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大掃除をリストで効率化!うまく進めるための手順やコツもご紹介

大掃除をリストで効率化!うまく進めるための手順やコツもご紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

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セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

きちんと大掃除しようと思っても中途半端に終わってしまい、スッキリとした気分になれなかった経験をお持ちではありませんか?

今回は大掃除をどう進めるべきか分からない方向けに、大掃除を効率的に進められる大掃除リストについてご紹介していきます。

掃除する場所別の掃除手順、大掃除をうまく進めるためのコツなどもご紹介。大掃除が億劫だと感じる方も、このコラムを参考に大掃除を成功させましょう。

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大掃除のチェックリストを作ってみよう

1.大掃除のチェックリストを作ってみよう

大掃除のチェックリストは、大掃除を行う際に誰がどの場所をいつ掃除するか、どこを掃除し終わったかなどを把握するためのものです。リ

ストを作る前には大掃除をコツコツと少しずつ進める、1日でまとめて大掃除を終わらせるなど、ある程度のスケジュール感を考えておくと良いでしょう。

それでは、大掃除のチェックリストを作る際に注意しておきたいポイントをまとめていきます。

どこを掃除するか見える化する

掃除する場所をリストアップし紙などに書いて見える化すると、掃除にかかる時間やボリューム感が見えてきます。

水回り・家具や家電・家全体の3つに分け、目立ちやすく気になる場所を中心にリストを作るのがポイントです。絶対に大掃除したい場所と、時間があれば掃除したい場所とで分けるのもおすすめです。

いつまでにやるかを決める

年末の大掃除は例年いつからスタートしますか?(参照元:日本トリム社アンケート

年末の大掃除をいつからスタートするかのアンケート結果によると、「~12月上旬」13%、「12月中旬」18%、「12月下旬」52%と、大半が12月の下旬から大掃除を始めるという結果が出ています。もし大掃除を何日かに分けて行う場合、いつまでに大掃除を終わらせるのか具体的な日程を決めておきましょう。大掃除の日程を決めるときには、ゴミ収集のスケジュールなども確認しておくのが大切です。

期間とともにリスト化しておきたいのが、誰がどこを掃除するかです。場所で分けがちですが、役割で分けていく方法がおすすめです。

例えばキッチンなら、換気扇・ガスコンロの掃除は父、シンクの掃除は母、冷蔵庫やレンジなどを拭くのは子どもなどといった決め方をします。

役割が明確になることで掃除が全体的に進み、達成感を味わいやすくなるでしょう。

アプリやテンプレートを活用するのもおすすめ

手書きでリストを作るのが面倒だと感じる方は、テンプレートやアプリを活用するのも良いでしょう。

「大掃除リスト テンプレート」などと検索すると、ダウンロードできるテンプレートがいくつも出てきます。使いやすいと感じるものを選んで使ってみましょう。

また、スマートフォン向けの掃除アプリもあります。前もって掃除の頻度や難易度、担当者を設定して掃除の進捗を可視化できる他、リマインダー機能があるアプリであれば掃除のし忘れもありません。

家族で大掃除をするのであれば、共有できるアプリを選びましょう。

チェックリストができたら必要な道具を準備しよう

2.チェックリストができたら必要な道具を準備しよう

チェックリストの作成が終わったら、大掃除に必要なものを準備しましょう。ここでは大掃除のために揃えておきたいアイテムをピックアップしました。

雑巾

拭き掃除にかかせないのが雑巾です。わざわざ購入せずに、古くなったタオルやTシャツなどを拭き掃除しやすい大きさに切って使うのもエコで良いでしょう。

水拭きをするときには、使う雑巾をすべて水に浸したあと、洗濯機で脱水すれば絞る手間をなくせます。洗剤を使わずに汚れが落ちる雑巾も販売されているので、手軽に掃除をしたい方は使ってみましょう。

古い歯ブラシや割り箸

お風呂のドアや窓のレール、便器など細かな部分の掃除には使用済み歯ブラシや、割り箸にキッチンペーパーや雑巾を巻き付けたものがぴったりです。

トイレの汚れが気になる場合には、スポンジと研磨材がセットになったトイレ掃除専用のアイテムも活用してみてください。

バケツ

水が必要になったら洗面所やキッチンにとりに行く、といった手間を省けるのがバケツです。普段あまりバケツを使わない方は、たたんで収納できるようなバケツを用意しておくと良いでしょう。

