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「ペット保険はいらない」は本当?入るべき方の特徴や加入のメリット・デメリットを解説

「ペット保険はいらない」は本当?入るべき方の特徴や加入のメリット・デメリットを解説
セゾンのくらし大研究 編集部

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豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

ペット保険は本当に必要なのでしょうか?ペットの医療費は全額自己負担となり、高額になることもあるため、万が一の際の備えとしてペット保険に加入する飼い主が増えています。しかし、補償内容や制限事項、保険料などは保険会社によって異なるため、自分のペットに合った保険を選ぶことが重要です。この記事では、ペット保険が必要な方とそうでない方の特徴や、加入する際のメリット・デメリット、選ぶ際のポイントを詳しく解説します。あなたとペットに最適な保険選びの参考にしてください。

(本記事は2024年5月21日時点の情報です)

この記事を読んでわかること
  • ペット保険は、突発的な高額医療費への備えとして必要な方と、十分な貯蓄がある等の理由で不要な方がいる
  • ペットの治療費は全額自己負担であり、特に手術や入院では高額になることがある
  • ペット保険の補償内容は通院・入院・手術等が一般的だが、補償割合や限度額等の制限事項もある
  • ペット保険のメリットは治療の選択肢拡大や費用負担軽減等であるが、デメリットとして掛け捨てや補償範囲の狭さ等がある
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ペット保険はいらない?必要な方と不要な方

ペット保険はいらない?必要な方と不要な方

ペットの治療費は、飼い主にとって予期せぬ大きな出費になる可能性があります。ペット保険は、そんな万が一の際の経済的負担を軽減してくれる心強い味方です。一方で、ペット保険に加入しない選択をする飼い主もいるのが現状です。

ここではペット保険が必要な方と不要な方を見ていきましょう。

ペット保険が必要な方

大切なペットの健康を何より優先したいと考える飼い主にとって、ペット保険は強い味方になります。特に以下のような方は、ペット保険加入のメリットを強く感じられるはずです。

突然の出費に経済的不安がある

ペットが突然病気やケガをした際、高額な治療費の支払いに不安を感じる方は少なくありません。ペット保険があれば、そんな「万が一」の際の経済的負担を軽減できます。急な出費に対する備えとして、ペット保険は心強い存在といえるでしょう。また、慢性疾患であれば数年間の投薬治療となるケースもあり、突然の出費に備えるだけでは足りないこともあるでしょう。

ペットに適切な治療を受けさせたい

愛するペットの体調変化に素早く対応し、適切な治療を受けさせてあげたいと願うのは飼い主の本音ではないでしょうか。ペット保険に加入していれば、費用面の心配をすることなく、必要な検査や治療を速やかに行える環境が整います。治療法の選択肢が広がることで、ペットにベストな医療を提供しやすくなるのです。

ペット保険が不要な方

ペット保険は多くのメリットがある一方で、全ての飼い主に必要不可欠というわけではありません。

例えば以下のような方は、ペット保険を不要と感じるかもしれません。

ペットの医療費にかける十分な貯蓄がある

治療費を賄えるだけの十分な貯蓄があれば、ペット保険の必要性は低くなります。高額治療でも躊躇なく自己負担できる経済力があれば、あえて保険に加入して毎月の保険料を支払う必要はないでしょう。ただし、想定外の事態のリスクも考慮しておく必要があります。

ペット保険の補償内容に恩恵を感じない

ペット保険の補償内容を見て、自身のペットにはあまり恩恵を感じないと考える方もいるかもしれません。例えば、ワクチン接種や健康診断、不妊手術など、ペット保険の対象外となる項目は少なくありません。こうした補償の制限に不満を覚える飼い主にとっては、ペット保険の魅力は薄いといえます

ペットの治療にかかる費用はどのくらい?

ペットの治療にかかる費用はどのくらい?

