「急な出費が必要になった」「給料日まで待てない」といった理由で、お金を借りたい方は多くいるでしょう。とはいえ、どのような方法でお金を借りられるのか、どの方法を選ぶべきかわからない方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは「すぐに借りたい」「低金利で借りたい」といったニーズ別にお金を借りる方法を紹介します。お金を借りたい方は、ぜひ申し込みをする前に読んでみてください。
- すぐにお金を借りるには、消費者金融やカードローンがおすすめ
- 低金利でお金を借りる方法は、JAやろうきん、カードローンがある
- 審査なしが良いなら従業員貸付制度や契約者貸付制度を利用する
すぐにお金を借りる主な方法3つ
すぐにお金を借りたい方には、以下の3つの方法をおすすめします。
- 消費者金融
- クレジットカードのキャッシング
- クレジットカードや信販会社のカードローン
それぞれの方法の特徴やメリット・デメリットについて順番に解説します。
消費者金融
消費者金融とは、個人に対して融資を行っている金融機関で、アコムやプロミスなどがあります。
消費者金融の特徴は、借り入れまでのスピードが速い点です。仮審査であれば数秒前後、本審査までの時間を含めても30分以内で終わる消費者金融が多いため、最短即日で融資を受けることができます。
加えて、アルバイトや派遣社員、主婦(主夫)でも安定した収入があれば申し込むことができるので、銀行や信用金庫よりもお金を借りられる可能性は高くなります。
一方で、銀行やクレジットカード会社など他の方法よりも金利が高くなる点には注意が必要です。消費者金融の上限金利は、おおむね年18.0%前後のため、借入金額が多かったり返済期間が長期化したりすると、多くの利息を支払わなければなりません。
クレジットカードのキャッシング
クレジットカードには買い物に使えるショッピング利用枠だけでなく、ATMなどを利用してお金を借りることのできるキャッシング枠を設けているカードもあります。
キャッシング枠が設定されているクレジットカードを持っていれば、最短即日で提携している銀行やコンビニのATMなどから利用枠の範囲内でお金を借りることができます。
さらに、WEBサイトからの借り入れの申し込みにも対応しているので、24時間いつでもお金を借りることができる点も魅力のひとつです。
ただし、カード会社の審査に通らなければ、カードにキャッシング枠は付帯しません。クレジットカードにキャッシング枠が付帯していない場合は、新たに審査の申し込みが必要なため、即日でお金を借りられないこともあります。
今すぐお金を借りたい方でクレジットカードをお持ちでない方には、指定の口座への振込キャッシングが可能な「SAISON CARD Digital(セゾンカードデジタル)」をおすすめします。デジタルカードのため、申し込みからオンライン上でのカード使用開始までの時間は最短5分です。クレディセゾンの公式アプリ「SAISON Portal」をダウンロードすればカード番号がわかるので、自宅にカードが届く前から使うことができます。ぜひ、この機会に申し込んでみてはいかがでしょうか。
SAISON CARD Digitalについて詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
クレジットカードや信販会社のカードローン
クレジットカード会社や信販会社では、カードローンと呼ばれるお金を借りることのできるサービスを提供しています。
カードローンはキャッシング専用のサービスのため、クレジットカードのようにショッピング枠は付帯しません。しかし、クレジットカードよりも金利が低いため、借入額が大きい場合や長く使い続けたい場合は、支払う利息を抑えることができます。
また、クレジットカードのキャッシング枠よりも高い限度額が設定されていることが多いので、収入が安定していて年収が高ければ100万円以上のお金を借りられる可能性があります。
金利の低いカードローンを探している方へおすすめしたいのがクレディセゾンのカードローン「MONEY CARD(マネーカード)」です。
MONEY CARDには、ご利用可能枠300万円で金利が年6.47%のコースと、ご利用可能枠200万円で金利が年8.47%の2つのコースがあります。審査に通れば、決められた金利でお金を借りることができます。
パソコン、スマートフォンから24時間申し込みが可能で、指定の口座への振り込みは最短数十秒で完了する振込キャッシングも利用できるため、大きな金額を借りたい方におすすめのカードローンです。
大きな出費が控えていてる方は、ぜひこの機会に申し込んでみてはいかがでしょうか。
MONEY CARDについて詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
低金利でお金を借りる方法2つ
消費者金融やクレジットカードのキャッシング枠でお金を借りる場合、金利が高くなりやすい点がデメリットです。負担を抑えるために低金利でお金を借りたい方には、以下の方法をおすすめします。
- JAやろうきんで借りる
- 銀行のカードローンで借りる
それぞれの方法を使う条件やメリットについて詳しく見ていきましょう。
JAやろうきんで借りる
JAやろうきんでは農業従事者でなくてもお金を借りることのできるローン商品を提供していますが、地域によって金利が変わるので注意が必要です。
