「バッグに入れていたはずの鍵がなくなって焦っている」「車の鍵をなくしたときの対処法は?」といったことが起きた時はどう対応すれば良いでしょうか?家や車などの鍵をなくしたら、日常生活に支障をきたしてしまうので、早急に解決したいはずです。
このコラムでは、鍵をなくしたときに取っていただきたい行動やケース別の対処法を紹介します。鍵をなくさないためのおすすめの対策も紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
鍵をなくしたら最初に取るべき2つの行動
鍵をなくしたらまずは警察に届け出て、その後に心当たりがある場所を探すのがおすすめです。それぞれ詳しく説明していくので、順番に行いましょう。
警察に届け出る
鍵をなくしたことに気づいたら、すぐに交番に連絡しましょう。なくした鍵が、届いている可能性があります。交番に鍵が届いていなかったら「遺失届出書」を作成することで、見つかりやすくなります。
遺失届出書には、なくした鍵の特徴を詳細に書くようにするのがポイントです。キーホルダー等の情報も詳しく記載すると、鍵を特定しやすくなります。交番に出向くのが難しい場合は、以下のような手段で届け出られることがあります。
- 電話
- インターネット
- メール
遺失届出書は本人確認書類などがなくても提出できるので、鍵をなくした当日に手続きを済ませましょう。
商業施設や公共交通機関などで落とし物があると、数日後に警察庁の遺失物センターに届けられます。落とし物の中に遺失届出書に記載した内容と合致する鍵があったら連絡が入るので、受け取る方法を確認しましょう。地域ごとの遺失物は、以下のサイトに載っているので、チェックしてみてください。
また、鍵がなくなったときは盗難に遭った可能性も視野に入れ、最悪の事態を想定するのが重要です。悪意のある人に鍵が渡った場合は、空き巣に入られるリスクが高まってしまいます。以下の記事で空き巣に入られないための対策を紹介しているので、ぜひご覧ください。
空き巣に入られたら取るべき行動とは?もう被害に遭わないための10個の対策も紹介
心当たりがある場所を探す
遺失届出書の提出が済んだら、心当たりがある場所を探してみてください。公共交通機関を利用した場合は、鍵の落とし物がなかったか問い合わせるのがおすすめです。また、時間に余裕がある場合は、鍵をなくした日と同様のルートを辿ってみても良いでしょう。
鍵をなくした日に車を使ったなら、シートの下やドリンクホルダーなどに鍵がある可能性があります。思わぬところで見つかることがあるため、思い当たるところを全て確認することがポイントです。
また、バッグやポケットなど既に確認したところを再度チェックして見つかることがあります。バッグの中を確認する際は、中に入っているものを全て出した方が見つけやすいです。ポケットを調べるときは、裏返しにしてチェックすると良いでしょう。
このように、鍵をなくしてしまったら、さまざまなポイントを探す必要が出てきます。心当たりがあるところを全て探すには、手間と時間がかかってしまいますが、SNSで助けを求めるのはやめておきましょう。SNSは不特定多数の人が閲覧できるので、悪意を持った人に発信内容を見られてしまうリスクがあります。
助けを求めていないとしても「鍵をなくした」という情報が拡散されたら、住所を特定しようとする人が出てくる可能性があるので要注意です。鍵をなくしたときは防犯上のリスクが生じるのを防ぐため、SNSで発信しないようにしましょう。
【ケース別】鍵をなくしたときの対処法
鍵をなくしたときの対処法を、ケース別に紹介します。家や車の他、金庫やスーツケースなどの鍵をなくした際にすぐに対処できるよう、わかりやすく説明するので、ぜひお役立てください。
家の鍵をなくした場合
家の鍵をなくした場合は、持家と賃貸で対処法が異なります。それぞれ紹介していくので、ご自身に当てはまる方をチェックしてみましょう。
