手書きの家計簿はお金の動きがよく分かる。長く続けるポイントを解説

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手書きの家計簿はお金の動きがよく分かる。長く続けるポイントを解説

家計簿をつけることは、お金の動きを把握して使い過ぎを防ぎ、さらに手書きの家計簿であれば自由にカスタマイズできるといったメリットがあります。

このコラムでは手書きとアプリとの違い、長く続けられる家計簿の選び方をご紹介したうえで、継続するコツやおすすめの家計簿をお伝えします。

1.手書きで家計簿をつけるメリットとは?

家計簿をつけるのが長続きしない、お金のやりくりがうまくできないという悩みがある方におすすめなのが、手書き家計簿です。手書き家計簿はお金の動きを把握でき、書き方を自由にアレンジできます。日記帳をつけている場合、家計簿と兼用できるのもメリットです。

ここでは、手書きで家計簿をつけるメリットについてご紹介します。

1-1.お金の動きを把握できる

手書き家計簿を一つひとつ記入していくことで、お金の動きが分かり、改善すべき点を明確に把握できるようになります。早い段階で無駄な支出が分かり、対処していくことができます

記入する作業や金額の計算に手間がかかりますが、あえて手間暇をかけることで家計と向き合うことができ、目標に向けた意識を高めることも可能です。

手書きの家計簿は家族との共有も簡単にできるため、一緒に見ながら家計について話し合えるというメリットもあります。

1-2.書き方の自由度が高い

手書き家計簿は書き方の自由度が高いのもメリットです。シンプルなものを選んで、必要な項目だけ記入することができます。

色分けしたりイラストを入れたりして、自分だけのオリジナル家計簿を作る楽しさも手書き家計簿の魅力です。家計簿をつけるのが長続きしないという方でも、飽きずに続けやすくなります。

忙しいときや書く項目が多くて記入が面倒なときは、レシートを貼って合計金額を書くといった対応も可能です。

1-3.日記帳と兼用できる

手書き家計簿は日記帳と兼用できるのもメリットです。お金の動きと一日の出来事を一緒に書いておけば、あとから見直してどのような出費だったのか思い出しやすくなります。予定やスケジュール表も兼ねて一括管理できるのも便利です。

スマホが当たり前になって手書きをする機会が少なくなっている現代では、手書きの家計簿はかえって新鮮で続けやすいかもしれません。

また、1日の終わりに家計簿をつける習慣がある場合、寝る前にスマホで家計簿をつけるのはブルーライトが睡眠に影響します。手書きの家計簿なら、そのような不都合はありません。

2.手書き家計簿とアプリとの違いは?

アプリでつける家計簿は計算の手間がなく、利用している方も多いのではないでしょうか。手書き家計簿との違いは、機能が多く便利な点です。

アプリの家計簿は自動計算やレシートの撮影で入力ができるものなど、便利な機能がたくさんあります。自分に合うアプリを選んで使いこなせれば、効率的に家計を管理できるかもしれません。

アプリは月単位の収支を集計してグラフにできるのもメリットです。不要な支出がわかり、倹約につなげることができます。

アプリは便利な点が優れているものの、便利な機能が多いほど初期設定が面倒なのが不都合な点です。機能が豊富になるほど、操作が難しく使いこなせないということもあります。アプリの操作自体が苦手という方もいるでしょう。

そのような方には、手書き家計簿の方が向いています。

手書き家計簿とアプリの違いを表にしましたので、参考にしてください。

家計簿の種類メリットデメリット
手書き家計簿・書くことで記憶に残りやすい
・カスタマイズしやすくオリジナルの家計簿が作れる
・細かい作業をするのが好きな人に向いている
・データが消える心配がない
・個人情報流出の危険が少ない  
・書くのが面倒
・グラフで見やすくできない
・計算しなければならない
アプリ・携帯してどこにいても入力できる ・機能が豊富で便利
・簡単に入出金を入力できる
・銀行口座などと紐づけて自動記録できる
・現金以外の決済が多い場合に向いている  
・操作が苦手だと続けられない
・お金を使った実感が乏しくなる
・個人情報流出の危険がある

