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TRF・SAMさんと一緒にダレデモダンス!「転倒防止や二の腕の引き締め、肩こり解消、脳トレにもつながります」
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TRF・SAMさんと一緒にダレデモダンス!「転倒防止や二の腕の引き締め、肩こり解消、脳トレにもつながります」

インタビュー1回目は老化をポジティブに捉える学問「ジェロントロジー」について、2回目はSAMさんが取り組んでいるシニア向けのプログラム「ダレデモdANCE(ダレデモダンス)」について、SAMさんにお話をうかがいました。そして、3回目はダレデモダンス実践編の様子をお届けします。みなさんもこの記事と動画を参考に、一緒に踊りましょう!

本記事は、YouTuber・サイソンKAZUYAのチャンネルと連動して、SAMさんとサイソンKAZUYAの対談をもとに作成しています。ぜひチェックしてください!

「サイソンKAZUYA」公式YouTubeチャンネル

サイソンKAZUYA(写真左)とSAMさん
サイソンKAZUYA(写真左)とSAMさん

TRF SAM(サム)さん

1962年、埼玉県生まれ。15歳で初めてダンスの面白さを知り、単身ニューヨークへダンス留学。1993年、TRFのメンバーとしてメジャーデビュー。コンサートのステージ構成・演出をはじめ、多数のアーティストの振付、プロデュースを行い、ダンスクリエイターとして活躍中。2016年には一般社団法人ダレデモダンスを設立、代表理事に就任。 誰もがダンスに親しみやすい環境を創出し、子どもからシニアまで幅広い年代へのダンスの普及と、質の高い指導者の育成、ダンサーの活躍の場の拡大を目指す活動を行っている。

身体の部位を意識しながら動かそう

まずは、これまでのインタビューで紹介した動きを一つひとつ覚えていきます。それぞれ股関節など部位を意識しながら動かすと効果的です。

①つま先を外に、かかとを前に

(1)右足のつま先を外に×2回、左足のつま先を外に×2回

(2)右足のかかとを前に×2回、左足のかかとを前に×2回

①つま先を外に、かかとを前に

【POINT】

・つま先とかかとを動かすことで自然と股関節の可動域が広がります。

・股関節の可動域が広がると転倒防止につながります。

②膝を上げて手でタッチ

(1)右足の膝を上げて左手でタッチ×1回、左足の膝を上げて右手でタッチ×1回、右足の膝を上げて左手でタッチ×2回

(2)左足の膝を上げて右手でタッチ×1回、右足の膝を上げて左手でタッチ×1回、左足の膝を上げて左手でタッチ×2回

②膝を上げて手でタッチ

【POINT】

・膝を上げる時は、股関節から膝を上げるように意識しましょう。

・①と同じように股関節の可動域が広がり、さらに腿の筋肉もつきます。

③足を開閉しながら腕を左右上下に

(足)右足を開いて、左足を開いて、右足を閉じる、左足を閉じる

(腕)腕を右に振る、左に振る、右腕を上げる、左腕を上げる

③足を開閉しながら腕を左右上下に

【POINT】

・足は何も考えず淡々と動かしリズムを刻みながら腕の動きに集中しましょう。

・腕の動きは二の腕の引き締めや肩こり解消につながります。

・足と腕のバラバラの動きを同時に動かすため脳トレにもなります。

④足踏みしながら腕を動かす

(腕)右手を右肩→左手を右肩→右手を後頭部→左手を後頭部→右手を左肩→左手を左肩→右手を腰→左手を腰。ここから左手を左肩へと順番に逆戻り。

(足)リズムに合わせて足踏み

④足踏みしながら腕を動かす

【POINT】

・③と同じように、二の腕、肩こりの解消に効果的です。

・前回のインタビューの最後に紹介した「ダレデモダンス」で人気の動き。複雑な動きのため、成功すると達成感が生まれます。

間違えてもいいので踊りきろう

足も腕も動かすと体力も頭も使うのでこれは良い運動になりそう。サイソンKAZUYAは、「難しい……。SAMさんを見ながらお手本としてやっていますが、一人でやると多分むちゃくちゃになると思う」と、苦戦した様子。