新聞紙

溜まってくると捨ててしまいがちな新聞紙ですが、濡らして窓ガラス清掃に使ったり、ベランダにものを出すときの下敷きにしたりと、大掃除で活躍するアイテムです。

マスクやバンダナ

普段から掃除をしている家であっても、大掃除となると避けられないのがほこりです。ほこりは咳やくしゃみをはじめとした体調不良の原因となる可能性もあります。

換気はもちろん、マスクやバンダナで頭や鼻・口を覆うことも大切です。

軍手やゴム手袋

大掃除は水を使ったり手が汚れたりする場合も多いので、軍手やゴム手袋も用意しておきたいところです。

軍手のみだと水を扱う際に手が濡れるため、軍手の内側に薄手のゴム手袋をはめておくのも良いでしょう。また、軍手を洗剤に溶かした水に浸けて絞って手にはめ、細かいところの掃除に活用することもできます。

エプロン

衣類が汚れるのを防げるエプロンは、歯ブラシやゴミ袋など、掃除に必要な細かいものをサッと収納できる大きめポケットのあるものを選び、大掃除を効率良く進めましょう。

洗剤

洗剤は種類ごとに用途が異なるため、いくつか用意しましょう。あると便利なのが、油汚れや洗濯槽の掃除に使える重曹、より頑固な油汚れに使えるセスキ炭酸ソーダ、水アカやトイレの黄ばみなどに効果を発揮するクエン酸です。

また酵素系漂白剤は、つけおき洗いの他、キッチンや排水口の掃除などさまざまな用途で使えます。

ほこりや小さな汚れを取るグッズ

乾拭きやほこり取りなどに使える吸水性抜群のマイクロファイバークロスや、ステンレスやガラス、陶器などの汚れを落とすメラミンスポンジも用意しておくと重宝します。

また、高所のほこり取りに便利なハンディワイパーや、床のほこりを拭き取るフロア用のウエットシートもあると安心です。

大掃除する順番と手順

3.大掃除する順番と手順

大掃除を効率的に行うには、順番と手順をしっかりと覚えておきましょう。次に詳しく解説します。

大掃除の順番!どこから始める?

水回りは家の中でも汚れが目立ち、掃除する際に周辺が濡れて汚れる恐れがあるため、最初に手を付けたい箇所です。特にキッチンやトイレなど、汚れがひどい場所から大掃除を始めましょう。

部屋がいくつかある場合には、玄関から遠い部屋から順番に掃除することで、綺麗に掃除しやすくなります。部屋や水回りの掃除で行き来するため汚れがちな廊下や階段、ドアノブ、手すりは、最後の方に掃除すると効率的です。

掃除の場所別!手順について

続いて、大掃除する場所別に掃除の手順やポイントを解説します。

キッチン

ここでは特に汚れが目立ちやすい換気扇、コンロ周りについてまとめます。

【換気扇・レンジフード周り】

  1. 換気扇の電源を抜き、換気扇カバー・フィルター、ファンを外す
  2. 外したパーツをシンクに入れ、アルカリ性洗剤をかける。油汚れがひどい場合には、つけおきする
  3. 洗剤をかけた場合は5~10分、つけおきの場合には2時間ほど放置する
  4. レンジフードの内側、外側を拭き掃除する。内部は直接洗剤を吹きかけず雑巾などに含ませてから拭いた後、水拭き・乾拭きを行う
  5. つけおきした汚れを落として水ですすぎ、乾燥したら元に戻す

【ガスコンロ】

  1. 取り外せる五徳・排気口カバー・バーナーキャップはこすり洗いか、つけおきする
  2. 取りはずせない天板や点火つまみなどは強力な住宅用洗剤をスプレーし、5分程度おいてから拭き取り、水拭き・乾拭きする

【IHコンロ】

  1. 焦げ付きなどがある場合には、クリームクレンザーを天面にかけてラップを使ってくるくると汚れを取る
  2. 充分に水拭きする

【グリル】

  1. 受け皿・焼き網をグリルから外し、洗剤をスプレーして5分程放置した後スポンジでこすり、水ですすぐ
  2. 庫内は洗剤をスプレーして布で拭き取り、水拭きする。届きにくい奥の方は割り箸に布を巻き付けて汚れなどを取り除く

