近年、在宅でできる副業も増えたことから「稼げる副業」が注目されています。これから副業を始めようと考える場合、どのような副業があるのか、どのような注意すべき点があるのかについて本記事で紹介しています。まずは本業の勤務先へ副業の可否について確認したうえで、自身に合った副業選びを進めましょう。
在宅でもできる副業が増えたことから、近年副業をする人が増えてきました。前提として、本業で副業が認められていることが必要です。スキマ時間を活用し、身体を動かす仕事やスキルを販売する仕事、専門性の高い仕事や投資系の仕事などさまざまな稼げる副業があります。注意点として、年間所得20万円を超えると確定申告が必要です。また、リスクの高い副業や、本業に支障をきたすような副業は避けましょう。これらのことを参考に、自身の得意分野を活かし本業に影響のない範囲で副業を選びましょう。
稼げる副業の特徴は?
稼げる副業には特徴があります。ここからは、稼げる副業についてその概要と、具体的な職種について解説していきます。
- 専門性が高い稼げる副業3選
- 身体を動かす稼げる副業3選
- 投資系の稼げる副業2選
専門性が高い稼げる副業3選
副業のうち、動画編集やWEBデザインなど専門性が高い仕事は比較的報酬が良いという特徴があります。最近ではパソコンを使った仕事も多くあるため、在宅勤務が可能なケースもあります。専門スキルの講師など、必ずしもパソコンを使わず専門性の高い仕事もあります。
- 動画編集
- アフィリエイト
- スキル販売
動画編集
副業でできる動画編集とは、商品やサービスなどのPR動画作成の仕事です。具体的には、結婚式などで使用する動画作成や、ユーチューバーが撮影した動画の編集があります。
専用ソフトを使いこなすスキルは必須であることと、納期を守るスケジュール管理と動画作成のセンスも必要です。センスは独りよがりになるのではなく、クライアントが求める動画のイメージを正確に表現するスキルが求められます。
アフィリエイト
アフィリエイトとは、ブログで情報を発信する副業のことです。ブログの閲覧数が多ければ多いほど、広告宣伝費としての収入が入る仕組みです。ブログ以外にも近年多いのはYouTubeの動画に広告を付けることです。
アフィリエイトは広告収入で成り立つため、広告が多くの人の目に触れるようブログや動画配信に工夫が必要です。完全に在宅でできる副業であり、一度ブログや動画を掲載すると自動的に収入を生む仕組みであることから、取り組みやすい副業であるといえます。
スキル販売
副業としてのスキル販売とは、自分が持っているスキルを商品として販売する内容です。スキルを販売できるアプリやサイトがあり、それを通じて依頼者を探す方法が多いです。主なスキルを販売する副業として、プログラミングやデザイン、恋愛相談や占いなど幅広いスキルを活かすことができます。
基本的にオンラインを活用したスキル販売が多いですが、家庭教師のように面談で行うスキル販売もあります。自身の保有するスキルやライフスタイルに合わせて、提供可能なスキルを販売してみましょう。
身体を動かす副業3選
身体を動かす副業として、フードデリバリーや運転代行、軽作業などの短期間のスポットバイトなどがあります。肉体労働の仕事は、体力が必要となり誰でもできるわけではないため、比較的報酬が良い傾向にあります。
また、いずれも単発での副業が可能であるため。本業の繁忙期を避けて自身の都合の良い時期に行うこともできます。
- フードデリバリー
- コンサートスタッフ
- 引っ越し作業員
フードデリバリー
フードデリバリーは、数時間から1日程度から始められるため、初心者でも取り組みやすい副業です。バイクや自転車での配達がメインであるため、副業しながら運動にもなります。慣れない間は、肉体的な疲労が溜まりやすいため、本業へ影響しない範囲の短時間から始めるようにしましょう。
コンサートスタッフ
副業としてのコンサートスタッフとは、観客の誘導やチケットのもぎり、会場の設営などが主な仕事です。立ち仕事がほとんどで、野外での待機時間が長いなどかなりの体力が必要です。
音楽や観劇など芸術に興味がある人にとっては、副業をしながらスキルアップにもつながります。ほとんどの場合、コンサートスタッフとして事前登録をし、仕事の募集があるタイミングでエントリーして仕事を得る仕組みです。そのため、自身のタイミングに合わせて副業がしやすいメリットがあります。
引っ越し作業員
引っ越し作業員の副業は、体力に自信があれば初心者でも気軽に始められます。単発の仕事も多く、荷造りや梱包、運搬、荷物を運ぶなどが主な仕事です。
体力仕事がほとんどであるため、時給が高いのが特徴です。特に引っ越しの多い1~3月の繁忙期は、時給が上がる会社もあります。
投資系の稼げる副業2選
投資系の稼げる副業として、株やFXなど自己資産を使って投資や運用をする副業は比較的稼げることが多いです。ただし、投資した金額がマイナスになるリスクがあり、リターンが大きいということはリスクも高くギャンブル性が高い場合が多いでしょう。
ただし、完全にスキマ時間で実施できる副業がほとんどであるため、体力を使う副業と比べて本業に影響しないといえます。
