更新日
公開日

シロアリ対策を自分でしたい方必見!シロアリの予防法や注意点も紹介

シロアリ対策を自分でしたい方必見!シロアリの予防法や注意点も紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

執筆者
セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

このコラムでは、木造住宅にとって欠かすことのできないシロアリ対策についてご紹介します。シロアリが発生していることに気付かず、被害が深刻化すると最悪の場合、家の倒壊や建て替えが必要になるといった事態に陥ることもあるでしょう。そんなリスクを避けるためには、シロアリの被害について理解し、対策する必要があります。市販の薬剤などもご紹介するので、ご自身でシロアリ対策したい方は、ぜひ参考にしてください。

1.そもそもシロアリって?

1.そもそもシロアリって?

シロアリ対策の前に、まずはシロアリについて解説していきましょう。シロアリは、雑食性の昆虫で日本に生息するのは約20種類ほどとされています。中でも家に被害をもたらすシロアリは大きく分けると、ヤマトシロアリ・イエシロアリ・アメリカカンザイシロアリの3種類です。それぞれの特徴と発生時期についてご紹介します。

1-1.ヤマトシロアリ

ヤマトシロアリは、日本各地に生息し湿った木材などを好んで食べます。4~5月にかけて活動が活発になり、山林にある朽ち木、家や庭の土台で湿気のある腐りかけた木材の内部に棲み着きます。

被害の多い場所は、浴室や床下などの下部に集中します。3種類の中でも食欲旺盛なタイプではなく、被害はゆっくり進行するため、気が付きにくいといった傾向にあるシロアリです。

1-2.イエシロアリ

イエシロアリは、ひとつの巣に多くの数が棲み着き、少なくても5万匹、多いと100万匹の集団になります。イエシロアリは、6~7月にかけて活動が活発になり、床下や屋根裏、土の中などに地下道のある大きな巣を作ります。

古い木材を好むヤマトシロアリとは違い、新しい木材を好んで食べる傾向にあります。また、繁殖力が強く食欲も旺盛なため、被害が家全体におよび倒壊する恐れもあり、大変危険です。

1-3.アメリカカンザイシロアリ

1-3.アメリカカンザイシロアリ

アメリカカンザイシロアリは、乾いた木材の中に含まれるわずかな水分で生き抜くことができます。6~9月にかけて活動が活発になり、もともと日本にはいなかったタイプのシロアリですが、家具や木材などの輸入によって運び込まれたとされています。

ヤマトシロアリやイエシロアリと違い、土の中には巣を作らず加害した木の中に巣を作ります。他のシロアリのように蟻土や蟻道は作りません。また、アメリカカンザイシロアリは、環境湿度や温度変化の影響を受けにくいといわれています。

2.シロアリの対策は必要?

日当たりが悪く湿気の多い場所を好むシロアリは、床下や屋根裏などで発生すると1年も経たないうちに家をボロボロにしてしまいます。

シロアリは普段から目に付く場所で発生することはなく、侵食スピードも早いため、気付いた時には手遅れといった場合も多いでしょう。シロアリは事前に対策を行わないと、被害に遭ってからでは建物の修繕費や駆除費用がかさんで、想像もしなかった金額になることがあります。

基本的に木をエサとするシロアリは、日本に多い木造住宅では特に被害に遭う可能性が高いため、注意しましょう。また、一見シロアリの被害とは無縁と思われる鉄筋コンクリート造や、軽量鉄骨造も木材を使用している部分があり、木造住宅同様にシロアリの被害を受けることがあるため、予防対策が必要です。

3.自分でシロアリの被害を確認する方法は?