3.続けやすい手書き家計簿の選び方

手書き家計簿にもさまざまなタイプがあり、長く続けるためには選ぶポイントが3つあります。まず、日別や週別など、記入したい内容に合わせてフォーマットを選びましょう。

また、よく使う項目など、記入したい項目があるか、使いたい機能が備わっているかも重要です。ここでは、長く続けられる手書き家計簿の選び方をご紹介します。

3-1.フォーマットで選ぶ

手書き家計簿は「日別」「週別」「月別」にフォーマットが分かれているため、どのような内容を記入したいか考えて選びましょう。

毎日の収支を細かく管理したい方には「日別」がおすすめです。その日の支出について、記憶が新しいうちに書き留めておきたい方に向いています。「来月までに〇円貯金する」「支出を〇円抑える」など具体的な目標がある場合は、細かく管理できる「日別」を選ぶと良いでしょう。

「週別」は忙しくて毎日家計簿をつけるのが難しい方向けです。1週間ごとに使う金額を決めることで、支出の管理がしやすくなります。

月別も忙しい方向けの手書き家計簿です。細かい家計簿は苦手だけど、お金の流れは把握しておきたいという方に適しています。これまで家計簿が続かなかったという方でも、月別であれば少ない負担で続けられるのではないでしょうか。

3-2.項目で選ぶ

手書き家計簿は書きやすいように項目が印刷されていますが、項目の種類は商品によってさまざまです。ご自身のよく使う項目があるものを選ぶようにしましょう。毎日の支出を詳細に把握したい場合は、項目が細かく分かれているものを選びます。

詳細な項目がある家計簿は、あとから見返したときに何に使ったのか分かりやすいのがメリットです。

ただし、書き込む項目が多く時間がかかるため、面倒になって続けられない原因にもなります。初めて家計簿をつけるときは最低限の固定費だけ記載されているものを選べば、手間を省いて続けやすくなります。

家計簿に使う項目は、毎月発生する固定費と、外食や交際費など日々の行動に応じて変動する変動費に分けられます。

それぞれ、どのような項目があるのかを表にしました。

<固定費>

住宅費家賃、管理費、住宅ローン、駐車代など
水道光熱費水道・ガス・電気代
通信費固定電話、インターネット接続料、携帯電話料金など
教育費学費や習い事の月謝など
保険料生命保険、医療保険、学資保険など
交通費通勤・通学の定期代など
税金国民健康保険料、国民年金など
その他新聞購読料、各種レンタル代など

<変動費>

食費食材の購入、外食代など
日用品費トイレットペーパーなどの日用品代
被服費洋服代、クリーニング代など
医療費医薬品、通院・入院費など
交際費飲み会代、冠婚葬祭の費用など
娯楽費映画鑑賞など趣味にかける費用
特別費家電購入や旅行代など
その他その他の少額な出費

固定費は毎月必ず発生する費用として、家計簿には必要な項目です。毎月大きく変動することはありませんが、光熱費は季節による変動があります。

各項目にそれぞれ具体的な内訳を記載しましたが、例えば住宅費は「家賃」「管理費」というように、項目を細かく分ける必要はありません。項目を詳細に分類しすぎると、家計簿をつける手間が増え継続できない原因になります。固定費としては最低限、表にある7〜8の項目を用意しておけば充分です。

変動費は生活の内容で変動する金額で、人によって家計簿には不要な項目もあるでしょう。出費が少ない項目は一つにまとめ、記入をシンプルにすることが大切です。

3-3.機能・デザインで選ぶ

今では便利な機能がついたさまざまな家計簿が販売されています。ポケット付きでレシートを入れておけるもの、日記や月間スケジュールが付いているものなどが便利です。レシートを入れておけば、あとからいつでも正確な金額が記入できます。

