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家計が苦しいときの対策は?やりくり上手になるためのポイントを解説

家計が苦しいときの対策は?やりくり上手になるためのポイントを解説
セゾンのくらし大研究 編集部

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豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

決して贅沢しているわけではないのに、「家計が苦しい」と感じることはないでしょうか?本記事では、お金のことで悩んでいる方のために、家計が苦しくなる原因と対策について説明します。

家計を改善するためには、収入を増やしたり、無駄な出費を抑えたりするのが有効です。自分で解決できないなら、適切な相談窓口に相談することも必要になります。お金の悩みを減らすためにできることを知っておきましょう。

この記事を読んでわかること

毎月の家計がギリギリで貯金もできない状況だと、不安になってしまうはずです。家計が苦しい原因としては、収入が少ないことや、お金の管理ができていないことが考えられます。無駄な出費が多ければお金の使い方を見直さなければなりません。
家計を改善するために、収入が増やせるなら増やすことを考えましょう。家計簿をつけてお金の管理をすることも必要です。住宅ローンの借り換えや、固定費の削減によっても家計改善の効果が得られます。家計が苦しいときには、お金のプロに相談することも考えてみましょう。

1.家計が苦しいと感じるのはどんなとき?

家計が苦しいと感じるのはどんなとき?

自分の生活費を管理している方は、「家計が苦しい」と感じたことがあるかもしれません。まずは、どんなときに家計に危機感を覚えがちなのか、よくある場面について見てみます。

1-1.銀行の引き落とし履歴・口座残高を見たとき 

通帳をチェックしたとき、家計の危機を感じる方は多いでしょう。お給料が入ったときには、「今月は節約して貯金しよう」と考えているかもしれません。

しかし、生活を切り詰めているつもりでも、通帳の残高はどんどん減っていき、貯金ができるだけのお金が残っていないことがあります。口座残高を見たとき、貯金に回すお金がなければ、「家計が苦しい」と感じるかもしれません。

1-2.出費が多いとき

日常の買い物以外に、急な出費があることもあります。たとえば、家電が壊れて買い換えが必要になったり、冠婚葬祭で交通費をかけて遠方に行かなければならなかったりすることもあるでしょう。

毎月かかるわけではない臨時の出費というのも、結構あるものです。出費が重なったときには、「家計が苦しい」と感じてしまうでしょう。

1-3.お金がないことを理由に何かを諦めるとき

誰でも、やりたいことはあるし、欲しい物もあるはずです。しかし、何をするにもお金が必要になってきます。

お金がないことで、旅行に行きたいのに無理だったり、欲しい洋服が買えなかったりすることもあるでしょう。お金のせいで何かを諦めないといけないときには、「家計が苦しい」と思ってしまうものです。

1-4.クレジットカードの利用明細書を見たとき

ネットショッピングなどでクレジットカードを使う場面も増えました。クレジットカードの場合、財布から現金が出て行かないので、いくら使ったかがわかりにくくなってしまいます。

クレジットカードの利用明細書が届いたとき、金額の高さに愕然とすることもあるのではないでしょうか?クレジットカードの利用明細書を見ると、「家計が苦しい」と思うかもしれません。

1-5.スーパーで値上がりしていないものを探しているとき

最近は物価が上がり、食品や日用品がどんどん値上げになっています。スーパーに行っても、値上げになっている商品は、買うのに戸惑ってしまうことがあるでしょう。

値上がりしていないものを探してしまい、「買えるものがない」とため息をついてしまうことはないでしょうか?思わず「家計が苦しい」とつぶやいてしまうかもしれません。

2.家計が苦しくなる原因

家計が苦しくなる原因

「家計が苦しい」と感じている方も、決して贅沢しているわけではないでしょう。ではなぜ家計が苦しくなるのか、その原因について考えてみます。

2-1.収入が少ない

いくら日々の生活を切り詰めても、世帯年収が低ければ家計は厳しくなってしまいます。2022年度(令和4年度)の「家計調査」(総務省統計局)によると、2人以上の世帯の消費支出の平均は29万865円です。平均的な家庭で、月に約30万円、年間で360万円の生活費が必要ということです。

