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エアコンを久しぶりに使う夏や冬!掃除はどうする?方法やコツを紹介

エアコンを久しぶりに使う夏や冬!掃除はどうする?方法やコツを紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

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皆さんは夏や冬、エアコンを久しぶりに使う前にお手入れはしていますか?何もお手入れをせずエアコンを稼働してしまうと、ホコリやカビを部屋にまき散らしてしまったり、嫌な臭いを充満させてしまったりする恐れがあります。ここでは、久しぶりにエアコンを稼働する際にやっておきたいことや、日々のお手入れ方法をご紹介。消費電力の節約やエアコンをきれいに保つことにつながるポイントをご紹介しているので、ぜひご参考になさってください。

この記事を読んでわかること

  • 久しぶりにエアコンを使う前には、掃除と試運転が必要
  • フィルターにホコリが溜まっていると余分な電力を消費してしまう
  • フィルター掃除は掃除機とシャワーを使ってご自身でできる
  • 目には見えない部分はプロにクリーニングを依頼するのがおすすめ

エアコンを久しぶりに使う時にするべき3つのこと

エアコンを久しぶりに使う時にするべき3つのこと

夏や冬にエアコンを久しぶりに使う際、いきなり電源を入れて冷房や暖房の運転を始めていませんか?しばらく使用していなかった場合には、エアコンの試運転を行いましょう。試運転をせずにエアコンを使い始めたら、故障していたということがあるかもしれません。

エアコン使用のハイシーズンは、修理の専門会社への問い合わせが混み合い、予約が取りづらいでしょう。すぐに修理してもらえず、暑さや寒さに耐えなければならないような状況は避けたいところです。試運転は、エアコン使用の1ヵ月~2ヵ月前に済ませることをおすすめします。

【1】電源を入れる前にさまざまな場所を点検する

エアコンの電源を入れる前にまず、ブレーカーやコンセントの確認をしましょう。分電盤の中にあるエアコンのブレーカーが下がっていないことを、確認してください。

コンセントがしっかり挿し込まれているかも大切なポイント。コンセント部分にゆるみがあったり、ホコリが溜まっていたりすると発火の恐れがあります。

次に、リモコンのチェックをしましょう。電池が入っているか確認し、プラスとマイナスの向きが逆になっていないかも見てみてください。また、電池が入っていても液晶画面の表示が正しくされない場合は、電池が消耗しているかもしれません。その場合は新しい電池に交換し、正しく動作するか確かめましょう。

最後に、屋外に設置されている室外機の確認です。エアコンから室外機につながっているドレンホースが上向きになっていたり、ごみなどで詰まっていたりしないか見てみましょう。ホースから正常に排水されない場合、エアコンから水漏れする恐れがあります。また、室外機の周辺や上に物が置かれていると、放熱の妨げとなり機能低下につながります。周辺に物は置かないようにしましょう。

【2】正常に動くか?エアコンの試運転をする

電源を入れる前の点検が終わったら、実際に電源を入れて試運転をしてみましょう。

エアコン試運転の手順

エアコン試運転の手順は下記のとおりです。

  1. 冷房モードに設定し最低温度で10分程度運転
  2. 冷風が出ているか確認し、異常を示すランプなどが点灯していないか確かめる
  3. さらに30分程度運転を行い、室内機から水漏れがないかチェック
  4. エアコンから異音や異臭がしないかを確認

もし、水漏れが発生した場合はドレンホースから排水されていない可能性があります。また、振動や異音がする際にはエアコンカバーがしっかり閉まっているか確かめましょう。異臭がする場合は、フィルターのホコリやカビ汚れが原因と考えられます。

【3】使い始める前にエアコン掃除をする

エアコンの使い始めには、掃除が必要。エアコンフィルターはホコリが溜まりやすく、そのままにしておくと風量が弱くなったり、故障の原因になったりもします。使い始める前にフィルターや室外機の掃除を済ませましょう。

エアコンを久しぶりに使う時に掃除をした方が良い理由は?

エアコンを久しぶりに使う時に掃除をした方が良い理由は?

