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パソコンでiPhoneのバックアップを取る方法3選!パソコンを使わない方法も紹介

パソコンでiPhoneのバックアップを取る方法3選!パソコンを使わない方法も紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

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セゾンのくらし大研究 編集部

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iPhoneのバックアップはこまめに取っておかないと、携帯端末の紛失や盗難などのアクシデントが起きた際に、大切なデータを失う可能性があります。バックアップの必要性は理解しているものの手順が分からず、つい後回しにしてしまっている方は、多いのではないでしょうか?

iPhoneのバックアップには、さまざまな方法があるため、どの手順で行うべきかは迷います。このコラムでは、パソコンを用いてバックアップを取る手順と、iPhoneを用いて行う手順をそれぞれ紹介します。加えて、バックアップがうまくいかない原因と対処法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

iPhoneのバックアップは定期的に取るのがおすすめ

バックアップとは、紛失や盗難に備えて携帯端末にあるデータのコピーを、別の場所に保管しておくことを指します。定期的にバックアップを取っておくことで、大切なデータを守れるでしょう。反対に、バックアップを取っていないと、以下のようなトラブルに見舞われる可能性があります。

  • 仕事の関係で必要な連絡先のデータが消えてしまう
  • 家族との大切な思い出の詰まった写真を失う
  • メールやLINEの履歴がなくなる

TIME&SPACE byKDDIのアンケートでは、約3割が「方法がわからない」という理由で、バックアップを取っていないという結果でした。さらに「面倒だから」や「気にしたことがない」という理由で、バックアップを取っていない方が、約4〜5割という現状です。

参照元:TIME & SPACE byKDDI

普段からバックアップを取る習慣を身に付けたり、自動バックアップ機能を利用したりすれば、常に意識をしていなくてもiPhone内のデータを守れます。iPhoneを紛失したり、内部データが破損したりした場合に備えて、バックアップは定期的に取るようにしましょう。

パソコンでiPhoneのバックアップを取る3つの方法

バックアップを取る方法は、大きく分けて2つのパターンがあります。パソコンを利用する手順と、iPhoneの操作のみで完結する手順です。ここでは、パソコンを用いたバックアップの手順を解説します。いずれの手順も難しくないため、バックアップを取っていない方は、ぜひ参考にしてみてください。

iTunes

「iTunes」は、Windowsのパソコン上で起動するiPhoneを、バックアップできるソフトです。パソコンにiTunesがインストールされていない方は、こちらからダウンロードしましょう。(ITunesのダウンロードはこちら)

iPhoneのバックアップを取る手順は、まずUSBケーブルでパソコンとiPhoneを接続します。「このコンピュータを信頼しますか」という表示が出た場合は、iPhoneにパスコードを入力し「信頼」をタップしましょう。

参照元:Apple|コンピュータを信頼するかどうか選択する

パソコンでiPhoneが認識できたら、下の画像のようなiPhoneのマークをクリックします。

接続したiPhoneを選択したら、下の画面のように「概要」を選択します。

最後に「今すぐバックアップ」をクリックすれば、バックアップ完了です。

iPhoneとiTunesを同期することで、iPhoneの音楽や写真などのデータを、パソコンで扱えるというメリットがあります。Windowsのパソコンをお持ちの方は、iTunesでバックアップを取ることをおすすめします。

参照元:Apple公式サイト

Finder

お手持ちのパソコンがMacの方は「Finder」を利用しましょう。基本的な機能は、iTunesと同じです。バックアップの手順は、まずUSBケーブルでiPhoneとパソコンを接続します。次に、デバイスを選択し、バックアップを取りたいカテゴリーを選択しましょう。下の画像の場合は「ミュージック」を選択しています。iPhone内のデータを一括で同期したい場合は、一番右の「一般」を選択しましょう。

カテゴリーを選択できたら「ミュージックを”iPhone”と同期」をクリックします。この表示は、カテゴリー名や設定されたiPhoneの名称によって変わるので注意が必要です。最後に、右下の適用ボタンをクリックすれば、バックアップが完了します。