- ポイント投資
- 不動産投資
ポイント投資
副業としてのポイント投資とは、クレジットカードなどのポイントを使った投資方法です。買い物などで獲得したポイントを活用するため、自身の現金資産を使わず気軽にスタートできます。
ポイント投資を始めるには、まずポイント投資ができるサイトやサービスを探しましょう。おすすめなのは、普段自身が使っているクレジットカードや決済サービスで貯まりやすいポイントを投資として活用できるサイトやサービスです。
ほとんどの場合、1ポイント1円として投資でき、運用結果によってポイントが増えます。増えたポイントを別の買い物に充てられるほか、さらに投資を続けて増やすこともできます。
不動産投資
副業としての不動産投資は、古くから人気の副業です。サラリーマンでも自己資金さえあれば始められる副業です。
仕組みとしては、物件を購入し賃貸することで継続的に賃料収入を得る方法です。まず物件を購入する必要があるため、多額の資金が必要な副業です。一方で、物件のオーナーであり続ける限り、定年後も継続的に安定した副業収入があるというメリットがあります。
デメリットとしては、修繕維持費の出費があることと、空室リスクがあることです。入居者がいなければ、維持費等がかかり続けるだけで収入にならず、赤字になることもあります。
他にも、少額で始められるREIT(不動産投資信託)という方法もあります。副業というより不動産を対象にした投資の側面が強いですが、大きな資金がなくても始められるメリットがあります。デメリットとしては、REITを続けていても実際に不動産を所有することにはならないという点です。あくまで投資のひとつであり、REITでは実際の不動産を保有することはできません。
副業を始める前の注意点
副業を始める前に知っておきたい注意点を紹介します。事前に把握し、自身の可能な範囲で副業を始めるようにしましょう。
- 本業として勤めている企業で副業が認められているか確認
- ハイリスクな副業は避ける
- 年間20万円を超えた場合は確定申告が必要
本業として勤めている企業で副業が認められているか確認
企業によっては副業が認められていない場合があるため、副業を始める前に確認しましょう。場合によっては、就業規則違反として本業の勤務先から厳しい処分を受ける場合があります。
企業が副業を禁止する理由として、本業への支障がないか懸念していることが挙げられます。たとえば副業でのケガや病気が原因で本業を休むようなことになれば、本業は大きな損失を被ることも考えられます。
また、本業の情報流失や技術の持ち出しの懸念もあるため、従業員の副業を大々的に認めている企業は未だ少ない状況です。
ハイリスクな副業は避ける
仮想通貨や株式投資など、失敗すると最悪の場合借金を背負う可能性のある副業は避けるのがおすすめです。
特にこのような投資系の副業は、知識や経験がある場合のみ検討するのが良いでしょう。もし経験がない場合にはポイント投資から始めるなど、比較的初心者でも取り組みやすいものから少しずつ導入していきましょう。
年間20万円を超えた場合は確定申告が必要
副業の所得が年間20万円を超えて稼いだ場合には、確定申告を行う必要があります。20万円を超えていなくとも住民税に関しては申告が必要です。
所得とは、収入から必要経費を差し引いた金額のことです。稼いだ金額の全てが所得となるわけではありません。
必要経費とは、副業で収入を得るためにかかった経費のことです。たとえば動画編集の副業にあたり、必要な動画編集ソフトを購入した場合は購入代金が必要経費となります。
注意点として、必要経費は事業所得、雑所得、不動産所得でしか認められていません。つまり、フードデリバリーや引っ越し作業員などをパートやアルバイトで企業から雇われて行う際、給与所得となるため経費を差し引くことはできません。
お金に関する相談はプロにお任せ
将来のお金を心配して、収入を増やすために副業を始める方も多いのではないでしょうか。このような、お金に関する悩みは早めにプロに相談しましょう。
そのような時は、オンラインFPショップ「セゾンのマネナビ」を活用するのがおすすめです。「セゾンのマネナビ」は、将来のお金に関する悩みをオンラインでファイナンシャルプランナーに無料で相談できるサービスです。ライフプラン表の無料作成から具体的な資産運用方法についてもアドバイスしています。
例えば、退職金を運用するにあたって老後資金がいくら不足しているのかもわからない方もいるでしょう。漠然とした将来の不安を抱えている方もいるかもしれません。
そこで、セゾンのマネナビを活用すれば、何回でも無料でファイナンシャルプランナーに相談できるため、お金に関する不安や悩みを解決できます。担当のファイナンシャルプランナーをご自身で選ぶことも可能です。相談はオンラインで行えるため、気軽に相談できます。
おわりに
稼げる副業にはさまざまありますが、まずは本業の勤務先で副業可能かどうか確認しましょう。副業が可能であれば、本業への影響や自身のライフスタイルも参考にしながら、無理のない副業を始めましょう。最近は在宅でできる副業も増えてきたため、スキマ時間を活用し短期間から始めてみるのもおすすめです。