例えば、JAネットローンを通してカードローンを利用する場合、JA横浜とJA山口県では金利が大きく変わります。
JAの店舗 | 一般型 | JA住宅ローン利用者型 |
JA横浜 | 年9.20%〜年11.60% | 年8.80% |
JA山口県 | 年3.15%〜年3.30% | 年1.85% |
また、JAで住宅ローンを利用している方は、金利が優遇されます。
申し込み自体はWEBサイト(JAネットローン)から可能ですが、ほとんどの場合、JA店頭にて本審査を申し込む必要があるため注意が必要です。
次に、ろうきんでお金を借りる場合、金利は低いですが、地域および組合員かどうかで変わります。
ろうきんの店舗 | 金利 |
中央労働金庫 | 年3.875%〜年7.075%(団体会員の構成員) 年4.055%〜年7.255%(生協会員の組合員および同一生計家族) |
中国労働金庫 | 年5.375%〜年8.75%(会員構成員) 年5.775%〜年9.275%(生協会員の組合員および同一生計家族) 年10.075%(一般会員) |
※いずれも変動金利です。
なお、原則、ろうきんの会員になるか個人会員として加入しなければならない地域のろうきんもあります。加えて、該当する地域に住んでいるか勤めている方でなければ、申し込みができないので注意が必要です。
参照元:JAネットローン、JAネットローン|よくあるご質問|本審査の申込みにはどのような方法がありますか。、中央労働金庫|カードローン(マイプラン)、中国労働金庫|カードローン「マイプラン」|金利
銀行のカードローンで借りる
銀行のカードローンでは、消費者金融やクレジットカードのキャッシングよりも低金利でお金を借りることができます。以下の表は主な銀行カードローンの金利です。
銀行 | カードローンの金利 |
みずほ銀行カードローン | 年2.0%〜14.0% |
楽天銀行スーパーローン | 年1.9%〜14.5% |
横浜銀行 | 年1.5%〜14.6% |
上限金利が14%前後のため、若干低い金利でお金を借りることができます。ただし、銀行は消費者金融よりも審査が厳しいため、他社からの借入額や借入件数が多いとお金を借りるのが難しくなるでしょう。
加えて、お金を借りることができるのは、最短でも翌営業日となります。
参照元:みずほ銀行|カードローンご利用限度額・金利|お借入金利、楽天銀行|カードローン、横浜銀行カードローン
審査なしでお金を借りる方法2つ
消費者金融や銀行などでお金を借りる場合は審査に通る必要があります。しかし、なかには審査なしでお金を借りる方法を探している方もいるのではないでしょうか。
そこで、審査なしでお金を借りる方法を3つ紹介します。
- 従業員貸付制度で借りる
- 生命保険の契約者貸付制度で借りる
- ゆうちょ銀行の自動貸付で借りる
それぞれの方法でお金を借りる方法について詳しく見ていきましょう。
従業員貸付制度で借りる
従業員貸付制度とは、一部の会社が従業員の生活支援や福利厚生の一環で導入しているお金を借りられる制度のことです。実際には審査なしではなく、社内で審査が行われます。ただ社内手続きによる審査のため、信用情報や借り入れ状況を確認されるわけではありません。
金利は法律によって決められていて、貸し付けた時期によって変わるので注意が必要です。
ただし、正社員でしか利用できないのに加えて、病気や怪我をした際の入院費や手術代、結婚式や葬儀の費用といった急遽あるいは一時的に出費が必要になった場合にしか利用できません。
参照元:国税庁|No.2606 金銭を貸し付けたとき|役員または使用人に貸し付けた金銭の利息について
生命保険の契約者貸付制度で借りる
生命保険を契約している方は、解約返戻金を担保にお金を借りることができる契約者貸付制度を利用できます。この制度では、一般的に解約返戻金の7〜8割相当分のお金を借りることができます。解約返戻金が100万円の場合は、そのうちの70万〜80万円の範囲内でお金を借りられるでしょう。
解約返戻金が多く受け取れるのは、終身保険、養老保険、学資保険のように保険期間が長かったり貯蓄性があったりする保険です。
この制度を利用しても生命保険を解約する必要はありません。しかし、返済ができずに借入残高が解約返戻金額を超えた場合は、生命保険が失効する恐れがあります。
これらの生命保険の保険料を長期間支払い続けている場合は利用を検討してみてください。
参照元:JCBカード|契約者貸付制度とは?生命保険でお金を借りるしくみとメリット・デメリット|1.生命保険の解約返戻金を担保にする
ゆうちょ銀行の自動貸付で借りる
ゆうちょ銀行が提供している貯金担保自動貸付も低金利でお金を借りることのできる制度です。貯金担保自動貸付では、担保定額貯金または担保定期貯金を担保とするため、利用者が限られます。
貸付金額の上限は預入金額の90%以内かつ総合口座1口座につき300万円までとなっています。
貸付金利は、担保定額預金が返済時の約定金利+0.25%、担保定期預金が預入時の約定金利+0.5%です。2024年2月時点の約定金利(定期貯金の金利)は0.002%のため、1%を下回る金利でお金を借りることができます。
参照元:ゆうちょ銀行|金利一覧|定期貯金、定期性貯金の金利の引き上げ(2024年1月15日実施)| 株式会社ゆうちょ銀行
お金を借りる時の注意点は?
