床後は、栄養をもっとも吸収しやすいタイミングです。栄養補給が目的の方は、起床後に飲むとより栄養を吸収しやすい時間帯になります。
忙しい朝は時間が限られているため、栄養バランスも乱れがちに。さまざまな栄養が豊富に含まれた青汁がおすすめです。朝は胃腸が活発に動いていないため、常温でゆっくり飲むことを心がけましょう。
就寝前
睡眠中は汗をかきやすいため、就寝前は水分・栄養補給として飲むのに良いタイミングです。ビタミンやミネラルが豊富な青汁を選ぶとよいでしょう。睡眠中の喉の渇きを防ぎ、快適な睡眠に役立ちます。
遅くても寝る2~3時間前までに飲むと内臓への負担が軽くなります。体を冷やさないように冷たいものは控えましょう。
青汁を飲むのに注意が必要な人
青汁は食品のため、医薬品のように副作用はありません。しかし、体質や持病によっては注意が必要な人もいます。以下に当てはまる方は青汁を飲む前に医師に相談するようにしましょう。
- ワルファリンなどの抗凝固薬を服用している人
- 腎機能が低下している人
- 人工透析を受けている人
- その他の持病で服薬中の人
- がん患者
青汁に含まれるビタミンKはワルファリンなどの抗凝固薬の効果を弱める働きがあります。体にとって大切なカリウムも過剰に摂取すると腎臓に負担がかかってしまう可能性があるため注意が必要です。
何らかの治療を受けていたり、薬を服用したりしている方は医療機関で相談してから青汁を飲みはじめるとよいでしょう。
青汁の美味しい飲み方
青汁の味が苦手な方、毎日同じ味を飲み続けると飽きてしまう方もいらっしゃると思います。そのような方は青汁をアレンジすることも試してみてください。
- 牛乳や豆乳と混ぜて青汁ラテにする
- 市販のスープと混ぜて飲む
- ヨーグルトと混ぜて食べる
- パスタなどの料理に混ぜる
牛乳や豆乳に混ぜる方法は、栄養素を壊す心配もないため実践しやすい方法です。青汁の味が苦手な方は料理に混ぜることで味を感じにくくなるでしょう。
しかし、加熱すると壊れてしまう栄養素もあるため注意が必要です。青汁は毎日継続して飲むものなので、より美味しく楽しめるようにぜひ自分なりのレシピにもトライしてみてください。
こだわり素材で作ったおすすめの青汁
昔の青汁は苦みが非常に強いケールという食材を使用するのが一般的でした。しかし現在売られている青汁は使用する野菜も多種多様で、こだわりある商品が多く並んでいます。
商品によっては飲みやすいように甘味料なども含まれているため、目的に合ったものを選ぶようにしましょう。栄養補給が目的なら原材料に緑黄色野菜をより多く使われているものがおすすめです。
美容効果が目的であれば食物繊維が豊富に含まれる「大麦若葉」などが多く含まれたものを選ぶとよいでしょう。フルーツやハチミツなどが入っているものは青汁の苦みが苦手な方でも飲みやすくなっています。
安全性を重視するならJASなどの認定基準をクリアしたものを選ぶと安心です。国産のものや有機素材だけを使った商品もあるため、ぜひ自分に合うものを探してみてくださいね。
おわりに
青汁は栄養価の高い緑黄色野菜をより摂取しやすい形に変えたものです。不足しがちな栄養素を手軽に補給できるため、健康的な体づくりを目指す方におすすめの食品です。
毎日飲み続けることで美容効果や健康維持効果なども期待できます。より効果を感じたい方は起床後や就寝前に飲むとよいでしょう。
青汁は毎日続けることでその効果を実感しやすくなります。飽きが来ないようにアレンジなどを適宜加えつつ、毎日の習慣にしましょう。