スマホやインターネットの普及により、毎月の通信費は家計のなかで大きな割合を占めています。「毎月のスマホ代が高すぎる」「インターネット代をもっと抑えたい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、通信費の節約に関心がある方へ向けて以下の内容をわかりやすく解説します。
- 通信費の基礎知識と平均相場
- 通信費を節約する前にやっておきたいこと
- スマホ・インターネット別の具体的な節約方法
- 固定電話の見直し
- 通信費節約時の注意点
通信費は、一度見直せば毎月の固定費を継続的に抑えられるので効果的です。賢く節約したい方はぜひ参考にしてください。
通信費を節約するために知っておきたい回線の基礎知識
インターネットの回線は固定回線とモバイル回線の2種類あり、それぞれ特徴が異なります。回線の選び方によっては大きく節約できる可能性があるため、まずは基礎知識を押さえておきましょう。
固定回線
固定回線とは、自宅や会社などに設置されている通信回線のことです。建物内にケーブルを引き込み、物理的に接続してインターネットや電話サービスを利用します。固定回線のなかでも光回線は高速で安定した通信が可能で、近年特に人気です。また、ケーブルテレビ回線を利用したインターネット接続も広く普及しています。
固定回線の魅力は、なんといっても安定性と高速性でしょう。天候や周囲の状況などの影響を受けにくく、大容量のデータも素早くやり取りできるため、ストレスなくインターネットが楽しめます。
ただし、自宅に回線を引く工事が必要なため、開通までに時間を要するのがデメリットです。また、固定回線なので自宅以外では使えません。さらに、引っ越しの際には、解約や移転の手続きが必要となり、面倒に感じることもあるでしょう。
モバイル回線
モバイル回線とは、移動しながら使える通信回線のことです。スマホやタブレットなど、持ち運び可能な端末で利用できます。ドコモやソフトバンク、auといった通信事業者と契約することで、すぐにインターネットを利用できるのが特徴です。
モバイル回線の魅力は、例えば「工事不要で手軽に始められる」や「回線がつながればどこでも使える」などが挙げられます。
ただし、駅や繁華街など多くの方々が集まる場所では、動画視聴がスムーズにできなかったり、SNSの読み込みに時間がかかったりする場合があります。
また、月間のデータ使用量が制限を超えると、動画やゲームなどの大容量コンテンツの利用が難しくなり、高速通信を再開するには追加料金が必要となる点にも注意が必要です。
さらに大手キャリアの場合、月額1万円を超えるプランもあり、家計への負担が大きくなる可能性もあります。通信費を抑えるには、自分のライフスタイルに合った適切なプラン選びがポイントとなるでしょう。
世帯別の通信費平均額から考える節約傾向
通信費を節約するにあたって、まずは世帯別の平均的な通信費支出を確認することから始めましょう。総務省が行った家計調査による結果は、以下のとおりです。
世帯人数 | 通信費の平均額 |
---|---|
1人世帯 | 6,610円 |
2人世帯 | 10,430円 |
3人世帯 | 13,058円 |
4人世帯 | 14,053円 |
5人世帯 | 15,168円 |
6人世帯 | 16,543円 |
参照元:家計調査家計収支編二人以上の世帯年報2023年 表番号3、家計調査家計収支編単身世帯年報2023年 表番号1-1
上の表を見ると、世帯人数が増えても、ひとり当たりの平均額は必ずしも上がっていないことがわかります。これは、家族で同じ通信会社と契約すると家族割引が適用され、ひとり当たりの料金を安く抑えられるからです。実際に、多くの家庭がこの家族割引プランを利用して、通信費の節約に成功しています。
通信費は各社が競って新しいプランを発表しているため、旧プランのまま利用し続けると割高になってしまうケースも少なくありません。長期間同じプランを利用している場合は、新しいプランが出ていないか定期的にチェックしましょう。
通信費を節約するメリットとは?