持家なら鍵を交換する
持家にお住まいの方は、鍵を交換するのがおすすめです。鍵が悪意のある人の手に渡ると、空き巣などのリスクが高まってしまいます。なくしたものと同じ形の鍵を作成するだけでは防犯上の問題が生じるので、シリンダーごと交換するほうがリスクを減らせます。分譲マンションの場合でも、鍵の交換が可能です。鍵を交換する際は管理組合の許可が必要なので、速やかに管理員や管理会社経由で連絡しましょう。
鍵の交換は、専門会社に依頼するのがおすすめです。専門会社なら、鍵に関する知識が豊富なので、最適な提案をしてもらえるでしょう。セゾンの駆けつけサービスでも、鍵トラブルの対応が可能です。年中無休で24時間受け付けているため、早急な対応が必要な場合はぜひお電話ください。
鍵を交換する際の費用については、以下の記事をご覧ください。
【保存版】鍵の修理を依頼する専門会社の選び方8選と費用を抑えるコツを紹介
賃貸なら管理会社の指示に従う
賃貸の場合は、玄関の鍵を自由に交換できないので、まずは管理会社に連絡してみてください。管理会社に連絡すると、どのような対応が必要か案内してもらえるので、指示通りに対処しましょう。管理会社に24時間対応のコールセンターがあれば、夜間でも対応してもらえます。
連絡先がわからなかったり、コールセンターが24時間対応しておらず、すぐに連絡できない場合は、専門会社に依頼しましょう。セゾンの駆けつけサービスは、鍵の開錠に対応できます。深夜や早朝でも対応できる場合があるため、利用を検討してみてください。
その後、管理会社やコールセンターの営業時間になったら、すぐに連絡するようにしましょう。
車またはバイクの鍵をなくした場合
車あるいはバイクの鍵をなくした場合は、自分名義かレンタルかによって対処法が異なります。それぞれの場合の対処法を紹介するので、参考にしてみてください。
自分の名義なら自動車販売店か鍵屋に依頼する
車あるいはバイクが自分名義なら、自動車販売店か鍵屋に依頼しましょう。鍵の作成費用を抑えたい場合は自動車販売店、対応の早さを重視する場合は鍵屋に相談するのがおすすめです。
自動車販売店に依頼すると、3,000円~15,000円で対応してもらえます。また、ディーラーなら「純正キー」と呼ばれる新車購入時と同等の精度の鍵を作ってもらえるのがメリットです。ただし、ディーラーに鍵の作成を依頼すると、1週間〜3週間かかってしまいます。
そのため、すぐに対応してもらいたい場合は、鍵屋に相談しましょう。鍵屋なら、即日対応できる場合があります。鍵屋に対応してもらう場合の費用相場は、13,000円~30,000円です。スマートキーやイモビライザーの場合は、対応してもらえないことがあるので、依頼前に確認しましょう。
このように、自動車販売店と鍵屋では特徴が異なります。鍵をなくしたときの状況を考慮し、どちらが適しているか検討しましょう。セゾンの駆けつけサービスでも車やバイクの鍵トラブルに対応可能です。最短即日対応できるので、お気軽にお電話ください。
レンタルならレンタカー会社の指示に従う
レンタルした車あるいはバイクの鍵をなくしたら、すぐにレンタカー会社に連絡しましょう。トラブル時の連絡先は、車内やレンタカー会社の会員証などに記載されています。車内に入れなかったり会員証がなかったりする場合は、レンタカー会社のサイトから連絡先を確認しましょう。
レンタルした車やバイクの鍵をなくしたときは自己判断で対処せずに、レンタカー会社の指示通りに対応するのがポイントです。レンタカー会社によってはスペアキーを持ってきてくれるため、問題を早期解決できる可能性があります。そうでない場合は、レッカーを手配して店舗まで運びましょう。
レッカー移動や鍵の交換が必要になると、追加費用が請求されます。また、鍵の紛失によりレンタル日数を超えた場合は、延長料金が発生することがあるため、早急な対応を心がけましょう。
金庫やスーツケースなどの鍵をなくした場合
