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仕事を辞めたいと感じるのはどんなとき?退職に踏み切る見極めポイントと対処法

仕事を辞めたいと感じるのはどんな時?
セゾンのくらし大研究 編集部

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株式会社クレディセゾン提供(運営会社セゾンファンデックス)
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仕事を辞めたいと感じても、辞めた後のことを考えるとなかなか一歩を踏み出すことができない方も少なくないでしょう。しかし、仕事内容や職場に不満を抱きながら働き続けることは、ストレスになり心身の健康にも良くありません。

この記事では、仕事を辞めたくなる理由や辞めたくなった時にまずやるべきことを紹介していきます。さらに退職する際の判断ポイントをお伝えしていきますので、お悩みの方は、ぜひご覧くださいね。

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仕事を辞めたいと感じるその理由は?

仕事を辞めたいと感じるその理由は?

ここでは、仕事を辞めたいと感じる代表的な理由を紹介していきます。

人間関係

仕事を辞めたいと感じる理由のひとつに、人間関係が挙げられます。些細なことの積み重なりがストレスになっている場合や、継続的に悪意のある態度をとられている場合など原因はさまざまです。

人間関係を気にしないで仕事に集中できればベストですが、職場には価値観が合わない方がいるケースもあります。学生時代までは、付き合う友人や所属するグループなどを自由に選ぶことができたかもしれません。

しかし、社会人になれば一緒に仕事をする方を自由に選ぶことはできないものです。どんなに相性が合わなくても、働いている間は長時間一緒にいなければならないため、職場の人間関係に不満や悩みは出てきやすいでしょう。

給料などの待遇

長く勤めているにもかかわらず給料があがらない、仕事の負担が大きい割に給料が少ないといった仕事量や仕事内容に見合った給料がもらえず不満を抱くケースも多いです。

このほかにも、賞与が少ない、交通費が出ないなどの待遇面を理由に辞めたいと感じるケースもあります。会社側にも、経営不振や人手不足などの待遇面が改善できない事情があるかもしれません。

しかし給料や賞与、交通費などお金に関する待遇は、働く社員のモチベーションや生活に大きく影響を及ぼします。そのため、給料などの待遇面を理由に会社を去る選択をする方も少なくないのです。

仕事内容や社風が合わない

働き続けていくなかで、仕事内容が自分に合っているかそうでないかが見えてくるでしょう。「お金を稼ぐため!」と割り切れたら良いですが、1日の多くの時間を費やす仕事を好きになれないと、毎日が苦痛となり退職に繋がるケースもあります。

また、仕事内容だけでなく社風が合わない場合も、仕事を辞めたくなる理由になり得るでしょう。アットホームな職場を好む方もいれば、反対に職場では必要最低限のコミュニケーションしかとりたくないといった方もいます。

直接的に害はなくても、居心地の悪さから会社に行くのが嫌になり、仕事を辞めたいと感じるようになってしまうのです。

労働時間

仕事を辞めたくなる原因として、「残業が多い」「休みが取れない」などの問題があります。お金を稼いで生活や趣味を充実させることをモチベーションに仕事を頑張っている方もいるでしょう。

そのような中で、仕事のせいでプライベートの時間が確保できないとなれば、ストレスが溜まってモチベーションが低下する可能性もあります。

さらに、仕事量が多いために長時間労働を強いられ、睡眠時間も確保できないような生活が続けば、疲れもなかなか取れず身体を壊す恐れもあります。そうなった場合、どんなにやる気があっても仕事を辞めざるを得ないと感じる方もいるでしょう。

キャリアアップ、キャリアチェンジをしたい

キャリアアップやキャリアチェンジを理由に仕事を辞めるケースもあります。勤め続けていくなかで、この会社にいて自身のやりがいや目標を達成できるかどうかが分かってくるでしょう。

もし、今の職場で思い描いているキャリアプランを築けないと感じる場合には、そこが辞め時となるパターンもあるのです。

モチベーションが高く自身の可能性を広げたいという気持ちから、さらなる成長を目指したキャリアアップや、新しい職種・業界に挑戦するキャリアチェンジを選択するケースがみられます。

仕事を辞めたいと思ったらまずやるべきこと

仕事を辞めたいと思ったらまずやるべきこと

ここでは、仕事を辞めたいと思ったとき、辞める前にまずやるべきことを紹介していきます。

どうして辞めたいと感じたのか気持ちを整理する

仕事を辞めたいと感じている時は、冷静な状態でない場合も多いものです。そのような時には、まず仕事で何が辛かったのかや、何を不満に思っているのかをメモやノートに書き出してみましょう。

