キャッシングを利用したいと考えていても、どのような返済方法や返済方式があるのか気になりませんか。返済について正しく理解していないと、余計な手数料がかかったり、支払い遅延を起こすなどさまざまなトラブルに巻き込まれるかもしれません。
本記事では、キャッシングの返済方法や返済方式、滞納によるリスクキャッシング利用時のポイントなどについて解説します。さらに、返済シミュレーションについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。キャッシングの返済について理解して、安全に利用しましょう。

キャッシングの返済方法3つ

キャッシングの主な返済方法は以下の3つです。
- 口座引き落とし
- ATM支払い
- 銀行振込
おすすめの返済方法は、手数料がかからない口座引き落としです。その他の返済方法は手数料がかかる場合があります。それぞれの返済方法について、詳しく説明します。
口座引き落とし
口座引き落としは、毎月の指定日に返済額を銀行口座から自動で引き落とされる返済する方法です。口座にお金を入れておくだけなので、返済し忘れる心配はなく、基本的に手数料はかかりません。
ただし、ショッピング利用分とキャッシング利用分で締め日と支払日が異なる場合があるので注意してください。理解を深めるために具体例を見てみましょう。
締め日 | 引き落とし日 | |
---|---|---|
ショッピング利用分 | 毎月10日 | 翌月5日 |
キャッシング利用分 | 毎月末 | 翌月20日 |
締め日と引き落とし日がそれぞれ上記のように設定されている場合、キャッシングとショッピングのどちらも利用すると、翌月に2回引き落としがあります。普段はキャッシングを使わない方であれば、20日の引き落としを忘れかねません。そのため締め日と支払日はしっかりと確認しておきましょう。
ATM支払い
ATM支払いは、コンビニや銀行などにあるATMから返済する方法です。ATMは休日や夜間でも営業しているので、平日や日中は仕事などで忙しい方でも利用できます。
ただし、一部のコンビニATMでは利用できない場合もあるので注意してください。
また、ATMまで返済のために足を運ばなければならず、返済を忘れないようご自分で気を付ける必要があります。
銀行振込
銀行振込は、カード会社が指定する銀行口座へ返済額を直接振り込む方法です。この方法は24時間いつでもどこでも返済できる点が最大のメリットです。近隣にATMがなかったり、ATMの営業時間でなかったりしても返済できます。
ただし、カードによっては、銀行振込で返済する前に申し込みが必要な場合があるので注意してください。一般的にはWeb上から事前に振込日と振込金額を指定したうえで、それに沿って返済を進めます。なお、Web上ではなく、電話で手続きできるケースもあります。
キャッシングの返済方式2つ