会社員の場合、手取り360万円は年収460万円くらいです。それ以下の年収では、生活が厳しくなってしまうでしょう。

2-2.お金の管理ができていない

収入は少なくないけれど、お金の管理ができていない場合にも、家計は苦しくなってしまいます。出費を頭の中だけで管理するのは困難です。家計簿をつけて目に見える形にしておかなければ、お金を使い過ぎてしまうでしょう。

2-3.住宅ローンなどの返済が多い

住宅ローンは家計の中で大きな割合を占めるものです。住宅ローンの返済は必ず行わなければなりませんし、返済額を変更するのも簡単ではありません。住宅ローンの返済額が多い場合や、他のローンの返済がある場合には、どうしても家計が苦しくなってしまいます。

住宅ローンの見直しをお考えの方はクレディセゾンとiYellが提携している「住宅ローンの相談窓口」へ一度ご相談ください。無料で相談でき、最適なローンを提案してもらえます。

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2-4.保険料の支払いが多い

生命保険などの保険料の支払いが多いこともあります。保険は必ず入らなければならないものではありません。不必要な保険に入っていて、保険料が家計を圧迫していることもあるでしょう。

・保険の見直しにはセゾンのマネナビ

もしもの備えとして加入している保険ではありますが、保障内容を厚くし過ぎて保険料の支払いが高くなっては意味がありません。月々の固定費となる保険料は、重く積み重なり家計の大きな負担となるものです。また複数の保険に加入している家庭は、保障内容や特約が重複している可能性があります。ライフステージの変化とともにご自身にとって必要な保障内容は変わってくるので、定期的に適切な内容かどうかを見直してみましょう。

新商品や保険の仕組みを詳しく知りたい方には、ファイナンシャルプランナーへ相談するのもおすすめです。オンラインFPショップ「セゾンのマネナビは、ファイナンシャルプランナーに何回相談しても無料で対応してくれるサービスです。「加入している保険が適しているか」「自身に合った保障内容はないのか」など、早めに相談し見直してみましょう。

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2-5.光熱費が高い

電気代、ガス代、水道代といった光熱費は、毎月必ず発生する出費です。消費電力の高い家電をつけっぱなしにしたり、水を出しっぱなしにしたりしていると、光熱費も上がってしまいます。

家庭の中で特に電力消費量が大きい電化製品はエアコンや冷蔵庫です。これらの電化製品は使わないわけにはいかないかもしれませんが、設定温度を調整することで節電ができます。

参照元:家庭における消費電力量の内訳 | JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター

2-6.車の維持費がかかる

ガソリン代、駐車場代、自動車税、車検費用などの車の維持費が家計を圧迫していることも多いでしょう。車を使う目的や使う頻度を考えると、マイカーにこだわらなくても良い場合があります。必要なときだけ使えるカーシェアリングや配車サービスを利用するのもひとつの手段です。

2-7.携帯料金が高い

今や携帯電話は1人1台が当たり前です。毎月かかる携帯料金も、家計を厳しくする原因になってしまいます。

家族で別々の携帯会社を使っていたり、プランを気にせず高い料金を払っていたりしないでしょうか。携帯料金を下げるには、利用状況に合わせたお得なプランや格安SIM(スマホ)に切り替えることが必要です。

2-8.サブスクリプションサービスをたくさん使っている

動画や音楽の配信、食品、家具、サプリメントなど、サブスクリプションサービスを利用している方も多いでしょう。たとえ数百円程度のサブスクリプションでも、いくつも契約すると負担は大きくなります。サブスクリプション料金は毎月継続的にかかることもあり、よく考えて契約する必要があります。