スマートフォンのメモ機能を活用しても良いです。そして、書き出した仕事を辞めたい理由を特に不満なこと、嫌なこと順に並べていきます。

これにより、真に嫌なことや不満なことが何であるかが明確化し、気持ちの整理ができるのです。さらに、辞めたい理由を「自身で解決できること」と「自身で解決できないこと」に分類していきましょう。これをもとに、解決策を探る準備ができます。

辞めたい理由をもとに、解決策を探る

仕事を辞めたい理由をもとに、解決策を探っていきます。辞めたい理由の原因が、明らかに自身の能力不足にあるならば、まずは努力をしてみましょう。最近では、オンライン学習などWebを活用して勉強できる環境が豊富にあります。努力してスキルを向上させれば、仕事で役立てられ、転職する場合であっても自己アピールのポイントにもなるでしょう。

また、仕事のやり方を変えて見るのもひとつの手です。優先順位を付けてから仕事に取りかかる、やり方が非効率ならば効率の良い方法を考えるなどできるところから改善してみましょう。

信頼できる方に相談する

仕事を辞めたい理由に、自身で解決できないものが多い場合には、信頼できる方に相談をしてみましょう。自分ひとりの主観で考えて悩むよりも、客観的な意見をもらうことで解決の糸口を見出せる可能性があります。

相談相手には、直属の上司が一般的ですが、そのほかに信頼できる同僚や友人、家族や親族に相談するパターンもあるようです。

相談する際には、相談する場所に気を付けましょう。第三者に聞かれしまい、意図しない内容に変換されて噂が広がったりすれば、会社に居づらくなるなどのリスクが生じるため注意が必要です。

退職した際のリスクを想像してみる

退職の決断をする前に、退職した際のリスクを想像しておくことが大切です。転職先が決まっていない状態で辞める場合には、十分な貯蓄がなければ焦りや不安を感じながら転職活動をすることになります。

手続きに関しても、退職にともない社会保険の切り替えおよび保険料納付も自身で行わなければいけません。

また、無事に転職したとしても、実際に働き始めてみるとイメージとのギャップが少なからず出てくるものです。今の職場に不満がある時には、転職した場合のメリットばかりに目が行きがちですが、一時の感情でアクションを起こすには代償が大きいということを頭に入れておきましょう。

次のキャリアを考える

仕事を辞めたいと思った時には、別の会社に転職をする、フリーランスとして働くなど次のキャリアを考える必要があります。

在職中に転職活動を行えば、収入があるため、なかなか転職先が決まらない場合でも妥協せずに活動し続けられるでしょう。ただし、仕事が忙しいと転職活動に身が入らず、面接の日程調整や早期入社に対応できないなどのデメリットもあるため、しっかりと気持ちを切り替えて行いましょう。

フリーランスで働く場合には、いきなり退職して困ることのないように必要な経費や手続きなどを事前にリサーチしておくと良いでしょう。退職する前に副業として始め、軌道に乗ったらフリーランスになるのもひとつの方法です。

退職する際の判断ポイント

退職する際の判断ポイント

仕事を辞めたいと感じていても、辞めた後のリスクなどを考えるとなかなか一歩を踏み出せないものです。では、どのような状況であれば辞めるに相応しいのでしょうか。ここでは、退職する際の判断ポイントをいくつかお伝えしていきます。

人間関係はうまくいっているかどうか

どのような職場でも人間関係の悩みは付きものではありますが、我慢するにも限度があります。明らかないじめを受けていなくても、部下や同僚に仕事を教えないなどの態度や、特定の人を孤立に追い込もうとする雰囲気が常態化している職場もあるでしょう。

仕事は、心身ともに健康であるからこそできるものです。改善できそうにない場合は、「私が我慢すれば良いだけ…」などと思わず、もっと自分らしく働ける場所を見つけるため退職を検討することが賢明といえるかもしれません。

1~2年程度働いてみて仕事内容が自身に合っているかどうか

1〜2年程度働いてみて仕事内容が合っていないと感じるのであれば、新たな仕事を探してみるのもひとつの選択肢かもしれません。

「石の上にも三年」なんてことわざがありますが、どう見積もっても自身に合っていない仕事を無理に続けていくのは時間がもったいないでしょう。転職が珍しくない今の時代だからこそ、早めに見切りをつけて退職し、時間を有効活用するという考え方もあるでしょう。

労働時間が長く体力的につらいと感じていないかどうか

少ない人数で多くの仕事量をこなしている会社も少なくないでしょう。多少の残業は仕方がない場合もありますが、それが自身の許容範囲を超えてきたら要注意です。

仕事量が多すぎて残業などの長時間労働となっている場合には、悩んでいる旨を上司に伝えてできない仕事は引き受けないようにしましょう。それにもかかわらず、長時間労働を強要されるなど改善が見られないのであれば、退職を検討すべきかもしれません。

