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【医師監修】スキンケアの正しい順番とは?4つの注意点やパックを使用するタイミングも紹介

【医師監修】スキンケアの正しい順番とは?4つの注意点やパックを使用するタイミングも紹介
小渕 英里 富士見スキンクリニック飯田橋 院長

監修者
小渕 英里 富士見スキンクリニック飯田橋 院長

日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医。東京女子医科大学卒、同大学病院東医療センター、都内クリニック勤務を経て、2021年9月に飯田橋駅西口すぐに「富士見スキンクリニック飯田橋」を開院。 皮膚科専門医として患者さまの悩みやご希望をお伺いし、保険診療/美容自費治療の両面から最適な治療方法をご提案しています。

「何気なく行っているスキンケアの順番は正しいのだろうか」「肌の乾燥を何とかしたい」といった悩みはないでしょうか。スキンケアの順番や方法が間違っていると、肌が乾燥状態となり、トラブルを起こす原因となります。

そこで、このコラムでは以下の内容について解説します。

  • スキンケアの目的
  • 正しいスキンケアの順番
  • スキンケアを行う時の注意点

パックを使用する効果的なタイミングも紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

1.スキンケアについて解説

1.スキンケアについて解説

肌の調子を整えるためには、スキンケアの目的を理解し、正しい順番で行うことが大切です。ここでは、スキンケアの目的を朝と夜に分けて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1-1.スキンケアとは

スキンケアとは、健康な肌を保つために基礎化粧品を用いてお手入れすることを指します。基礎化粧品には、以下のようなものが挙げられます。それぞれの役割について、確認してみましょう。

基礎化粧品の種類主な役割
クレンジング・肌に付着した汚れやメイクを落とす・毛穴に詰まった皮脂を取り除く
洗顔・クレンジングで落ちなかった汚れを落とす・古い角質、皮脂を取り除く
化粧水・肌に潤いを与える・乳液や美容液の浸透を助ける
美容液・美白や保湿など目的に合わせたケアを行う
乳液・クリーム・肌に保湿成分を閉じ込める(化粧水の蒸発を防止する)
日焼け止め・紫外線から肌を守る

基礎化粧品の中には、化粧水から日焼け止めまでがひとつになった「オールインワン化粧品」があります。すべての成分が配合されているオールインワン化粧品は、短い時間でスキンケアが行える点がメリットです。一方で「肌質に合わせた細かな調整がしにくい」というデメリットがあります。敏感肌の方は、ニキビや乾燥などトラブルを引き起こす可能性があるので注意しましょう。

参照元:SakieCosmetic:オールインワンスキンケアのメリット/デメリット

基礎化粧品の役割については【医師監修】スキンケアとは?正しいお手入れの方法や順番とアイテム別の役割を紹介で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

1-2.スキンケアの目的

スキンケアの目的は、以下のとおりです。

  • 肌を清潔にする
  • 肌を保湿する
  • 紫外線や花粉などの刺激から肌を守る
  • 刺激を受けた肌を回復させる

さらに、朝と夜のスキンケアでは、異なる目的があります。効果的なスキンケアが行えるように、それぞれの目的を確認しておきましょう。

・朝のスキンケアの目的

朝のスキンケアには、以下の目的があります。

  • 皮脂汚れを落とす
  • 刺激から肌を守る
  • 肌を保湿する
  • 化粧崩れを防止する

肌は、常に外界の刺激を受ける場所です。例えば、日中に受ける刺激には以下のようなものが挙げられます。

  • 紫外線
  • 花粉
  • 乾燥
  • 大気汚染
  • 細菌やウイルス

刺激から肌を守るためには、しっかりと保湿することが大切です。なぜなら、肌は乾燥状態にあるとバリア機能が低下し、刺激に反応しやすくなるからです。また朝スキンケアでは、日焼け止めやUVカットのできる化粧下地などを使用して、紫外線対策を行いましょう。

参照元:Arouge:スキンケアアイテムの使用順を解説!朝と夜で異なるスキンケアの目的とは?