キャッシングの返済方式は、大きく分けて以下の2つです。
- 一括返済:借入額と利息を一度にすべて返済する方法
- リボ払い:毎月一定の金額に利息を加えて返済する方法
返済方式によって総返済額が大きく異なるため、しっかり理解して計画的に利用してください。
一括返済
一括返済とは、借入額に利息を加えた総額を分割せずに一度で返済する方式です。
一般的に、借りた金額を月末で締めて翌月の指定日までにATMで振り込む、もしくは指定日に登録口座から自動引き落としされる2パターンがあります。
借り入れから返済までが短期間となるため、利息を最小限に抑えられるのが特徴です。キャッシングの金利は一般的に15.0〜20.0%前後と高い傾向にあるため、なるべく短期間で返済すれば総返済額を抑えられます。ただし、その分返済額も高額になるため、家計を圧迫しないように注意してください。
キャッシング一括返済シミュレーション
キャッシングを一括返済した場合、総返済額はどのようになるかシミュレーションしてみましょう。
なお、利息を求める計算式は、以下のとおりです。
- 借入金額×実質年率÷365日×借入日数
例えば、年利15.0%で15万円をキャッシングし、1ヵ月(30日)後に一括返済する場合のシミュレーションは以下のようになります。
- 15万円×15.0%÷365日×30日=1,849円
- 総返済額:15万円+1,849円=151,849円
計算式に当てはめれば、簡単に利息と総返済額が分かります。キャッシングを利用する前に総返済額を確認しておくと、滞納を防ぎやすくなるため安心です。
リボ払い
リボ払いとは、毎月一定の金額を返済する方式です。
借入残高に応じて返済額が決まる方式や、借入額に一定の割合をかけて返済額を決める方式など複数の種類があります。具体的には以下の3つです。
- 残高スライド方式:借入残高により月々の返済額が変動する返済方式
- 定額方式:借入残高に関わらず毎月一定の金額を返済する方式
- 定率リボルビング方式:借入残高に一定割合をかけた金額を返済する方式
リボ払いの仕組みを理解していないと、返済が長期化して総返済額が想定よりも大幅に増えてしまうリスクがあるので注意してください。
リボ払いの返済方式についてそれぞれ解説します。
残高スライド方式
残高スライド方式とは、借入残高により月々の返済額が変動する返済方式です。
具体的な金額はカードローン会社によって異なりますが、例えば以下のように設定されるケースがあります。
- 借入残高10万円までは月々4,000円
- 借入残高20万円までは月々8,000円
- 借入残高30万円までは月々12,000円
毎月返済していけば借入残高は減るため、それに応じて毎月の返済額も減少していきます。ただし、追加でキャッシングした場合は、再度返済額が増加します。
返済額はカードローン会社によって異なるため、借入残高がいくらから返済額がいくら変動するのか、追加で借り入れする前に確認しておきましょう。
定額方式
定額方式とは借入残高に関わらず、毎月一定の金額を返済する方式です。
定額方式は、さらに以下の2つの返済方式に分けられます。
- 元利均等返済:返済の元金と利息を合わせた金額が一定となる返済方式
- 元金均等返済:毎月の元金の返済額が一定となる返済方式
元利均等返済は、返済額を毎月一定にできるため返済計画を立てやすい点がメリットです。ただし、返済当初は返済額の中で利息の割合が多くなるため、元金が減るスピードが遅い点がデメリットです。
一方、元金均等返済は「毎月一定の元金返済+利息」が返済額となります。例えば、毎月1万円を返済する場合「1万円+利息」を支払うことになります。
元利均等返済よりも元金の減りが早いため、同条件で借入した場合の総返済額は元金均等返済のほうが少なくなる点がメリットです。
ただし、返済当初は元利均等返済よりも返済額が多くなります。
定率リボルビング方式
定率リボルビング方式とは、借入残高に一定割合をかけた金額を返済する方式です。
例えば、毎月5.0%の定率返済をした場合、返済額は以下のような計算となります。
- 借入残高1万円の場合「1万円×5.0%=500円」
- 借入残高5万円の場合「50万円×5.0%=2,500円」
- 借入残高10万円の場合「10万円×5.0%=5,000円」
さらに、定率リボルビング方式も以下の2つに分けられます。
- 元利定率返済:借入残高に一定割合をかけた金額を返済する
- 元金定率返済:「借入残高に一定割合をかけた金額+利息」を返済する
元利定率返済のほうが返済額を把握しやすいですが、元金定率返済のほうが早く完済できます。
キャッシングリボ払い返済シミュレーション
キャッシングをリボ払いにすることで、毎月いくらの返済額になり、完済までどの程度の日数がかかるのかシミュレーションしてみましょう。
今回は年利15.0%で15万円をキャッシングした場合のシミュレーションを行います。なお、計算上1ヵ月は30日計算で、リボ払いの毎月返済額は固定で8,000円とします。
【1回目の支払い】
- 15万円×15.0%÷365日×30日=1,849円(利息)
- 返済元金:8,000円-1,849円=6,151円
- 借入残高:150,000円-6,151円=143,849円
【2回目の支払い】
- 143,849円×15.0%÷365×30日=1,773円(利息)
- 返済元金:8,000円-1,773円=6,227円
- 借入残高:143,849円-6,227円=137,622円
3回目以降も同様の計算が続き、22回払い(総返済額171,986円)で完済となる計算です。
リボ払いでは利息部分が残高に上乗せされるため、残高の減少が少なく感じられます。借入額が多くなるほど返済の負担は大きくなるので、借りる前に必ずシミュレーションを行いましょう。
キャッシング返済時にかかる手数料

キャッシング返済時にかかる可能性のある手数料は、以下の3つです。
- ATMの利用手数料
- 銀行振込手数料
- 海外キャッシング利用時の手数料
返済前に手数料がどれくらいかかるか知っておけば、想定より支払いが多くなって驚くことがなくなります。それぞれどのような手数料か詳しく解説します。
ATMの利用手数料
ATMでの返済時に、所定のATM手数料がかかる場合があります。平日・休日や振込金額によって差はあるものの、おおむね110円〜330円(税込)ほどです。大きな金額ではありませんが、利用回数が多くなるほど無駄な支出が増えるためもったいないです。
銀行振込手数料
銀行振込手数料は、銀行振込で返済する場合にかかる可能性がある所定の手数料です。同じ銀行間であれば基本的に銀行振込手数料はかかりませんが、他行間だとかかるケースが多いです。振込前に手数料がいくらかかるか確認しておくとよいでしょう。
海外キャッシング利用時の手数料
海外キャッシングを利用した場合、現地の金融機関が指定する手数料がかかる場合があります。ただし、現地の金融機関に支払うわけではなく、後日請求時に合算されます。また、通貨の両替に伴う両替手数料も発生するので把握しておきましょう。
キャッシングを返済できない場合の5つのリスク

