更新日
公開日

エアコンの自動運転とはどんな機能?おすすめ商品も5つ紹介

エアコンの自動運転とはどんな機能?おすすめ商品も5つ紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

執筆者

セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

エアコンの自動運転機能を活用していますか。近年、自動運転の機能が搭載されているエアコンが多いですが、実際に自動運転機能はどのようなことをしてくれるのでしょうか。今回はエアコンの自動運転に着目して解説していきます。自動運転を使って効率良くエアコンを稼働させるポイントや、最新エアコンの自動運転機能についてもご紹介します。エアコンの電気代にお悩みの方は参考にしてみてはいかがでしょうか。

この記事を読んでわかること

  • エアコンの自動運転はセンサーで温度を感知し設定温度まで適切な運転モードに切り替える
  • 設定温度を見直したり、旧型エアコンを新型に買い替えたりすると節電効果が期待できる
  • 最新のエアコンは自動運転以外にもAI機能など便利な機能が搭載されている
  • サーキュレーターを併用したり、エアコンの掃除をしたりするとエアコンをさらに効率良く稼働できる

エアコンの自動運転とはどんな機能?

エアコンの自動運転とはどんな機能?

エアコンの自動運転とは、エアコンに取り付けられたセンサーが温度を感知し、設定した温度になるように運転モードを切り替える機能です。環境に応じてエアコンが自動で判断し、冷房・暖房・除湿などの運転モードの切り替えや風量の調整をしてくれます。

自動運転ですべてエアコンにまかせると、電気代が高くなるというイメージもあるかもしれません。しかし、エアコンは室温が設定温度に到達するまでに最も電力がかかります。

そのため、電気代節約のためにと弱風運転でエアコンをつけ続けると、かえって設定温度に到達するまでに時間がかかり、電気代が高くなる可能性があります。そのため、自動運転でエアコンにまかせるほうが効率的に室温調整でき、電気代も節約できるのです。

特に、最近ではAIを搭載しているエアコンも登場しています。間取りや家具の配置、人がどこにいるのかなどを感知して温度や風の流れを管理してくれるので、さらに効率的な室温調整が可能になっています。

自動運転時のおすすめの設定温度

自動運転時のおすすめの設定温度

自動運転にする時は、設定温度を何度にすれば快適なのでしょうか。節電の観点からも何度が最適なのか、確認していきましょう。

季節によって変える

環境省では、快適性と省エネを両立するために夏は28℃、冬は20℃の室温を推奨しています。エアコンの性能や環境によって設定温度は異なるため、この温度を設定温度にすれば良いというわけではありませんが、季節に応じた目安とすると良いでしょう。

住んでいる人の年齢や性別によって変える

室内で生活をしている人の年齢や性別によっても最適な設定温度は異なります。一般的に女性は男性に比べると筋肉量が多くありません。筋肉量が少ないと基礎代謝による発熱が少なくなるため、女性は冷えを感じやすい体質といえるでしょう。

また、年齢によっても体感温度が異なります。高齢者は加齢に伴い筋肉量が低下し、熱を作りにくくなるため、寒さを感じやすくなります。体温調節する能力も低下しているため、夏の暑さにも影響を受けやすいのです。そのため、住んでいる人の性別や年齢に応じて設定温度を見直してみると良いでしょう。

温度設定ができないものもある

最近のエアコンのなかには、AIが室温と気温を判断し自動で運転を切り替える機種もあります。設定温度が表示されないタイプや温度の細かい設定ができないタイプは、標準温度を確認してみましょう。

どうしても自分の好みの温度にならない時には、自動運転から冷暖房モードなどに手動で切り替えてください。

参照元:環境省|エアコンの使い方について | 家庭部門のCO2排出実態統計調査

エアコンの自動運転をより効率良く使うコツ

エアコンの自動運転をより効率良く使うコツ

節電と効率の良さが両立できるエアコンの自動運転ですが、さらに効率的に使用するコツもあります。

ここからはエアコンの効率をさらにあげる、以下2つのコツを確認していきましょう。

  • 扇風機やサーキュレーターと一緒に使用する
  • 室外機やフィルターの掃除をこまめに行う

扇風機やサーキュレーターと一緒に使用する

暖められた空気は上昇し、冷たい空気は下に溜まるという性質です。そのため、サーキュレーターを使い、空気を循環させて室温を均一にするとエアコンの効率がアップします。

冷房運転時には、下に溜まった冷気を循環させるためにエアコンを背にするかたちでサーキュレーターを配置します。暖房運転時には、天井に溜まってしまう暖気を動かすためにサーキュレーターを上に向けて設置しましょう。

室外機やフィルターの掃除をこまめに行う

室外機やフィルターの汚れが原因で稼働効率が下がり、電気代が高くなってしまうことがあります。そのため、定期的に室外機やフィルターの掃除を行ってください。フィルター掃除は2、3週間に1度を目安に、室外機は1年に1度を目安に掃除すると良いでしょう。

