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家に絵を飾ろう!どう選ぶ?【寝室編】                          

家に絵を飾ろう!どう選ぶ?【寝室編】
石田 高大 現代美術家

執筆者

現代美術家

石田 高大

作家・ライター。パフォーマンス・ハプニング作品を中心に現代美術の制作をしている。制作の中でリサーチした知識を発信していきたいと思い、2021年よりライターとして活動を開始。現在、美術や美術史を中心に執筆。著書に『自分らしい生き方が見つかる現代アートの始め方』がある。

家の中といっても家族と過ごすONの場所、一人でゆっくりと過ごすOFFの場所があります。ひとによって完全にOFFの場所である場所が異なると思いますが、特に寝室が自身のスペースとなっている方も多いでしょう。

自身の好きな空間を実現するために絵を置き、快適な睡眠へつなげましょう。実は寝室に絵を置くと、熟睡感や爽快感が変わることが分かっています。既存のインテリアに合わせてみるのも、好きな絵に合わせてインテリアを選ぶという楽しみ方もあります。このコラムでは寝室に置く絵の選び方について、色味や置き場所についてお話します。              

1.寝室に絵を飾ると熟睡度、爽快感が変わる    

寝室に絵を飾ると熟睡度、爽快感が変わる

寝室は人生の3分の1を過ごす場所です。だからこそインテリアデザインにこだわり、落ち着ける場所を演出しましょう。

こころをみたす「アートな暮らし」を目指すPlus Art推進会が2019年4月にインテリアと睡眠について調査を行いました。⾸都圏にお住まいのご夫妻(パートナー可)を対象にアンケート調査したところ、絵を飾ると熟睡感や爽快感を高める可能性があることが示唆されました。

引用元:Plus Art推進会

絵は視線を集める場所(フォーカスポイント)を作ってくれるため、少しでも絵があることで心の落ち着きをくれる場所になるといえるかもしれませんね。

2.寝室は落ち着いた色合いの絵を選ぼう

寝室を落ち着く場所にするには、やはり絵も空間に馴染む落ち着きをくれるものを選ぶことが大事です。しかしどんな色合いの絵を選べば良いのでしょうか?寝室に飾る絵の色についてお話します。

2-1.落ち着いた色合いの絵を選ぼう

落ち着いた色合いの絵を選ぼう

おすすめの色はブルー、パープル、グレー、ブラウン、グリーン、ピンクです。特に寝る前の安らぎを重視したいときはブルー、パープル、グレー、ブラウンといった色合いの絵がおすすめです。風景画や静物画を選ぶと良いでしょう。

朝のすっきりとした目覚めを重視したいときはグリーン、ピンクがおすすめです。植物やお花など自然をモチーフにした作品がおすすめです。選ぶことに悩んだ時はベッドフレームの色味に合わせて、全体の調和から選んでみましょう。

2-2.モノトーンの絵もおすすめ

モノトーンの絵もおすすめ

モノトーンの絵やポスター、写真は色味がなく、地味で暗い印象に思えるかもしれませんが、部屋に飾ってみるとおしゃれさやシンプルさを部屋に与えてくれます。もし飾ってみて、あまりしっくりこない場合はフレームや額の色で部屋のインテリアと調和を取るようにしましょう。

3.アートを飾る場所は『よく見える場所』 

では次に、部屋のどこに絵を飾ると良いのかについてお話します。基本的には、夜ベッドに入る前や朝起きたときに目につく『よく見える場所』に置くのが良いですが、ベッドや窓、ドアの位置との兼ね合いも見て考えてみましょう。

3-1.ベッドの真上がおすすめ

ベッドの真上がおすすめ

まずおすすめはベッドの真上に飾ることがおすすめです。部屋の印象を決めるような大きな絵をここに飾って置くと、部屋が大きく、ゆったりした印象になります。

ただし大きな絵で完全に部屋の印象を決めるものとなるため、絵の値段や色合い、描かれているものなどに強く拘って選ぶようにしましょう。また、小さな絵をベッドの上に飾ると寂しい印象になってしまうため気を付けましょう。

3-2.スペースがなければベッドの横

スペースがなければベッドの横

「ベッドの上に窓がありスペースがない」「大きな絵はあまり飾りたくない」「ベッド側に窓がある」などの場合はベッドの横がおすすめです。側面に絵を置くと、視線にも動きがでて空間に抜け感も作ることができます。周囲に置いてあるインテリアとの兼ね合いも大事にしつつ、置き場所を考えてみましょう。また、寝る間際や起き抜けにアートで癒されるように、ベッドに座ったとき、ベッドから少し身体を起こした位置から見えるかをチェックしても良いかもしれません。

4.絵を買う前に部屋のイメージを作る

絵の色や飾り方についてお話ししてきましたが、ゴールとしては絵を飾ることではなく、絵を通じて寝室の安らぎを高めることです。部屋をどんなイメージにするため、どんな絵を選ぶかという目線で考えてみましょう。

4-1.絵を買う前に部屋のイメージを作ろう

寝室の雰囲気を考えてみましょう。色味から考えることがおすすめです。部屋にあるものの3色以内と考え、どの色との調和が良いか考えてみることで部屋のイメージ、買う絵のイメージも分かりやすくなります。                   

4-2.既にあるインテリアに合わせる

部屋のイメージをするにあたって、ベッドや枕、クッション、カーテンなど既に置いてあるインテリアの色が何色かに注目しましょう。飾る絵の色味や額・フレームの色との調和が取れていれば、部屋全体がすっきりと見えます。

4-3.絵に合わせたインテリアを調整

どうしても、現状の寝室に統一感がなく、ごちゃごちゃとした印象がある場合は、絵に合わせて他のインテリアを調整しても良いでしょう。部屋のイメージを浮かべ、それに合う絵を飾り、最後に他のインテリアの色味を調整していくこともできます。インテリア選びも楽しくなるかもしれませんね。

5.絵を置く以外のインテリアテクニック

絵を置く以外にちょっとしたお部屋の演出を入れることでさらに、過ごしやすい場所となるので、いくつか紹介します。

5-1.間接照明を入れてみよう

間接照明を入れてみよう

床や壁などに部分的なテラス間接照明を入れてみましょう。部屋自体をおしゃれにすることもできますし、絵の見せ方もこのように変えることができます。

テラス間接照明

間接照明は種類によって光の色合いも大きく変わるので、部屋のイメージを考えつつ選ぶようにしましょう。

5-2.ルームフレグランスや観葉植物で寝室の空気をきれいに

ルームフレグランスで香りを入れてみることや、植物を置くことで部屋の空気を綺麗にすることができます。部屋全体のイメージや絵や他のインテリアとの兼ね合いも確認しながら、整えた部屋へのアクセントにお好みで導入しましょう。

5-3.音楽を聴ける環境を作ろう

寝る前に少しゆっくりしたいなんてときのおすすめは音楽です。Bluetoothが使えるスピーカーを置いてみることはもちろん、「部屋にどんな曲が合うかな」とおしゃれなお店に音楽をかける気分を味わってみるのも楽しいはずです。

おわりに                     

今回は『家に絵を飾ろう!どう選ぶ?【寝室編】』と題して、寝室に飾る絵をお話ししました。寝室はご自身のスペースだから今のスタイルからあまり変えたくないなと思う方もいるかもしれませんが、せっかくであれば、くつろぎや快適な睡眠のできる場所にしたいですよね。絵を飾ることで眠りの質を高め、ストレスを減らしたより良い生活にしていきましょう。

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