犬の腎臓病について詳しく解説する前に、まず腎臓の基本的な機能と役割について理解しておくことが重要です。腎臓は、体内の環境を一定に保つ「恒常性」の維持に欠かせない、重要な臓器です。具体的には、
- 血液のろ過:体内に溜まった老廃物や余分な水分を尿として排出します
- 電解質バランスの調整:ナトリウムやカリウムなどの電解質バランスを整えます
- 血圧の調整:体液量を調整することで、血圧を適切に保ちます
- ホルモン産生:赤血球の産生を促すエリスロポエチンなどのホルモンを生成します
これらの働きによって、私たちの愛犬は健康な状態を保つことができるのです。しかし、腎臓病になると、これらの機能が低下し、全身にさまざまな影響が出始めます。初期段階では目立った症状が表れにくい病気であるため、早期発見と適切な管理が重要となります。
この記事では、犬の腎臓病の症状、原因、治療法、そして予防法について詳しく解説していきます。愛犬の健康を守るために、ぜひ最後までお読みください。
(本記事は2024年6月28日時点の情報です)
- 犬の腎臓病には急性と慢性があり、症状や治療法が異なる
- 犬種によって腎臓病のリスクに差がある
- 慢性腎臓病はステージ分類により進行度が判断され、治療方針が決まる
- 食事療法は腎臓病の犬の治療において重要な役割を果たす
犬の腎臓病にはどんなものがある?
犬の腎臓病は、症状の表れ方や進行の速さによって大きく次の2つのタイプに分けられます。
- 急性腎臓病
- 慢性腎臓病
どちらの腎臓病も早期発見・早期治療が大切ですが、症状や原因、治療法などに違いがあります。それぞれの特徴を理解し、愛犬の様子をよく観察することが重要です。
急性腎臓病と慢性腎臓病の違い
急性腎臓病は、何らかの原因で急激に腎臓が働かなくなる病気です。治療によって原因が取り除かれれば、腎臓の機能が回復する可能性があります。
一方、慢性腎臓病は数か月から数年かけてゆっくりと進行します。早期発見・早期治療を行っても、一度傷ついた腎臓の機能を元通りに戻すことはできません。症状を抑え、病気の進行をできるだけ遅らせる治療が中心となります。
腎臓病に特に気をつけたい犬種は?
腎臓病は全ての犬種において発症の可能性があります。急性腎臓病は、有毒物質を誤って食べたり、大量出血したりするなど腎臓の働きを急激に低下させる病態が原因ですので、どんな犬種や年齢であっても発症するリスクがあります。
慢性腎臓病は、何らかの原因で腎臓の機能が長期にわたり低下する病気です。高齢になるとよりリスクが高くなります。また、一部の純血種の犬(ラサ・アプソ、シー・ズー、バーニーズ・マウンテンドッグなど)、その血統をひく雑種において遺伝的に腎疾患が認められることがあります。
犬種 | リスクが高い理由 |
---|---|
ラサ・アプソ | 遺伝性の腎臓形成異常が報告されており、若い年齢でも腎不全を発症するリスクがある。 |
シー・ズー | 腎臓の発達不全や嚢胞腎といった先天性の腎臓疾患が比較的多く見られる。 |
バーニーズ・マウンテンドッグ | 遺伝性腎症という腎臓の病気が報告されており、若い年齢から腎機能低下が起こる可能性がある。 |
定期的な健康診断を欠かさず、腎臓病の早期発見に努めましょう。シニア犬は特に腎臓病のリスクが高まるため、健康診断の頻度を高めることをおすすめします。
犬の腎臓病の症状
犬の慢性腎臓病は、初期段階では目立った症状がほとんどなく、飼い主さんが気づきにくいのが特徴です。しかし、病気が進行するにつれて、さまざまな症状が表れてきます。
ここでは、急性腎臓病と慢性腎臓病の症状について詳しく解説します。
