水道代を節約する方法とは?水道代の内訳や使用量の世帯別平均について解説!

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水道代を節約する方法とは?水道代の内訳や使用量の世帯別平均について解説!

水道光熱費は家計の支出の中でも、必ず必要になるものです。月々の支払いを少しでも減らして、生活費や貯蓄にまわせたらと、誰もが考えるでしょう。

電気・ガスは自由化で、より料金の安い会社を選べるようになりました。一方、水道は居住地によって決められ、現在は供給元を選べません。このため節約するという発想を持っていない方も多いのではないでしょうか。

しかし、水道代も少し意識すれば、料金を抑えることができます。このコラムでは、水道代を節約する方法とともに、内訳や使用量の世帯別の平均について解説します。

1.水道代とは?

そもそも水道代は、どのようにして決まるのでしょう。水道局からは定期的に検針票が届き、明細が書かれています。その意味や、料金の算出方法を理解していれば、見方も変わってくるでしょう。

1-1.水道代の内訳

水道代の明細には、聞きなれない言葉が並んでいて、何に対してかかった料金なのか分からないという方も多いでしょう。しかし、この明細には料金を決める大事な情報が書かれています。

内訳は以下のようになっています。これらを項目ごとに解説します。

  • 基本料金
  • 従量料金
  • 下水道使用量

・基本料金

使用量に関係なく水道を引いてる場合に請求される基本料金です。基本料金には規定の使用量まで含まれていますが、超過した使用分は従量料金として加算されます。

基本料金は、自宅に水道を取り込む水道管の太さ(口径)と、自治体によって変わります。口径が大きいと、取り込める水の量も増えるので基本料金も高くなるのが一般的です。また自治体によって基本料金が異なるので、同じ口径でも、どこに住んでいるかで料金は変わります。

・従量料金

使用量によって変わる料金で、多くなれば請求される金額も増えます。基本料金に含まれている使用量を超えた分は、従量料金として加算されます。月々の水道代が変動するのは、主に従量料金の増減のためです。

また、従量料金は、使用するほど1㎥あたりの単価が高くなるように設定されているので、利用量が多くなるほど、料金も高くなります。

・下水道料金

トイレや洗濯・お風呂で使用した水などの生活排水の使用量のことを指します。生活排水は、そのまま流すことができないので浄化する必要があります。その処理にかかる費用は、上水道料金とは別に徴収されるのが普通です。上下水道を合わせて水道代として請求する自治体が多いです。下水道がない地域では、下水道料金は請求されません。請求額は、上水道使用水量の同量を下水道の汚水排出量として計算します。

1-2.水道代の計算方法

水道代を算出する計算式は、基本的に上水道の料金と下水道の料金を合わせたものになります。

  • 上水道料金=(基本料金+従量料金)×1.10(消費税)
  • 下水道料金=(料金表に基づき算定した金額)×1.10(消費税)
  • 水道代=上水道料金+下水道料金

これに、市町村が出している基本料金や従量料金・下水道料金の表などに記載されている金額を当てはめて計算すると水道代を算出できます。

1-3.水道代は自治体によって異なる?

水道代は、住んでいる地域によって基本料金などに差があります。地方自治体(市町村など)が料金を決めています。水道事業は公共サービスですが、自治体が経営する公営企業が利用者の利用料収入を中心に運用しています。このため地域によって料金の違いが出ます。

料金は、「原水の水質」「水源からの距離」「水道管が敷設された時期」などを基準に決められますが、条件が悪くなるほど費用がかかるため、それだけ基本料金も上がるのが一般的です。

2.【世帯別】1ヵ月の水道使用量と水道代の平均

世帯別の水道使用量と水道代平均を知れば、水を使いすぎているのか判断する1つの目安になるでしょう。東京都水道局の世帯人員別の1ヵ月あたりの平均使用水量(令和2年度生活用水実態調査)は次のようになっています。