ペットが病気やケガをした際、飼い主が気になるのがその治療費です。ペット保険に加入すべきかどうか検討する上でも、治療にかかる費用を把握しておく必要があるでしょう。ここでは、ペットの診療に必要な費用について詳しく見ていきます。

ペットの診療にかかる費用は全額自己負担

ペットが動物病院で診療を受けた場合、飼い主の負担を軽減する公的制度は存在しません。つまり、治療費の全額を飼い主が支払わなければならないのです。

大切なペットのために診療費を惜しむわけにはいきませんが、高額になった時のことを考えると不安を感じる飼い主も多いのではないでしょうか。

手術や入院など高額になることも

犬の年間診療費平均は0歳で約6万円、7歳では約10万円猫は0歳で約5万円、7歳で約7万円と年齢が高くなるほど高額になっています。ただしこれはあくまで平均値であり、手術や入院が必要なケースでは、一度の治療で数十万円の費用がかかることも珍しくありません。

例えば、犬の脳腫瘍の場合には年間平均診療費は約36万円、猫の腸閉塞の場合には年間平均診療費は約19万円になります。こうした高額治療は、飼い主の家計に大きな負担となるでしょう。

参考:アニコム動物白書2023

ペット保険の補償内容と制限事項

ペット保険の補償内容と制限事項

ペット保険への加入を検討する際、どのような治療や費用が補償されるのかを理解しておくことが大切です。同時に、補償の限度額や対象外となる項目など、制限事項についても把握しておく必要があります。

ここでは、ペット保険の補償内容と制限事項の2つについて詳しく解説します。

補償内容

ペット保険の基本的な補償範囲は以下の通りです。

  • 通院治療費(診察代、投薬代、処置代など)
  • 入院治療費(室料、食事療養費など)
  • 手術費(手術費、麻酔代など)
  • 検査費(レントゲン、CT、MRIなど)
  • 救急費
  • 治療に伴う医療器具代(装具代など)

これらの治療費について、通常70%~90%程度が補償されるのが一般的です。

さらに、オプションで以下のような項目をカバーできる場合もあります。

  • 歯科治療費(歯石除去、抜歯など)
  • 予防費(ワクチン接種代、犬猫ホテル代など)
  • ペットの死亡時の火葬・葬儀費

ただし、これらのオプション補償はプランによって異なるため、加入時に内容をよく確認しましょう。

制限事項

ペット保険には、補償の限度額や限度日数、免責金額・事由などの制限事項があります。

【補償限度額】

年間の補償金額に上限が設けられているケースが一般的です。例えば、年間の限度額が50万円と定められている場合、それを超えた治療費は自己負担となります。

【補償限度日数】

特に入院と通院では、補償の適用日数に制限がある場合があります。「入院60日」「通院90日」といった具合に定められ、限度日数を超えた分は自己負担になります。

【免責金額(自己負担額)】

1回の診療につき、一定の自己負担額(免責金額)が設定されていることがあります。例えば2,000円や5,000円などの免責金額が設定されている場合は、その金額を超えた分が補償の対象となります。

【免責事由(補償対象外)】

加齢による病気や先天疾患、歯科治療、飼い主の不注意によるケガなど、補償の対象外とされる項目は少なくありません。保険会社ごとにさらに細かな規定がある場合もあるため、契約時には必ず補償内容を確認しておきましょう。

ペット保険に加入するメリット・デメリット

ペット保険に加入するメリット・デメリット

大切なペットの健康を守るため、ペット保険への加入を検討している飼い主も少なくないでしょう。しかし、保険料の支払いなどを考えると、加入に二の足を踏んでしまう方もいるかもしれません。

ここでは、ペット保険のメリットとデメリットを詳しく説明します。

メリット

ペット保険には、飼い主とペットにとって大きな利点があります。ここでは、主な3つのメリットを取り上げます。

治療の選択肢が広がり早期回復につながる

ペット保険に加入していれば、費用面での心配を軽減できるので、ペットの体調変化に素早く対応できるだけでなく、ペットの症状に合った最適な治療法を選択することができます。早期発見・早期治療は、ペットの回復にもつながるでしょう。