キャリアアップの見通しがたっているかどうか

転職によって、今よりも収入がアップする、良いポジションを与えられるなどキャリアアップの見通しがたっていることも重要なポイントといえるでしょう。

今の仕事が嫌だからといって、楽な仕事へキャリアダウンして転職してしまうと、大幅に収入が減る、働きがいを感じられないなど後悔する恐れもあります。広い視野や長期的な目で見て、今の会社に留まるよりもキャリアアップできるかどうかを見極めてから転職に踏み切るほうが良いでしょう。

いったん踏みとどまって!退職しないほうが良い状況もある

いったん踏みとどまって!退職しないほうが良い状況もある

退職したい気持ちが高まって勢いで辞めてしまうと後悔が残る結果となることもあります。ここでは、会社を辞めることをいったん踏みとどまったほうが良いケースについて考えていきましょう。

給料などの待遇が嫌で辞める

今よりも給料が高い会社が魅力的に見えるのは当然でしょう。しかし、退職したい理由が「給料が低いから」という点のみであるならば、再考したほうが良いかもしれません。

その理由は、給料が高い会社を希望して退職したとしても、キャリアやスキルが備わっていなければなかなか転職先が決まらないといった事態に陥る恐れもあります。また仕事は、給料だけでなく人間関係や仕事内容・経験、将来のキャリアプランなどが絡み合い「やりがい」へと発展していきます。

さらに、現段階での給料が低くても、頑張り次第で今後の給料やキャリアのアップが見込めるのであれば、もうひと頑張りしたほうが良いケースもあるといえるでしょう。

働きたくないため退職する

特に大きな理由もなく、「仕事が楽しくない」「働きたくない」などの理由で退職するのは再考したほうが良いかもしれません。今後のビジョンもなく退職してしまうと、結局後悔することになるケースがほとんどです。会社を辞めるならば、きちんとした理由と辞めた後のプランを熟考したうえで行いましょう。

それでも辞めたいときは?気持ちよく退職するためのコツ

それでも辞めたいときは?気持ちよく退職するためのコツ

ここでは、退職への意思が固まった方へ向けて気持ちよく退職するためのコツを紹介していきます。

上司に早めに打ち明ける

退職の意思が固まったら、早めに上司にその気持ちを打ち明けましょう。伝えるのがギリギリになると、業務に支障をきたすなど職場に迷惑がかかる恐れもあります。

ほとんどの会社では、就業規則に退職○カ月前までに退職の意思を伝えなければならないなどの定めがある場合が多いようです。会社によってどのくらい前から伝えるべきか異なるので、確認するようにしましょう。

また、円満退職を望むのであれば、例え会社に不満があって辞める場合でも正直に伝えることは避けましょう。前向きな理由を考えて伝えると上司を不愉快にさせずに済み、トラブル回避にも繋がります。

繁忙期を避けて退職の意思を伝える

会社の状況も踏まえ、繁忙期は避けて退職日を決めるのが理想です。もし会社の繁忙期に退職を申し出たり、退職日を設定したりすれば、残された同僚に迷惑がかかり印象も悪くなるでしょう。

不満があったとしても、これまでお世話になってきた会社なので、周りにしわ寄せが来ない時期を選択したほうが良いでしょう。

また、繁忙期に退職の意思を伝えても、忙しいことを理由に取り合ってもらえない恐れもあります。意見がスムーズに通りやすい時期を見定めるようにしましょう。

退職する前に転職活動を開始する

会社を退職する意思が固まったら、大まかな退職日を想定して同時に次の会社への転職活動も行いましょう。次の職が決まっていないのに早々と退職すると収入が途絶えてしまいます。設定した退職日に向けて転職活動を行い、次の職場を決めておきましょう。

また、期限を決めずにいると、退職時期や転職活動自体があいまいとなってしまいます。そうなると今の仕事へのモチベーションが低いままダラダラと仕事を続けることになり、会社や周囲にも迷惑がかかります。

このような事態に陥らないためにも、辞めると心に決めたら計画的に行動するようにしましょう。

早期に投資で資産形成準備するのもアリ

退職後の金銭的な不安を軽減し転職活動を安心して行うために、今のうちから投資を始めて資金を準備しておくのもひとつの方法です。

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おわりに

仕事を辞めたいと悩んでいる方は、衝動的に辞めてしまうのではなく辞めたい理由を書き出して気持ちを整理するところから始めましょう。それらの理由をもとに解決策を探っていくなかで自身が解決できることとそうでないことが出てくると思います。

その際に、自身が心身ともに過剰なストレスがなく働けるかどうか、今後のキャリアが築けるかどうか冷静に判断する必要があります。この記事が、今の仕事と自身の気持ちとを照らし合わせ、しっかりと向き合うきっかけとなれば幸いです。

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