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あなたの保険の選び方は間違ってる?!保険屋さんも知らない保険の選び方

あなたの保険の選び方は間違ってる?!保険屋さんも知らない保険の選び方
岡部 達磨(ライフバランスプロデューサー)

監修者
岡部 達磨(ライフバランスプロデューサー)

いつ死んでも後悔しない、自分なりの幸せな人生をどうしたら構築できるか考え、学び、行動し、現在それを実現。月の半分以上はゴルフをしつつ、自分らしい理想の人生を手に入れたいと本気で思う人に寄り添うトータルコンサルタントとして活動中。これまでプロ野球選手、医師や経営者をメインに1,000件以上のコンサルティング実績。 2級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格)

これまで保険の基本となる「3つの種類」についてお伝えしてきましたが、みなさんが加入されている保険がどこに分類されるのかだいぶ見えてきたのではないでしょうか。ご自身が加入している保険がどのようなもので、どのような価値があるのかなどの「現在位置」をしっかりと把握することができたら、次に見ていくのは「目的地」です。みなさんが加入されている保険は、ご自身の目指す「目的地」へ行けるものになっているでしょうか。今回のコラムでは、ご自身にとって必要な保険を選ぶために大切なポイントをお伝えしていきます。

1.現在皆さんがご加入中の保険は「安心」につながっていますか?

これまでお話ししてきた通り、保険の基本はたった「3つ」の種類しかありません。みなさんが現在加入されている保険も、この「3つ」の種類か、そこから派生した商品になっているはずです。

みなさんは、現在加入されている保険を見て、「これなら安心だ」と自信を持って言える状態になっているでしょうか。多くの方は「安心とは言いきれない……」という状態ではないかと思います。実際みなさんの現状がどのような状態であるのか私には分かりませんが、ほとんどの方が「この保険で大丈夫。安心だ。」とはなっていない「はず」です。

なぜそう言い切れるのかというと、保険とはあくまで「中立」な存在だからです。そもそも保険には「良い・悪い」といった概念はありません。それぞれに「メリット・デメリット」があるだけです。このことをまずはしっかりと押さえておいていただければと思います。

そのため、保険の「3つの種類」を学び、保険の中身(現在位置)が分かったとしても、「これなら安心だ」とはならないのです。

2.本当の「安心」を手に入れるための保険屋さんも知らない保険の選び方

本当の「安心」を手に入れるための保険屋さんも知らない保険の選び方

では、「これなら安心だ」と実感できる状態になるためには、どうしたらいいのでしょう。まずは、今の「現在位置を把握する(現在契約している保険の内容を理解する)」という話と、実際に保険を選んでいく「選び方」の話は、全くの別物だということを理解していただく必要があります。

この2つが全くの別物であるという事を認識している方というのは、ほぼほぼいないといっても過言ではありません。なぜならこの選び方の話は、私がみなさんにどうしたらご自身で保険を選べるようになるのかを考えた末に、作り上げた話だからです。

多くの保険屋さんは、みなさんに、現在加入している保険の内容を理解いただければ、みなさんの「安心」につながると信じている方が非常に多いので、ご加入中の保険商品の内容をみなさんに分かってもらおうと、一生懸命に説明しようとします。

しかし、どれだけご自身の加入している保険の内容を完璧に理解したとしても、「安心」にはつながりません。その理由は「保険は中立だから」という部分です。保険にはそれぞれにメリットとデメリットがあるだけなので、例えば「終身保険に入っているから安心」などということにはならないのです。多くの方は「安心」を得る為に保険に加入されていると思いますが、「安心」を実感できるところまで行かないと、保険の本当の価値を手にしたとはいえません。

 2-1.保険選びの一番大事なポイントが「3つの中から選んではいけない」?!

そこで次に重要となるポイントが「選び方」なのですが、このタイトルを見て「何を言い出すんだ」と思われる方もいらっしゃるでしょう。先に結論を申し上げます。答えは「保険はあくまで手段にしか過ぎないから」です。

みなさんが旅行に行くという場合、まずは「行き先」から決めるはずです。例えばハワイに行くということを決めたら、次はどうやって行くか、つまり「乗り物」を決めるというか、勝手に決まってくる、もしくは絞られてきますよね。

このようにまずは「行き先」を決めることによって、「乗り物」は自然と絞られ、決まってきてしまうものなのです。

では、次は目的地から決めずに「乗り物」から決めてくださいとなったらどうでしょうか。飛行機、新幹線、バス、車、自転車、徒歩……さまざまな答えが出てくると思いますが、今回は「新幹線」という手段を、目的地を決めるより先にあえて選ぶとどうなるかをみてみましょう。