通信費は、毎月の支払いが決まっている「固定費」です。固定費である通信費を見直すと、長期的に大きな節約効果が得られます。
例えば、プラン変更で月々数千円の通信費を節約できたとしたら、年間における費用もかなり削減できます。節約したお金は、趣味や貯金、将来への投資などに有効活用できるでしょう。
通信費は見直しに手間と時間がかかるものの、一度見直せば継続的な節約効果が得られます。特に2人以上の世帯では、家族で見直すことにより大きな効果を期待できます。
長期的な視点で考えると年間の通信費の差は無視できず、手間以上のメリットがあるといえるでしょう。
通信費節約の前にやっておきたいこと3つ

通信費の見直しを始める前に、あらかじめ確認しておきたいことが3つあります。これらの準備をしておくことで、より効果的に節約できます。
- 現在の契約内容を確認
- データ使用量や通話時間を確認
- オプションやサービスを確認
事前準備を済ませておくと、自分に合った節約方法を見つけやすくなるので、ぜひ参考にしてください。
現在の契約内容を確認
はじめに、契約中のサービスや料金プランの詳細を確認します。携帯電話会社やインターネットプロバイダーのマイページにログインしたり、毎月のご利用明細書を見直したりして、契約内容の詳細を把握しましょう。
具体的なチェックポイントは以下のとおりです。
- 回線タイプ:5G・4G・3Gのうちどの回線を使用しているか
- データ容量:20GB・30GBなど月間の通信容量
- 月額料金:基本料金とオプション料金の合計額
- 契約期間:いつからいつまでの契約か
- 家族割引:家族の契約状況、割引の適用有無、割引額、追加で適用可能な家族向けサービス
- 支払い方法:クレジットカード払いか口座振替か、支払手数料の有無
- 更新月:契約の更新時期はいつか
- 解約条件:違約金の有無や金額、解約可能時期
特に解約時の違約条件については、金額や発生条件を理解しておくことで、プラン変更のベストなタイミングを見極められます。
また、家族割引を利用している場合は、家族の契約内容もあわせてチェックしておきましょう。
データ使用量や通話時間を確認
次に、実際の利用状況を把握するため、直近3ヵ月分のデータ通信量を確認しましょう。例えば、毎月の使用量が5GB程度なのに30GBプランを契約している場合、必要以上の料金を支払っていることになります。
通話についても同様で、ひと月の通話時間が30分に満たない場合、かけ放題プランよりも従量制プランのほうがお得かもしれません。
さらに、アプリやWebサービスの各データ通信料を確認して、ご自身の利用パターンを把握できれば、最適なプランを見極める際に役立つでしょう。
オプションやサービスを確認
最後に、毎月のご利用明細書に記載されている各料金を、ひとつずつ見直しましょう。
まず、現在契約中のオプションサービスについて、月額料金と利用頻度を照らし合わせます。加入した覚えのないオプションが見つかることもあるため、ひとつずつ丁寧にチェックしてください。
不要なオプションを解約するだけでも、毎月の支払額を数百円から数千円程度節約できる可能性があります。留守番電話や迷惑電話ブロック、端末補償など、本当に必要なサービスかどうか精査してみましょう。
加えて、家族割引やセット割引など、活用できる割引サービスの見落としがないかも確認します。特に複数回線を契約している場合は、家族割引などの適用漏れがないかチェックしてみてください。
スマホの通信費節約方法10選
通信費のなかでも特に大きな割合を占めるのが、スマホの利用料金です。毎月の支払いを見直すことで、家計の固定費を大幅に削減できます。ここでは、すぐに実践できる具体的な節約方法をご紹介します。
- 料金プランを安いものに乗り換える
- 格安スマホに乗り換える
- 料金が安い機種を選ぶ
- Wi-Fiを利用する
- 不要な有料オプションを解約する
- 無料通話アプリを活用する
- 家族割引を利用する
- フリーWiFiスポットを積極的に活用する
- ポイントを貯めて携帯料金に充当する
- デュアルSIM対応端末で通話用とデータ用を使い分ける
これらを組み合わせて、大きな節約効果を生み出しましょう。
料金プランを安いものに乗り換える