急性腎臓病の場合
急性腎臓病の主な症状は以下の通りです。
- 嘔吐(食べ物や水を全く受けつけない)
- 排尿困難(いきんでいるのに尿が出ない、尿量が極端に減る)
- 下痢
- 脱水
- 食欲不振(いつもの半分以下しか食べない、ごはんに全く手をつけない)
- 元気消失(いつも通り歩かない、動きたがらない)
このような症状が見られたら、すぐに動物病院で診察を受けましょう。
慢性腎臓病の場合はステージが分類される
慢性腎臓病は、国際獣医腎臓病研究グループ(IRIS)のガイドラインに基づいて、ステージ1〜4の4段階に分類されます。この分類は主に血中クレアチニン濃度と対称性ジメチルアルギニン(SDMA)濃度に基づいて行われます。各ステージの境界は以下の通りです。
ステージ | 血中クレアチニン濃度 | SDMA濃度 |
---|---|---|
ステージ1(早期腎疾患) | 1.4 mg/dL未満 | 18 μg/dL以上 |
ステージ2(軽度腎不全) | 1.4〜2.8 mg/dL | 18〜35 μg/dL |
ステージ3(中等度腎不全) | 2.9〜5.0 mg/dL | 36〜54 μg/dL |
ステージ4(重度腎不全) | 5.0 mg/dL以上 | 54 μg/dL以上 |
これらの数値は一般的な指標であり、個々の犬の状態や他の臨床症状も考慮して総合的に判断されます。また、尿比重や尿タンパク/クレアチニン比(UPC)なども、ステージの評価や治療方針の決定に重要な役割を果たします。
定期的な健康診断で血液検査と尿検査を行うことで、これらの数値の変化を追跡し、腎臓病の早期発見や進行の監視が可能となります。ステージが進行するにつれて症状が重くなり、治療方針も変わってくるため、獣医師と相談しながら適切な管理を行うことが重要です。
ステージの症状
ステージ1:症状なし
ステージ1では、ほぼ症状が見られず血液検査でも異常値は見つかりません。尿検査で異常が認められるものの、見た目の症状はほとんどありません。しかし、この段階ですでに腎臓の約70%が機能を失っている可能性があります。
ステージ2:多飲多尿が起きる
ステージ2になると、飲む水の量が増え、それに伴っておしっこの量も増えてきます。
- 1日の飲水量が体重の10%以上(4kg の犬なら400ml以上)
- いつもより何倍も水を飲むようになる
- トイレの回数が増える
このような変化があれば、ステージ2である可能性が高いです。ステージ2では、腎臓のろ過機能が低下し、体内の老廃物を十分に排出できなくなっています。腎機能は正常時の約25%にまで低下していると考えられます。
ステージ3:さまざまな症状が表れる
ステージ3に進むと、以下のような多様な症状が表れます。
- 食欲低下、嘔吐、歯肉炎、胃炎などの症状
- 貧血、元気消失
- 体重減少、被毛の艶の消失
この段階では、腎不全が進行して尿毒症を併発している可能性があります。毒素が体内に蓄積することで、さまざまな臓器に悪影響を及ぼします。
ステージ4:重篤な症状が見られる
ステージ4は慢性腎臓病の最終段階です。
- 重度の食欲不振、嘔吐の頻発
- 重度の脱水、極端な衰弱、昏睡状態
- 神経症状(けいれん、運動失調、うずくまり)
このステージでは、腎臓がほとんど機能を失っており、もはや体内の老廃物を排泄することができません。積極的な治療を行わなければ、命を維持することが難しい状態です。
犬の腎臓病の原因
犬の腎臓病は、加齢に伴って発症するケースが多いですが、それ以外にも食べ物や薬物、感染症など、さまざまな原因があります。急性腎臓病と慢性腎臓病は、それぞれ発症の原因が異なります。