ここでは、シロアリの被害を確認する方法について説明していきます。

3-1.蟻道(ぎどう)の有無

3-1.蟻道(ぎどう)の有無

シロアリは地中から家の中へと侵入し、その時にトンネルのような道、蟻道を作ります。蟻道は、外にある切り株や杭、立木といった場所から家の中へ続くように作られているのです。蟻道がある家は、高い確率でシロアリが発生していると考えて良いでしょう。

3-2.羽アリの発生

4~7月頃の春から夏にかけて、羽アリが家周辺から一斉に飛び立つのを見かけることがあれば、家にシロアリが発生している可能性があるでしょう。

色の黒いヤマトシロアリの羽アリは4~5月の昼間、茶褐色のイエシロアリの羽アリは6~7月の夜にかけて、赤褐色のアメリカカンザイシロアリの羽アリは6~9月の昼間に一斉に飛び立ちます。羽アリの色の違いと飛び立つ時間の確認ができれば、家に発生したシロアリの種類まで推測可能になります。

3-3.木材部分の壁を叩くと空洞音がする

シロアリは光を苦手とする傾向にあり、明るい場所では木の内側だけを食べて表面部分を残すといった特徴があります。

そのため、シロアリの被害が進むと外観は何も問題がなくても、木の内側は空洞になっている場合がほとんどです。木材の表面を叩いて空洞音がする時は、シロアリの被害を疑いましょう。

3-4.建物の変化

holzfussboden

木を好むシロアリは、木材の内部を食べてしまうため、シロアリの食害が進んだ建物では、変化が見られる場合があります。

例えば、床板や畳がくぼんだように感じる、柱が下がる、建具の立て付けが悪くなるといった状態の場所があれば、1度シロアリの点検をしてみると良いでしょう。お風呂場や玄関などの湿度が高く、外からシロアリが侵入しやすい場所は、特に注意が必要です。

4.シロアリを寄せ付けないための予防法

ここでは、シロアリ対策として、シロアリを寄せ付けないための予防法についてご紹介します。

4-1.家のまわりに木材を放置しない

家のまわりに、シロアリのエサとなってしまう木材などを放置してはいけません。もしすでに植木から落ちた木片や段ボール、雑誌といったシロアリのエサになるものを置いている場合は、そのままにならないよう注意しましょう。「そのうち処分しよう」と思っている木材は、シロアリの格好のエサになってしまうのです。特に日当たりが悪くなりやすい北側の壁際には注意が必要です。

4-2.日当たりと風の通り道を確保する

4-2.日当たりと風の通り道を確保する

シロアリ予防には、日当たりと風の通り道を確保することも大切です。シロアリは、日が当たりにくい湿気の多い場所を好む性質があるため、家のまわりの風通しを確保し、湿度を抑えるような環境作りを行っていきましょう。

また、屋外だけでなく、家の中の風通しを良くすることも重要です。床下には通気口を設けて、調湿効果のあるものを設置するといった対策をしましょう。

4-3.水漏れや雨漏りを確認し対処する

半年から1年に1回ほどのペースで、水漏れや雨漏りを確認しましょう。何年も暮らしている中で、劣化によって起こる水漏れや雨漏りをしている場所は、水なしでは生きられないシロアリが好んで棲み着きます。

シロアリが侵入するのを防ぐためにも、水漏れや雨漏りしている場所を見つけた時は、早めに対処することをおすすめします。

5.シロアリ対策には市販の駆除薬剤も効果的?

シロアリ対策をご自身で行うのに、市販の駆除薬剤を使用する方法も効果的といえるでしょう。シロアリ対策の薬剤は、シロアリ予防・駆除目的のどちらかによって選び方は違います。ここでは、選び方のポイントに加え、おすすめの駆除薬剤もご紹介していきます。

5-1.成分チェックも必要

シロアリの駆除薬剤を選ぶ時のポイントとして、成分チェックも大切です。安全性の高いものであれば、ネオニコチノイド系の薬剤を選ぶのが良いでしょう。昆虫のみに作用するため、人やペットなどには安全とされています。

ピレスロイド系の薬剤は、蚊取り線香などにも含まれている成分で、意外に身近な成分といえます。フェニルピラゾール系やフェニルピロール系の成分が含まれる薬剤は、高い殺虫力を見込める反面、人やペットに対しても強い毒性を発揮するため注意が必要です。薬剤は、家の状態と照らし合わせながら選びましょう。

5-2.駆除薬剤を散布・設置する場所は?

シロアリ対策のための駆除薬剤を散布・設置する場所は、シロアリの行動範囲や好む場所を見極めて決めるのが大切です。シロアリが発生しやすい床下や柱はもちろん、屋外にも設置します。木製のプランターや物置の下、ウッドデッキなど見落としがちな場所もしっかり予防していきましょう。

5-3.駆除薬剤をタイプ別で紹介!