毎月の通信費を見直すなら、まずは現在利用中のプランの変更を検討してみましょう。大手キャリアでも、データ使用量に応じた新しい料金プランが次々と導入されています。
例えば、月に5GB程度しかデータ通信を使わない方であれば、20GBプランから5GBプランに変更するだけで、毎月の支払額を2,000円ほど抑えられます。自分の使用実態に合わせて、より安いプランへ見直してみましょう。
格安スマホに乗り換える
ドコモやソフトバンク、auなどの大手メインブランドを利用している方は、格安スマホに乗り換えるのもおすすめです。
格安スマホなら、大手のメインブランドと比べて月額料金が半額以下になるケースも珍しくありません。例えば、3GBのデータ通信付きプランなら、月額1,000円程度から利用できるサービスもあります。
この格安スマホの普及は、格安SIMの登場がきっかけでした。格安SIMは、大手通信会社の回線を借りて提供される低価格の通信サービスです。近年では、大手キャリアが運営する「サブブランド」や、楽天モバイルのような独自回線を持つ事業者も参入し、市場はより多様化しています。
2024年現在、人気がある格安スマホは以下のとおりです。
- ahamo(ドコモのサブブランド)
- 楽天モバイル(楽天の独自回線)
- UQモバイル(auのサブブランド)
- LINEMO(ソフトバンクの格安SIM)
- povo(auの格安SIM)
これらのサービスは通信品質も実用的なレベルを維持しており、現在使っている電話番号をそのまま引き継ぐことも可能です。ただし、乗り換えを検討する際はご自身の端末が希望するサービスに対応しているかをあらかじめチェックしておきましょう。
料金が安い機種を選ぶ
月々のスマホ代を減らすなら、料金が安い機種を選ぶのもひとつの方法です。最近の端末は性能が向上しているため、SNSやメール、動画視聴といった基本的な使い方であれば、5万円以下の機種でも快適に使えるでしょう。
端末の支払いが分割払いの場合は、毎月の通信費も安くなります。例えば、10万円の最新機種の場合、2年分割なら月額約4,000円の支払いですが、5万円程度の端末を選べば月額2,000円程度に抑えられます。長期的に支払うことを考えると、その差額は大きいといえるでしょう。
スマホの買い替え時には、使用中の端末が下取り対象かどうかも、あわせて確認することをおすすめします。
Wi-Fiを利用する
自宅や職場でWi-Fi環境を整えれば、モバイルデータ通信量を大幅に削減できます。スマホで動画や画像をよく見る方は、データ通信量の上限を超えてしまうことも多いでしょう。頻繁に速度制限がかかる場合は、Wi-Fiの活用を検討しましょう。
Wi-Fiルーターは初期費用がかかりますが、長期的に見ると通信費の節約につながります。また、設定の仕方がわからずモバイル通信に頼りがちな方もいますが、Wi-Fiを活用すると毎月数十GBものデータ通信量を節約できます。
Wi-Fiの利用は快適なネット環境と家計の節約、どちらも実現できる賢い選択といえるでしょう。
不要な有料オプションを解約する
毎月の通信料金の明細を確認すると、実は使っていないオプションサービスが含まれているケースが少なくありません。契約時に勧められた端末補償サービスやセキュリティ対策アプリなどは、本当に必要か見極めましょう。
例えば、キャリアが提供するメールサービスは、GmailやYahoo!メールなどの無料サービスで代替できます。また、クラウドストレージも、GoogleドライブやOneDriveなど無料で利用できるサービスがあります。ただし、乗り換える際は大切なデータを失わないよう、バックアップを取ってから慎重に進めることが大切です。
無料通話アプリを活用する
スマホの通話料を抑えるなら、インターネット回線を利用した無料通話アプリの活用がおすすめです。LINEやSkypeなどのアプリを使用することで、Wi-Fi環境であれば通話料を気にすることなく、気軽に会話を楽しめます。
特に長距離通話や海外在住の家族・友人との通話では、大きな節約効果が期待できるでしょう。最近では通話品質も格段に向上しているため、クリアな音声で会話を楽しめます。
ビデオ通話機能を使えば、離れていてもまるで同じ部屋にいるような、臨場感のある会話が楽しめます。
家族割引を利用する