スケジュール帳が付いているものは、予定と支出を一緒に記載することで、余分な支出のチェックをできるのがメリットです。

また、手書き家計簿はデザインも豊富で、気に入ったデザインを選べば毎日の記載も楽しくなるでしょう。インデックスなどのシールが付いている商品もあり、毎日楽しみながら見やすい家計簿が作れます。

4.手書き家計簿を長く続けるポイント

家計簿をつけ始めても長続きしないという方がいます。長く続けるには、押さえるべきポイントがあります。まず、家計簿をつける目的を明確にすることが必要です。

目的が曖昧だと途中でつける意味が分からなくなり、面倒に感じてきます。長続きさせるためには、家計簿の項目をできるだけ少なくする、つけたあとに支出を見直すことなどが大切です。

ここでは、手書き家計簿を長く続けるポイントについてご紹介します。

4-1.家計簿をつける目的を明確にする

長く続けるには、家計簿をつける目的を明確にしなければなりません。家計簿をつけようと思うのには、何らかの動機があるはずです。

「無駄遣いが多く月末になるといつもお金が足りなくなる」「貯金できるようにやりくりしたい」など、目的は人それぞれです。それをより明確にして、家計簿をつけるための目標にしましょう。

家計簿をつけることの基本的な目的は、現状におけるお金の流れを把握して支出を抑えるということです。それを意識しながら、具体的な目標を達成するためにどうしたら良いか考えていきましょう。

4-2.項目はできるだけ少なくする

家計簿が続かない方の特徴のひとつに、項目を多くしすぎて作業を増やしていることが挙げられます。最初はやる気があるため、細かい項目を設定してしまいがちです。

何に使ったかを細かく把握しておこうとするのは良いのですが、手間がかかるため途中で面倒になることがあります。家計を厳密に管理しようと思っても、続けられなくなるのでは意味がありません。

項目はできるだけ少なくシンプルにして大きなくくりで分類すれば、手間なく家計簿をつけることができます。大きな分類でも、お金の流れは充分把握できます。

4-3.家計簿をつけたあとに支出を見直す

家計簿をつけたら、1ヵ月程度をめどに計算し、収支の状況を把握します。予定よりも支出が多い場合は、減らす方法を考えましょう。支出を減らそうと考える場合、まず先に変動費を減らそうと考えがちです。

しかし、もともと支出額の少ない変動費を減らそうとしても、それほど効果は上がりません。それよりも、生活費として予定している額の大きい固定費を抑えることで、総支出額を削減する効果がより高くなります。

固定費として支出を予定している金額を抑えることはできないか、検討してみてください。

4-4.ファイナンシャルプランナーに相談する

手書き家計簿をつけているけど、どうしてもうまくやりくりできないという方は、プロに相談する方法もあります。

セゾンカードでは、ファイナンシャルプランナーの相談が無料で受けられるセゾンのファイナンシャルアドバイスサービス を提供しています。資産形成や老後資金の悩みなど、幅広いお金の悩みについて相談が可能です。相談場所は自宅でもオンラインでも、ご都合の良い場所を指定できます。

何回相談しても無料で、担当プランナーの変更や女性プランナーの希望にも対応しています。手書き家計簿をつけても解決できない悩みがある方は、気軽に利用してみてはいかがでしょうか。

申し込みはWEBまたは電話(0120-221-344)からできるので、まずは気軽に問い合わせてみてください。

当サービスはセゾンカード会員限定です。セゾンカードをお持ちでない方は新規申し込み後にご利用できます。

5.手書き家計簿の具体的なつけ方

手書き家計簿を長続きさせるためは、つけ方にコツがあります。まず、目標を最初のページに書き、さらに1年の収支計画を記入しましょう。項目は生活に必要な費用は何かを考え、できるだけシンプルにして収入・支出をつけていきます。