参照元:Apple|Finder を使ってコンピュータと同期する

外付けHDD

iPhoneのバックアップに、パソコンの記憶容量を使いたくない方は、外付けHDDを利用すると良いでしょう。外付けHDDを利用するメリットは、パソコンの記憶容量を消費せずに、大量のデータを保存ができる点です。

無料で利用できるデータ転送ソフトの「Any Trans」を利用することで、HDDにiPhoneのデータを直接バックアップできます。バックアップを取るための操作方法は、以下のとおりです。最初に、Any Transをダウンロードして起動します。Any Transを起動できたら、USBでiPhone接続し「バックアップ管理」を選択しましょう。

最後に「フルバックアップ」を選択し「次へ」をクリックすると、iPhoneのデータがHDDへ抽出されます。

参照元:iMobie|AnyTransの使用方法

パソコンを使わずにiPhoneのバックアップを取る2つの方法

パソコンを利用せずに、iPhone端末のみでバックアップを取る方法を紹介します。場所を選ばずバックアップが取れるため、よりお手軽にデータの保存ができるでしょう。

iCloud

「iCloud」は、Apple社が提供するサービスです。iPhoneに備え付けられている機能であるため、簡単に利用ができます。iCloudを利用したバックアップの取り方は、以下のとおりです。

まず、ホーム画面にある歯車マークの「設定」をタップし、ユーザー名を選択します。次に「iCloud」をタップし、バックアップを取りたい項目のスイッチをオンにすることで、バックアップが開始します。

なお、有料プランに切り替えることで記憶容量を増やせる点が、iCloudのようなクラウドストレージサービスのメリットです。容量が足りない方は、プランの変更をおすすめします。

クラウドストレージサービスについては「iPhoneの写真をバックアップする8つの方法!無料で使えるサービスも紹介」にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

USB

USBを用いたバックアップは、Wi-Fiにつなげなくてもデータの保存ができます。直接、iPhoneに接続できるUSBを利用する方法です。USBを用いたバックアップは、以下のようなメリットが挙げられます。

  • 電源が不要
  • 場所を選ばない
  • 持ち運びが楽

USBにバックアップする手順は、以下のとおりです。まず、USBをiPhoneに接続し、バックアップを取りたいデータを開きます。次に、左下の「共有」をタップし「ファイルに保存」を選択しましょう。最後に、保存先のUSBを選択しデータを転送して完了です。

以上が、一般的なバックアップの取り方です。なお、バックアップ手順については、USBによって専用のアプリが用意されている場合があるので、詳しい操作方法は各製品に従いましょう。

6,000円前後で128GBの記憶容量を持つUSBを購入できるため、ランニングコストを考慮すると、コストパフォーマンスが高いバックアップ方法といえます。

iPhoneのバックアップがうまくいかない原因と対処法

バックアップがうまくいかない場合は、どのようにしたら良いのでしょうか?ここでは、バックアップの不具合の対処法を、パソコンを使う場合と使わない場合に分けて紹介します。

パソコンを使う場合

パソコンでバックアップを取るときに、ありがちなトラブルを紹介します。それぞれの原因と対処法を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

iOSのバージョンが古い

iPhoneのiOSやパソコンにインストールしてあるiTunesのバージョンが古いと、バックアップがうまくいかない可能性があります。この場合は、iOSとiTunesのバージョンを、それぞれ最新の状態へアップデートしましょう。

iPhoneのiOSのアップデートの手順は、以下のとおりです。最初に、Wi-Fiに接続していることを確認します。次に、ホーム画面の「設定」から「一般」をタップし「ソフトウェア・アップデート」を選択しましょう。最後に「ダウンロードしてインストール」をタップすると、最新版iOSのインストールが始まります。

続いて、iTunesのアップデート手順を見ていきましょう。iTunesを開き「ヘルプ」から「更新プログラムを確認」を選択します。

次に「iTunesをダウンロード」をクリックすることで、アップデートが開始されます。

参照元:SoftBank|iTunesのアップデート方法を教えてください。

パソコンの容量が不足している

パソコンの記憶容量に余裕がない場合は、iPhoneデータのバックアップが取れません。その他には、iPhoneのデータ容量が多すぎる場合も、うまくいかない要因の可能性があります。