家族で同じ通信会社を利用することで、基本料金を大幅に節約できる可能性があります。例えば、家族4人で契約すると1人あたりの基本料金が通常の半額程度になるプランもあります。
同居していなくても家族なら対象になるケースもあるため、離れて暮らす家族がいる方は、各社の家族割引サービスを確認してみるとよいでしょう。
また、データシェアプランを利用すれば、家族間で余ったデータ容量を共有できるため、より効率良く通信費を抑えられます。
フリーWiFiスポットを積極的に活用する
外出先でデータ通信量を抑えるには、無料で利用できるフリーWi-Fiスポットの活用がおすすめです。カフェやファストフード店、大型商業施設、駅構内など、街中には無料のWi-Fiスポットが数多く設置されています。
スマートフォンの設定画面から「Wi-Fiの自動接続」をオンにしておけば、移動中でも登録済みのスポットに自動で接続できます。
ただし、フリーWi-Fiは不正アクセスのリスクが高いため、VPNアプリの利用や、個人情報の入力を控えるなどのセキュリティ対策が必須です。
VPNアプリとは、インターネット通信を暗号化して個人情報を守るセキュリティソフトのことです。無料で使えるものもあるため、一度試してみるといいかもしれません。
普段よく利用する場所のWi-Fiスポットを把握して、効率的にデータ通信料を節約しましょう。
ポイントを貯めて携帯料金に充当する
携帯電話料金を抑えたい場合は、各種ポイントの活用を検討してみましょう。携帯電話会社が提供するポイントプログラムやクレジットカードのポイントは、携帯電話料金の支払いに利用できる場合があります。
例えば、1,000円の買い物で10ポイント貯まるクレジットカードを使って月5万円を決済すると、年間6,000ポイントの獲得が可能です。これを携帯料金に充当すれば、6,000円の節約が見込めます。
毎月の固定費の支払いをポイント還元率の高いカードに切り替えると、効率良くポイントを貯められるでしょう。
デュアルSIM対応端末で通話用とデータ用を使い分ける
スマートフォン1台で2枚のSIMカードが使えるデュアルSIM対応端末を活用すれば、さらなる節約が可能です。
例えば、以下の2種類を組み合わせると、月額2,068円で通話し放題(楽天)とデータ無制限(mineo)が実現します。
- 楽天モバイル:3GBプラン(月額1,078円)
- mineo:マイそくスタンダードプラン(月額990円)
大手キャリアの無制限プラン(月額4,000円以上)と比べると、年間で2万3,000円以上の節約になります。
ただし、デュアルSIMで使用するとバッテリーの消耗が激しい点には注意しましょう。
インターネット回線の通信費節約方法4選
インターネットの回線代も、工夫次第で節約が可能です。ここでは、以下4つの節約方法を解説します。
- プロバイダを乗り換える
- スマホとセットになっているものを選ぶ
- 不要なオプションをはずす
- モバイルルーターに変える
一度見直せば毎月自動的に節約できるので、ぜひ参考にしてください。
プロバイダを乗り換える
そもそもプロバイダとは、インターネット接続サービスを提供する会社のことです。例えば、フレッツ光のような回線サービスでは、光回線を提供する会社(NTTなど)と、インターネット接続サービス(プロバイダ)が別々になっています。
プロバイダの乗り換えとは、インターネット回線(光回線やADSLなど)はそのまま維持しつつ、利用するプロバイダ(OCN、So-netなど)を変更することです。プロバイダを乗り換える際の重要なポイントは以下のとおりです。
- 乗り換えのタイミングは基本2年ごとがおすすめ(契約縛りの期間ごとに乗り換え)
- 乗り換え先のプロバイダがキャンペーンを行っているか
- ADSLから光回線へ乗り換える場合は工事が必要
- ソフトバンク光など回線とプロバイダがセットになっている場合は変更不可
- プロバイダを乗り換えると、新しいプロバイダのIDやパスワードでモデムやルーターの設定を変更する必要あり
プロバイダの乗り換えは面倒なイメージがありますが、設定方法などは乗り換え先が丁寧にサポートしてくれるので安心です。月々の通信費を見直したい方は、今すぐ乗り換えを検討してみましょう。
スマホと回線のセット商品を選ぶ