ペットの治療費に対する不安を軽減できる

ペットの予期せぬ病気やケガによる治療費は、飼い主の家計に大きな負担となります。しかしペット保険で高額な医療費の一部を補填してもらえるため、経済的な不安を和らげることができます。大切なペットのために、安心して治療に専念できる環境が整うでしょう。

保険会社のサービスを利用できる

ペット保険の中には、獣医師への健康相談サービスや、提携動物病院の紹介など、付帯サービスを用意している保険会社もあります。これらのサービスを上手に活用することで、ペットの健康管理や病気の予防にもつなげられるでしょう。

デメリット

一方、ペット保険にはデメリットもあります。加入前に理解しておきたい2つの点を見ていきましょう。

掛け捨てのため支払った保険料は戻らない

ペット保険は基本的に「掛け捨て型」の保険です。つまり、ペットが健康で保険を使わなかった場合でも、支払った保険料は戻ってきません。長期的に見ると、保険にかける費用が無駄になるリスクもあるのです。

補償範囲が狭い

ペット保険の補償範囲は、一般的に「ケガと病気の治療」に限定されています。ワクチン接種や健康診断、避妊・去勢手術などは、多くの場合補償対象外です。このように補償の範囲が狭いことに不満を覚える飼い主もいるかもしれません。

加入の際には注意も必要

加入の際には注意も必要

ペット保険のメリットを理解し、飼い主とペットに合った保険に加入するのは賢明な選択といえるでしょう。しかし、加入の際には注意すべき点もあります。

病気やケガ、年齢などによって加入に制限がある

ペットの健康状態や年齢によっては、ペット保険への加入が制限される場合があります。特に持病がある場合や高齢の場合は、審査に通らないケースもあるでしょう。仮に加入できたとしても、既往症については補償対象外となることが一般的です。

ペットの年齢が上がるほど保険料も高くなる傾向にあります。シニア期に入ると、保険料が大幅に上昇する可能性があるため、長期的な保険料負担も考慮する必要があります。

また、保険会社によっては、高齢のペットの加入を受け付けていない場合もあります。

できるだけ若いうちからペット保険に加入しておくことで、将来的な保険料の負担を軽減できるでしょう。ペットが健康な時期に備えておくことが、賢明な選択といえます。

犬・猫以外の動物が加入できる保険は少ない

ペット保険の多くは、犬と猫を対象としています。ウサギやハムスターなどの小動物や鳥、爬虫類などを飼育している場合、加入できる保険の選択肢は限られてくるでしょう。

小動物向けのペット保険を取り扱っている会社もありますが、補償内容や保険料などをよく確認してから選ぶことが大切です。

保険加入後も待機期間がある

ペット保険に加入しても、すぐに補償が開始されるわけではありません。多くの場合、1~2ヶ月程度の待機期間が設けられています。この期間中に発生した病気やケガについては、たとえ治療費が発生しても補償の対象外となります。

また、待機期間中に発覚した病気については、その後も補償されない可能性が高いため、ペット保険への加入を検討する際は、待機期間の有無と期間についてもチェックしておきましょう。

ペット保険を比較検討する際のポイント

ペット保険を比較検討する際のポイント

ペット保険は、保険会社や商品プランによって補償内容や料金が大きく異なります。ご自身のニーズに合った最適なペット保険を見つけるには、複数の保険を比較検討することが重要です。ここでは、ペット保険選びで押さえておきたい以下の4つのポイントを解説します。

  • 補償内容をしっかりチェック
  • 制限事項に注目する
  • 保険料の違いを比べる
  • 保険会社の信頼性もポイント

補償内容をしっかりチェック

ペット保険の基本的な補償範囲は、通院費、入院費、手術費などです。これらがどの程度カバーされるのかを確認しましょう。

また、歯科治療やペットの火葬費用など、オプションで付加できる補償の有無も保険会社によって異なります。ペットの健康状態に合わせて、必要な補償を備えた保険を選ぶことが大切です。