手書き家計簿をつけるのは初めてという方、これまで長続きしなかったという方は、これからご紹介する方法を参考にしてください。

5-1.目標を最初のページに書く

手書き家計簿を用意したら、最初のページに目標を書き入れてください。自分の言葉で紙に書くことで、潜在意識に目標を刷り込むことができます。毎回家計簿を開くごとに目標が目に入り、家計簿をつける意欲が高まります。

目標はできるだけ具体的に書いてください。「1年で〇円貯金する」「秋の旅行代に〇円貯める」など、金額も必ず決めましょう。

5-2.1年の収支計画を記入する

次に、1年の収支計画を記入します。予定している収入と支出、どのくらいの貯蓄をするかなど、全体の計画を大まかに立てた計画表を作ります。 毎月の収支計画はそれに沿う形で行います。

そのあと、月ごとの固定費をざっと記載していきます。前年の記録があればそれを参考に、夏場や冬場に多くなる光熱費など、季節による金額の違いも考慮します。特別な支出が分かっている月があれば、それも記入します。

5-3.毎月の収入・支出をつけていく

毎月つける項目を作り、収入と支出を記載していきます。項目には毎月支出が決まっている固定費と、最小限の変動費を入れましょう。収入と貯金の項目も作成します。具体的な貯金の目標がある方は、達成に必要な金額をあらかじめ毎月の項目に記載しておくのもおすすめです。

家計簿は毎日つける必要はありません。支出や収入があった日につけたり、忙しい日は週末にまとめてつけたりするなど、ご自身が続けやすい方法で行いましょう。

6.手作りの手書き家計簿もおすすめ

市販の家計簿を使うのではなく、大学ノートなどを利用して手作りの家計簿を作るのもおすすめです。自由にアレンジして、自分向けの使いやすい家計簿が作れます。完全に自分仕様のオリジナルにすれば、毎月の収支がより管理しやすくなります。

作り方の一例をご紹介します。

  • 1ページを1ヵ月分として、真ん中に横線を引く
  • 上の段に年月と収入、毎月支払う固定費の決まっている金額をすべて記入する
  • 下のスペースに、その月の出費を日にち順に記載していく
  • 月末に1ヵ月分の集計をして、上段に書いた固定の支出額と下段の支出を合計する
  • 合計金額を収入額から差し引き、収支が黒字になっているかをチェックする

さらに、食費や日用品など支払いの多いものは、項目を分けて合計を出してみるとどのくらい支出があるのかがよく分かります。前月と比較して使い過ぎていないか、予定金額を超えていないかがすぐ分かり、翌月は支出を抑えるなど早い対応もできます。

また、光熱費は別に集計して毎月の変動をチェックすれば、使い過ぎている月を把握して節約できます。貯金額の項目を作って金額を書き込み、モチベーションを高めるのもおすすめです。

手書き家計簿のメリットは、使いやすいようにさまざまなカスタマイズができるところが挙げられます。インデックスを付けて見たいところをすぐ開けるようにしたり、マーカーを使って色分けしたり工夫してみると良いでしょう。

おわりに

手書き家計簿をつけることでお金の流れが分かり、余分な出費に気付いて修正していくこともできます。カスタマイズしやすい、日記やスケジュールと兼用できるなど、アプリにはないメリットも豊富です。

家計簿をつけるのが長続きしないという方は、項目をシンプルにする、週や月ごとに記入するなど、負担を少なくしてみると良いでしょう。

毎月のお金のやりくりを上手にしたい、貯金をもっと増やしたいと考えている方は、セゾンのファイナンシャルアドバイスサービスで相談してみるのもおすすめです。セゾンの独自基準をクリアした有資格者が、さまざまなお金の悩みにお応えします。

セゾンのファイナンシャルアドバイスサービスではファイナンシャルプランナーのご紹介だけでなく、相談の内容によってはマネースクールやその他のサービスのご提案も行っています。お金に関する相談に幅広く対応しているため、ぜひご利用ください。