世帯人数使用水量世帯人数使用水量
1人8.1m³4人23.1m³
2人14.9m³5人27.8m³
3人19.9m³6人以上34.1m³

参照元:「世帯人員別の1か月あたりの平均使用水量 令和2年度生活用水実態調査」東京都水道局

上記の表をご自身の検針票に記載されている数字と比較すれば、ご自宅の使用量が、よそのおうちより多いのか少ないのかを判断できます。例えば、2人暮らしの場合、水使用量が14.9m³以内に収まっていれば水を無駄なく使用できているといえるでしょう。

水道代の平均については、自治体によって基本料金などが異なるので一概にはいえませんが、総務省の家計調査の結果をみると、水道代の全世帯の平均額は4,181円となっています。

世帯構成別では、1人暮らし2,172円、2人暮らし4,255円、3人暮らし5,528円、4人暮らし6,298円ですので、ご自身の世帯と比べてみてください。

3.水道代が高くなる原因とは?​

月々の水道代が高いと感じたら、なぜ高くなっているのかをチェックしたほうが良いでしょう。単に節約をするだけでは、解決しない問題があるかもしれません。水道代が高くなる原因は、大きく3つが考えられます。

  • 使いすぎ
  • 水漏れ
  • 契約の変更やサービス改正

3-1.水道の使いすぎ

水道代が高い1番の原因として考えられるのが水の使いすぎです。特に、お風呂・トイレ・台所・車の洗車など、水を多く使用する部分の使用量を減らせば、水道代を大きく削減できるでしょう。

水道代は1㎥ごとに料金設定されていることが多く、1㎥はリットルに直すと1,000Lになります。1,000Lと聞くと大量の水をイメージしますが、一般的な家庭で使われている浴槽の容量が約200Lなので1,000Lは、お風呂5回分程度です。水を流したままシャワーや洗車・食器洗いなどの回数・頻度を抑えるだけでも、水道の使いすぎを抑制できるでしょう。

3-2.水漏れ

水道代が急に2倍に上がるなど、大幅に料金が高くなった場合、水漏れを疑いましょう。

洗濯機やトイレなど、分かりやすい場所の水漏れはすぐに対処できますが、目視で確認が難しい配管から漏れることもあります。確認の有効な手段として、家の中の水をすべて止めた状態で、水道メーターの動きを確認する方法があります。動いていたら水漏れの可能性が高いといえます。

なお、水漏れによって使用量が増えている場合、申請すると水道代が返金される自治体もあるので、窓口に相談することをおすすめします。

3-3.契約の変更や料金改定

水の使いすぎ・水漏れが原因ではない場合、水道代の料金改定が考えられます。配管など設備の老朽化や、人口減少を受けた利用者減といった問題を抱えている自治体が増えています。こうした地域では、一定のサービスを維持できるよう水道料金を改定することがあります。気付かないうちに料金が上がってないか、お住まいの水道局ホームページで確認してみましょう。

4.水道使用量の多い場所はどこ?

水道代の見直し

家庭内で水道使用量が多い場所はどこなのか、東京都水道局が行った一般家庭水使用目的別実態調査の結果は以下のとおりです。

風呂40%
トイレ21%
炊事18%
洗濯15%
洗面・その他6%

参照元:「平成27年度 一般家庭水使用目的別実態調査」東京都水道局

家庭の中で水の使用量が多い場所は、風呂場です。一般的な家庭で使われている浴槽1杯分の水の量は200L〜250L程度です。またシャワーを3分間流しっぱなしにすると、約36Lの水を使います。

そのため、1回のお風呂の水使用量は300L程度になります。家族が多い場合は人数に比例し、使用量は増えるでしょう。風呂場は水使用量が多い場所なので、少しの意識で大きな節水効果が期待できます。

使用量が2番目に多いトイレは、1度に使う水の量が約6〜8Lとされています。意外に多いと感じる方が多いのではないでしょうか。それでもトイレは節水型が普及し、流すための水量は昔と比較すると少なくなっています。

