空き巣に入られた何をするべきなの?
空き巣に入られないための対策を知りたい!
このような疑問やお悩みをお持ちではないでしょうか。
空き巣に入られたら、頭が混乱して何をしたら良いのか分からなくなってしまいますよね。盗まれているものがないか気になり、自宅の隅々まで確認したくなる方も多いでしょう。しかし、空き巣に入られたばかりの自宅は、まだ犯人が潜んでいる可能性があるので危険です。速やかに自宅を出て、警察に通報するようにしましょう。
このコラムでは、空き巣の被害に遭ったときに取るべき行動を紹介します。重要度の高い内容から順番に説明していくので、ぜひ実践してみてください。
空き巣に入られたら取るべき7つの行動
空き巣に入られたときに、取るべき行動を7つ紹介します。重要度の高い行動から説明していくので、落ち着いて1つずつ行いましょう。
速やかに外に出る
空き巣に入られたことに気付いたら、すぐに家の外に出るようにしましょう。玄関の鍵が壊れていたり窓が割れていたりする場合も、部屋の中に入らない方が良いです。なぜなら、まだ犯人が部屋の中にいる可能性があるからです。
室内から物音がしない場合でも、犯人が息を潜めて隠れている可能性があるので、安心できません。犯人に遭遇したら最悪の場合、命に関わるリスクがあるため、部屋の中に留まるのはやめておきましょう。
警察に通報する
外に出たら、110番通報しましょう。「警察を呼んで勘違いだったら」と考え、通報するのをためらってしまうという方がいるかも知れません。しかし、空き巣が入ったときは、まず警察を頼りましょう。玄関の鍵や窓の破損程度でも、万が一のことを考えて対応することが重要です。
警察に電話をすると、何があったのか聞かれるので、空き巣に入られた旨を簡潔に伝えるようにします。氏名や住所の他、犯人を見たかどうかなど複数質問されるので、できる限り落ち着いて答えましょう。
通報後は、引き続き野外にて待機します。空き巣に入られたら「大切なものが盗まれてしまったのではないか」「実は空き巣ではないのではないか」などと考え、自宅の状況を確認したくなるかもしれません。しかし、空き巣に入られたときはご自身の安全を最優先に考え、自宅の中に入らないようにするのがポイントです。
被害の状況を確認する
警察が到着したら、被害状況を確認します。焦る気持ちがあってもひとりでは行動せず、警察の指示に従うようにしましょう。また、警察が被害の状況を正確に把握できるよう、勝手に物を動かさないようにするのも重要です。
自宅の中を隅々まで調べ、盗まれたものがないか確認してみてください。家族と同居しているなら、早めに帰ってきてもらいましょう。家族であっても、貴重品の保管場所は本人しかわからないケースがあります。そのため、警察がいるうちに帰宅してもらい、被害を受けていないか確認してもらうのが良いでしょう。
盗難届を提出する
所有物が盗まれたことが発覚したら、盗難届を提出します。警察が案内してくれるため、盗難届を提出したことがなくても問題ありません。どんなものが盗まれた場合でも盗難届を出した方が良いですが、特に以下の物品がなくなった場合は提出が必須です。
- 通帳
- キャッシュカード
- クレジットカード
- 印鑑
- パスポート
- 健康保険証
盗難届を提出すれば、万が一通帳やクレジットカードなどが悪用されたとしても、盗難された物だと判断されます。受理番号は、盗難届を提出した証拠になります。また、保険金を請求する場合は盗難届の受理番号が必要になるので、控えておくようにしましょう。
銀行やカード会社に連絡する
空き巣に入られたら、可能な限り早く銀行やカード会社に連絡しましょう。特に、以下の物品を自宅で保管している場合は早急な対応が必要です。
- 通帳
- キャッシュカード
- クレジットカード
これらは、見つからなかった時点で使用を停止するのがおすすめです。現物を盗まれていなかったとしても、通帳やカードの情報が盗まれている可能性があります。情報だけで不正利用されるリスクがあるだけでなく、犯罪に使用されると所有者が疑われてしまいます。
そのため、使用停止の手続きを早めに行うのが被害を最小限に抑えるポイントです。カード会社によっては、夜間でも電話を受け付けているところがあるので、連絡先を調べてみましょう。
保険会社に連絡する
空き巣によって損失が発生したら、火災保険や家財保険で補償される場合があるので、保険会社に連絡しましょう。空き巣によって受けた被害を保険会社に伝え、必要な手続きを行うことで補償してもらえます。
保険金の請求には、盗難届出受理番号が必要になるので、すぐに保険会社に伝えられるようにしておきましょう。補償内容は加入している保険によって異なるので、保険会社に問い合わせてください。
確定申告をする
盗難の被害に遭った時は、確定申告をすると所得税の一部が控除される可能性があります。特に、盗難被害が補償の対象になる保険に加入していなかったり保険金よりも被害額の方が大きかったりする場合は、確定申告をするべきか確認した方が良いでしょう。
控除される金額の計算方法は、以下の2つです。
(1) (損害金額+災害等関連支出の金額-保険金等の額)-(総所得金額等)×10%
(2) (災害関連支出の金額-保険金等の額)-50,000円
参照元:No.1110 災害や盗難などで資産に損害を受けたとき(雑損控除)
このうち、金額が高い方が適用されます。窓や鍵の破損といった自宅の修理費用も、所得控除の対象です。そのため、盗難被害の一覧だけでなく、自宅の修理代金の領収証なども保管しておくようにしましょう。会社員など普段確定申告をしない方は、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:確定申告のやり方を5つのステップで解説!提出方法や相談窓口とは?