エアコンを使う前に掃除をした方がいい理由は、次の3つがあります。

  • カビの発生・部屋の臭いがついたりしている可能性があるため
  • 溜まったホコリが室内に舞ってしまうため
  • フィルターに汚れが溜まっていると電気料金がかさんでしまうため

以下で詳しく解説していきましょう。

カビの発生・部屋の臭いがついたりしている可能性があるため

久しぶりに使用するエアコン内部には、カビが発生していたり、部屋の臭いがついていたりする可能性があります。夏の冷房使用時は、カビがエアコン内部に発生しやすい環境です。

カビが繁殖するのは、湿度60%以上で温度が20℃~30℃といわれているので、使用後そのまま放置していた場合、カビが発生している可能性も。また、冬は暖房使用時に部屋の臭いが内部に付着しやすい時期です。

久しぶりにエアコンを使用する前に掃除しなければ、カビや臭いをそのまま部屋に広げてしまうことになります。

溜まったホコリが室内に舞ってしまうため

エアコン内部のフィルターなどは、ホコリが溜まりやすい構造になっています。使用していない期間でもホコリは蓄積しているため、掃除しないままエアコンを稼働すれば、溜まっていたホコリを室内に放ってしまうことになりかねません。

フィルターに汚れが溜まっていると電気料金がかさんでしまうため

フィルターにホコリなどの汚れが溜まったままになっていると、電気料金がかさんでしまうことに。エアコンの構造は、室内の空気を取り込み、温風や冷風にして放出する仕組みです。

フィルターに汚れが溜まっていていると、充分な空気を取り込むことができません。そのため、余分な電力を消費して運転することになるのです。

清潔なフィルターで運転した場合、ホコリが溜まった状態のフィルターで運転するときと比べて、冷房時では約4%、暖房時では6%の節電が可能だといわれています。電気代節約のためにも掃除をしっかりしてエアコンを使用しましょう。

参考URL:環境省|家庭でできる節電アクションカビ分析対策センター|カビについて |発生条件から予防法まで基本を解説

【夏や冬の使用前にやっておきたい】自分でできるエアコン掃除方法

【夏や冬の使用前にやっておきたい】自分でできるエアコン掃除方法

ここからは、ご自身でできるエアコンの掃除方法をご紹介しましょう。掃除機や中性洗剤を使用する掃除方法をそれぞれのパーツごとに解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

フィルターのホコリを取り除く

エアコンフィルターはホコリ汚れが溜まりやすいとともに、臭いが付着しやすいパーツでもあります。しっかりとホコリを取り除くことで、カビ予防や節電にもつながるので、フィルター掃除はエアコン使用前に必ず行いましょう。

エアコンフィルター掃除の手順

フィルター掃除の手順は下記のとおりです。

  1. 掃除機を使ってフィルターに付着しているホコリを吸い込む
  2. フィルターの裏側からシャワーなどですすぎ洗いをする
  3. 乾いたタオルで挟むようにして水気を拭き取り、しっかり乾燥させてから本体に取り付ける

フィルターのホコリは舞いやすいので、まず掃除機で吸ってから水洗いしましょう。この時、汚れが落ち切らない場合は中性洗剤を薄めた水に浸け置きするのが効果的です。細かい汚れはスポンジや歯ブラシを使用します。湿ったフィルターを設置してしまうとカビの原因となるので、しっかり乾燥させてから本体に戻してください。

吹き出し口やパネルの拭き掃除

エアコンの吹き出し口や、風向きを調整するルーバー部分は、柔らかい布で乾拭きしてください。汚れが落ちない場合はぬるま湯を含ませてかたく絞った布で拭いてみましょう。最後に水分を残さないように乾いた布で忘れずに拭いてください。

ルーバーはモーターと連動した部分のため、取り扱いに注意が必要です。掃除する際には公式サイトや取り扱い説明書を確認の上、作業を行うようにしましょう。

内部クリーン機能でエアコン内部を掃除

お使いのエアコンに内部クリーンモードがある場合は、その機能を使いましょう。本体内部のクリーニングをしてくれる機能で、カビや雑菌の繁殖を防ぐ効果が期待できます。フィルターや吹き出し口の掃除をしても、臭いが気になったり、頑固な汚れがあったりする場合は、専門会社にエアコン掃除を依頼することを検討してみてはいかがでしょうか。

エアコンクリーニングは、見えない部分まで徹底洗浄してくれる「くらしのセゾン エアコンクリーニング」がおすすめです。創業から20年以上のハウスクリーニング専門会社で、技術力の高いスタッフがクリーニングを担当してくれます。クリーニング作業は、本体の洗浄から試運転、正常な動作確認まで行う内容です。