お金を借りる時は、以下の5点に注意が必要です。
- お金を借りる時には基本的に審査がある
- 闇金からお金を借りるのは絶対にやめよう
- 消費者金融では年収3分の1までしか借り入れできない
- お金を借りる先は金利を確認しましょう
- 返済総額をシミュレーションしておこう
それぞれの注意点について順番に見ていきましょう。
お金を借りる時には基本的に審査がある
お金を借りる時には基本的に審査があり、主な審査項目として以下の4つがあります。
- 年収
- 勤務先
- 勤続年数
- 他社からの借入額および件数
審査では、返済能力の有無があるのかを確認されるため、無職の方が審査に通るのは不可能です。
また、年収の高さよりも安定した収入が重視されるため、年収の高い自営業者よりも毎月給与を受け取っているアルバイトやパートの方が審査に落ちにくくなります。
闇金からお金を借りるのは絶対にやめましょう
闇金からお金を借りるのは絶対にやめましょう。闇金とは貸金業としての登録をしていない違法な会社のことです。「審査なし」「どんな方でもすぐに貸します」とうたっている会社は、闇金の可能性が高くなります。
闇金とは、利息制限法および出資法の上限金利(年20%)を超える金利でお金を貸している会社です。
違法な金利でお金を借りると、あっという間に利息が膨らむので返済額が多くなります。さらに返済が遅れた場合、厳しい取り立てをされたり家族や会社にも連絡をされたりするため、どんなに困っていても利用してはなりません。
参照元:日本貸金業協会| 5 お借入れの上限金利は、年15%~20%です|解説
消費者金融では年収の3分の1までしか借り入れできない
消費者金融では総量規制により他社も含めた借入総額が年収の3分の1を超える借り入れはできません。例えば、年収300万円の方の場合、借入総額は100万円までとなります。よって、すでに他社から60万円を借りている状況でお金を借りる場合、40万円までの借り入れの申し込みしかできません。
また、総量規制の範囲内の申し込みであっても、審査を行う金融機関が基準を満たしていないと判断した場合はお金を借りられないことがあります。
なお、住宅ローンや車のローン、クレジットカードのショッピング枠などは総量規制の対象外です。
参照元:日本貸金業協会|1 お借入れは年収の3分の1までです
お金を借りる先は金利を確認しましょう
お金を借りるのであれば、貸付金利の低い方法を選ぶべきです。なぜなら金利が低いほど支払う利息が少ないからです。金利の高い金融機関で多くのお金を借りた場合、返済期間が長くなるため、利息を多く支払わなければなりません。
同じ500,000円を借りる場合でも金利が年18.0%と年15.0%では、支払う利息に数万円以上の差が発生します。
年18.0%で借りた場合の利息(58回払い) | 250,861円 |
年15.0%で借りた場合の利息(53回払い) | 185,725円 |
また、最初から多額のお金を借りることは難しいため、基本的には下限金利ではなく、上限金利の低い金融機関を選びましょう。
返済総額をシミュレーションしておこう
お金を借りる際には、あらかじめ返済総額をシミュレーションしておきましょう。シミュレーションにより返済総額を把握できるので、毎月の返済額や返済期間を確認して無理のない借り入れかどうかを判断しやすくなります。
一方で、返済シミュレーションをしなければ返済総額が想定以上に増えてしまう可能性があります。毎月の生活にも影響があるので、返済期間が長くなったり生活が苦しくなる事態は避けなければなりません。
おわりに
お金を借りる手段はいくつかありますが、優先したい目的によっておすすめの手段は変わります。すぐにお金を借りるなら消費者金融やカードローン、低金利で借りたいならJA・ろうきん・銀行カードローンなどがあります。また、消費者金融やカードローンなどでは、年収の3分の1までしかお金を借りられません。お金を借りた後に想定よりも返済総額が高くならないように事前にシミュレーションをして申し込みを行うことをおすすめします。