対処法としては、外付けHDDやクラウドストレージサービスに、iPhoneのデータを転送する方法があります。そうすることで、パソコンのデータ容量の圧迫を避けられるでしょう。もうひとつの対処法は、パソコンやiPhoneの中にある不要なデータの削除です。バックアップを取る前は、不必要なデータを削除して整理しましょう。

セキュリティソフトがブロックしている

パソコンにインストールされているセキュリティソフトが原因で、iTunesが正常に動作できない可能性があります。セキュリティソフトの機能をオフにしてから、もう一度バックアップを試してみましょう。Apple公式サイトによると、セキュリティソフトが原因の場合、以下のような不具合が見られるようです。

  • iTunesがiPhoneを認識しない
  • バックアップや復元、アップデートなどの操作ができない
  • iTunes Storeに接続できず、コンテンツの購入ができない
  • iTunesを開けない など

このような不具合が見られたら、セキュリティソフトが原因の可能性があります。

参照元:Apple|セキュリティソフトウエアとの問題を解決する

コードが断線している

以上3つ以外の場合は、ケーブルが断線している可能性があります。もし、iPhoneの再起動を試したうえで接続不良が改善しない場合は、コードが断線しているかもしれません。対処法は、充電ケーブルの買い替えです。iPhoneと接続するコードの根元部分は、断線しやすいため取り扱いには注意しましょう。

パソコンを使わない場合

パソコンを使わずにiPhoneでバックアップを作成する際は、どのような不具合が発生する可能性があるのでしょうか?ここでは、よくある不具合の原因と対処法をそれぞれ紹介します。

クラウドストレージサービスの容量不足

クラウドソーシングサービスの記憶容量が、iPhoneのデータ容量より小さい場合は、バックアップを取れません。この場合は、不要なデータを整理してバックアップする容量を減らしましょう。他には、クラウドストレージサービスを有料プランに切り替える方法があります。なお、iCloudでは、無料プランで5GBまで使用できます。

iCloudのストレージを、iPhoneで確認する手順を見ていきましょう。まずホーム画面にある歯車マークの「設定」から「ユーザー名」を選択します。次に「iCloud」をタップすると右のiPhone画面のように、データ容量が帯グラフで表示されるので、残りデータ容量を確認しましょう。

なお、不要なデータは「ストレージ管理」から整理ができます。記憶容量が足りない場合は、有料プランに切り替えて、保存容量を増やしましょう。iCloudの場合、月々130円支払えば、50GB分の記憶容量を利用できます。ご自身が利用する記憶容量に合わせたプランの変更をおすすめします。

Wi-Fiに接続できていない

うまくバックアップを取れない場合は、Wi-Fiに接続できているかどうか確認してみましょう。ホーム画面にある「設定」から「Wi-Fi」を選択し、Wi-Fi接続済みのマークで確認できます。時間がかかったりバックアップが進行しなかったりする場合は、Wi-Fi回線に問題がある可能性があります。なお、モバイルデータ通信でバックアップを取ると通信量が跳ね上がるので注意が必要です。

Apple社のサーバーが落ちている

Apple社のサーバーが、システム障害やメンテナンスによってダウンしていると、iCloud経由でバックアップが取れません。システム状況でサーバーの状態をリアルタイムで確認できるため、バックアップが取れない場合は確認してみてください。サーバーに不具合が起きていた場合は、復旧するまで待ってから、もう一度バックアップを試してみましょう。

おわりに

バックアップの操作について不安な方はセゾンの「スマートフォン修理」へ相談してみることをおすすめします。総務省登録修理業者であるため、信頼できるスマホ修理サービスです。バックアップなどのデータ管理以外に、画面の割れや水没などの故障にも対応しています。

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パソコンを利用しなくてもバックアップできるため、定期的にiPhone内のデータを保存するのがおすすめです。2ヵ所以上にバックアップを取っておくことで、不測の事態に備えられます。今までバックアップを取ったことがない方は、このコラムをぜひ参考にしてみてください。

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