参照元:コジカジ

トイレ

  1. 換気扇カバーを外し、汚れを取り除く
  2. 便器の中は酸性のトイレ用洗剤を付けてブラシでこする
  3. 壁や床の汚れを拭き取り、ドアノブや窓を拭く

バスルーム

  1. 浴室乾燥機能は、外せる場合にはパネルとフィルターを外し、ほこりを掃除機で吸い、汚れがひどい際は中性洗剤を使いながら拭き取る。乾拭きして元に戻す
  2. お風呂全体をお湯で濡らし、重曹を付けてこする。汚れが落ちきらない場合には重曹を水と混ぜたれない程度に調整したたペーストを塗り、30分ほどおいてから流す
  3. 風呂釜洗浄をする場合は、風呂釜用の洗浄剤や酵素系漂白剤などをお湯に溶かして追い焚きをして放置し、その後お湯を抜いて、再度水を溜め追い焚きする

参照元:Kajily

洗面所

  1. 洗面ボウルや蛇口部分はメラミンスポンジでこする。落ちない汚れにはクリームクレンザーを布に含ませてこすり、水をかけて洗い流し乾拭きする
  2. キャビネット内はかたく絞った雑巾で拭き、汚れがあるときには住宅用洗剤を付け、水拭きする。最後に乾拭きし乾燥させる

玄関

  1. ドアを開けて通気を良くし、ゴミを取る
  2. ホースで水をかけながら(水を流せない場合には雑巾で全体を濡らして)こする。汚れが取れない場合には住宅用洗剤を付けてこすり、汚れや洗剤を洗い流して乾燥させる
  3. 靴箱は中身を取り出し土ぼこりや砂を取って全体を拭く。落ちない汚れは住宅用洗剤で拭き取り、乾拭きする

ベランダ・庭

【ベランダ】

  1. 室外機や壁、手すりなどを雑巾で水拭きする
  2. 水で濡らした新聞紙を丸めて転がし、ほうきで掃いて汚れを取る。取り切れない汚れは洗剤を付けてこする
  3. 水を流すか、流せない場合は雑巾で水拭きする
  4. 排水口のゴミを取り除く

【庭】

  1. 落ち葉などのゴミを集めて捨てる
  2. 雑草を抜き、新しい雑草が生えてこないよう除草剤をまいたり、除草シートを被せたりする

リビング

  1. 家具や照明、家電のほこりを払い、ドアノブやスイッチ部分も併せて水拭き。ひどい汚れには食器用洗剤を水で薄めて雑巾に付けて拭く
  2. 壁はフローリングワイパーで拭き掃除する
  3. 床は掃除機をかけ、最後にウエットシートのフローリングワイパーで床を拭く

窓ガラスや網戸

  1. 窓枠やレールにたまった汚れを取る
  2. 窓用のワイパーで窓ガラスの汚れを取る
  3. 水に浸したマイクロファイバークロスにガラス用洗剤をかけ、2枚で網戸を挟んでこすったあと、水拭きする

エアコン

  1. 電源を抜き、パネルとフィルターを外す
  2. 裏面から表面の順番でフィルターに掃除機をかけ、水洗いする。汚れがある場合には水で薄めた中性洗剤で取り除き、日陰で乾かす

洗濯機

  1. ぬるま湯を一番上の水位まで溜め、酵素系漂白剤を適量投入し、洗濯機を15分程度動かしたら数時間放置後再度運転し、排水する
  2. 排水後は水をたっぷり使って洗い流すか、水のみの標準コースで洗濯機を運転し、乾拭きして乾燥させる
  3. 洗濯機表面は力を入れ過ぎないようにしながら、かたく絞った雑巾で拭く。汚れが落ちない場合には、住宅用洗剤を雑巾に付けてこすり、再度全体を水拭きする
  4. ホースのじゃばら部分は雑巾でホースを挟むように水拭きする。汚れが落ちない場合には住宅用洗剤をスプレーしてこすり、汚れを落とすように拭き取る。汚れが落ちたら乾拭きし、全体を乾燥させる