ここでは、駆除薬剤をタイプ別で解説するとともに、おすすめの商品もご紹介します。

 設置タイプの駆除薬剤

設置タイプの駆除薬剤

最も手軽にシロアリの予防を行えるのが、設置タイプの駆除薬剤でしょう。シロアリをおびき寄せ、毒餌を持ち帰らせて巣をまるごと駆除できます。設置してから効果を得られるまでは、数ヵ月ほどかかりますが、手軽で安全な方法といえるでしょう。

設置タイプでおすすめの駆除薬剤は、イカリ消毒から販売されているシロアリハンターです。家のまわりに埋めたり、木材にテープで固定したりするだけのシロアリ駆除薬剤になります。薬剤を散布することや、スプレータイプでは手間だという方におすすめの方法です。

イカリ シロアリハンター 6個入

 スプレータイプの駆除薬剤

シロアリに食害された木材に、薬剤を噴射したり注入したりするスプレータイプもご自身で駆除するのに便利です。シロアリの被害に遭っている場所が明確な時は、即効性もあり効果的といえます。そのため、家の周辺でただシロアリを見たというだけでは、使用することはないでしょう。

スプレータイプでおすすめの駆除薬剤は、フマキラーが出しているシロアリジェットプロです。駆除と予防の両方に効果が期待できる薬剤で、ピレスロイド系の成分を使用しています。6ヵ月間も予防効果が持続し、木材の防腐効果成分も含まれているので、長期的に家を守るのに最適です。また、値段も比較的安く売られているため、まずは気軽に試したいという方におすすめの商品でしょう。

フマキラー シロアリジェットプロ 450ml

 散布タイプの駆除薬剤

シロアリが発生した場所に、粉末や液体を散布するタイプの駆除薬剤も効果が期待できます。予防または駆除のどちらにも高い効果が見込め、専門会社による駆除工事でも多く用いられている薬剤です。ムラなく全体に散布する必要があるなど、少し扱いが難しい場合もある一方で、その分高い効果を見込めるといったメリットもあります。

散布タイプでおすすめの駆除薬剤は、吉田製油所から出ている白アリミケブロックです。ネオニコチノイド系の成分を使用しているため、ご家庭でも安心して利用することができます。

また、日本しろあり対策協会や日本木材保存協会などが認定している製品でもあり、安全性さらには効果の信憑性も高いといえるでしょう。駆除・予防の効果だけでなく、木材の防腐効果も期待できるので、とてもおすすめの薬剤です。

吉田製油所 白アリミケブロック 400ml

6.シロアリの被害を最小限に!チェックポイント

6.シロアリの被害を最小限に!チェックポイント

シロアリ対策を徹底していても、発生する場合があります。そのため、シロアリの被害が大きくなる前に定期的にチェックを行い、早期発見することも大切な家をシロアリから守るためには必要です。ここでは、シロアリの被害を見つけるための、チェックポイントについてご紹介します。

6-1.家のまわりをチェック

まず、家のまわりでチェックしたいのが、シロアリの蟻道の有無です。木材やコンクリートに沿って蟻道がある場合は、シロアリがいる可能性が高いので、早急に対処しましょう。

また、シロアリは湿気を好むため、風通しを良くするための換気口の入り口に物が置かれて塞がれていないかといったチェックもします。

6-2.床下のチェック

床下に入って確認できるのであれば、チェックしましょう。床下の湿気具合や配管からの水漏れ、木材が柔らかくなっているか、などをチェックしていきます。

6-3.屋根や屋根裏のチェック

6-3.屋根や屋根裏のチェック

シロアリというと床下の印象が強いですが、屋根や屋根裏にも発生します。木造住宅の場合、雨漏りが原因で濡れた木材が腐ることがあり、そのような木材をシロアリが食べ進めていくうちに、屋根裏にたどり着くケースもあるのです。そのため、屋根や屋根裏の状態のチェックも行いましょう。