例えば大阪を出発地点とした場合、まず上り線・下り線のどちらに乗るのかを決める必要があります。今回は上り線で東京方面へ向かい、細かい「行き先」は新幹線の中で決めることとします。大阪駅を出発し、東京に向かって進み始め、名古屋まで移動してきた辺りで、ようやく行き先を鹿児島に設定したとします。

この場合、一旦新幹線を降り、来た道を戻らなければなりません。目的地を北海道にしたのであれば、そのまま新幹線を乗り継いで行くことも、途中で飛行機に乗り換えて行くことも可能ですが、もし、目的地が沖縄となると……もっと時間もお金も費やすことになってしまいますよね。

これが目的地から決めずに、「乗り物」(=手段)から決めることの末路です。ですので、乗り物(=手段)から決めると、たまたま目的地に辿り着くこともあれば、辿り着けないこともあるということになるのです。

手段の役割というのは、目的を達成するためのものでなければなりませんよね。保険選びも同じなのです。この「乗り物」にあたるのが「保険」であり、みなさんがまず決めなければならないのは、「保険(手段)」ではなく、どこに行きたいのかという「行き先(目的地)」なのです。

みなさんは現在何かしらの保険に加入されている方がほとんどだと思いますが、この「目的地」のことまで考えて保険に加入されている方は非常に少ないと思います。それが悪いという話ではありません。目的地が決まっていないのであれば、今からでも決めればいいのです。目的地が決まれば、今乗っている乗り物(=保険)が合っているのか否かご自身で分かるようになってきます。

そうすれば、現在加入されている保険が目的地に見合った乗り物であれば、そのまま継続して乗り続けていいですし、目的地まで行けないと分かったのであれば、目的地に行ける乗り物に乗り換えればいいという話なのです。

2-2.ポイント「目的地」

では、保険における「目的地」とは何があるのか。これは「万が一」(死亡)があったときの何かの為と、「生きていく」上での何かの為の、大きく2つに分けられます。

ポイント「目的地」は2つに分けられる

ここで大事になってくるのが「万が一」(死亡)という目的地に行ける手段(保険)を優先的に考えていかなければならないということです。なぜなら、不測の事態が起きた際に立ち行かなくなりやすいのが「万が一」(死亡)の時だからです。

この「万が一」(死亡)と「生きていく」という目的地の中も、それぞれ大きく3つに分かれています。

「万が一」の方は、以下の大きく3つに分けられます

  • ①亡くなってしまった時に周りに迷惑をかけないための「死亡整理金」
  • ②残された家族に今と変わらない生活を保障するための「遺族の生活費」
  • ③親が亡くなっても、子どもには理想の教育を受けさせてあげるための「教育費」

「生きていく」方は、以下の大きく3つに分けられます

  • ①ケガや病気を患った際の「医療費」
  • ②「貯蓄・運用」
  • ③「年金・介護・就労不能」

以上計6つの目的地に細分化されます。

「生きていく」ための目的地に分類されている①「医療」に関しては、多くの方が必要性を感じ、「入院・手術」に対するリスク管理として現在加入されている方もいらっしゃると思いますが、実は「医療」の中には、「入院・手術」と「がん」という2つの目的地に分かれており、この2つは別々に目的地を分けておかないと生活が立ち行かなくなってしまう可能性があります。

「がん」は日本人がかかりやすい三大疾病のひとつに挙げられますが、個別の病名がつく保険は「がん保険」しかありません。それほど特殊な疾患なので、「入院・手術」に対するリスク管理とは別に考えておく必要があるという事をぜひ覚えておいてください。

万が一に備えるか、生きていくために備えるか

個人の方の「目的地」はおおよそ上記の6つに分けられるので、まずはご自身の家庭・家族がどこの目的地に行きたいのか、どこの目的地には行かなくていいのか、というのを家族で話し合い、しっかりと吟味した上で決めることが大切です。

みなさんのご家庭や家族にとっての「目的地」を明確にすることで、必要な乗り物(保険)は自然と絞られ、適切なものをご自身で選べるようになってくるはずです。

おわりに

今回で保険の基本シリーズは一旦完結ですが、いかがでしたでしょうか。これまでの話を聞いて、保険は難しいものではなく、意外と簡単だという認識に変わってきたのではないでしょうか。旅行や仕事と同じように、みなさんの人生の「目的地」が定まり、「現在位置」をしっかりと把握することができれば、自ずと目的地までの「手段(保険)」は見えてきます。みなさんはどんな「目的地」に向かいたいのか、ぜひ一度ご家族や大切な人と話し合い、しっかりと吟味してみてください。そのうえで「保険」というツールが、みなさんの人生における「安心」につながればこれほど嬉しいことはありません。今回のコラムがみなさんのお役に立ちますことを祈っています。

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