3.無駄な出費として考えられるもの

無駄な出費として考えられるもの

家計を苦しくしてしまいがちなのが、あまり意識していない無駄な出費です。無駄な出費として考えられるものを挙げてみますので、心当たりがないか確認してみましょう。

3-1.外出先で購入する飲み物

外出中にのどが渇くと、ついコンビニや自動販売機で飲み物を買ってしまいがちです。「ペットボトルの飲み物なんて安いもの」と思って油断していることもあるでしょう。しかし、1日1回150円のペットボトルを購入すれば、1ヵ月で4,500円の出費になってしまいます。

外出時に水筒を持って行けば、飲み物代は抑えられます。外出先で購入する飲み物は、無駄な出費といえるでしょう。

3-2.話題の家電や掃除用品などの購入

今は便利な家電や日用品などがたくさんあり、インターネットで簡単に購入できます。テレビやSNSで話題になっているアイテムを、つい使ってみたくなる方も多いでしょう。しかし、好奇心だけでいろいろなものに手を出していると、余計な出費もかさんでしまいます。

買い物するときには、本当に必要かどうかを考えることが大切です。みんなが使っているからとか、話題になっているからという理由で購入しているなら、無駄な出費になります。

3-3.コンビニでの無駄遣い

時間つぶしについコンビニに立ち寄ってしまう人も多いのではないでしょうか。コンビニではいろいろなものが売っていて、限定商品やオリジナル商品などもあります。立ち寄ったついでに何か買ってしまうこともあるでしょう。

たとえ1回あたりの買い物金額は少なくても、頻繁にコンビニで買い物しているなら要注意です。ちりも積もれば、かなりの無駄遣いになってしまいます。

3-4.不必要な会費や定期購入などの支払い

さまざまなサービスの有料会員になっている方も多いはずです。有料会員になれば、たとえサービスを利用していなくても、毎月会費がかかってきます。たとえば、あまり通っていないジムの月会費は無駄な出費といえるでしょう。

会費と同じく無駄な出費となりがちなのが定期購入の支払いです。定期購入を申し込むと、毎月商品が届き、一定期間解約できないことがあります。効果が感じられないサプリなどは、年間通してみればかなり無駄な出費でしょう。

4.家計が苦しい状態から抜け出すための方法

家計が苦しい状態から抜け出すための方法

家計が厳しいなら、改善する方法を考えなければなりません。放置していると、貯金できないだけでなく、どんどんやりくりが厳しくなってしまいます。家計が苦しい状態から抜け出す方法を知っておきましょう。

4-1.世帯収入を増やす

収入を増やすのは、生活が苦しい場合に、効果的で手っ取り早い方法です。特に、世帯収入が少ない場合、節約だけでは家計の改善が難しいことがあります。

専業主婦の方は、パートに出ることも考えてみましょう。パートをしているけれど収入が少ない場合には、働き方を見直してシフトを増やせば、生活の足しになるかもしれません。

4-2.家計簿をつけてお金の動きを把握する

家計を改善するためには、無駄な出費を減らす必要があります。しかし、お金の管理をしていなければ、どこに無駄があるのかなかなか発見できません。

お金の動きを把握するために、家計簿をつけることが大切です。1ヵ月の出費を記録し、削れるところがないか見直してみましょう。

4-3.住宅ローンの借り換えを検討する

住宅ローンの返済額が多い場合、借り換えによって返済額を減らせる可能性があります。マイホーム購入当初に組んだ住宅ローンにこだわらず、さまざまな金融機関のローンを比較して、条件の良いローンに借り換えることを検討してみましょう。

住宅ローンを借り換えれば、金利を下げたり返済額を減らしたりすることが可能になります。団体信用生命保険の見直しができることもあります。

住宅ローンの借り換えに悩んだら、ローンアドバイザーに相談してみるのがおすすめです。iYell(いえーる)の住宅ローンの相談窓口は、住宅ローン借り換えの相談ができる窓口です。各金融機関の住宅ローンの中から、それぞれの家庭の事情に合った最適な商品を提案してもらえます。