5.【場所別】水道代を節約する方法

水道代を節約するには、さまざまな方法があります。以下に、日常生活で水をよく使う場所別に、水道代を節約する方法を紹介します。細かい内容ですが、ご自身が実行できそうな項目から意識して始めれば、水道代を削減できるでしょう。

5-1.お風呂

お風呂は家庭の中で1番多くの水を使用する場所なので、少しの意識で大きな節水効果が期待できます。

・湯船をいっぱいにしない

浴槽は多くの水を使うので、水をはる量を少し減らすだけでも、かなりの節水効果が期待できます。

水が少ないのが気になる場合、例えば、水を入れたペットボトルを浴槽に沈めてかさを増やすこともできます。また、子どもがいる家庭なら、一緒に浴槽に入って、同じようにかさ増しするのも良いでしょう。自動お湯はり機能がついているお風呂の場合、水位が調節できるので設定を少し減らしてみてはいかがでしょうか。

・世帯によってお風呂とシャワーを使い分ける

家族構成によってお風呂とシャワーを上手に使い分けることが大切です。浴槽にお湯をはると約200Lの水を使用しますが、シャワーは3分間で約36Lです。このため、15分間シャワーを使っても180Lで、浴槽より少なくてすみます。1人暮らしの場合、シャワーを浴びるだけの方が節水になるでしょう。しかし、家族が多い場合は、シャワーより浴槽のお湯を使った方が節水効果があります。

・節水用のシャワーヘッドに変える

家族が多くなると節水で不利になるシャワーですが、節水型のシャワーヘッドを使うことで水の使用量をぐっと抑えることもできます。シャワーの水をこまめに止めるのは面倒だという方でも、節水型シャワーヘッドなら流しっぱなしのまま水の使用量を減らせます。最近のシャワーヘッドには、水圧を下げることなく水使用量を大幅に削減できるものもあります。

ヘッドを交換するだけですむので、生活習慣を変えないで節約したい場合に適した方法となります。また、ミラブルプラスならば水の使用量が約50%も減らせるため、水道代を節約したい方におすすめです。

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5-2.キッチン

キッチンは、毎日の料理などに使用する場所なので、少しの意識でお風呂やトイレに負けない節水が期待できます。便利な台所向け節水グッズが多く販売されているので、上手に取り入れて節水しましょう。

・水道を流しっぱなしにしない

食器や野菜などの食材を洗う際に、水を出したまま使うと水道代がかかります。洗う量、頑固な汚れが付いている食器なども水道代を増やす要因になります。こういうとき、洗い桶でつけ置き洗いをすると、水量を減らせます。食器などもつけ置きすることで頑固な汚れが浮くので楽に洗えるでしょう。

・食洗機を使用する

食器洗い機は、たくさんの水を使いそうなイメージがありますが、実は手洗いより高い節水効果があります。食器洗い機は、少ない量の水を循環させ、半分以下の水量で洗えるものもあります。家事作業から解放されて、節水効果も期待できるので、一石二鳥といえるでしょう。

・節水蛇口に変える

蛇口を節水用蛇口に変更することで、節水効果が期待できます。節水用蛇口はホームセンターなどで販売されており、メーカーにもよりますが水使用量を40〜60%削減できるものもあります。少ない水の量でも充分な水圧があり、変わらない使い心地で水の節約ができます。ご家庭の蛇口によって対応していない場合もあるので、よく確認してから購入するようにしましょう。

5-3.トイレ

家庭内ではトイレの水の使用量がお風呂に続いて多く、使用するたびに大量の水を消費します。利用の回数はなかなか減らせませんが、工夫次第で節水が可能です。

・大小のレバーを使い分ける

トイレを流す際に「大」と「小」がありますが1回につき「大」が8L、「小」が6Lの水を使用するといわれています。たった2Lの差ですが、トイレは1日に何度も利用する場所です。家族が増えればさらに回数も多くなるので、トータルでみると大きな差となるでしょう。節水を心掛ける場合、トイレを流す際は「小」で流す頻度を増やすようにするのがポイントです。