・夜のスキンケアの目的

夜のスキンケアには、以下の目的があります。

  • メイクを落とす
  • 肌に付着した汚れを落とす
  • 刺激を受けた肌をケアする
  • 肌を保湿する

夜のスキンケアでは、メイクや肌の汚れを落とすことが大切です。ご自身に合ったクレンジング剤で、日中の汚れをしっかりと落としましょう。

また、紫外線や花粉などでダメージを受けた肌をケアする目的もあります。「夜用のクリーム」や「しっとりタイプの化粧水」など朝スキンケア用品と使い分けて、しっかり保湿することをおすすめします。

2.スキンケアの順番

2.スキンケアの順番

「美容液と乳液はどちらを先に使用すれば良いのだろうか」と疑問をお持ちの方が多いのではないでしょうか。まずは、水分の多い化粧水や美容液で肌に潤いを与えましょう。その後、油分の多い乳液やクリームで肌に水分を閉じ込めます。ここからは、朝と夜に分けてスキンケアの順番を紹介します。ご自身でスキンケアを行う際に、ぜひ参考にしてみてください。

2-1.朝のスキンケアの順番

朝のスキンケアの順番は、以下のとおりです。

  1. 洗顔
  2. 化粧水
  3. 美容液
  4. 乳液またはクリーム
  5. 日焼け止め

近年、洗顔料を使用しない「水洗顔」が注目を集めています。しかし、肌は睡眠中も皮脂を分泌するので、洗顔料を使用して汚れを落とすことが大切です。洗顔後の乾燥が気になる場合は、洗顔料が合っていない可能性があります。もともと肌にある天然保湿因子などの大切な成分を洗い流し過ぎてしまわないような洗顔料を選ぶことが大切です。

さらに、朝のスキンケアで重要なのが、日焼け止めをしっかりと塗り、紫外線対策を行うことです。紫外線は日焼けするだけでなく、肌が乾燥する原因となります。肌は乾燥状態になるとバリア機能が低下して、赤みやかゆみなどのトラブルを起こしやすくなります。

紫外線を防ぐには、シーンに合わせて正しい日焼け止めを選ぶことが大切です。日焼け止めの選び方は、以下のとおりです。

  • 日常生活(散歩や買い物):SPF10〜20・PA++
  • 屋外での軽いスポーツやレジャー:SPF30以上・PA+++
  • 炎天下でのレジャーやマリンスポーツ:SPF50以上・PA++++

夏だけではなく、1年を通して紫外線対策を心掛けましょう。

参照元:日本化粧品工業連合会:紫外線防止の基本

2-2.夜のスキンケアの順番

夜のスキンケアの順番は、以下のとおりです。

  1. クレンジング
  2. 洗顔
  3. 化粧水
  4. 美容液
  5. 乳液またはクリーム

まずは、クレンジング剤でメイクや日中の汚れをしっかりと落としましょう。クレンジング剤は、クリームタイプやオイルタイプなど種類によって洗浄力や保湿力が異なります。

中には「洗浄力が強い」タイプや「界面活性剤の配合量が多い」タイプなど、刺激が強いクレンジング剤があります。肌トラブルを避けるためには、ご自身の肌質に合わせてクレンジング剤を選ぶことが大切です。肌質別おすすめのクレンジング剤は、以下のとおりです。

  • クリームタイプ:乾燥肌
  • オイルタイプ:脂性肌
  • ウォータリータイプ:敏感肌

肌の乾燥が強くゴワゴワしていたり、スキンケアの馴染みが悪いと感じたりする方には、化粧水の前にブースター(導入美容液)の使用がおすすめです。ブースターを使用すると、肌が柔らかくなり化粧水が浸透しやすくなる効果があります。

3.スキンケアを行う時の4つの注意点

3.スキンケアを行う時の4つの注意点

洗顔の温度が間違っていたり、肌をこすったりすると、肌トラブルの原因となります。ここでは、スキンケアを行う時の注意点を4つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

3-1.季節に合ったケア用品を使用する

季節によって、紫外線量や湿度は大きく異なります。汗の量や乾燥など、肌の状態も変化するので、季節に合ったスキンケア用品を使用することが大切です。紫外線量は、春から急激に増加します。そのため、春から夏は「シミ対策できる美容液」や「美白効果がある化粧水」などを取り入れると良いでしょう。また、花粉の多い時期に「肌がひりひりする」「かゆみがある」などのトラブルを抱えている場合は、敏感肌用のアイテムがおすすめです。

秋から冬は、肌が乾燥しやすい季節です。「しっとりタイプの化粧水」や「油分の多いクリーム」で念入りに保湿を行いましょう。特に、肌の乾燥を強く感じる方は、洗浄力の優しい洗顔料に変えたり、パックやシートマスクなど保湿アイテムを使用したりするのがおすすめです。「1年を通して同じケア用品を使用している」という方は、ぜひ季節に合ったケア用品を取り入れてみてください。

