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家に絵を飾ろう上手に絵を手に入れる意外な方法とは?【絵の買い方編】

石田 高大 現代美術家

執筆者

現代美術家

石田 高大

作家・ライター。パフォーマンス・ハプニング作品を中心に現代美術の制作をしている。制作の中でリサーチした知識を発信していきたいと思い、2021年よりライターとして活動を開始。現在、美術や美術史を中心に執筆。著書に『自分らしい生き方が見つかる現代アートの始め方』がある。

みなさんは家に絵を飾っていますか?絵は玄関に飾れば家のイメージを作ることができますし、寝室に飾ればリラックス効果もあります。 そんな絵ですが、一体どのように選ぶと良いのでしょうか? 

実は選び方は2つあります。 

  1. 絵を飾りたい場所を選んでイメージに合う絵を探す 
  2. ご自身の好きな絵を買ってイメージの合う場所に飾る 

このコラムでは絵の買い方について詳しくご紹介しますので、これを読んだ方はぜひ家に絵を飾ってみましょう!  

1.絵を飾って家のイメージを変えてみよう 

1-1.なぜ絵を買うか 

絵を買う理由は人それぞれです。 

家のイメージを変えたいと思って買う方や、好きな画家やイラストレーターさんの絵を自身の部屋に飾りたい方もいます。運気を上げるために絵が欲しいという方も、心を癒すために絵が欲しい方もいるはずです。若手のアート作品を買い、その人が有名になったときに転売して儲けたいという投資目的の人もいます。 

だからこそ絵はさまざまなものが売られています。風景画や人物画、宗教画や抽象画など種類はたくさんあります。値段も、百貨店では数十万もする高価な絵が売られ、雑貨屋やネットで2,000円程度の絵も売られています。 

1-2.絵で家のイメージを変えてみよう 

何の目的で絵を買うかは人それぞれです。 

投資目的で絵を買い、買った絵を飾ることすらしない方もいます。しかし、家で飾るとなれば、部屋の雰囲気を変え、場所のイメージを変えることができます。 

玄関に絵を飾ると、お客さんが来られたときの家の印象を決めるポイントになります。リビングに飾れば、部屋の雰囲気を際立たせ、おしゃれな場所にすることや、寝室やトイレなどに飾り落ち着く場所にすることもできます。 

2.どんな絵をどこで買う?まず絵の買い方を決めよう!  

2-1.どんな絵をどこで買う? 

絵は買い方で値段が大きく異なります。  

都会の有名なギャラリーでとある会社の社長と競り合い、とんでもなく高い絵を買っている方もいます。地方のギャラリーでも百貨店で売られているものは何十万円とします。 

しかし、同じギャラリーでも若手の数万円程の作品が多く並んでいる所もあります。雑貨屋やネットでは1,000円代で絵を買うことができる所もあります。 

そのお店のイメージによって、どんな絵がどのくらいの値段で売られているかは異なっているので、どこに絵を探しに行くか、どこに買いに行くかは重要です。 

2-2.まず絵の買い方を決めよう! 

家に飾る絵の買い方は2つです。 

  1. 絵を飾りたい場所を選んでイメージに合う絵を探す
  2. 自身の好きな絵を買ってイメージの合う場所に飾る

家のこのスペースに、このぐらいの大きさの絵を飾りたいと決めて買うことも1つの方法です。 

なんとなくギャラリーを巡ったり、散歩中にふらっと入ったギャラリーで見た絵に惚れ、買ってしまうことも1つのやり方です。 

住んでいる地域にあるギャラリーを調べてみたり、家を見渡して「この場所に絵を飾りたいな」と考えてみましょう。  

3.絵を購入できる場所は? 

絵を購入できる場所についてお話していきます。 

3-1.ネットで購入【1万円以下~】 

ネットでは非常に安価なものから売られており、アマゾンでも2,000円程度のものから売られています。有名画家の作品ポスターなどもあります。 

また本格的に買いたい方に向けたサイトも多くあります。いくつか紹介すると… 

特に気軽に買いたいという方には5つ目に紹介したART-METERが安価なものも多く買いやすいと思います。 

3-2.雑貨屋で購入【1万円以下~】 

どの町にでもある雑貨屋。何が置かれているかはその店次第ですが、オーナーの趣味により絵やポスターも置かれていることがあります。 

何十万円もする絵ではなく、安価な絵が売られていることが多いため、気に入ったものがあれば購入してみましょう。 

3-3.ギャラリーで購入【2万円~】 

現役の画家さんが個展やグループ展をして、作品の発表や販売をするのがギャラリーです。 

現役で活動されている方のオリジナル作品ということで、絵画は安いものはなく、人気作家であれば数十万円から数百万円になります。 

どの地域にもあるギャラリーですが、ギャラリーによりどんな作品を扱っているかは異なり、若手の作家を中心にする場所もあれば、有名作家さんを招いて展示するギャラリー、作風も日本画を中心とするギャラリーや現代アート作品を中心とするギャラリーなどそれぞれです。 

また、その作家の個性が大きく出た作品ばかりで、作家を応援する気持ちも込めて購入してみることが良いでしょう。 

地域のギャラリーをチェックして、気になる展示会があれば行ってみる、または既に気になった作家が出展している展示会に行ってみるなど、ギャラリーを楽しむ所から始め、好きになった作品を購入してみる所から始めましょう。 

3-4.百貨店で購入【5万円~】

百貨店の中にはギャラリーがあることがほとんどです。 

もちろん他のギャラリーと同じで、現役の作家さんの展示が行われていますが、選ばれた作家の高価な作品が展示されている特徴があります。 

というのは、作品が売れた場合、作家とギャラリーでお金を分け合う一般的なギャラリーとは異なり、百貨店では展示場所を提供する百貨店、作品を作った画家、そして百貨店と作家の橋渡しをしている画商の3者で費用を分け合っているため、作品も高価になります。 

そのため、作品も若手の作品より、既に名のある作家ばかりです。質の高い作品を買いたい購買欲高い人にはおすすめです。 

3-5 直接オーダーする【値段は相談可】 

作家さんやお店によっては、オーダーができることもあります。 

作品イメージや予算を伝え、制作をお願いすれば対応してもらえることもあります。これは作家さん次第ですが、ギャラリーなどを通さないため、安く購入することもできるかもしれません。  

おわりに

今回は、『家に絵を飾ろう!どこで絵を買う?【絵の買い方編】』と題し、絵の購入についてお話しました。 

どんな絵を買うか迷ってしまったときは、まず絵を楽しむことから始めましょう。 

ギャラリーに行かなくとも、カフェやレストランなどではお店のデザインの1つとして絵が飾ってあることがあります。 

まず、身近な絵を楽しんでみることで、自身がどうしても買いたい絵が出てくることもあります。 

特に高価な作品ほど、この作品は値段以上の価値があると自身が感じたときに購入することがポイントです

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