通信費を効率的に抑えるには、スマホとインターネット回線をセットで契約するのがおすすめです。ドコモのスマホを使用しているならドコモ光、ソフトバンクならソフトバンク光、auならauひかりを契約すれば、セット割が受けられてお得に利用できます。
多くの通信会社では、セット契約することで月額料金を1,000円程度安くしています。家族の台数分だけ割引されるので、人数が多いほど割引額も大きくなるでしょう。
また、多くの場合「工事費が無料」や「〇円キャッシュバック」といった特典が付いているので、確認してみてください。ただし、特典が大きいほど契約期間が2年~3年と長期化する傾向があるため、慎重に検討する必要があります。
さらに、大手通信会社であれば、スマホだけでなく電力会社やケーブルテレビでもセット割引が用意されているので、チェックしてみると良いでしょう。
不要なオプションははずす
スマホの場合と同様、インターネット回線の場合も契約時に加入した未使用のオプションサービスが、料金を押し上げているケースがあります。セキュリティソフトや追加のメールアドレス、有料チャンネルなどは、本当に必要かどうか、無料のサービスはないかなど確認してみましょう。ひとつ数百円のオプションでも、複数重なれば大きな節約になります。
不要なオプションが見つかったら、プロバイダに解約の相談をしてみましょう。
モバイルルーターに変える
自宅でインターネットを利用する機会が少ない方は、固定回線からモバイルルーターへの切り替えを検討してみましょう。モバイルルーターとは、持ち運びが可能なWi-Fiルーターのことです。
モバイルルーターのメリットは以下のとおりです。
- 月額料金が固定回線より安い
- 複数台のデバイスを同時接続できる(家族やグループで共有可能)
- 大容量プランや無制限プランが利用可能
- 持ち運びが容易
- テザリングよりバッテリー負担が少ない
- 引っ越しの際に手続きが簡単
1ヵ月のデータ通信の利用量が50GB~100GB以下ならば、モバイルルーターの使用を検討してみてください。モバイルルーターは、工事の必要がなく、毎月かかる利用料金を大幅に抑えられます。
ただし、複数台のデバイスを同時使用する機会が少なく、データ使用量も少ない方にはスマホの大容量プランのほうが適している場合があります。よく検討してご自身のライフスタイルに合ったものを選びましょう。
固定電話の見直しで通信費を節約

近年、固定電話の解約件数が増えています。しかし、長年使い慣れた固定電話を手放すことに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。ここでは、固定電話の契約を続けるべきかどうかの判断材料として、以下の3つのポイントを解説します。
- 固定電話を使い続けるメリット
- 固定電話の解約で起こりうるデメリット
- 使用頻度の少ない固定電話は解約を検討する
これらの情報を参考に、ご自身の状況に合わせた最適な選択をしてください。
固定電話を使い続けるメリット
固定電話には、携帯電話やスマホにはない独自のメリットがあります。具体的には次が挙げられます。
- 災害時にスマホよりつながりやすい。
- FAXが使える
- スマホの電波が弱い場所でも安定した通話が可能
携帯電話やスマホは電波状況の影響を受けやすく、災害時につながりにくくなるリスクがあります。一方、固定電話は、携帯電話に比べると比較的つながりやすいとされています。ただし、停電時に電話機が利用できなくなる場合もあるので注意しましょう。
また、業務などでFAXが必要な場合は固定電話回線があったほうが便利です。
固定電話の解約で起こりうるデメリット
固定電話を解約する前に、気をつけたいことをご紹介します。
まず、一番の心配事は緊急時の連絡手段が減る点です。電話回線を使った固定電話は、停電時でも電話局からの電力供給で使用できる場合があるため、災害時の重要な通信手段となります。スマホは充電切れのリスクがあるので、複数の連絡手段を確保しておくと安心です。
また、インターネット回線を使った固定電話の場合、セット契約を解除すると月額料金が上がってしまう可能性があります。解約前に現在の料金プランを見直し、インターネット単体での利用料金を確認しておきましょう。