7.シロアリ対策が必要な家とは

ここでは、シロアリ対策が必要な家について、それぞれ注意点を含めながらご紹介します。

7-1.木造住宅

シロアリの被害に最も遭いやすいのが木造住宅といえます。シロアリ被害の多い場所は、土台や柱などの木材部分です。そのような場所は、木造住宅を支える重要な部分のため、放置したままでいると深刻な劣化の原因になるだけでなく、最悪倒壊する可能性もあるでしょう。

7-2.新築から5年が経つ家

7-2.新築から5年が経つ家

新築だからしばらくの間は安心と考え、長らく注意を怠ってしまうこともあります。確かに新築の住宅であれば基礎などにシロアリ予防のための加工が施されることが多いでしょう。しかし、予防効果は一生続くわけではありません。

一般的には、基礎で施した予防効果は5年とされています。そのため新築から5年経過している場合、さらには10年・15年と放置している場合も1度シロアリのチェックをするのが良いでしょう。

7-3.鉄筋コンクリートの住宅も要注意

鉄筋コンクリート住宅もシロアリには要注意です。木造に比べると安全性は高いですが、コンクリートであっても木材を使用している部分まで、シロアリに到達されてしまえば被害に遭います。

8.一軒家の場合のシロアリ対策の費用を決めるポイント

一軒家の場合、シロアリ対策にかかる費用はどのくらいでしょうか。シロアリ駆除は、駆除する専門会社の種類やシロアリの被害規模によっても、費用の相場は変わります。ここでは、費用を決めるポイントについてご紹介します。

8-1.シロアリの種類

日本のシロアリ被害はヤマトシロアリ、そしてイエシロアリによるものが多く、どちらのシロアリも対策の方法が確立されているので、基本的には費用相場の範囲内で収まるでしょう。

しかし、外来種のアメリカカンザイシロアリによって起こる被害は、完全な駆除が難しい場合があります。被害の場所の特定も困難で、費用は高くなる可能性があるでしょう。

8-2.施工方法

シロアリの駆除には、直接薬剤を散布する「バリア工法」と毒エサを家のまわりに埋める「ベイト工法」があり、ベイト工法のほうが費用は高くなります。ベイト工法は、家の立地や環境によって行えない場合もあるので、専門会社に相談しながら進めると良いでしょう。

8-3.建物構造

シロアリ駆除の費用は、木造やコンクリート造、鉄骨など構造によっても変わります。シロアリ駆除を行うスタッフは、作業の前に床下に入り被害の状況を確認します。その際、床下に行くための点検口がない一軒家の場合、点検口を作るための工事費用が加算されることもあるでしょう。

9.自分では大変!シロアリ対策はプロに任せよう

9.自分では大変!シロアリ対策はプロに任せよう

日頃から行えるシロアリ対策をお伝えしましたが、ご自身で行うには限界があります。また、シロアリの被害が大きくなる前に対処したいという方は、プロに任せるのもおすすめです。

くらしのセゾンが提供する「害虫駆除」は、ご家庭のシロアリ、ゴキブリ、ハチ、ムカデ、ヤスデなどの害虫、ネズミやハトをはじめとした害獣の駆除サービスです。施工場所は「床下」、「天井裏」など、日常で目にしない箇所が多いため「分かりやすい説明」を心掛けております。また、使用する薬剤は人と環境に配慮した安全性の高い低臭性の製品を使用するため安心してご利用いただけます。ご要望に合わせて防止策もご提案しますので、お気軽にご相談ください。

害虫駆除の詳細はこちら

おわりに

シロアリ対策についてご紹介しました。家族全員が安心して暮らすためにも、充分なシロアリ対策が必要です。今回ご紹介したポイントを踏まえて、ご自身でシロアリ対策を行うのも良いでしょう。ご自身では大変という場合は、シロアリ対策のプロへ相談するのもおすすめです。シロアリの被害を大きくしないためにも、家の状態を確認しながらシロアリ対策を徹底していきましょう。

よく読まれている記事

みんなに記事をシェアする

ライフイベントから探す

お悩みから探す

執筆者・監修者一覧

執筆者・監修者一覧

セミナー情報

公式SNS

おすすめコンテンツの最新情報をいち早くお届けします。みなさんからのたくさんのフォローお待ちしています。