「一度動きを教われば何となく頭に入ると思うので、あとは見ながら真似してください。流れを忘れても僕が“次はあの動きですよ”と誘導するので、反応はできると思います。反応して動いてみる、間違えてもいいので踊りきることが大切です」(SAMさん)。

それでは、いよいよ実際に音楽をかけて、サイソンKAZUYAとその場にいたスタッフも一緒に踊ります。みなさんも一緒にレッツダンス!

サイソンKAZUYAとその場にいたスタッフも一緒に踊ります。みなさんも一緒にレッツダンス!

動画で見たい方はこちら

どうでしたか? スタッフは「ちょっと難しかったけど楽しかったです!」「難しかった(笑)」と初めてのことで難しさも感じたようでしたが、音に合わせて動くこと、複数人で一緒に動くことで楽しさも笑顔も生まれました。

ダンスは「息を吸うくらい当たり前」のもの

ダンスは「息を吸うくらい当たり前」のもの

ダンス終了後、SAMさんにいくつか質問をさせていただきました。

――SAMさんにとって健康とは?

病気をして初めて健康のありがたさに気付くという方も多いですが、僕も同じです。普段、仕事で動けているけど足を痛めてちょっと動けなくなると、動けるのが当たり前じゃないということに気付く。だから、健康はやっぱり一番大事。健康じゃないと何もできないと感じます。

――SAMさんにとってダンスとは?

ずっと踊ってきているから「息を吸うくらい当たり前」のもの。それと、僕は10代の頃は何をやっても続かないどうしようもないやつだったけれど、ダンスに出会ってダンスだけは集中してできたので恩人のような感覚。ダンスが自分を救ってくれました。

――コロナ禍から気持ちが落ち込んでいる方も多いと思いますが、SAMさん自身が落ち込んだ時の解消法はありますか?

落ち込む原因にもよりますが、自分の力ではどうしようもないと思う場合は何も考えず身を任せて、自分の力でなんとかなりそうな場合は努力します。僕は元々がポジティブなのであまり悩まないというか「なんとかなるや」と思えるタイプなので(笑)、できるだけストレスを溜めないようにしています。

また、ジェロントロジーの考えの中には、自分が今直面している出来事を全部箇条書きにするという解消法もあります。例えば、自分が今抱えている仕事を一個一個整理して順番をつけると少しスッキリするとか。あと、考え込んじゃう人はできるだけ悩みを周りの人に言った方が良いかもしれないですね。悩みを外に出して、溜め込まない方が良いです。

インストラクターを育てて全国展開へ

インストラクターを育てて全国展開へ

――今後の目標も聞かせてください。

今、ダレデモダンスがプロデュースした『リバイバルダンス』というDVDも出していて。リバイバルダンスは、美空ひばりさんや森昌子さん、山口百恵さん、西城秀樹さんたちの昭和歌謡曲をメドレーにして、振り付けています。運動編と脳活編があって、脳活編の方が動きがゆっくりで太極拳のようなゆったりとした動きが入っています。

このリバイバルダンスとダレデモダンスの2つのプログラムを、DVDや配信ではなく、実際にスタジオ等で対面で教えられるよう、インストラクターを育てて、全国に展開していきたいと思います。

――最後に、ダンスを始めてみたいと考えている方々に応援メッセージをお願いします。

最初は抵抗があると思いますが、音楽に合わせて身体を動かすことがダンスなので、意外と簡単なところから始められます。例えば、音に合わせて足踏みするだけでもダンスですし、そこから前後左右に動くのもダンスです。難しく考えずに音に合わせて身体を動かすことが重要。身体を動かして健康な身体を手に入れましょう!