【持家・賃貸共通】空き巣に入られないための対策6選
空き巣に入られないようにするには、自宅の防犯対策を強化するのが重要です。ここでは、持家と賃貸のどちらに住んでいる方でもできる空き巣対策を紹介するので、ぜひ行ってみてください。
外出時は必ず施錠する
自宅の外に出るときは、必ず鍵をかけるようにしましょう。玄関や窓の鍵が空いていると、空き巣が簡単に入れるようになってしまうので要注意です。ゴミ捨てやポストへの投函など、短時間で済む用事であっても施錠を怠らないことが大切です。簡単にできることではありますが、空き巣の侵入を防ぐのに効果的なので、こまめな施錠を心掛けましょう。
窓に防犯フィルムを貼る
空き巣は窓から侵入することがあるので、防犯フィルムを貼るのが有効です。防犯フィルムをはると窓が割れにくくなるので、ハンマーやバールといった工具で窓ガラスが破壊されるのを防ぎやすくなります。 ただし、防犯フィルムで窓を保護したとしても、確実に破損を防げるわけではありません。窓ガラスが割れるまでに時間がかかるようになるので、空き巣が侵入するのを断念しやすくなる効果があります。
窓に補助錠を付ける
空き巣に入られるのを防ぐには、窓に補助錠を付けるのが効果的です。空き巣は鍵の周辺の窓ガラスを工具で割り、解錠して侵入することがあります。補助錠を設置しておけば、備え付けの鍵を開けられても窓は開きません。空き巣は解錠したのに窓が開かないことで動揺し、犯行を諦める確率が高まるでしょう。
窓枠に設置する補助錠は、外から見えにくいのが特徴です。窓の外から解錠するには、補助錠の設置箇所を知った上で、再び窓ガラスを割らないといけません。窓ガラスを割る際は、大きな音がすることから犯行を目撃されるリスクを恐れ、侵入を断念せざるを得なくなるでしょう。
センサーを設置する
センサーライトや開閉センサーの設置は、有効な空き巣対策になります。センサーライトは、動いている人や物体に反応し、ライトが点灯します。開閉センサーとは、窓やドアの開閉を検知するセンサーのことです。自宅にセンサーライトを設置すると、空き巣を企んでいる人を見つけやすくなるだけでなく、牽制することも可能です。
ホームセキュリティのセキュアルなら、防犯機器をコンセントに差したり窓などに貼り付けたりするだけで簡単に防犯できます。月額1,078円で、以下の防犯機器を利用できるサービスです。
- Wi-Fi ゲートウェイ(1台):警報ブザーの鳴動・センサーの異常の通知
- 開閉センサー(3台):窓やドアの開閉や窓の振動を検知
- 人感センサー(1台):人の動きを検知
今ならお得な価格で購入できるキャンペーン中なので、ぜひチェックしてみてください。
防犯カメラを設置する
空き巣被害に遭わないよう、防犯カメラで家の周囲を監視しましょう。防犯カメラがあれば、空き巣に入られるのを未然に防げます。また、万が一空き巣に入られてしまっても、身元を突き止めやすくなるメリットもあります。
とはいえ、防犯カメラの設置費用や維持費を考えると、導入するのをためらってしまう方も多いのではないでしょうか。防犯カメラの設置が難しいなら、ダミーカメラがおすすめです。ダミーカメラでは映像の記録はできませんが、空き巣の抑止力にはなります。
近所の住人との親交を結ぶ
近所に住んでいる方と親交を結ぶと、空き巣に入られにくくなります。特に、仕事などで自宅にいない時間が多い方におすすめの対策です。近所の住人と仲良くなっておくと、自宅の周辺に不審者がいた場合に情報共有しやすくなります。