参照元:Kanebo:1年6季のスキンケアプラン

3-2.洗顔はぬるま湯で行う

「保湿をしっかり行っても肌の乾燥が改善しない」という方は、洗顔を行う温度が原因かもしれません。洗顔を行う温度が間違っていると、乾燥や刺激など肌にダメージを与えてしまう原因となります。洗顔は、34~36度のぬるま湯で行いましょう。34~36度のぬるま湯は、顔につけるとひんやりする温度です。

「温かくて気持ちが良い」と感じる場合、温度が高い可能性があります。お湯の温度が高過ぎる場合、洗顔時に肌の油分が流れてしまい乾燥の原因となるので注意しましょう。

3-3.肌をこすらない

スキンケアを行う時には、肌をこすらないことが非常に重要です。私たちは、スキンケアの時に無意識に肌をこすりがちです。化粧水をコットンでゴシゴシ塗ったり、洗顔後タオルでこするように水分を拭き取ったりすることが習慣になっている方は注意しましょう。

肌をこすってしまうと摩擦が起こり、赤みやニキビの原因となります。さらには、摩擦から守るために肌が厚くなることで乾燥状態が悪化し、シワやたるみを引き起こしやすくなるといわれています。

肌をこすらないためには、以下の点に注意しましょう。

  • 化粧水を塗る時:優しく手のひらで馴染ませる
  • 洗顔を行う時:よく泡立て、顔と手の間に泡がある状態を保つようにして洗う
  • 洗顔後:タオルを軽く押し当てるようにして水分を拭き取る

スキンケアの時だけに限らず、メイクを行う時もチップやブラシでこすらず、優しくのせるのがおすすめです。

3-4.クレンジングは1分を目安に行う

クレンジングを行う際は、すすぎまで1分を目安に終わらせましょう。多くのクレンジング剤には、界面活性剤が含まれています。界面活性剤は、メイクを落とすために必要な物質ですが、長時間使用すると、肌に負担を掛ける原因となります。そのため、クレンジングは1分を目安に手早く行いましょう。

参照元:eBeaute:クレンジング

アイメイクや口紅をしっかり塗っている場合は、クレンジング前に「ポイントリムーバー」で落とすと、手早くメイクが落とせます。クレンジングは、ファンデーションが厚い頬から行うのがポイントです。以下の順番で、顔全体に馴染ませていきましょう。

  1. ひたい
  2. あご

すすぐ時は、ぬるま湯を肌に馴染ませ乳化させると、こすらずにメイクが落とせます。

4.パックを使用するタイミング【化粧水で肌を整えた後】

4.パックを使用するタイミング【化粧水で肌を整えた後】

まずは、記載されている使用方法を確認しましょう。パックの効果を得るためには、商品のパッケージなどに記載されているタイミングや時間を守って使用することが大切です。商品に記載がない場合は、化粧水で肌を整えた後に使用しましょう。化粧水で肌を整えてからパックを行うことで、美容成分が浸透しやすくなります。

また、入浴後の肌は美容成分が浸透しやすい特徴があります。ただし、湯舟に浸かりながらのパックは、汗で美容成分が流れてしまうので避けましょう。

手軽に美容成分を取り込めるパックですが、使用時間を間違えると、肌トラブルを引き起こす原因となります。使用時間が長くなると、肌へ入れた水分が蒸発し、乾燥の原因となるので注意しましょう。人気のシートパック「LuLuLun」では、5〜10分の使用時間をおすすめしています。

参照元:LuLuLun:つけすぎると良くない?フェイマスクの待ち時間

参照元:Tescom:【プロに聞いた】正しいパックの使い方&おすすめアイテムでうるツヤ肌に♡

おわりに

スキンケアの順番が間違っていると、肌が乾燥を引き起こしやすくなります。肌の乾燥は、赤みやかゆみなどのトラブルだけではなく、シワやたるみの原因にもなるので、正しい順番でスキンケアを行うことが大切です。

水分の多い化粧水や美容液で肌に潤いを与えた後、油分の多い乳液やクリームで閉じ込めることで、保湿効果の高いスキンケアが行えます。日頃から順番や正しい方法を心掛けて、スキンケアを行いましょう。

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