急性腎臓病を発症する原因
急性腎臓病の原因には以下のようなものがあります。
- 腎毒性のある薬品や不凍液、ユリの葉などの有毒物質を誤って食べてしまった
- 大量の出血や血圧の急激な低下、強い脱水などで腎臓への血液供給が不足した
- 結石による尿路閉塞や事故による膀胱破裂などで、尿が体外に排出できなくなった
このように、腎臓に直接的なダメージを与える物質の摂取や、腎臓の働きを急激に低下させる病態が急性腎臓病の主な原因です。
慢性腎臓病を発症する原因
慢性腎臓病の原因には以下のようなものがあります。
- 加齢に伴う腎機能の低下
- 腎臓に障害を及ぼす感染症(細菌やウイルスによる腎炎など)
- 免疫介在性の腎臓病(全身性エリテマトーデスなど)
- 先天性の腎疾患(多発性嚢胞腎など)
- 長期間の高血圧や糖尿病による腎臓へのダメージ
慢性腎臓病の場合、明確な原因が特定できないケースも少なくありません。しかし、7歳以上の中高齢犬では発症率が高くなることから、加齢に伴う腎機能の低下が大きく関与していると考えられています。
また、全身性の病気が腎臓にダメージを与えたり、先天的な腎臓の形成異常があったりする場合も、慢性腎臓病のリスクが高まります。
腎臓病になった犬の治療方法
腎臓病と診断された犬の治療方法は、急性腎臓病と慢性腎臓病で大きく異なります。
急性腎臓病の場合は原因となる病気の治療を優先し、慢性腎臓病の場合は症状の緩和と病気の進行を遅らせることが主な目的となります。
それぞれの治療方法について詳しく解説します。
急性腎臓病の治療方法
急性腎臓病の治療では、まず原因となっている病気や症状をできるだけ早期に取り除くことが重要です。
原因に応じた治療
- 腎毒性物質の摂取が原因の場合は、胃洗浄や吐かせる処置を行います。
- 脱水が原因の場合は、点滴による水分補給を行います。
- 尿路閉塞が原因の場合は、結石を取り除く手術や膀胱を修復する手術を行います。
腎臓の保護
原因の治療と同時に、点滴などで腎臓を保護する治療も行います。
- 大量の輸液を行い、体循環を改善して尿毒素の排泄を促進します。
- 利尿薬を投与しながら経過を観察し、脱水している分を点滴します。
- 感染症があると判明した場合は、必要に応じて抗生物質を投与します。
このように、急性腎臓病では原因の除去と並行して、腎機能の回復を図る治療が行われます。早期発見・早期治療が重要で、適切な治療が行われれば腎機能が回復する可能性があります。
慢性腎臓病の治療方法
慢性腎臓病の場合、残念ながら失われた腎機能を回復させることはできません。治療の主な目的は、現在ある腎機能を最大限に保ちながら、症状を緩和し、病気の進行を遅らせることです。
体調の維持
- 食事療法:リンやタンパク質を避けた特別療法食を給与します。
- 水分補給:脱水を防ぐために、十分な水分を補給します。
- 貧血の治療:貧血の改善のために、注射や内服薬で赤血球を増やす治療を行います。
腎機能低下の抑制
- 腎臓の負担を減らす薬の投与:血圧を下げる薬や尿タンパクを減らす薬などを使用します。
- リンのコントロール:食事療法に加えて、必要に応じてリン吸着薬を投与します。
老廃物の排泄促進
- 輸液療法:定期的な点滴で体内の老廃物を排泄し、体調を維持します。
- 透析療法:ごく一部の動物病院では、血液透析や腹膜透析を行っています。
慢性腎臓病の治療は、病気と上手に付き合いながら、できる限りQOL(生活の質)を維持することが目標となります。飼い主さんによる日々のケアと、獣医師による定期的な診察・治療を継続することが大切です。
腎臓病になったら犬の食事はどうすればいい?