冷蔵庫

  1. 冷蔵庫の中身を取り出してクーラーボックスに入れ、コンセントを抜き、棚などの部品を取り外す
  2. ぬるま湯を桶にため、酵素系漂白剤か台所用洗剤を溶かしてスポンジに付け、取り外した部品を洗う。庫内は布巾に同じ溶剤を浸して絞って拭く
  3. 部品は水をかけて洗い流し、水気を拭き取って乾燥させる。庫内は汚れや漂白剤を拭き取り、カビなどがあれば塩素系漂白剤やカビ取り剤の原液を綿棒などで塗り、5~10分程度放置して水拭きする
  4. 冷蔵庫の外側はモップなどでほこりを取り、布巾で水拭きする。落ちにくい汚れには洗剤をスプレーして拭き取って、水拭きの後乾拭きする

ベッド・布団

  1. 換気をし、シーツや敷パッド、ベッドパッドなどを外し、洗えるものは洗濯する。掛け布団は干して湿気を逃す
  2. マットレスの上から掃除機をかけたあとマットレスを外し、マイクロファイバークロスなどでベッドフレームを乾拭きする
  3. マットレスを天日干しする

ひとり暮らしでも大掃除しておきたい場所とは?

ひとり暮らしの家は家族で暮らすよりも汚れにくいとはいえ、普段掃除をしない場所には意外と汚れが溜まっています。放置していると、カビが生えたりダニやゴキブリが発生したりする恐れもあるため、ひとり暮らしでも大掃除は必要です。キッチン、トイレ、窓周り、リビング、寝室、玄関は、必ず掃除したい場所です。

大掃除をうまく進めるコツは?

4.大掃除をうまく進めるコツは?

コツを覚えておくと、掃除をスムーズに進めることができるでしょう。いつも大掃除が中途半端になってしまう方は特に必見です。

あらかじめ不用品を捨てておく

1年以上使わないものは捨てることを判断基準とし、不用品をあらかじめ処分しておきましょう。掃除が進まない大きな原因は、物が多過ぎることです。

最初から物が少なければ、掃除の際に物をどかさなくて済み効率的に掃除できます。

浸けおきを活用して効率化

つけおき中に手を止めるのではなく、その間に別の場所を掃除して効率化を図りましょう。ブラシなどでこすり続けるより、汚れを浮かしてから落とす方が労力もかかりません。少しでも汚れがひどいと思ったらつけおきを活用してください。

上から下・奥から手前が基本

掃除の基本は上から下、奥から手前です。天井や換気扇、照明器具などから掃除をはじめ、最後に床に落ちたほこりを片付けます。

またほこりを掃き出せる場所を作るため、奥の部屋から手前の玄関に向かって掃除をしていくのがコツです。

時間を決めて掃除する

頑固な汚れをきっちり落そうと奮闘していると、いつの間にか時間が経ってしまうことがあります。

しかし、あらかじめ時間を決めておき、時間が来たら中断して次の場所とすることで大掃除がスムーズに進みます。汚れが落ちない箇所はつけおきをしたり、別の日に少しずつ進めたりしてみましょう。

プロに任せるのもあり!

「どうしても汚れが落ちない」「大掃除に割く時間がない」といった場合にはプロに依頼しましょう。

ハウスクリーニング

頑固な油汚れやカビ、水垢などの通常落としにくい汚れを、専用の器材や洗剤でプロが徹底的にキレイにするのがハウスクリーニングの大掃除です。

くらしのセゾンが提供する「ハウスクリーニング」では、水まわりのキッチン(レンジフード含む)・バスルーム・洗面所・トイレはもちろん、玄関やガラス・サッシ・網戸や床まで家全体のクリーニングができます。

セゾンのハウスクリーニングの詳細はこちら

家事代行

家事代行に任せられる大掃除は、整理整頓、床や窓の掃除、水回り掃除、玄関清掃など日常の家事と同等のものです。普段の掃除では手を付けにくい部分まで掃除してもらうことができるでしょう。

家財整理

空き家整理や生前整理など、粗大ゴミなどが多く出るような大掃除を考えている方は、家財整理の専門会社に依頼するのが良いでしょう。不用品の処分やリサイクル・売却などを一手に引き受けてもらえます。

おわりに

大掃除を効率的に進めるためには、正しい順番や手順を知っておくこと、そしていつまでにどこを掃除するのか決めておくことが大切です。今年の大掃除はリストを活用して、より短時間で綺麗な部屋を手に入れましょう。

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