金庫やスーツケースなどの鍵をなくしたら、メーカーや鍵屋に相談してみてください。メーカーなら、鍵屋よりも安価で対応してくれます。しかし、対応に時間がかかる場合があるので、お急ぎの方は鍵屋を利用するのがおすすめです。セゾンの駆けつけサービスは、鍵のトラブルに対応しています。即日サポートできる可能性があるので、まずはお電話にてご相談ください。
鍵をなくさないための対策4選
鍵をなくさないよう対策するなら、キーホルダーを工夫してみましょう。また、鍵を使わないという手段も有効なので、あわせて説明していきます。ここでは、4つの方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
鈴付きのキーホルダーを付ける
手軽に鍵の紛失を防止するなら、鈴付きのキーホルダーを付けるのがおすすめです。鈴付きのキーホルダーを付けておけば、鍵を落としたときに音が鳴るので、すぐに気づくことができるでしょう。
ただし、持ち歩いているときにも音が鳴ってしまうのが難点です。しかし、裏一方では鍵をなくしていないかを常に確認できるとも考えられます。鈴付きのキーホルダーは100円ショップで購入できるので、チェックしてみてください。
リールキーホルダーを付ける
普段バッグに鍵を入れている場合は、リールキーホルダーを付けてみましょう。バッグに取り付けておけば、キーホルダーが壊れて外れない限り、鍵をなくさなくなるでしょう。また、リールキーホルダーによって鍵が固定されるので、バッグの中を探す手間が省けるのもメリットです。100円ショップで入手可能なので、早速試してみるのはいかがでしょうか。
紛失防止タグを付ける
紛失防止タグは、落としてしまった鍵を見つける際に役立ちます。GPSやBluetoothを活用した製品があり、それぞれ異なる特徴があります。GPS機能付きの紛失防止タグを付けた鍵をなくした場合、数十メートル離れても検知できるのが特徴です。詳細な位置情報を把握するのは困難ですが、スマートフォンから大体の位置を把握できます。
Bluetooth機能が搭載された紛失防止タグは、登録したスマートフォンとの距離が遠くなると、音や光で警告してくれます。Bluetoothの届く範囲であれば、スマートフォンを操作して任意のタイミングで紛失防止タグから音や光を発することも可能です。
ただし、紛失防止タグは電池が切れたら機能しなくなってしまいます。そのため、紛失防止タグを使用する場合は、定期的に電池が切れていないかどうかを確認するようにしましょう。
キーレスにする
絶対になくしたくないなら、鍵を使わないという選択肢があります。例えば、家の鍵をスマートロックにすると、鍵を持ち歩く必要がなくなります。スマートロックでは鍵の代わりとして、以下が使われることが多いです。
- スマートフォン
- ICカード
- 暗証番号
- 指紋
スマートフォンやICカードを使うと、普通の鍵よりもなくしにくくなるでしょう。しかし、紛失のリスクを完全になくしたいなら、暗証番号式か指紋認証式のスマートロックがおすすめです。
スマートロックを導入する際は、購入や設置費用がかかります。また、電池が切れたり不具合が生じたりすることが絶対にないとは言えないので、その点も考慮して導入を検討しましょう。
おわりに
鍵をなくしたらすぐに交番に行き、遺失届出書を提出しましょう。その後、心当たりのある場所を探してみてください。持家の鍵をなくした場合は、なくしたものと同じ形の鍵を作成するのはおすすめできません。悪意を持った人にの手に渡ったら、空き巣に入られる危険性が高まってしまうので、鍵を交換するようにしましょう。自分名義の車の鍵をなくした場合は、ディーラーか鍵屋に対応を依頼することになります。
このように、なくした鍵の種類によって対処法が異なるので、状況に合わせて適切に対処するのが重要です。鍵をなくすと防犯上のリスクが生じるので、紛失を防止できるように対策してみましょう。