腎臓病と診断された犬の食事は、病気の段階や症状に合わせて適切に調整する必要があります。
特に慢性腎臓病の場合、食事療法が治療の中心となるため、適切な食材を選び、避けるべき食品を知ることが重要です。以下に、具体的なガイドラインを示します。
推奨される食材
分類 | 食材 |
---|---|
タンパク質源 | ・白身魚(タラ、ヒラメなど) ・鶏ささみ ・卵白 |
炭水化物 | ・白米 ・サツマイモ(少量) ・カボチャ |
野菜 | ・ニンジン ・キャベツ ・ブロッコリー(少量) |
脂肪源 | ・オリーブオイル ・魚油(オメガ3脂肪酸) |
避けるべき食品
分類 | 食品 |
---|---|
リンを多く含む食品 | ・レバーなどの内臓肉 ・乳製品(チーズ、ヨーグルトなど) ・干し魚 |
ナトリウムを多く含む食品 | ・加工肉(ハム、ソーセージなど) ・市販のドッグフード(腎臓病用でないもの) ・調味料(醤油、塩など) |
カリウムを多く含む食品 | ・バナナ ・ほうれん草 ・トマト |
その他 | ・チョコレート ・タマネギ ・ニンニク ・アボカド |
注意:これらの表は一般的なガイドラインです。個々の犬の状態や病気の進行度によって適切な食事は異なる場合があるため、必ず獣医師と相談しながら食事プランを立ててください。
食事療法で腎臓の負担を軽減
慢性腎臓病の犬には、腎臓の負担を軽減するための食事療法が推奨されます。具体的には以下のようなポイントに気をつけます。
- タンパク質の量を必要最小限に抑える
- リンやナトリウムなどのミネラル分を制限する
- カロリーや必須栄養素は適切に確保する
市販の療法食(腎臓サポート食)は、これらの点を考慮して作られています。獣医師と相談しながら、適切な療法食を選ぶことが大切です。
また、食事の量や与える回数も工夫が必要です。
- 少量を頻回に与える(1日3〜4回に分ける)
- 食べ残しがないよう、1回量を調整する
- 体重の変化を見ながら、総カロリーを調整する
このように、腎臓病の犬の食事は、量と質の両面から管理することが求められます。
療法食を食べてくれないときの対応
療法食は味や食感が普通のドッグフードとは異なるため、食べてくれない犬もいます。そのような場合は、以下のような工夫を試してみてください。
- 温めることで、香りと食感を変える
- さつまいもなど、好きな野菜や果物を少しだけ加える
ただし、カリウムの多いさつまいもは与え過ぎに注意が必要です。あくまでもトッピング程度の量にとどめ、療法食が主体となるようにしましょう。
また、腎臓病が進行していくと食欲不振が強くなり、食事の工夫だけでは対応が難しいこともあります。その場合は、流動食や経鼻チューブでの強制給餌など、別の方法を考える必要があります。
腎臓病の犬の食事は、病気の段階に合わせて変えていく必要があります。日頃から犬の食欲や体重の変化に注意し、かかりつけの獣医師とよく相談しながら、最適な食事療法を実践することが大切です。
犬の腎臓病を予防する方法は?