室外機やエアコン内部までご自身で掃除するのが難しいと感じる方は、プロへ依頼するのもひとつの方法です。

くらしのセゾンエアコンクリーニング」は創業28年の実績があり、技術力の高い専門スタッフにまかせられるので安心です。土日祝日も追加料金なしで依頼できるので、平日は仕事が忙しい方でも利用しやすいでしょう。エアコン掃除のお悩みはぜひ一度プロに相談してみてはいかがでしょうか。

くらしのセゾンエアコンクリーニングの詳細はこちら

ドレープカーテンや断熱シートを活用する

エアコンで室温調整しても冷気・暖気は窓から逃げています。エアコンで調整した室温を逃がさないためには窓の断熱がポイントです。

断熱性・遮熱性のあるカーテンを使ったり、シートを窓に貼ったりすると良いでしょう。厚手の生地で作られたドレープカーテンは断熱性や遮熱性に優れ、冷気・暖気が逃げにくいのでおすすめです。

短時間の外出時はつけっぱなしでOK

エアコンは設定温度と外の気温差が大きければ大きいほど、運転時にかかる電力消費が大きくなります。

そのため、エアコンの電源をこまめに消したりつけたりすると消費する電力が多くなる可能性があるのです。時間帯や時期によって異なりますが、外出時間が30分以内で済む場合は電源をつけっぱなしにしたほうが良いといえるでしょう。

自動運転以外でエアコンの電気代を節約する方法

自動運転以外でエアコンの電気代を節約する方法

自動運転を使うと効率良くエアコンを使えるため電気代の節約につながりますが、それ以外でもエアコンの消費電力を節約する方法として、以下があります。

  • 設定温度を見直す
  • 送風機能で汚れをつきにくくする
  • 室外機の周辺環境を見直す
  • 契約内容や契約している電力会社を見直す
  • エアコンを買い替える

設定温度を見直す

環境省の資料によると、設定温度を1℃変えるだけでもエアコンの消費電力量の節約につながります。冷房時の設定温度を1℃上げるとおよそ13%、冬の暖房時に設定温度を1℃下げるとおよそ10%の節電につながります。たった1℃の違いでも節電効果は大きいので、設定温度を見直してみると良いでしょう。

送風機能で汚れをつきにくくする

エアコン内部に汚れやカビが溜まるとエアコンの効きが悪くなるため、電気代が高くなるおそれもあります。エアコンの内部に溜まる汚れやカビの原因のひとつは、冷房を使ったあとに残る湿気です。定期的に送風運転を使って湿気対策を行い、汚れをつきにくくさせましょう。

室外機の周辺環境を見直す

室外機周辺の気温が高いと、室外機での熱交換の効率が低下し、エアコンの稼働効率も下がってしまいます。

そのため、室外機にはカバーをつけて日陰を作るのがおすすめです。また、室外機周辺や吹き出し口がもので遮られている場合も冷暖房の効率が下がってしまうため、室外機周辺は風とおしを良くすることを心がけましょう。

契約内容や契約している電力会社の見直す

ご自身の家庭環境や電気の使用状況に合った契約内容や電力会社に変えることで、電気代を大幅に節約できる場合もあります。

2016年4月から開始された電力の小売全面自由化によって、電力会社を個人の自由で選べるようになりました。ライフスタイルに合わせた料金メニューを選べるため、ご自身の環境に適した電力会社を選ぶことで電気料金の節約につながるでしょう。

エアコンの買い替える

家電製品の最新技術は日々進歩しています。特に最新型のエアコンは、AIの導入などにより省エネ性能が優れています。長い間使用している旧型家電は、新型家電に買い替えることで、電気代を大幅に削減できる可能性もあるでしょう。

エアコンは大きな買い物ではありますが、長期的に支払う電気代を考慮すると買い替えたほうが割安になる可能性もあります。

参照元:環境省|エアコンの使い方について | 家庭部門のCO2排出実態統計調査資源エネルギー庁|電力の小売全面自由化って何?|電力小売全面自由化|

自動運転以外にあったら嬉しい機能

自動運転以外にあったら嬉しい機能

最新のエアコンは室温調整だけではなく、数多くの便利な機能が搭載されています。新しくエアコンを買い替えるのであれば、最新の機能についても確認して選ぶと良いでしょう。

空気清浄機能

冷暖房と同時に室内の空気をきれいにしてくれるのが空気清浄機能です。空気を取り込む時にほこりや花粉、ウィルスを集めます。一般的な空気清浄機を別に置く必要がないため、床面のスペースも広々使うことができ、子どもやペットにいたずらされる心配もありません。

加湿・除湿機能

室内の温度とともに湿度もコントロールできるのが、加湿・除湿機能付きのエアコンです。室内の湿気を取り除く除湿機能は、梅雨などジメジメした時期の部屋干しにも最適です。