制限事項に注目する

ペット保険には、補償内容に関するさまざまな制限事項があります。例えば、年間の補償限度額や、1回の診療における自己負担額(免責金額)などです。

また、先天性疾患や特定の病気が補償対象外となるケースもあります。これらの制限事項をよく理解した上で、自分のペットにとって適切な補償内容かどうかを見極めましょう。

保険料の違いを比べる

同じような補償内容でも、保険会社ごとに月々の保険料は大きく異なることがあります。ペットの種類や年齢によっても保険料は変わるため、複数の保険会社の見積もりを取り、保険料を比較することが重要です。補償内容とのバランスを考え、コストパフォーマンスの高い保険を選ぶことをおすすめします。

保険会社の信頼性もポイント

ペット保険を選ぶ際には、補償内容や保険料だけでなく、保険会社の信頼性も重要な判断材料となります。以下のような方法で、保険会社の安定性や対応の質を確認することができます。

【契約者数や代理店数、実績の確認】

保険会社のホームページや公開されている資料から、契約者数、代理店数、事業実績などを確認しましょう。これらの情報は、保険会社の経営基盤の安定性を示す指標となります。

【口コミや評判の確認】

ペット保険に関する口コミサイトやSNSで、加入者の評判を調べましょう。審査や保険金の支払いが迅速に行われているかどうかは、実際の利用者の声から判断することができます。

【第三者機関の評価の確認】

格付け会社や消費者団体など、第三者機関による保険会社の評価も参考になります。これらの情報は、各機関のウェブサイトなどで公開されています。

ペットの命に関わる問題だからこそ、信頼できる保険会社を選びたいものです。上記の方法などで情報を収集し、総合的に判断することが大切です。十分な比較検討を行い、ご自分のペットに最適な保険を選びましょう。

ペット保険を探すなら「セゾン保険サービスのおすすめペット保険比較」へ

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ペット保険は保険会社や商品プランによって補償内容や制限事項が大きく異なります。そのため、自分のペットに最適な保険を選ぶためには、複数の保険を比較検討することが重要です。

そんな時におすすめなのが、「セゾン保険サービスのおすすめペット保険比較」サービスです。セゾンブランドならではの信頼感と安心感のもと、数多くのペット保険商品の中からおすすめの商品を厳選。シンプルでわかりやすい比較結果を表示してくれます。

犬や猫はもちろん、鳥やウサギなどのエキゾチックアニマルに向けた保険も用意されているのが特徴です。条件を指定するだけで、ペットの種類や年齢に合った保険プランを簡単に探すことができます。

補償内容や保険料を一覧で確認できるので、自分の希望に合ったペット保険をスピーディーに比較検討できるでしょう。気になる保険が見つかったら、そのまま資料請求やWeb申し込みも可能です。

ペット保険選びで悩んでいる方は、ぜひ「セゾン保険サービスのおすすめペット保険比較」をお試しください。あなたの大切なペットを守るための、最適な保険が見つかるはずです。

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おわりに

ペット保険は、大切な家族であるペットの健康を守るために欠かせない存在です。突然の病気やケガによる高額な治療費に備え、ペットにベストな医療を提供するためにも、ペット保険への加入は賢明な選択といえるでしょう。一方で、補償内容や制限事項、保険料などは保険会社によって異なるため、ご自分のペットに最適な保険を比較検討することが重要です。ペット保険選びに迷った時は、「セゾン保険サービスのおすすめペット保険比較」をお試しください。あなたとペットに合った保険が見つかり、安心してペットとの楽しい日々を過ごせるはずです。

株式会社セゾンファンデックス(サイト運営会社)は株式会社セゾン保険サービスが取扱う保険の募集並びに関連するサービスの提供は行っておりません。

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