・節水タイプを選ぶ

古いタイプのトイレだと1回に13Lもの水を使用するといわれています。そのため、自宅のトイレが老朽化していたら、節水タイプのトイレに交換するのも有効な手段です。近年の節水タイプのトイレは1回につき6L以下の水使用量ですむようになっています。節水トイレの節水効果は、機種にもよりますが年間で最大15,000円ほどといわれ、なかなか大きな額になります。

5-4.洗濯

洗濯は、家庭内での水使用量が多い場所の4番目です。ボタンを押してあとは洗濯機にまかせてしまうので、節水を意識する方は少ないかもしれません。しかし、洗濯も少し意識するだけで節水可能です。以下に、洗濯の節水方法について紹介します。

・残り湯を洗濯に活用する

風呂の残り湯を使うと、湯の温度で洗剤が溶けやすくなり、節水とともに洗浄効果も上がります。ただし、風呂の残り湯には、多少の汚れが混入しているので注意が必要です。使うのは洗いの時だけにして、すすぎは水道水を使うようにしましょう。

・洗濯物をまとめて洗濯する

1人暮らしや家族が少なく洗濯物の量があまりない場合、洗濯の頻度を落として、まとめて洗えば節水できます。洗濯機は、容量の8割を目安に使用するのが1番効率的といわれています。こまめに洗濯を行うと、水を余分に使ってしまいます。衣類の汚れがひどい場合などを除いて、洗濯は容量の8割程度たまってからにしましょう。

・ドラム式洗濯機に買い替える

ドラム式洗濯機は、洗濯する際の使用する水の量が70L〜80Lで縦型洗濯機の100Lと比較すると高い節水効果が期待できます。ドラム式洗濯機は少ない水量で汚れを落とすために、洗濯物を持ち上げて落とす「叩き洗い」を採用しています。汚れを落として洗うので、縦型洗濯機と比べて衣類の痛みが少ないのも特徴です。

ドラム式は縦型洗濯機と比較すると価格帯が高い傾向にありますが、節水・節電効果と乾燥機能が付いているタイプが多く、洗濯物を干す手間も省けます。また、節水効果が高く、スマホとの連携で洗剤・柔軟剤を自動投入してくれるものもあります。

5-5.洗面所

洗面所の節水のポイントは水を流しすぎないことです。東京都水道局の調べによると、洗面所の水を1分間流し続けると約12Lの水を使用します。意外に多いと感じられるのではないでしょうか。以下に、洗面所の節水のポイントについて紹介します。

・洗面器を使用する

洗面所は、洗顔や服のシミ汚れの手洗いなどで使うことが多いでしょう。その際、水を流したまま使うと、使用量が増えてしまいます。こういうとき、洗面器に水をためてすすぐことをおすすめします。余分な水を使わず、節水できるでしょう。

・こまめに水を止める

新型コロナを機に、日常的に手を洗う方が多くなりました。十分な手洗いのためには、30秒ほどの手洗いが推奨されています。この間、水を流し続けていると少なくとも6Lの水を使用している計算になります。洗っていないときは水を止めて、無駄な使い方をしないことも大事です。手洗いやハミガキ・洗顔の際には水を止め、すすぎの時に出すようにしましょう。

おわりに

水道代は、日々の生活スタイルを少し意識して変えるだけで節約が可能です。シャワーや水道から水を流したまま使うと、想像以上に水を使用します。水をこまめに止めるよう意識することが節約のポイントです。

浴槽にはった水を丁寧に使うことも効果があります。浴槽の容量は通常200L程度あり、1回だけの使用ではもったいないですが、残り湯を洗濯に使って、洗浄力をアップさせることもできます。

また、行動を変えることが難しい場合、ツールを変えてみるという方法もあります。節水シャワーや節水蛇口・食洗機・ドラム式洗濯機など節水グッズや節水が期待できる家電を導入することで、水道代も電気・ガス代のように節約することが十分可能です。