一方で、エアコンの暖房で乾燥しやすい時期には加湿機能が重宝します。水を注いで使う一般的な加湿器とは異なり、エアコンの加湿機能は外気の水分を取り込んで室内をうるおします。

換気機能

エアコンを使用していても空気の入れ替えができるのが換気機能です。屋外から取り込んだ新鮮な空気を室内に送風して換気を行います。

また、室内にこもった熱気や湿気を屋外に排出して換気を行うタイプのモデルもあります。感染症が流行りやすい冬の時期にも、窓を開けずに空気を入れ替えられるので便利です。

お掃除機能

エアコン内部を自動で掃除するお掃除機能付きのエアコンも登場しています。面倒なエアコン掃除がボタンひとつで済むので家事の時短にもつながります。フィルターの目詰まりを防止できるので、エアコンの稼働効率もあがり節電にも効果的です。

スマホと連動できる機能

最近では、スマホと連携ができるスマート家電も増えてきています。無線LAN機能によって、どこにいてもスマホでエアコンの操作ができるので、帰宅前にあらかじめ部屋のエアコンをつけて適温にしておくことも可能です。AlexaやGoogleアシスタントといったスマートスピーカーとの連携モデルなら、声をかけるだけでエアコンをつけられて便利です。

自動運転機能つきのおすすめエアコン5選 

自動運転機能つきのおすすめエアコン5選 

ここからは自動運転機能がついたおすすめのエアコンをご紹介していきます。エアコンの買い替えを検討中の方は参考にしてください。

TOSHIBA(東芝ライフスタイル)「大清快(K-DRシリーズ)」

TOSHIBAの「大清快」はAI快適全自動運転が搭載されています。温冷熱センサーによって体表温度や周辺温度を検知して冷暖房の設定や風量の調節を自動で行ってくれます。

【主な特徴】

  • AIが運転内容を学習して利用者の好みの運転に自動で切り替え
  • 風を拡散してやわらかく部屋の温度を整える無風感空調機能付き
空気清浄加湿×
自動洗浄除湿
換気×スマホ連動

ダイキン「うるさらX(Rシリーズ)」

ダイキン「うるさらX」はAI快適自動運転による「節電」と「快適」2種類の自動運転が特徴です。壁や床からの輻射熱を感知しつつ、利用者が変更した設定を記憶して学習することで、快適な自動運転を実現します。

【主な特徴】

  • AI快適自動運転で節電しながら心地の良い室温を実現
  • 給水せずに室内にうるおいを与える加湿機能が搭載
空気清浄×加湿
自動洗浄除湿
換気スマホ連動

HITACHI(日立)「白くまくん Dシリーズ」

HITACHIの「白くまくん Dシリーズ」は「eco これっきり」という自動運転が搭載されています。ボタンひとつで部屋の状況に合わせて快適な省エネ運転が可能です。

【主な特徴】

  • 日差しの入り方など状況に応じて運転モードを切り替えて快適な室温へ
  • 独自技術でエアコン内部を自動でお掃除
空気清浄別売り加湿×
自動洗浄除湿
換気×スマホ連動

パナソニック「エオリア(LXシリーズ)」

パナソニックの「エオリア(LXシリーズ)」は2022年度の省エネ対象を受賞した省エネ機能が特徴です。自動運転は「AI快適おまかせ」が搭載され、快適優先か節電優先か選ぶことで最適な運転モードをコントロールしてくれます。

【主な特徴】

  • 室温調整だけでなく空気清浄から換気、加湿・除湿まですべてを実現可能
  • 感知内容や履歴など学習した情報から最適な運転モードを自動で選択
空気清浄加湿
自動洗浄除湿
換気スマホ連動

SHARP「S-Xシリーズ」

SHARPの「S-Xシリーズ」は室内の二酸化炭素濃度に応じた独自技術「エコ自動運転」がポイントです。二酸化炭素濃度をチェックしながら室温をコントロールし、快適性を維持しながら消費電力を削減します。

【主な特徴】

  • シャープ独自の空気浄化機能であるプラズマクラスターNEXTを搭載
  • 二酸化炭素濃度に応じて自動で快適な室温調整が可能なエコ自動運転
空気清浄加湿×
自動洗浄除湿
換気×スマホ連動

おわりに

エアコンの自動運転は、センサーが温度を感知し、効率良く室温を調整してくれる機能です。自動運転の活用だけでも節電の効果が期待できますが、エアコンをこまめに掃除したり、サーキュレーターを併用したりするなどの工夫でさらに効率良く使えます。猛暑の夏場や底冷えする冬場などで、なくてはならないエアコンをより効率的に使うためにも、エアコンの使い方を見直してみましょう。

よく読まれている記事

みんなに記事をシェアする