残念ながら、犬の腎臓病を完全に予防することはできません。しかし、日頃から腎臓に負担をかけない生活習慣を心がけることで、腎臓病のリスクを減らすことはできるでしょう。
ここでは、腎臓病を予防するための3つのポイントを解説します。
栄養バランスに気をつける
腎臓に負担をかけない食事は、腎臓病の予防に役立ちます。具体的には、以下のような点に気をつけましょう。
- 塩分を控えめにする
- 新鮮な水をいつでも飲めるようにする
- おやつや人間の食べ物は控える
- 栄養バランスの取れた高品質のドッグフードを与える
また、肥満は腎臓に負担をかけるだけでなく、他の病気のリスクも高めます。適正な体重を維持することも大切です。
定期的に健康診断を受ける
腎臓病は初期段階では目立った症状がないため、健康診断で早期発見することが重要です。特に、血液検査と尿検査は腎機能の評価に欠かせません。
- 血液検査では、腎臓の老廃物であるBUNやクレアチニンの値から腎機能を評価します。
- 尿検査では、尿比重や尿タンパクを調べることで、腎臓の濃縮力や障害の有無を確認します。
健康診断の頻度は、犬の年齢や健康状態によって異なります。
- 若い健康な犬は、年1回程度
- 7歳以上の高齢犬は、年2回程度
- 既往歴や家族歴がある場合は、獣医師と相談して決める
定期的な健康診断を習慣づけることで、腎臓病の早期発見・早期治療が可能になります。
変わった様子がないか注意する
日頃から犬の様子を観察し、少しでも変わったことがあれば、獣医師に相談しましょう。特に、以下のような症状は、腎臓病の初期症状かもしれません。
- 水をたくさん飲むようになった
- 尿の量が増えた、または尿の色が薄くなった
- 尿のにおいが変わった
- 体重が減った
- 食欲が落ちた
犬は年齢を重ねるにつれて腎臓病のリスクが高まります。シニア犬は特に注意が必要です。
- 7歳以上の犬は、定期健診の頻度を上げる
- ちょっとした症状の変化も見逃さない
- 食事は腎臓に優しいものを選ぶ
愛犬の健康を守るためには、飼い主さんによる日々の観察と、獣医師による定期的な健康診断が欠かせません。わずかな変化も早めに獣医師に相談し、適切なケアを行うことが腎臓病の予防につながります。
もしものときの備えに「ペット保険」がおすすめ
愛犬が腎臓病と診断された場合、長期的な治療が必要となり、医療費の負担が大きくなることがあります。そのような「もしも」のときに備えて、ペット保険への加入をおすすめします。
ペット保険があれば、治療費の自己負担を軽減でき、愛犬に必要な治療を受けさせやすくなります。ここでは、ペット保険の概要と選び方のポイントを解説します。
ペット保険とは?
ペット保険の対象となる治療費は、主に通院・入院・手術の3つです。補償内容によって、この3つ全てをカバーする「フルカバープラン」や、入院と手術に特化した「入院・手術プラン」など、さまざまな種類があります。
また、補償割合(50%、70%など)や支払い限度額、適用範囲(病気、ケガ、先天性疾患など)も保険会社やプランによって異なります。愛犬の健康状態やライフスタイル、予算に合わせて選ぶことが大切です。
ただし、病気になる前に加入する必要があるので、元気なうちに検討することが必要です。
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例えば、補償を充実させたい場合は、通院・入院・手術の全てに上限なく補償される保険がおすすめです。
一方、保険料を抑えたい場合は、補償割合が低いものや、通院・入院・手術の補償に制限がある保険が選択肢となります。
このように、愛犬の状況に合わせて最適な保険を探せるのが「セゾン保険サービスのおすすめペット保険比較」の特徴です。
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ペット保険を選ぶポイント
ペット保険を選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
- 愛犬の種類、年齢、健康状態に合った補償内容か
- 支払い限度額(1日あたり、1回あたり、年間)は十分か
- 免責事項(補償対象外の治療)はどうなっているか
- 保険料は予算の範囲内か
- 信頼できる保険会社か
特に腎臓病の場合、長期的な通院や入院、高額な手術が必要になる可能性があるため、通院と入院の支払い限度日数と手術の限度額には注意が必要です。
ペットは大切な家族の一員です。「もしも」のときに慌てないためにも、ペット保険について考えてみることをおすすめします。
おわりに
愛犬の健康を守るためには、飼い主さんが腎臓病の症状や治療法、予防法について正しい知識を持つことが大切です。早期発見・早期治療に努め、適切な食事療法を行うことで、愛犬のQOL(生活の質)を維持しながら、大切な家族の一員として長く一緒に暮らすことができるでしょう。
万が一に備えて、愛犬に最適なペット保険に加入しておくことも検討してみてください。愛犬との幸せな日々を送るために、飼い主さんができることを一つひとつ実践していきましょう。
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