さらに、固定電話を解約すると、電話番号の登録先を変更する手間が発生します。変更連絡が必要な主な登録先は次のとおりです。
- 勤務先や学校
- 電気、ガス、水道などの公共料金
- 銀行やクレジットカード会社
- 保険会社や証券会社
- 通販サイトやその他のオンラインサービス
特にWebサービスは、セキュリティ通知や二段階認証で電話番号を使用している場合があります。トラブルを避けるため、解約する前に変更手続きを済ませましょう。
使用頻度の少ない固定電話は解約を検討する
固定電話の基本料金は月額2,000円程度かかり、年間で20,000円以上の支出となります。使用頻度が低い場合、解約すれば大幅な通信費の節約につながります。
固定電話の有無が社会的信用の目安とされていた時代もありました。しかし現在では、クレジットカードやローンの審査でも、携帯電話を所持していれば契約が可能です。
また、固定電話に依存していたFAX機能も、スマホアプリやスキャナの活用で代替できるようになっています。
どうしても固定電話が必要であれば、光回線を利用している場合は月額550円からのひかり電話を利用すると良いでしょう。通信費を節約する際の注意点通信費を節約するには、回線の契約など多くの手続きが伴うため、注意すべき点も多数あります。ここでは、通信費を削減する際のポイントについて解説します。
- 違約金や解約手数料の確認
- 通信品質や速度を事前に確認
- サービスエリアの対応状況を確認
違約金や解約手数料を確認
他のプロバイダへの乗り換えを検討する際、必ず確認したいのが違約金の有無です。契約プランの利用期間満了時や契約更新期間中など、違約金が発生しないタイミングを狙いましょう。
- 基本契約の満了時期
- 違約金がかかる期間の終了時期
- 契約の更新月
なお、プロバイダの解約は即日対応が難しい場合が多いため、余裕をもって手続きを始める必要があります。プロバイダによって契約条件が異なるので、乗り換えを検討する際は違約金が発生しないタイミングを確認してから手続きしましょう。
通信品質や速度を事前に確認
契約プランを変更する際は、新しいサービスの品質を事前に詳しくチェックしておきましょう。格安プランは月額料金が安い一方で、通信速度が大手キャリアより遅くなることがあります。
特に、お昼休みなどの混雑時には動画がカクカクしたり、Webページの表示が遅くなったりする可能性があるため注意が必要です。
サービスの品質をチェックするには、ユーザーの声を参考にするのがおすすめです。口コミサイトやSNSで、自分の住んでいる地域や普段使う場所での通信状況を確認しましょう。具体的には、YouTubeをよく見る方は動画再生時の通信速度を、オンラインゲームをする方はゲーム中の通信の安定性を重点的にチェックします。
サービスエリアの対応状況を確認
乗り換え先でも快適に利用するために、あらかじめ電波の届く範囲を確かめておくことをお勧めします。自宅はもちろん、通勤や通学で使う経路、よく立ち寄る場所など、普段の行動範囲全体がカバーされているか確認しましょう。
各携帯キャリアのWebサイトには詳しいエリアマップが用意されています。格安スマホ会社は大手キャリア(docomo、au、SoftBank)の回線を借りてサービスを提供しているため、利用予定の会社がどの回線を使用しているのかを調べ、該当する大手キャリアのエリアマップで電波の強さを確認しましょう。
おわりに
家計を節約したいときに最も効果的なのが通信費です。本記事で解説した方法を実践することで、毎月数千円から数万円程度の節約が可能になるでしょう。
特に重要なのは、自分の利用状況に合わせたプラン選びです。格安スマホへの乗り換えや、インターネット回線とのセット契約を活用すれば、大手キャリアと変わらない通信品質を維持しながら、月々の通信費を大幅に抑えられます。
現在の通信状況や契約内容、オプションを確認するなどできることから実践していきましょう。
毎月の固定費を抑えられれば、その分を趣味や旅行、将来への備えなど、より充実した生活のために活用できます。まずは自分に合った方法で通信費の見直しを始めてみましょう。
※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。