まずは、近所の人に挨拶をする習慣を身につけるようにしましょう。挨拶は、近所の住人との親交を結ぶ第一歩となります。また、普段見かけない人にも挨拶するのが効果的です。もし挨拶した人が下見に来ていた空き巣だった場合、犯行を抑止する効果が期待できます。
【持家】空き巣に入られないための対策2選
ここでは、持ち家に住んでいる方が実践できる対策を紹介します。持家の方は、庭に砂利を敷いたり防犯性の高い鍵に変更したりすることで、空き巣を未然に防げます。それぞれ詳しく説明していくので、ぜひ参考にしてみてください。
庭に砂利を敷く
庭に砂利を敷くと、アスファルトや土の上を歩いたときよりも足音が大きくなります。足音がしやすい砂利が周囲に敷かれている住宅は侵入に不向きと判断されるので、空き巣の被害に遭いにくくなります。
普通の砂利でも空き巣を防ぐ効果がありますが、より対策を強化したい場合は防犯砂利がおすすめです。防犯砂利は、踏むと大きな音が鳴るように作られています。足音が大きければ大きいほど住宅の周囲を歩いている際に見つかるリスクが高まるため、空き巣を防止する効果が期待できます。
防犯性の高い鍵に変更する
防犯性の高い鍵への変更は、非常に有効な空き巣対策になります。例えば、鍵を複雑な構造をしているディンプルキーに変更したり、ツーロックにしたりするのが有効です。鍵を使わずにピックなどを用いて不正に開けるピッキングの難易度が高まるため、空き巣が玄関から侵入しにくくなるでしょう。
また、ツーロックにすると、鍵穴がひとつしかない場合よりも空き巣が玄関の外に留まる時間を長くできます。空き巣は身を隠せない状況を嫌うので、玄関の鍵を増やして解錠までに時間がかかるようにするのも効果的な対策です。
【賃貸】空き巣に入られないための対策2選
マンションやアパートといった賃貸物件にお住まいの方の空き巣対策には、物件選びが重要です。効果的な空き巣対策を紹介するので、参考にしてみてください。
1階の部屋に住まない
部屋を選ぶときは、1階は候補から外すのがポイントです。賃貸物件の中でも1階の部屋は、エレベーターや階段を利用する必要がないので、空き巣が最も侵入しやすいです。窓からの侵入も容易なので、防犯を意識するなら2階以上の部屋がおすすめです。
賃貸物件にオートロックが設置されていると、1階でも問題ないと考える方もいるのではないでしょうか。しかし、空き巣は塀を乗り越えて入ってくることがあるので、必ずしもエントランスから侵入するわけではありません。
そのため、1階に住んでいる場合は、空き巣対策をしっかり行うのがおすすめです。窓に防犯フィルムを貼ったりセンサーを設置したりして、空き巣が侵入するのを防止しましょう。
防犯上好ましい環境の物件を選ぶ
引っ越しの際に部屋を探すときは、防犯上好ましい環境の物件を選ぶのがおすすめです。周辺環境が以下に当てはまる賃貸物件が該当するので、参考にしてみてください。
- 人通りが多い
- 街灯が多い
- 防犯カメラが多い
- 立ち話をしている人が多い
- 植木が少ない
防犯上好ましい環境かどうかは、候補となっている物件を実際に訪れて確認しましょう。
おわりに
空き巣に入られたら、速やかに外に出て警察に通報するようにしましょう。警察と被害状況を確認し、盗まれた物がある場合は盗難届を提出するのがおすすめです。空き巣への対処が完了したら、二度と被害に遭うことがないよう、対策を講じてみてください。窓に防犯フィルムや補助錠を付けたり、センサーを設置したりと、さまざまな方法で空き巣を牽制できます。
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