キャッシングは便利なサービスですが、返済できない場合には以下の5つのリスクがあります。
- 遅延損害金が発生する
- 利用を停止される
- 信用情報に傷がつく
- 一括返済を求められる
- 差し押さえを受ける
金銭面や生活に直結するリスクなので、しっかりと把握したうえで計画的にキャッシングを利用しましょう。それぞれのリスクについて詳しく解説します。
遅延損害金が発生する
キャッシングで借りたお金を返済できない場合、遅延損害金が発生します。
遅延損害金は利息制限法で金利の1.46倍と定められています。つまり、年利18.0%の場合は実質26.28%もの金利がかかってしまうのです。
さらに、遅延損害金は通常の利息と同じく遅延した日数分かかるため、返済が遅れるほど遅延損害金は高額になってしまいます。
利用を停止される
キャッシングの返済が遅れることで、キャッシングサービスの提供会社は新規利用を停止する処理を行います。その結果、お金を新たに借りたくても借りられない状態となってしまうのです。
まだ返済日は先だと勘違いして滞納してしまうケースは多いため、スケジュール帳に記載したり、スマートフォンでリマインダーを設定したりと工夫しましょう。
信用情報に傷がつく
キャッシングの返済が遅れると、その事実が金融事故として記録され、信用情報に傷がついてしまいます。
日本では個人の支払い能力を正確かつ迅速に判断するために、指定信用情報機関が信用情報を取りまとめ、各金融機関などと情報共有を行っています。
その結果、新たにローンの契約を行ったり、別会社のクレジットカードを作ったりする際の審査に通りにくくなるのです。
一括返済を求められる
キャッシングの滞納期間が長くなることで、リボ払いではなく一括返済を求められるケースがあります。
借入額にもよりますが、毎月の返済が滞っている場合、一括返済には対応できない可能性が高いでしょう。
なお、滞納後すぐに一括返済を求められるわけではありません。一括返済を求められる前に、なるべく早いタイミングで滞納分を返済しましょう。
差し押さえを受ける
キャッシングの返済を滞納すると、電話連絡が入ったり、督促状が送付されてきたりします。
さらに、その後も滞納を続けると、内容証明郵便が送られてきます。内容証明郵便は「いつ、誰が、誰宛に、どのような内容を送ったか」を日本郵便が証明するものです。一般的には裁判の前段階と考えてください。
内容証明郵便による支払い督促にも応じない場合、裁判所によって財産を差し押さえられてしまいます。
給与なども差し押さえの対象となるため、生活の立て直しが困難になるでしょう。差し押さえを受けるような段階になる前に必ず返済してください。。
キャッシング利用時に押さえておくべき4つのポイント

返済できないような状態にならないためにも、キャッシング利用時には以下の4つのポイントを押さえましょう。
- 事前に金利を確認する
- 返済計画を立てる
- 繰上げ返済を心がける
- 利用するのは一社に絞る
ポイントを理解すれば、安全にキャッシングを利用できます。
それぞれのポイントについて解説します。
事前に金利を確認する
キャッシングを利用する際には、事前に各キャッシングサービスの金利を確認しましょう。
キャッシングサービスを提供している会社や、借入をする金額によっても金利は異なりますが、キャッシング金利の目安は15.0〜18.0%程度です。
金利は返済期間が長くなるほど差が大きくなるため、借入期間も踏まえて検討してください。
返済計画を立てる
キャッシングを利用する際は、必ず返済計画を立てましょう。
特にリボ払いで返済する場合は、利息が上乗せされているため計算も複雑になります。毎月の返済額は一定であるため、それほど大きな負担になっていないと感じる方がいますが、長期的に見ると多くの返済額を支払っている計算になります。
借入希望額をもとに、一度シミュレーションをしましょう。
繰上げ返済を心がける
無理のない金額で、繰り上げ返済を心がけましょう。
繰り上げ返済をすれば月々の返済額が減り、返済総額も少なくなります。例えば、ボーナスなどが入って生活資金に余裕がある場合は、一部を繰り上げ返済に回すとよいでしょう。
ただし、なかには繰り上げ返済に手数料が別途かかるケースもあるため、あらかじめ確認しましょう。
利用するのは一社に絞る
キャッシングの利用は一社に絞りましょう。複数の会社から借入してしまうと、資金管理が難しくなり、返済遅延を発生させてしまう可能性があります。
また、キャッシングの金利もさまざまなので、なるべく金利の低いキャッシングを選ぶのがおすすめです。
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おわりに

キャッシングの返済方法や返済方式にはさまざまな種類があります。ご自身の状況にあわせて、支払期日に遅れないようにしましょう。
また、リボ払いで返済する際は、総返済額はいくらになるのか必ずシミュレーションを行ってください。完済までの期間や利息の計算が複雑なので、想定より返済期間が延びたり、総返済額が増えてしまう可能性があります。
キャッシングの返済が滞ってしまうと、遅延損害金が発生し、最後には財産を差し押さえられてしまいます。
とはいえ、キャッシング自体は急な出費に対応できる便利なサービスです。無理なく継続できる返済計画をしっかりと立てたうえで、安全に利用しましょう。
※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。