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4-4.食費や日用品代を見直す

外食が多ければ食費がかさんでしまうため、なるべく自炊をしましょう。仕事の際にもお弁当を持参するようにすれば、食費は抑えられます。

買い物するときには、安いスーパーでまとめ買いをし、作り置きをしておきましょう。食材を余すことなく使える上に、毎日の調理時間を短縮できます。日用品は安いからといってストックし過ぎると、かえって無駄が多くなります。過剰な買いだめは避けましょう。

4-5.光熱費や携帯などの固定費を見直す

電気代を節約する基本は、こまめに電源を切ることです。出かける前にコンセントを抜くことを習慣にするだけでも、電気の使用量は抑えられます。電力会社を乗り換えることでも、電気代を今よりも安くできることがあります。

水道代は、水の出しっぱなしを防ぐことで節約できます。歯磨きしている間は水を出しっぱなしにしないなど工夫をしましょう。節水シャワーヘッドに交換することでも、水の使用料を減らせます。

携帯電話はプランの見直しや格安SIMへの乗り換えを考えましょう。使い方はそのままでも、契約プランを変えるだけで支出を減らせる場合があります。

4-6.保険などを見直す

固定費の削減として、保険の見直しもしたいものです。生命保険の場合、家族構成やライフステージに応じて必要な保障額は変わります。どの程度の死亡保障が必要かを計算し、保険料を下げられないか検討してみましょう。

自動車保険は毎年更新があるので、見直しもしやすくなっています。代理店型から通販型に変えるだけでも、かなり保険料が安くなることがあるので、検討してみましょう。医療保険に入っている場合にも、保障内容が適切かどうか見直してみるのがおすすめです。

オンラインFPショップ「セゾンのマネナビ」は、ファイナンシャルプランナーに何回相談しても無料で対応してくれるサービスです。「加入している保険が適しているか」「自身に合った保障内容はないのか」など、早めに相談し見直してみましょう。

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4-7.使っていないものを売る

使わなくなったものを売ってお金に換えると、家計の足しになります。今はフリマアプリを使って、手軽に不用品を売ることができます。自分にとっては必要がないものでも、必要としている人はいます。意外な不用品も売れることがあり、家計改善に役立つことがあります。

不用品を売って断捨離すれば、家の中もスッキリきれいになるでしょう。余計なものを買わなくなる効果も期待できます。

5.市町村の窓口やファイナンシャルプランナーに相談する

市町村の窓口やファイナンシャルプランナーに相談する

家計が苦しいときには、自分一人で悩まないで、どこかに相談することも大切です。家計の悩みを相談できる窓口について説明します。

5-1.自立相談支援機関の相談窓口に相談する

平成27年4月より、収入が減るなどして生活が苦しくなった方を支援する「生活困窮者自立支援制度」が開始されました。これにより、家計や仕事、生活の悩みを専門の相談員に相談できる窓口が各自治体に設けられています。

働きたくても働けない場合や、住む場所に困っている場合などは、お住まいの地域の窓口を確認し、相談してみることも考えましょう。

参照元:厚生労働省「自立相談支援機関 相談窓口一覧」

5-2. ファイナンシャルプランナーに相談する

家計が苦しいので改善したいけれど、自分でどう立て直したら良いかわからない場合、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのもひとつの方法です。

クレディセゾンでは、ファイナンシャルプランナーに無料で相談ができるオンラインFPショップ「セゾンのマネナビを提供しています。資産形成や老後資金の悩みなど、幅広いお金の悩みについて相談が可能です。相談内容に応じて、その分野に強いファイナンシャルプランナーの指名もできます。

自身の家計の状況を客観的に確認してもらうこともできるので、まずは気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

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おわりに 

家計が苦しいと感じたら、お金の使い方を見直してみましょう。日常的な節約以外にも、住宅ローンの借り換えや保険の見直しなど、できることはいろいろあります。お金の管理をきちんとすれば、家計を改善できることがあります。

お金は計画的に使うことが必要です。長期的なマネープランを考えたいなら、お金のプロに相談してみるのもおすすめです。やりくりに困らない家計の管理方法を知って、お金の不安をなくしましょう。

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