久しぶりのエアコン使用前にクリーニングを検討する際はセゾンカードでおなじみのクレディセゾングループの「くらしのセゾン エアコンクリーニング」にご相談ください。

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室外機の掃除や周りをチェック

室外機の掃除は、濡らした雑巾を使って汚れを拭き取ります。室外機に汚れが溜まっている場合、うまく放熱ができずに過負荷がかかることで、無駄な電気を消費するのです。

また、裏側にある金具部分は強く擦ると破損や歪みの原因となってしまうため、汚れが落ちない場合は専門会社に依頼することをおすすめします。掃除頻度は、1シーズンに1回のお手入れを心がけましょう。

リモコンの掃除

電源のオンオフや温度調整などで頻繁に触れるリモコンには、手垢が溜まります。ホコリで液晶部分が見えづらくなると使いにくいので、こまめに掃除しましょう。リモコンには、爪楊枝や綿棒などを使うと、掃除しやすいです。

【冬までにやっておきたい】暖房をつける前にやっておくべきこと

【冬までにやっておきたい】暖房をつける前にやっておくべきこと

10月を過ぎると地域によっては冷え込みが増し、暖房をつける機会が出てくるでしょう。急なエアコン稼働により機械に負担をかけてしまわぬよう、暖房をつける前にやっておきたいことを3つご紹介します。トラブルや故障を防ぐためにも、ぜひ試してみてください。

1~2時間、送風で稼働させておく

暖房、冷房以外に、送風運転を使用している方は少ないのではないでしょうか。送風運転には、エアコン内部を乾燥させる効果があります。しっかり乾燥させることで、臭いを防止する効果があるので、暖房をつける前に送風運転をしておきましょう。

暖房の試運転をしておく

いざ暖房を使用する際に、正常に作動しないと困ってしまいます。買い替えや修理には時間を要するので、事前に暖房機能が使えるか、エアコンの試運転を行って確認しておくと安心。試運転の際には、温度調整と風量調節を試して正常に作動するか確かめましょう。

手が届かないエアコン内部の掃除をプロに依頼しておく

夏に冷房で使用したエアコン内部は、冷えて結露した水が溜まり多湿になっています。カビの繁殖に好条件となっている状態です。暖房を使用する前に、プロにエアコン内部のクリーニングを依頼すれば、徹底的に洗浄をしてくれるので気持ち良く冬を過ごせるでしょう。

「くらしのセゾン エアコンクリーニング」は、取り外し可能な部品を分解し、専用機械で内部の高圧洗浄を行います。カバーやフィルターなどのパーツも丁寧に掃除してくれるところが魅力です。エアコン周りの養生をしっかり行うので、部屋が汚れる心配もありません。天井への埋め込み型エアコンにも対応しています。

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エアコンをきれいな状態にキープするコツをご紹介

エアコンをきれいな状態にキープするコツをご紹介

エアコンを少しでもきれいな状態に保つには、いくつかお手入れのコツがあります。普段のこまめなお手入れで、臭いやカビ汚れを防止できるので参考にしてみてください。

フィルター掃除は2週間に1度を目安に行う

エアコンフィルターは、頻繁にお手入れすべきパーツです。掃除頻度の目安は、お掃除モードのついていないエアコンなら2週間に1度程度としてください。オフシーズンでもホコリが溜まるのでお手入れをおすすめします。

エアコンは最小限の時間だけ稼働させる

エアコンの稼働時間は最小限にとどめましょう。余分にホコリや汚れを吸い込んでしまいます。フィルターをきれいに保つためにも、最小限の時間だけ稼働させることを意識してみてください。

使い始めはこまめな換気を心がける

エアコンの嫌なニオイは、部屋にこもった生活臭が原因のひとつ。エアコン稼働時に窓を開けて換気をすることで、ホコリや部屋の臭いをエアコンが吸い込まずに済みます。運転開始から10分ほど換気をしておくと臭いを防ぐことができるでしょう。

冷房や除湿の後は送風運転する

エアコン内部が多湿になりやすい冷房や除湿を使った後には、送風運転をおすすめします。臭いの原因となるカビ菌の繁殖を防ぐために、送風運転で乾燥させることが大切です。エアコン使用後に1時間ほどの送風運転で効果が期待できるでしょう。

おわりに

エアコンを久しぶりに使う際には、事前の点検と試運転により正常に稼働することの確認が大切です。またエアコン使用時の送風運転やこまめなフィルター掃除も、きれいな状態を保つポイントとして押さえておきましょう。臭いが気になる場合や、見えない部分をきれいにしたい時は専門会社にクリーニングを依頼することもおすすめです。

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